後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 外観。左の扉が住宅、右の扉が事務所への出入口。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、リビングダイニングから寝室を見る。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、リビングダイニング photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、梁と吊り家具の詳細 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所 が設計した、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」です。
設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修しました。建築家は、次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践しました。そして、新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作りました。
人口16万人の地方都市、静岡県磐田市の駅前に建つ歯科医院兼用住宅を取得した。
10年以上空き家として存在し、取り壊しの危機にあった設計者不明の建築である。
この建物は、子どもの頃から小学校の登下校で通ってきた道沿いの、馴染みのある存在だった。
月日が流れる中で、軒先の揃った店舗が並ぶ駅前商店街の風景は少しずつ変化し続け、店舗は駐車場を前面に確保した住宅に建て替えられていった。そのようにして、親しみのある建物がまたひとつまたひとつと無くなる状況を前に、反射的に手を挙げた。
何に使うとかよりもまず残す、生きながらえさせることを考えただけの判断だった。
本作品では、歯科医院兼住宅として使われていた既存建築を、事務所兼住宅にコンバージョンしている。
歯科医院として使われた1階を事務所とし、住宅であった2階はそのまま住まいとして再利用した。
本作品では既存建築の設計者の意思を読み解き、そこに新設の設計者の意思を並べ、馴染ませるように設計を進めた。
既存と新規が対比されるようなあり方ではなく、また、既存に上書きするようなあり方でもなく、既存と新規の境界も、どちらが先であったかも分からなくなるような状態を目指した。そうすることで、ふたつの設計者の意思が混ざり合い、既存の良さを残しながら別の新しい建築として街に残っていく。
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後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 鳥瞰 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 外観 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 外観。左の扉が住宅、右の扉が事務所への出入口。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 1階、事務所、打合せスペース photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 1階、事務所、作業スペースから打合せスペースを見る。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 1階、事務所、段差のディティール photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 1階、事務所、作業スペースから東庭を見る。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 1階、事務所、作業スペースから東庭を見る。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 1階、事務所、作業スペースから東庭を見る。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 1階、東庭、砕石の詳細 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 1階、東庭、砕石の詳細 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 1階、住宅玄関、2階への階段 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、左:寝室、右:リビングダイニング photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、左:寝室、右:リビングダイニング photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、左:寝室、右:リビングダイニング photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、左:寝室、右:リビングダイニング photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、リビングダイニング photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、リビングダイニング photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、リビングダイニング photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、リビングダイニング photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、リビングダイニング photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、リビングダイニングから寝室を見る。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、リビングダイニングから寝室を見る。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、リビングダイニングから寝室を見る。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、リビングダイニングから寝室を見る。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、リビングダイニングから寝室を見る。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、リビングダイニングから寝室を見る。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、柱とフローリングの詳細 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、梁と吊り家具の詳細 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、寝室とリビングダイニングの間のカーテン photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、寝室とリビングダイニングの間のカーテン photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、寝室とリビングダイニングの間のカーテン photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、寝室とリビングダイニングの間のカーテン photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、寝室とリビングダイニングの間のカーテン photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、寝室とリビングダイニングの間のカーテン photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、寝室とリビングダイニングの間のカーテン photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、寝室とリビングダイニングの間のカーテン photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、寝室とリビングダイニングの間のカーテン photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、寝室とリビングダイニングの間のカーテン photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、寝室とリビングダイニングの間のカーテン photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、寝室 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、寝室 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、寝室 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、寝室 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、寝室 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、カーテンのディティール photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、カーテンの詳細 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、カーテンの詳細 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、寝室からリビング・ダイニング側を見る。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、寝室からリビングダイニングを見る。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、寝室からリビングダイニングを見る。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、窓際カウンター photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、窓際カウンター photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、窓際カウンターの詳細 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、窓際カウンター photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、屋上への階段 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 屋上、階段を見下ろす。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 屋上 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 配置図 image©後藤周平建築設計事務所
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 平面図(改修後) image©後藤周平建築設計事務所
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 立面図(改修後) image©後藤周平建築設計事務所
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 断面図(改修後) image©後藤周平建築設計事務所
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 平面図(既存) image©後藤周平建築設計事務所
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 立面図(既存) image©後藤周平建築設計事務所
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 断面図(既存) image©後藤周平建築設計事務所
入居して数年後の様子
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後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 1階、事務所、打合せスペースから作業スペースを見る。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 1階、事務所、作業スペースから打合せスペースを見る。 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、リビング・ダイニング photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、リビング・ダイニングのキッチン家具 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、リビング・ダイニングのキッチン家具 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、リビング・ダイニングのキッチン家具 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、リビング・ダイニングのキッチン家具 photo©長谷川健太
改修前の様子
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後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 改修前外観 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 1階改修前内観 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階改修前内観 photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 1階改修前内観(スケルトン) photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 1階改修前内観(スケルトン) photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階改修前内観(スケルトン) photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階改修前内観(スケルトン) photo©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階改修前内観(スケルトン) photo©長谷川健太
建築の各部分について
大きな家具と小さな建築
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後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 透け具合を調整できる薄いシルクの5重カーテンで緩やかに仕切られるひと続きのワンルーム。 photos©長谷川健太
ひと続きのワンルームを、カーテンで緩やかに仕切る。寝室との間のカーテンは薄いシルクの5重カーテンで、 透け具合を調整できるようになっている。1枚では薄い膜のような表情で、向こうが見通せるくらいの透け具合だが、5枚重なると、壁のようになって透けなくなる。この柔らかな壁がワンルームを緩やかに伸び縮みさせる。日中、カーテンを開けるとひとつの大きなリビング・ダイニングのように感じられる。2階全体で67㎡と、住宅としては小さいが、 ひとつのリビング・ダイニングだとすると、大きな空間である。
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後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、梁と吊り家具の詳細 photo©長谷川健太
室内全体を貫いている浮いた細長い箱は、既存の梁の寸法、プロポーションを参照した吊り家具で、一見すると梁の一部のように見える。機能は配線スペース、照明、換気扇、収納などとなり、建物を南北に縦断して必要な機能を住宅に与える。 キッチンの大きな家具は、テーブルでもあり、床でもある。使い方によって家具のようにも、建築の一部のようにも見える。家具としては大きいが、建築としてはとても小さい。家具にも建築にも見えるようにつくっていくことで、大きさの感じ方が変化する。大きさの知覚を揺さぶることで、限られた面積の部屋がある瞬間、とても大きな空間に感じられるような状況を作りたいと考えた。
連続する段のキッチン
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後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 2階、住宅、リビングダイニング photo©長谷川健太
5段階の高さの段で構成されたキッチン家具。人のいる場所によって機能が変化していく。ある段に座ると、そこがベンチになり、次の段がテーブルになる。用途を限定しないことで、多様な使い方を可能にする。
既存と改修の境界をぼかす
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後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 左:視覚的に連続する外壁内壁、右上:カウンターのディテール、右下:フローリングのディテール photos©長谷川健太
既存部と改修部が、互いに参照し合うことで、既存と改修の境界がなくなり、時間を超えた質の空間がつくれるのではないかと考えた。室内の壁は、既存外壁のブルーグレーを参照した上で、同色の1段階明るい色として、内外が視覚的に連続するようにした。梁から吊られた収納家具は、既存RC梁と同プロポーションとして、梁の一部のように見える。窓際カウンターは、既存外部窓台を参照してタイル貼りとし、更に、今度は逆に改修部の新設タイルの白色を参照して既存窓台タイルを同色に塗装した。床フローリング材は、既存RC柱の杉板型枠を参照して、地元の杉のフローリングとした。新旧が対比されるのではなく、混ざり合った空間。
石のパースペクティブ
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後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 左:事務所作業スペースから東庭を見る。右:東庭の砕石のディティール photos©長谷川健太
奥行き1.8mの小さな庭を、4種類の大きさの砕石で敷き分けた。 手前から奥に向かってだんだんと石の大きさが 小さくなっていき、遠近感が強調され、実際よりも奥行きがあるように感じる。
ファサードの改修
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後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 左:改修後外観、右:改修前外観 photos©長谷川健太
後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る 既存建物の比例分析図 image©後藤周平建築設計事務所 photo©長谷川健太
既存建築を実測し、図面化していく中で、原設計者がプロポーションや対称性を重要視していることが分かった。 例えば正面南側ファサード全体は1:1プロポーションとなっており、少しオーバーハングした2階部分のみでは 1:1.6(黄金比)となる。そのような原設計に接続するデザインとして、1階東側(写真右側)の出入口部分を、シンメトリーになるように改修した。西側既存部と対称になるように壁を作り、同じデザインの建具とした。 一見してどこが既存のデザインで、どこが改修箇所かが分からないようにしている。
ささやかに街に存在し続けてきた建築の意思を引継ぐ
人口16万人の地方都市、静岡県磐田市の駅前に建つ歯科医院兼用住宅を取得した。
10年以上空き家として存在し、取り壊しの危機にあった設計者不明の建築である。
この建物は、子どもの頃から小学校の登下校で通ってきた道沿いの、馴染みのある存在だった。
月日が流れる中で、軒先の揃った店舗が並ぶ駅前商店街の風景は少しずつ変化し続け、店舗は駐車場を前面に確保した住宅に建て替えられていった。そのようにして、親しみのある建物がまたひとつまたひとつと無くなる状況を前に、反射的に手を挙げた。
何に使うとかよりもまず残す、生きながらえさせることを考えただけの判断だった。
また、子どもの頃からの親しみだけでなく、建築を学ぶようになり自身で設計を行うようになってからは、この建物に建築的魅力も感じていた。1:1や1:1.6などのプロポーションが見て取れるファサードに、設計者の建築的意思を感じ、それに対しても親近感を覚えていた。
昨今、著名な建築家の作品の保存についてよく話題に上がる。有名無名に関わらず建築的価値のある建物は無数にあるものだと思うし、その価値を発見したいと思っている。建築家に限らず、全ての建物に設計者はいて、その意思が建物には残る。その意思を繋いでいき、更に次の世代の設計者に橋渡しするようなつくりかたを考えられるのではないか。
そうすることで、たとえ建て替えられたとしても、設計者の意思は街に引き継がれていくのではないか。
地方で活動するひとりの設計者として、そのようなことを考えていた。
この設計者不明の建築を残し、新たな用途に繋ぐ。
ここでは、物理的に残す保存というよりは、設計者の意思を残すことを優先しており、既存と新規が馴染んで、その境界が分からなくなるような状態を目指した。
既存と新設が混ざり合い境界のない空間をつくる
本作品では、歯科医院兼住宅として使われていた既存建築を、事務所兼住宅にコンバージョンしている。
歯科医院として使われた1階を事務所とし、住宅であった2階はそのまま住まいとして再利用した。
既存の建物は、築40年ほどの鉄筋コンクリート造で、図面は残っていなかった。
そこで実測し、図面化する中で、設計者の意図を明らかにし、その意図を引き継いでいくように設計を進めた。
例えばシンメトリーが一部崩れた部分をシンメトリーになるように改修している。また、内外に仕上げが連続するような表現を引き継いで、 外部の青い塗装を内部にも展開した。一方で、既存の窓台のタイルを新規カウンタータイルの色に合わせて塗るなど、新規部を参照して既存を改修するという逆のアプローチも混ぜ込んでいる。
すると、どれが既存の設計者のデザインでどれが自身のデザインなのか、どこからが既存でどこからが改修なのか、それらの境界が揺れ動き、曖昧になっていくような状態が現れた。
また、2階全体で67㎡という限られた床面積の空間で家族4人が暮らすことを考えた時、大きさの認識を変化させるような工夫が必要だと考えた。
水廻りを除いたワンルームを、日中はワンルームのリビング、寝るときはカーテンで間仕切って寝室を閉じられるようにした。67㎡の住宅とすると小さいが、同面積のリビングだとするととても大きい。
また、建築と家具の境界を揺れ動くようなスケールの家具で空間を構成した。床のようにも家具のようにも見えるスケールのキッチンや既存RC梁と同プロポーションの吊収納などをつくり、家具が建築の一部となって見え、建築と家具の境界が馴染んでいくような状況を作ろうとした。
家具だとみなすととても大きなものだが、建築だとみなすと空間の背景となって、そこにあることが気にならない。
認識の変化で大きさの基準が揺れ動き、のびのびとした暮らしをつくろうとした。
このように、建築を取り巻く様々な境界に変化を与えることで、既存を単純に保存するということではなく、また、新しいものに積極的に更新するでもない、この場所ならではの改修の在り方を見つけようとした。
リノベーションが一般化した時代の建築に向き合うスタンス
本作品では既存建築の設計者の意思を読み解き、そこに新設の設計者の意思を並べ、馴染ませるように設計を進めた。
既存と新規が対比されるようなあり方ではなく、また、既存に上書きするようなあり方でもなく、既存と新規の境界も、どちらが先であったかも分からなくなるような状態を目指した。そうすることで、ふたつの設計者の意思が混ざり合い、既存の良さを残しながら別の新しい建築として街に残っていく。
改修、建て替えを問わず、そのように設計者の意思が混ざっていく事で、物理的には別のものに変わっていっても、都市の中にその“意思”が残っていくのではないか。
伝統あるうなぎ店の継ぎ足し続けたタレのように、長い年月で少しずつ、そこに関わった設計者の意思が積み重なり、混ざり合って都市の個性が生まれていく未来を想像する。
地方都市を拠点とし活動する設計者として、その一部になれたら本望だ。
日々の設計行為の、ひとつひとつの小さな意思が、また次の世代の設計者へ繋がっていて、そこで終わりではないと思えたら、本当に素晴らしいことだと思う。
■建築概要
作品名:Blue house / Blue office
所在地:静岡県磐田市
用途:兼用住宅(事務所+住宅)
改修設計、家具設計:後藤周平建築設計事務所
担当:後藤周平、小田海、清水美紅、後藤つかさ
構造設計:OAK plus 足立徹郎
施工:鈴木建設 河原崎益寛
カーテン:Studio Akane Moriyama 森山茜
金属家具:吉政鉄工 吉政友也
左官:左官屋朝丸 朝倉伸吾
構造:鉄筋コンクリート造
敷地面積:103.26㎡
建築面積:67.32㎡
各階床面積:1階 61.96㎡、2階 67.32㎡、3階 4.82㎡
延床面積:134.10㎡
設計期間:2019年12月~2021年2月
工期:2021年3月~2021年7月
写真:長谷川健太