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田中亮平+許光範 / G ARCHITECTS STUDIOと山翠舎による、東京・大田区の「糀谷の和食屋さん」
photo©森田純典

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architecture|feature
G ARCHITECTS STUDIO山翠舎大田区図面あり店舗東京許光範田中亮平森田純典
田中亮平+許光範 / G ARCHITECTS STUDIOと山翠舎による、東京・大田区の「糀谷の和食屋さん」 photo©森田純典

田中亮平+許光範 / G ARCHITECTS STUDIOと山翠舎が設計した、東京・大田区の「糀谷の和食屋さん」です。

糀谷商店街に脇に建つ和食店。このお店の目玉料理は熟成魚を扱った料理だという。英訳すると「エイジングフィッシュ」となるとのこと。今回はそれをヒントに目玉料理になぞらえ、エイジングさせた銅を主役に設計することにした。

店内はカウンター席のみのシンプルな構成で、既存壁面を黒く塗りつぶした店内の突き当りに銅の壁を配置。銅の壁は屋根や樋の補修用として利用される0.035mm厚の銅箔テープを利用した。極端に薄いテープの継ぎ目を自然に見せる為、予め皺をつくったテープを張り巡らせた後に、調合した薬剤を吹きかけて緑青を発錆させている。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

田中亮平+許光範 / G ARCHITECTS STUDIOと山翠舎による、東京・大田区の「糀谷の和食屋さん」 photo©森田純典
田中亮平+許光範 / G ARCHITECTS STUDIOと山翠舎による、東京・大田区の「糀谷の和食屋さん」 photo©森田純典
田中亮平+許光範 / G ARCHITECTS STUDIOと山翠舎による、東京・大田区の「糀谷の和食屋さん」 photo©森田純典
田中亮平+許光範 / G ARCHITECTS STUDIOと山翠舎による、東京・大田区の「糀谷の和食屋さん」 photo©森田純典
田中亮平+許光範 / G ARCHITECTS STUDIOと山翠舎による、東京・大田区の「糀谷の和食屋さん」 photo©森田純典
田中亮平+許光範 / G ARCHITECTS STUDIOと山翠舎による、東京・大田区の「糀谷の和食屋さん」 photo©森田純典
田中亮平+許光範 / G ARCHITECTS STUDIOと山翠舎による、東京・大田区の「糀谷の和食屋さん」 photo©森田純典
田中亮平+許光範 / G ARCHITECTS STUDIOと山翠舎による、東京・大田区の「糀谷の和食屋さん」 photo©森田純典
田中亮平+許光範 / G ARCHITECTS STUDIOと山翠舎による、東京・大田区の「糀谷の和食屋さん」 photo©森田純典
田中亮平+許光範 / G ARCHITECTS STUDIOと山翠舎による、東京・大田区の「糀谷の和食屋さん」 photo©G ARCHITECTS STUDIO
田中亮平+許光範 / G ARCHITECTS STUDIOと山翠舎による、東京・大田区の「糀谷の和食屋さん」 image©G ARCHITECTS STUDIO

以下、建築家によるテキストです。


糀谷商店街に脇に建つ和食店。このお店の目玉料理は熟成魚を扱った料理だという。英訳すると「エイジングフィッシュ」となるとのこと。今回はそれをヒントに目玉料理になぞらえ、エイジングさせた銅を主役に設計することにした。

店内はカウンター席のみのシンプルな構成で、既存壁面を黒く塗りつぶした店内の突き当りに銅の壁を配置。銅の壁は屋根や樋の補修用として利用される0.035mm厚の銅箔テープを利用した。極端に薄いテープの継ぎ目を自然に見せる為、予め皺をつくったテープを張り巡らせた後に、調合した薬剤を吹きかけて緑青を発錆させている。

実は銅葺屋根を自然に緑青色に変化させるのには十数年程の時間が必要だという。今回は化学的に緑青を発錆させているが、それは素材の状態を見極め、人為的に旨味を引き出す食材の熟成と似ているように思われた。

お店は蒲田の下町の雰囲気を存分に漂わせた猥雑な町並みの中に建っている。ガラスファサード越しの店内にはカウンターと熟成された銅の壁が妖しく浮かび上がっている。

■建築概要

設計:田中 亮平 + 許 光範 / G ARCHITECTS STUDIO
共同設計:山翠舎
プロジェクトマネージャー:山上浩明*
ディレクション:田中亮*
施工:小嶋悠介*
クライアント:個人
延床面積:33.01m2
竣工:2019年7月
構造:木造(既存)
写真:森田純典
*山翠舎

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    SHARE 安藤忠雄が手掛けた建築を自身で撮影した写真による展覧会「安藤忠雄 ― 光を求めて」が開催

    日程
    2019年10月23日(水)
    –
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    architecture|exhibition
    安藤忠雄建築展
    安藤忠雄が手掛けた建築を自身で撮影した写真による展覧会「安藤忠雄 ― 光を求めて」が開催
    安藤忠雄が手掛けた建築を自身で撮影した写真による展覧会「安藤忠雄 ― 光を求めて」が開催されます
    prtimes.jp

    安藤忠雄が手掛けた建築を自身で撮影した写真による展覧会「安藤忠雄 ― 光を求めて」が、GINZA SIX 6F銀座 蔦屋書店、内開催されます。会期は2019年10月23日~11月4日(「10月23日10:00~16:00は招待者限定レセプションのため、一般のお客様はご入場いただけません」との事)。

    今回のポートフォリオ集『ANDO BOX VI』は、安藤忠雄氏が手掛けた建築を自身で撮影した写真を、⾼精細のプラチナプリントで制作しています。今回選ばれた15枚の写真は、安藤氏が求める「建築の光」を自らの目で写しとったもので、単なる建築写真や特定の建築作品の表層的な断片にとどまらず、安藤建築の普遍性を伝える写真群と言えます。

    本展では、この15枚の写真に加え、同ポートフォリオに含まれている安藤氏の描いたオリジナルドローイング3点と、直島にある地中美術館のコンセプト模型を展示します。さらにはオープニングレセプションにて安藤氏が展示壁画に直接スケッチを描き、展示が完成するという特別な仕立てになっています。

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    プレスリリースより
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    NPO法人建築思考プラットホームが、倉俣史朗などの著名デザイナーの関係者にデザインアーカイブの実態を聞いたインタビューが、公開されています
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