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2020.6.15Mon
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堀越一希 / Kazuki Horikoshiらによる、千葉・流山市の、既存建物を改修した飲食店「西深井の左官」
photo©Kazuki Horikoshi

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Kazuki Horikoshi堀越一希片桐悠自大村高広亀井滉建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・照明)建材(内装・造作家具)店舗千葉
堀越一希 / Kazuki Horikoshiらによる、千葉・流山市の、既存建物を改修した飲食店「西深井の左官」 photo©Kazuki Horikoshi
堀越一希 / Kazuki Horikoshiらによる、千葉・流山市の、既存建物を改修した飲食店「西深井の左官」 photo©Kazuki Horikoshi

堀越一希 / Kazuki Horikoshiらによる、千葉・流山市の、既存建物を改修した飲食店「西深井の左官」です。ここでは建築家と関係のある三者のテキストも併せて掲載します。

川むかいの傾斜地に、息をひそめるようにその客室はある。東西三間に大きな窓が設けられた30畳のがらんどうである。その「架構」による重力は明らかで、たとえ目視せずとも、このおおらかな環境をいっしょくたにする力強さがあった。ぼくらは<泥壁>を通してこのスケールと対峙して、建て主が大事にしてきた建具が物語ることができるから、できるだけそっと、やわらかい陽の光に感性をゆだねることにした。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

堀越一希 / Kazuki Horikoshiらによる、千葉・流山市の、既存建物を改修した飲食店「西深井の左官」 photo©Kazuki Horikoshi
堀越一希 / Kazuki Horikoshiらによる、千葉・流山市の、既存建物を改修した飲食店「西深井の左官」 photo©Kazuki Horikoshi
堀越一希 / Kazuki Horikoshiらによる、千葉・流山市の、既存建物を改修した飲食店「西深井の左官」 photo©Kazuki Horikoshi
堀越一希 / Kazuki Horikoshiらによる、千葉・流山市の、既存建物を改修した飲食店「西深井の左官」 photo©Kazuki Horikoshi
堀越一希 / Kazuki Horikoshiらによる、千葉・流山市の、既存建物を改修した飲食店「西深井の左官」 photo©Kazuki Horikoshi
堀越一希 / Kazuki Horikoshiらによる、千葉・流山市の、既存建物を改修した飲食店「西深井の左官」 photo©Kazuki Horikoshi
堀越一希 / Kazuki Horikoshiらによる、千葉・流山市の、既存建物を改修した飲食店「西深井の左官」 photo©Kazuki Horikoshi
堀越一希 / Kazuki Horikoshiらによる、千葉・流山市の、既存建物を改修した飲食店「西深井の左官」 photo©Kazuki Horikoshi
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堀越一希 / Kazuki Horikoshiらによる、千葉・流山市の、既存建物を改修した飲食店「西深井の左官」 photo©Kazuki Horikoshi

堀越一希 / Kazuki Horikoshiらによる、千葉・流山市の、既存建物を改修した飲食店「西深井の左官」 photo©Takahiro Ohmura

片桐悠自によるテキスト

片桐悠自プロフィール
東京理科大学理工学部建築学科助教/1989年生まれ。博士(工学)。東大LEGO部部長、岸田省吾+岸田建築設計事務所を経て、2017年より岩岡竜夫研究室に着任。パリ・ラヴィレット建築大学留学後、アルド・ロッシを中心に建築史/意匠論研究を行っている。主な論文に「アルド・ロッシの建築における素材観」(2017)、訳書にマルグレイブ+グッドマン『現代建築理論序説』(澤岡清秀氏監訳、大和田卓氏・キムジョンホン氏と共訳, 2018)がある。

「運河の謎」

 不思議なのは、光が左右から反射するように、取り込まれていることである。棟屋は、もともと3間飛ばしの大梁が短手・長手方向に架けられた無柱空間であり、既存の窓材に歪みが生じていた。それゆえに、合板による箱型の補強を行うという構造形式が採用されたという。

 「リテラルな透明性をもつ “忘筌”」、この空間に足を踏み入れたときの形式上の第一印象であった。既存建物の障子窓格子を吊り下げた東側窓には、障子紙は貼られておらず、グリッド状に東庭の世界を分割する。開口部の下半分は開けられている。
 しかしながら、かの茶室よりも、材料はさらに身近なものに限定される。障子からの光の強さも、コントラストも、もっと和らいだものであろう。障子紙のない格子窓が半分だけ開口部を覆うことで、天井面と、床面の仕上げの違いが際立つ。床面の仕上げには雨ざらしの時間を含め3週間かかったそうで、光を跳ね返しつつも空間に落ち着きを与えている。

 おそらくこれほどまでに材料の使用を限定して、マチエールを徹底するのは、建築家としてなせる技芸のなかでも滅多にお目にかかれないだろう。堀越さんの技術は、施工を担当した後輩たちに着実に伝わっているようである。彼らが仕上げた天井は、一瞬木毛板かと思うような心地よい荒々しさと、外光をグラデーションとして取り込む柔らかさをあわせ持つ。

 設計意図として、外光との環境と関係性がスタディされた結果、環境との調和を最大にするために、形式的・形態的才気の挿入は極限まで抑えられている。新規材料はほとんど構造補強のための合板に限定され、ブリコラージュとして、既存のエレメントが組み合される。空調機の折れ戸にも、障子紙のないグリッド状の障子戸が使われているのが、愛らしい。

 限定された予算での徹底した知的操作が加えられた、“神秘”な空間である。

 日が落ちるにつれて、西日は木立に撹乱され、天井仕上げと床面に跳ね返る。内部の反射は障子板を一層照らす。格子の反射光と東庭が放つ光の照度が一致する瞬間もあるはずだ。

「エブドメロスは、それは環境と気象状況の結果だと主張し、自分にはこうしたものの一切を変える方法など何一つ思い浮かばないと言った」
(ジョルジョ・デ・キリコ『エブドメロス』笹本孝訳, p.11)

 地中海の光とは異なり、野田市/流山市を分かつ運河エリアの光は、カチッと嵌るような影を作るものではない。湿度と天空光の違いなのか、影は柔らかく、イタリアやスペインの夏の光に比べ、揺らぎを纏う。合板窓台の磨きは、陽光をバウンドさせ、東庭に西日を取り入れるフィルターとなる。それでも、柔らかいグラデーションの中に、謎が残される。東庭の光と西日が同時存在するなかで、左右のふわりとした影が過ぎ去ってゆく時、ふいに強められるときに、現実の時間と記憶の時間が交錯する。

 ともすれば光が増えすぎる東西の2つの開口は、今や心地よく木立を反射し、わらび餅と良く合う空間を作り出す。そう、人間にできる造形上の才気は、マチエールの探求へと転化され、日常の天候と味を楽しむことのできる形而上学的素地へと止揚されるのだ。
(片桐悠自)

堀越一希 / Kazuki Horikoshiらによる、千葉・流山市の、既存建物を改修した飲食店「西深井の左官」 photo©Takahiro Ohmura

大村高広によるテキスト

大村高広プロフィール
1991年富山県生まれ(かに座)。異なるメンバーとのプロジェクトの共同を複数同時に進めることで、各々の生活を各々の仕方で自ら組み立てるための思考の手がかりを共に考えたいと思っている。たまにブログを書いている。現在はアトリエ・アンド・アイ坂本一成研究室、一般財団法人窓研究所にてダブルワーク中。《倉賀野駅前の別棟》でSDレビュー2019奨励賞(齋藤直紀と共同)。

「軋轢にみちた融和に向かって」

 Photoshop CS5が画期的だったのは、スポット修復ブラシツールに「コンテンツに応じる」という機能が追加されたことだった。なにしろ、ソフトウェアに実装された人工知能が写真の内容を解析し、不要な要素を判別し、それを自動的に消してくれるのだから、フィルムで写真を撮る人間は重宝する。ところがやっかいなことに、《西深井の左官》ではこのツールがうまく機能しなかった。仕上げを染みか何かと勘違いしちゃうのか、修復ブラシツールをぽちっとやると、ネガをスキャンした時に付着してしまったゴミのみならず、仕上げのムラまでならされてしまって、壁や天井のテクスチュアはなめらかな平面へと見事に「修復」されてしまうのだ。
 興味深いのはこのテクスチュアが、創業百年を超える料亭の別館を改修するという与件のなかで成立しているということである。設計者=施工者によれば、この不均質な色や質感の背後にあるのはクラックを防止するための構法上の要請である。塗り重ねの際、層ごとに素材の色や含水量を変え(下層が黄色、中層が白、上層がクリーム色)、色差によって厚みを視覚化しながら塗り・掻き落しを進め、塗りの薄い部分を一定の間隔で布置することで歪みに追従する柔軟な仕上げをつくっている、と。なるほど、たしかに収縮時に歪みが大きくなるであろう床に近い部分では黄色い斑点が多く出現している。いうなれば、湿式工法にもかかわらず“目地”があるような状況。

 この仕上げの正当性を担保しているのはただひとつ、これが建物を長持ちさせるための工夫であるということだ。その一点において、「よごれ」がこの場所に存在することが許されている。しかし、構築的な合理性を瞬時に理解することはとても難しいから、けっきょく人々は根拠や価値がよくわからない謎のテクスチュアとして──すなわちよごれや染みとして──この物質の全面的突出と向き合うことになるだろう。

 長持ちさせるための諸々の工夫は、素材の価値を振り出しに戻し、むしろ見えないところへと沈殿させ、それによって人間と、人間的な構築の身振りとを直面させる。そして既存の歴史ある土地と立派な建物のなかに、複数の相容れなさが同居する「例外的な場」を出現させる。建主がここで実現しようとしている世界と、それを可能にするための設計者=施工者のこうした倫理的な態度は、この壁や天井だけではなく、《西深井の左官》の細部の隅々にまで行き渡っている。
(大村高広)

堀越一希 / Kazuki Horikoshiらによる、千葉・流山市の、既存建物を改修した飲食店「西深井の左官」 photo©Takahiro Ohmura

亀井滉 /「西深井の左官」プロジェクト企画者による感想。

亀井滉プロフィール
「食」をこよなく愛する25歳/1995年生まれ。東京理科大学理工学部建築学科卒。昔の山荘に安藤忠雄がささやかで大胆な操作を施したアサヒビール大山崎山荘美術館に感銘を受け建築学科へ。「リビングヘリテージ」=「生きた遺産」として、近代建築を豊かに使いこなすあり方について深める傍ら、「食から始まるまちづくり」を主題に、食と建築とまちづくりを結びつける活動を行っている。

「耕し続ける」

 大学のキャンパスから程なく、利根運河沿いに歩いていくと、林の中に人知れず、だけど確かな存在として老舗割烹の建物がある。「よく見かけるけど、そういえば知っているようで知らない」。そう言う人が多い、なんとも不思議な距離感の場所である。
 敷地に一歩踏み入れると、利根運河沿いの視界が開かれた状態から、鬱蒼と茂る木々たちに囲まれる。女将さんの祖父が植えた樹齢百年ほどの桜が春には品のいいピンク色に染まり、秋には夕焼けと紅葉が重なったり、時期によってガラッと表情が変わる。そこに、三つの建物が点在し、フレンチ料理と割烹料理がいただける贅沢な場所。

 今回フレンチレストランと割烹の統合に伴って、敷地全体の使い方を再編することになった。「西深井の左官」は改修プロジェクトの名称で、施工をしたNくんの言葉。言い得て妙である。というのは、4面の壁と天井を全面的に左官に仕上げたから、ではなく、まさに「塗り重ねていく」という感覚があったからだ。
 ただ、紆余曲折の連続だった。2018年の年末辺りから計画が始まったわけだが、厨房の新築計画が頓挫したり、複雑な問題を抱えており、かなり時間がかかった。そもそもどこに手を入れるべきか、数年後ここを訪れる人がどう過ごすか、フレンチと割烹が共存するあり方とはどんなものか、地形を巧みに活かした既存の建物をどうやって活かすか、現地のものをどう活用するか。様々な投げかけを一緒くたに吟味して、ようやく15坪の客室を改装することに到る。

 新築の厨房が建てられるにあたって林がかなり伐採された時はしばらく呆然としたが、女将さんの手によって少しずつ植物とか人の居場所が増えているのを見ると、自分たちが引き継いでいきたかったのは、この環境全体であり、こういうあり方だったのではないか、と改めて思う。
 これからもこの環境を耕し続けて欲しい
(亀井滉)

■建築概要

所在地:千葉県流山市
用途:飲食店
構造:木造在来構法
規模:48.6平米
竣工年:2020年4月
プロジェクト企画:亀井滉
現場管理:堀越一希
設計・施工:堀越一希、上野純、七五三掛義和、長尾謙吾(順不同)
電気工事:長尾電気
染織:木村友美

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・壁壁

左官金鏝押えの上、掻き落とし仕上げ

内装・天井天井

左官金鏝押えの上、掻き落とし仕上げ

内装・床床

ラーチ合板、小幅板割り+蜜蝋ワックス塗り

内装・造作家具造作家具(棚)

ランバーコア合板t21

内装・造作家具造作家具(出窓棚)

広葉樹合板t24、研ぎ出し

内装・照明照明

ライティングレール(Panasonic)、スポットライト:TOLSO BeAm Free(Panasonic)

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※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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    オスカー・ニーマイヤー
    2020.06.15 Mon 16:24
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    エアー・アーキテクツによる、中国・杭州市の、オーク材を多用した繊細な内装が特徴的な、ギャラリー・カフェ「Random Art Space」の写真と図面

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    テレビ番組・情熱大陸が、藤森照信を特集 [2020/6/21]

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    architecture|tv
    藤森照信
    テレビ番組・情熱大陸が、藤森照信を特集します
    www.tbs.co.jp

    テレビ番組・情熱大陸が、藤森照信を特集します。放送日時は2020年6月21日23時~。

    以下は予告動画。

    建築家としては遅咲きの45歳でデビューした藤森は、建築と自然との共存を意識した斬新かつどこか懐かしい空間造形を手掛けてきた。まるでジブリの世界を連想させる「ラコリーナ近江八幡」の草屋根が評価され「自然の素材や植物をどう現代建築に生かすか」というテーマの追求を続ける。その建築作品は、どの建築とも違うジャンルのものという意味で、「藤森建築」と称される。
    日本の近代建築史・都市史研究の第一人者として多くの業績を残した後、建築家になった異色の経歴は、彼に独自の道を歩ませた。その特徴の一つが、「草屋根」だ。藤森の説では、例えば「芝棟」と呼ばれる屋根の上に植物を植えた建築は、歴史を振り返ると大昔から人類の生活にあったもので、現在はほとんど失われてしまったが、百年ほど前には多く日本に残っていたそうだ。今も屋根に草や花を植える建築は日本とフランスに現存し、ユーラシア全体の北方の民が住んできた共通の家の形として残り続けているものではないかと考えられている。
    そしてもう一つは、「茶室」だ。ある種の思想的なものを含んだ日本らしいこの小空間を、藤森は外国人でも愛でることができる我流の独創的な建築に仕立て上げる。
    今回、番組では、ドイツ・デュッセルドルフ郊外にあるインゼル・ホンブロイッヒ美術館からオファーを受けてデザインを手掛けることになった茶室など、自身が作業に取り掛かる様子を取材。炭で覆われた外壁にするために、今や世界の建築界では藤森の代名詞とも言える「焼杉」という伝統技術を用いた素材にヨーロッパの人々が驚嘆するところ、また年間300万人超を集める大人気の施設となったラコリーナ近江八幡で、新たな可動式建築「銅仮面」をつくる様子に迫った。
    藤森にとって、デザインするだけでなく、まず自ら動いて作ることが幸せのようだ。
    「建築は皆で作り上げるのが楽しいし、何より自分でもやりたいが為に設計しているようなもの」と笑う。

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    藤森照信
    2020.06.15 Mon 07:22
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    最も注目を集めたトピックス [期間:2020/6/8-6/14]

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    最も注目を集めたトピックス
    最も注目を集めたトピックス [期間:2020/6/8-6/14]

    アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2020/6/8-6/14)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


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    2. 矢橋徹建築設計事務所による、熊本市の住宅「池上の家」
    3. ライトが設計・設立した「タリアセン建築学校」が、移転・名称変更し運営されることに。背景にはライト財団との金銭的合意に至らなかったことがあるそう。
    4. 手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所の内装設計で、東京・立川にオープンした複合文化施設「PLAY !」の写真
    5. 長谷川洋平+長谷川大輔 / 長谷川大輔構造計画+山口伊生人による、静岡・伊東市の遊戯施設「伊豆ぐらんぱる公園ジップラインデッキ」
    6. 木平と近藤建築事務所・Same Picture Company / 木平岳彦+近藤奈々子による、愛媛・今治市のゲストハウス「大三島 素泊り茶房 トマリギ TOMARIGI Hostel」
    7. ヘザウィック・スタジオの設計で完成した、イギリス・リーズの、植物で満たされた癌患者の緩和施設 マギーズ・センターの写真と図面
    8. 太田裕治 / connect+高須学 / Takasu Gaku Design and Associates inc.による、福岡・大川市の「えほん調剤薬局」
    9. ロイヤル・カレッジ・オブ・アートの学生トーマス・ゴスナーが考案した、公共空間で人々が必要な時だけ使うことができ場所を取らないベンチの写真
    10. 高須学 / Takasu Gaku Design and Associates inc.による、鹿児島市の店舗「BAKE CHEESE TART KAGOSHIMA」
    11. 伊東豊雄に、コロナ禍での生活について聞いているインタビュー「自然からの警鐘が鳴っている」
    12. 隈研吾が会場デザインとパビリオン等を手掛けた、2019年に平安神宮額殿と京都新聞社印刷工場跡で公開された「TAKUMI CRAFT CONNECTION-KYOTO」の写真
    13. 大分県立美術館が「大分建築マップ」を作成して公開
    14. ズントー事務所でプロジェクトリーダーを務める杉山幸一郎による連載エッセイの最新回「建物の顔」
    15. 門脇耕三・ライゾマティクス齋藤精一・宇野常寛の鼎談「都市の未来を(コロナ禍を通して)考える」の内容
    16. 中村拓志 & NAP建築設計事務所の設計監修で、村野藤吾が1959年に完成させたウェスティン都ホテル京都の「佳水園」を改修し、2020年7月にオープン
    17. 米澤隆へのインタビュー「多義的な建築、余剰が生み出すおおらかさ」
    18. 堀部安嗣が、NHKのラジオ番組「高橋源一郎の飛ぶ教室」に出演
    19. 「夏季対策の提案」(日本建築学会)
    20. 渡辺ガク / g_FACTORY建築設計事務所による、東京・目黒区の集合住宅の一住戸の改修「Renov in Naka-Meguro」

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    最も注目を集めたトピックス
    2020.06.15 Mon 07:11
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    2020.6.14Sun
    • 構造家の金田充弘(Arup)へのインタビュー動画
    • アーティストのカーステン・ホラーによる、コペンハーゲンの建築センター内の吹き抜けに設置された、約40mの滑り台状のインスタレーション作品の写真
    • SO-ILによる、リスボンの美術館“MAAT”内部に設置された、既存建物の経験をアップデートする為の建築装置「beeline」の写真
    • 写真家・森山大道の、東京都写真美術館での展覧会「森山大道の東京 ongoing」の会場写真
    • 隈研吾に、コロナ禍での日常などについて聞いているインタビュー「ハコの中に密に閉じ込められていた私たち」
    • ほか
    2020.6.16Tue
    • 森下陽 amp/アンプ建築設計事務所による、静岡・掛川市の店舗併用住宅「ヨセムネノイエ」
    • 佐藤可士和 / SAMURAIによる、東京・台東区の、くら寿司のグローバル旗艦店「くら寿司浅草ROX店」
    • 新井里志+中富慶 / Kii inc.による「カルティエのコンビニ」
    • 長谷川洋平 / 長谷川大輔構造計画による、大阪市の遊戯施設「PANZAてんしばi:na」
    • 熊木英雄 / オーガニックデザインによる、埼玉・戸田市の「小山企業(株)本社新社屋 小山企業(株)旧棟リノベーション」

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