SHARE 井手健一郎へのインタビュー「対応力が建築の寛容性、冗長性を担保する」
井手健一郎へのインタビュー「対応力が建築の寛容性、冗長性を担保する」が、AGCのサイトに掲載されています。
井手健一郎へのインタビュー「対応力が建築の寛容性、冗長性を担保する」が、AGCのサイトに掲載されています。
篠原一男が1974年に完成させた長野・北軽井沢の「谷川さんの住宅」を、The Chain Museumが取得し公開イベントが行われることになったそうです。詳細はリンク先でどうぞ。
The Chain Museumの代表取締役社長は、遠山正道で、スープストックトーキョーやパスザバトンの立ち上げで知られる人物です。最近、オンデザイン・西田司との対談記事が公開されていてその中でもThe Chain Museumについて語られていました。
本橋良介+三木達郎 / MMAAAによる、東京・世田谷区の集合住宅「玉川台のアパートメント」の写真が、japan-architects.comに掲載されています
本橋良介+三木達郎 / MMAAAが設計した、東京・世田谷区の集合住宅「玉川台のアパートメント」の写真が23枚、japan-architects.comに掲載されています。
ユウブックスから刊行されたインタビュー集『アーキテクトプラス “設計周辺”を巻き込む』をプレビューします。
4回目のプレビューは、中村真広 / ツクルバのインタビュー「自社プロジェクトで都市・建築へのエールを送る」と岡部修三 / upsetters architectsのインタビュー「デザインと戦略、建築家として新しいフィールドとかたちを求めて」です。
本書はユウブックス の1作目『リノベーションプラス 拡張する建築家の職能』の続編です。
「建築家の職能の拡張」を共通のテーマにしながらも、『リノベーションプラス』が「探求と生活の両立」であるならば、今作は「探求の延長にある領域で、フィーについて考える」に編集者の個人的な関心が移ったことも反映されました。
具体的には設計業務を遂行するうえで、それをより良いものとするために自然と考察し、手掛けることになる領域、つまり建物のソフトの部分に関わってくる「企画」「リサーチ」「コンサルティング」といった、“設計周辺”に積極的に携わることの可能性を探っています。
取材を通し、ソフト面でも提案した価値に見合う対価を得ること、それがアトリエ系設計事務所の置かれた経営状況をより良い方向に導き、ひいては設計者の地位の向上につながるのではと、建築家の方々には教えていただきました。
もちろんそれらの領域への進出が仕事を取るための工夫、フィーについての試行錯誤、といった側面だけで行われているわけでは決してありません。
多くが社会問題を解決し、またよりよい設計ができるような環境を整えたり、多様化する社会にプロジェクトを対応させたり、歴史文化やコミュニティに貢献する事業を生み出すなど、建築家らしい視点でより広く社会に良い影響を与える手法について深く考え、試みられています。
ちなみに、いわゆる“上流工程”に建築家が関わることの意味とは何か、についても巻頭鼎談では熱く議論が交わされました。本書ではこのように、社会と同時に建築界に対し、建築家が“設計周辺”に職能を広げることへの可能性を探っています。
ぜひご一読いただけましたら幸いです。
東畑建築事務所が特定者に選ばれた、高知の「四万十市文化複合施設」設計プロポの提案書が公開されています。
令和元年7月1日に四万十市文化複合施設基本計画等策定支援業務委託業者選定委員会による第二次審査を開催し、第一次審査の評価も含め、次のとおり代表企業枠特定者及び次点者を選定しましたのでお知らせします。
■代表企業枠特定者 : 株式会社 東畑建築事務所 大阪事務所 1067.7点
■次点者 : 株式会社 石本建築事務所 大阪オフィス 1020.9点
(via city.shimanto.lg.jp)
稲荷明彦建築研究室+多和良屋が設計した、石川・金沢市の「桜木幼稚園」です。
百余年の歴史を持つ教会付属幼稚園の改築計画。既存園舎の老朽化や、幼保連携型認定こども園への移行に伴う必要諸室の増加など、様々な理由により建替えとなったときに、これまでの時間の流れをいかに引き継ぎ、これからの園舎をいかに作るかということを主題としました。
園庭に向かって開くとともに、高窓から桜の景色を取り込んでいた旧園舎の断面構成を新しい保育室や遊戯室でも踏襲しました。また、玄関ホールでは旧園舎と同時に解体された、W・M・ヴォーリズ設計の旧牧師館の階段や窓の部材を再利用しています。
これらにより、今まで幼稚園で育ってきた人々の愛着や歴史を継承し、子供たちがこれまでと同じ風景のなかで成長し、これまでと同じように思い出を紡いでいくことを意図しています。新しい園舎は、園のシンボルとなっている桜などの既存樹木を大切にし、それらをかわした雁行型配置としています。先生による教えに集中できるシンプルな形の保育室を、様々な遊びの仕掛けを施した廊下で繋いでいます。
傾斜のついた渡り廊下の奥まったベンチや本棚、教会員も集う絵本コーナー、禁止された場所としてのキャットウォーク、あるいは隅っこや暗がり、少し危ない場所など、多様な場所を散りばめつつ、保育室と廊下を対比的にしすぎず、保育室のなかにも遊びの設えがあり、廊下でも教える場所があり、その交錯のなかで重層化された豊かな学びが形成されることを期待しています。
松葉邦彦 / TYRANTが設計した、群馬・吾妻郡の住宅「町田邸」です。
群馬県を代表する温泉地の一つである四万温泉を流れる四万川沿いの自然に環境に囲まれた傾斜地に建てられた個人住宅です。四万川と公園に挟まれた敷地の形状に従い、細長い平面を持つ平屋の木造住宅を計画しました。
背後の斜面から四万川に向かって地中を流れる豊富な地下水により、敷地は常に湿度の高い状態でした。傾斜地であることも考慮すると決して居住に適している環境とは言えません。そこで、斜面の上に四方向にはね出したコンクリートスラブを乗せた高さ2mの基礎を造り、その上に23.6m×4.6mの平面を持つ建物を計画しました。斜面から適当な距離をとることで、湿気との縁を切り快適な居住空間を実現させています。
ウェブサイト・建築討論が、葉祥栄による「小国ドーム」を特集しています。
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