門田圭司 / UNC STUDIOが設計した、京都市のカフェ「loose kyoto」です。
既存木造住宅を改修しました。デザイナーは、“気さくな店主の魅力”を活かす会話を楽しめる場を目指し、カウンターとベンチが適度な距離感で向かい合う構成を考案しました。また、素材を絞り込み質感を生かした空間を作る事も意図されました。店舗の公式サイトはこちら。
バリスタでもあるクライアントが独立して始めたカフェである。
さりげなく会話をする気さくな店主の魅力を生かすために、コーヒーを淹れる店主とベンチに座る客が向かい合って会話を楽しめるような空間を計画した。
シンプルに構成したミニマルな空間は、素材を木とアルミとモルタルに絞り込み、出来るだけ手を加えずに素材の質感を生かしている。
カウンターとベンチに使用した木材は材木屋で1本1本選び、配置にもこだわり、ベンチに沿ってスライドするアルミテーブル、アルミブラケット照明、アルミドアハンドルをオリジナルでデザインした。
床には、ドリップ後のコーヒー豆をモルタルに混ぜて床に塗り掻き落とし仕上げとすることで、コーヒー豆にこだわりのある店主の思いを表現した。
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以下、建築家によるテキストです。
バリスタでもあるクライアントが独立して始めたカフェである。
さりげなく会話をする気さくな店主の魅力を生かすために、コーヒーを淹れる店主とベンチに座る客が向かい合って会話を楽しめるような空間を計画した。
シンプルに構成したミニマルな空間は、素材を木とアルミとモルタルに絞り込み、出来るだけ手を加えずに素材の質感を生かしている。
また、自然環境への負荷を極力少なくするために地元で手に入る木材だけを使用し、既存木造住宅の使える部分は可能なかぎり再利用してリノベーションした。
カウンターとベンチに使用した木材は材木屋で1本1本選び、配置にもこだわり、ベンチに沿ってスライドするアルミテーブル、アルミブラケット照明、アルミドアハンドルをオリジナルでデザインした。
床には、ドリップ後のコーヒー豆をモルタルに混ぜて床に塗り掻き落とし仕上げとすることで、コーヒー豆にこだわりのある店主の思いを表現した。
■建築概要
名称:loose kyoto(ルース キョウト)
所在地:京都市東山区清水4-163-6
設計:UNC STUDIO / 門田圭司、大澤祐佳里
用途:飲食店舗(カフェ)
計画面積:38.02㎡
竣工年月:2020年9月
撮影:太田拓実
建材情報種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) | 内装・床 | 床 | コーヒー豆練り込みモルタル掻き落とし仕上
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内装・壁 | 壁 | 木胴縁EP塗装
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内装・天井 | 天井 | スケルトン
既存軒裏EP塗装
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内装・柱 | 柱・梁 | 既存柱
梁EP塗装
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内装・造作家具 | 造作カウンター・ベンチ | 無垢材素地
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内装・造作家具 | その他(カウンター天板、スライドテーブル、照明ブラケット、ドアハンドル) | アルミ素地
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