SHARE 長坂常/スキーマ建築計画+なかむらしゅうへいによる”flat table”
長坂常/スキーマ建築計画+なかむらしゅうへいによる”flat table”です。
以下、建築家によるテキストです。
■flat table
sayamaflatのモデルルームで使用し、その後、happaで預かりうけ、気に入って使っていたものの、さすがの凸凹さに実用上の問題を感じ、トップを平らにすることにしました。
ピンクの染料をエポキシに混ぜ、周りに型枠を組み、流し込みました。その結果、海のように凸部は透明になり、素地が見え、凹部は濃い色になり、素地が消え染料の色に変化しました。
■フラットプロジェクト
なかむらしゅうへい氏とのコラボ企画”Flat Project”NADiff a/p/a/r/tに続く第二段。
殊、建築においてフラットじゃないことをネガティブな要素として捉えられがちですが、この計画は好んでフラットじゃない場所、物を探し、エポキシを流し込みフラットにし、その凸凹という立体的性質を視覚的性質に変換する計画です。
フラットというとどうも情報を劣化させシンプルにする印象を持ちますが、このプロジェクトではフラットにする行為が、むしろ情報量を増やし、視覚的に複雑にすることにつながり、その響きとのギャップが特徴的です。