SHARE 松葉邦彦 / TYRANTによる、埼玉・熊谷市の店舗「JINS 熊谷肥塚店」
松葉邦彦 / TYRANTが設計した、埼玉・熊谷市の店舗「JINS 熊谷肥塚店」です。店舗の公式サイトはこちら。
埼玉県熊谷市郊外の飲食や物販などの店舗が複数点在するにエリアに建てられた、アイウエアブランドJINSのロードサイド店舗です。約900㎡程度の敷地に新築店舗および16台分の駐車場を計画しました。
細長い長方形平面を持ち、外壁をグレー塗装のレッドシダー下見板貼りで仕上げた重量感のある建物を地盤面から400mm程度浮かせて敷地東側に配置し、残りを駐車場区画等としています。
建物を浮かせたことによって生じた地盤面と出入口との高低差は、スロープを設けることで解消しました。また、中庭のサルスベリの木をあえてスロープ側にはみ出すように植えることで、店内へのアプローチをより豊かな体験にしています。
以下の写真はクリックで拡大します
以下、建築家によるテキストです。
埼玉県熊谷市郊外の飲食や物販などの店舗が複数点在するにエリアに建てられた、アイウエアブランドJINSのロードサイド店舗です。約900㎡程度の敷地に新築店舗および16台分の駐車場を計画しました。
細長い長方形平面を持ち、外壁をグレー塗装のレッドシダー下見板貼りで仕上げた重量感のある建物を地盤面から400mm程度浮かせて敷地東側に配置し、残りを駐車場区画等としています。
建物を浮かせたことによって生じた地盤面と出入口との高低差は、スロープを設けることで解消しました。また、中庭のサルスベリの木をあえてスロープ側にはみ出すように植えることで、店内へのアプローチをより豊かな体験にしています。
中庭や前面道路に面して大きな連窓サッシを設けることで、明るく開放感のある空間を実現させています。壁と天井を白塗装で仕上げたことにより、店内は一見すると美術館のホワイトキューブのような空間となっていますが、陳列什器の金属部に真鍮メッキを用いたり、星空のようにランダムに配されたダウンライトの一部を塗装するなど随所に「ゴールド」の遊びを加えることで、商環境としての成立も目指しています。
建物下部と地盤面の間に生じる陰影や、中庭部分の基礎スラブをくり抜いたことでスロープとの間に残る梁状のスラブなど、浮かせたことで随所に生み出される違和感によって、シンプルながらも圧倒的な存在感を持った建物を実現しています。
■建築概要
プロジェクト名称:JINS 熊谷肥塚店
設計期間:2019.09-2020.01
工事期間:2020.03-2020.07
敷地面積:905.27㎡
建築面積:198.29㎡
延床面積:198.29 ㎡
建蔽率:21.9%
容積率:21.9%
構造規模:鉄骨造地上1 階
建築設計・デザイン監修:松葉邦彦(TYRANT Inc.)
構造設計:寺戸巽海(寺戸巽海構造計画工房)
照明デザイン:杉尾篤(杉尾篤照明設計事務所)
ランドスケープデザイン:三島由樹(F O L K , Inc.)
内装設計サポート:伊藤智幸(Cloud10 design)
撮影:楠瀬友将
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
外装・壁 | 外壁 | レッドシダー下見板貼り+キシラデコールブルーグレイ塗装(大阪ガスケミカル) |
外装・その他 | ベントキャップ | |
内装・水廻り | トイレ | |
内装・照明 | ダウンライト | LZD-02321AW SPコーン:ゴールド塗装(大光電機) |
外構・照明 | スポットライト |
※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません