伊藤隆一+伊藤彩香 / itoto architectsが設計した、愛知・蒲郡市の「西浦グランドホテル吉慶 客室WAN」です。
海の景色を望む旅館客室の改修されました。建築家は、既存の二部屋をまとめ、広々とした中に“海の気配”を感じ“思いに耽る”静寂の場を複数持つ空間を考案しました。また、“景色の移ろい”に染まる素材を選定して宿泊客に様々な感覚を与える事も意図されました。施設の公式サイトはこちら。
愛知県蒲郡市の西浦半島の先端に建つ旅館、吉慶。
部屋からは美しい三河湾の景色を望むことが出来る。
約50年前に建てられたこの部屋は元々2部屋だったが、間の壁を取り払い、およそ100㎡の広々とした客室が生まれた。
客室内は海の気配を感じつつ、思い思いに耽ることのできる静寂な空間を随所に散りばめている。海の様子は日々変化し、波の音や匂い、空気が変化する。同じように客室の中も毎日移ろい、日々の変化を楽しませてくれる。
内装材はシンプルで色味の静寂な素材を選定した。シンプルな素材は景色の移ろいに染まり、晴れの日や曇りの日、その時々によって風合いが異なり宿泊客の感じ方も異なる。
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以下、建築家によるテキストです。
愛知県蒲郡市の西浦半島の先端に建つ旅館、吉慶。
部屋からは美しい三河湾の景色を望むことが出来る。
約50年前に建てられたこの部屋は元々2部屋だったが、間の壁を取り払い、およそ100㎡の広々とした客室が生まれた。
客室内は海の気配を感じつつ、思い思いに耽ることのできる静寂な空間を随所に散りばめている。海の様子は日々変化し、波の音や匂い、空気が変化する。同じように客室の中も毎日移ろい、日々の変化を楽しませてくれる。
内装材はシンプルで色味の静寂な素材を選定した。シンプルな素材は景色の移ろいに染まり、晴れの日や曇りの日、その時々によって風合いが異なり宿泊客の感じ方も異なる。
様々な思いの宿泊客に寄り添う客室を提案した。
■建築概要
題名:西浦グランドホテル吉慶 客室WAN
所在地:愛知県蒲郡市西浦町
主用途:旅館
リノベーション
設計:itoto architects
担当:伊藤隆一、伊藤彩香
施工:丸中建設株式会社
構造:S造
階数:地上6階
客室床面積:98.50㎡
竣工:2022年8月
写真:植村崇史