SHARE トラフによる、椅子「TRIM」の写真
トラフのウェブサイトに、椅子「TRIM」の写真が11枚掲載されています。プロトタイプだそうです。
木工職人の技術を活かした、コンパクトで座り心地の良い木製チェアの提案。
座り心地の良さのために必要な寸法を考え、体を支える4枚の板から構造として不要な部分をそぎ落とす(トリミングする)と、薄い面材と軸だけで成り立つ素朴なかたちが現れた。
4枚の合板はそれぞれ背もたれ・座面・肘置きの役割を持ち、肘置きは背もたれと座面を挟んで支える。内側に接した脚は合板の反りと横揺れをおさえ、剛性を高めている。
9mm厚のフィンランドバーチ合板とφ40mmの半円の脚というミニマムな材同士で見えない接合を実現させている。特に背もたれのかかりは最小限の52mmとした。また、反りや曲がりのある木材が職人の手でひとつひとつ調節され、組まれたときに隙間なくかみ合う。
アームチェアとラウンジチェアの2種類はそれぞれ違ったキャラクターを持ち、兄弟のようにも見えてくる。