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2025.5.02Fri
2025.5.01Thu
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都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す
photo©淺川敏

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architecture|feature
KMC都留理子ヨシナガ工業建材(外装・床)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・照明)建材(内装・その他)建材(外構・床)住宅墨田区図面あり東京淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す外観、南側の道路より見る。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す1階、玄関ドア側からエントランスホールを見る。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す2階、ダイニングからキッチンを見る。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す3階、浴室 photo©淺川敏

都留理子建築設計スタジオが設計した、東京・墨田区の住宅「京島H」です。
木密地域でもある“典型的な下町”での計画です。建築家は、“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向しました。そして、空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出します。

2間間口の2階建て木造住宅が密に建ち並ぶ、典型的な下町の一角。
人々の息づかいが日常的に感じられる街に住むことを希望した施主夫妻は、T字路の突き当たりに位置する2区画分を合筆したこの地を選んだ。

施主夫妻は東南アジアをよく訪れ、数年間タイに住んでいた経験もある。設計スタート時にはアジアの開放的でリラックスした空間に魅力を感じ、料理をすること、食べること、飲むことが好きで、それらをゆっくり愉しむ時間を大切にしたいとの思いが伝えられた。

建築家によるテキストより

敷地周辺を見回すと、隣の家の鉢植え、目の前の電柱、狭い通路に停められた自転車、窓際の人形、屋上の目隠しなど、実に多くのモノがそれぞれの事情でひしめいている。それはこの街が生きられている証であり、街の雰囲気を生み出してもいる。

街の側から見れば、この建築自体もまた個別の事情で設えられ、街の雰囲気を生み出す主体の一つとなる。
この応答と共創が繰り返される関係性を、建築全体の構成から造作家具や建具の納まりといった建築内部の設え方まで展開していく。その結果、街と建築とモノがスケールを超えて接続し、この街そのものに住んでいるという感覚を獲得できるのではないか。

建築家によるテキストより

下町の木造住宅が高密度に建ち並ぶ環境での建ち方をスタディする中で、私たちは外壁を隣家に対し正対させるのではなくわずかに斜めに立面させた。それにより隣家との間に創出した三角形の空隙を通して風や光を取り込むことにした。

4間間口を持つ道路境界線に対しては多角形を充てることで前面道路に対する圧迫感を減らしつつ、周囲の建物の立面から独立させた。
立面が連続する下町の中のT字路という特異点に対する、アイコニックな建築の建ち方の提案である。

この建ち方に対し、仕上げは櫛目ゴテによる左官仕上げとした。現場は足場と外壁面との空隙が狭く、大きなストロークでコテを動かせないためムラができたが、そのムラが却って光を微細に捉え、ベルベットのような独特な表面をつくり出した。

視点や光の変化により様々な表情を見せるそれは、見飽きぬ絵画のような確かな強さをもって街並みに寄与している。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す俯瞰、東側より見る。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す外観、南西側の道路より見る。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す外観、南西側の道路より見る。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す外観、南側の道路より見る。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す外観、西側の道路より見る。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す外観、南側の道路より見る。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す1階、エントランスホールから玄関ドア側を見る。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す1階、玄関ドア側からエントランスホールを見る。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す1階、エントランスホール photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す1階、エントランスホールから2階への階段を見る。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す2階、1階への階段を見下ろす。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す2階、ダイニングからキッチンを見る。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す2階、ダイニングからキッチンカウンターを見る。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す2階、キッチン photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す2階、キッチン photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す2階、リビングからキッチンを見る。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す2階、キッチン photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す2階、キッチン側からリビングを見る。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す2階、リビング photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す2階、リビングとダイニング photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す2階から3階への階段 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す3階、寝室2 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す3階、寝室2からテラス1を見る。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す3階、寝室2からロフトへのはしごを見る。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出すロフト photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す3階、寝室2から浴室への階段を見る。 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す3階、浴室 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す1階、トイレ photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す2階、1階への階段を見下ろす、夜景 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す2階、ダイニングからキッチンを見る、夜景 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す2階、キッチン、夜景 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す2階、リビング、夜景 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す2階、リビングとダイニングから3階への階段を見る、夜景 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す3階、寝室2からロフト側を見る、夜景 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す2階、キッチンからリビング側を見る、夜景 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す外観、南側の道路より見る、夜景 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す外観、南側の道路より見る、夜景 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す外観、南西側の道路より見る、夜景 photo©淺川敏
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す配置図 image©都留理子建築設計スタジオ
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す1階平面図 image©都留理子建築設計スタジオ
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す2階平面図 image©都留理子建築設計スタジオ
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す3階平面図(1) image©都留理子建築設計スタジオ
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す3階平面図(1) image©都留理子建築設計スタジオ
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す南側立面図 image©都留理子建築設計スタジオ
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す断面図 image©都留理子建築設計スタジオ
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す断面図 image©都留理子建築設計スタジオ
都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す階段詳細図 image©都留理子建築設計スタジオ

以下、建築家によるテキストです。


01.はじめに:敷地と施主について

2間間口の2階建て木造住宅が密に建ち並ぶ、典型的な下町の一角。
人々の息づかいが日常的に感じられる街に住むことを希望した施主夫妻は、T字路の突き当たりに位置する2区画分を合筆したこの地を選んだ。

施主夫妻は東南アジアをよく訪れ、数年間タイに住んでいた経験もある。設計スタート時にはアジアの開放的でリラックスした空間に魅力を感じ、料理をすること、食べること、飲むことが好きで、それらをゆっくり愉しむ時間を大切にしたいとの思いが伝えられた。

02.設計中に考えていたこと:スケールを超えて街と接続するために

敷地周辺を見回すと、隣の家の鉢植え、目の前の電柱、狭い通路に停められた自転車、窓際の人形、屋上の目隠しなど、実に多くのモノがそれぞれの事情でひしめいている。それはこの街が生きられている証であり、街の雰囲気を生み出してもいる。

街の側から見れば、この建築自体もまた個別の事情で設えられ、街の雰囲気を生み出す主体の一つとなる。
この応答と共創が繰り返される関係性を、建築全体の構成から造作家具や建具の納まりといった建築内部の設え方まで展開していく。その結果、街と建築とモノがスケールを超えて接続し、この街そのものに住んでいるという感覚を獲得できるのではないか。

振り返って言語化すると、以上のような思考が設計過程における判断 / 決定のよりどころであったように思う。

03.建ち方と表面について:アイコニックであること、見飽きないこと

下町の木造住宅が高密度に建ち並ぶ環境での建ち方をスタディする中で、私たちは外壁を隣家に対し正対させるのではなくわずかに斜めに立面させた。それにより隣家との間に創出した三角形の空隙を通して風や光を取り込むことにした。

4間間口を持つ道路境界線に対しては多角形を充てることで前面道路に対する圧迫感を減らしつつ、周囲の建物の立面から独立させた。
立面が連続する下町の中のT字路という特異点に対する、アイコニックな建築の建ち方の提案である。

この建ち方に対し、仕上げは櫛目ゴテによる左官仕上げとした。現場は足場と外壁面との空隙が狭く、大きなストロークでコテを動かせないためムラができたが、そのムラが却って光を微細に捉え、ベルベットのような独特な表面をつくり出した。

視点や光の変化により様々な表情を見せるそれは、見飽きぬ絵画のような確かな強さをもって街並みに寄与している。

04.空間構成について:街路の経験 / スケールを引き込む

変形六角形平面の3階建てボリュームの中核に、食の要となるキッチンスペースを3400mm×3600mm×天井高4250mmの大きさで設定し、そのまわりをぐるりと包むように生活スペースを配していった。1階はエントランスと収納、仕事部屋、2階はキッチンとリビング、3階はテラスを中心に寝室と浴室、光庭を配した。

矩形のコアと六角形の外壁の二重構造は、街路の経験やスケールを建築内部に引き込み、くびれたり広がったり、開口を介して街と出会ったりゆるやかに回遊したりといった固有の体験を生み出す。

05.二重構造について:形のかたさ、線のかたさ

この建築の2つの大きな構成要素に関して、その隙間 / 内部にできる「空間」の操作に加え、矩形と六角形それぞれを「形」として扱うことを意識した。

矩形コアの内部の床はタイル仕上げとし、上部にはテラスに面した大きなハイサイドライトを設け、自然光で満たし半外部のような場所とした。床のタイルをリビング側に2列はみ出させることで矩形の輪郭をぼかすように馴染ませ、半外部のような場に広がりを持たせた。

一方、六角形の外壁は壁同士を鈍角に取り合わせたことと、吹き抜けと天井高をコントロールすることで、どこにいても外壁を一連の大きな壁として知覚できるようにした。

外壁に開けた開口からは、目と鼻の先にある電柱、遠くに見える踏切、隣家と隣家の隙間、隣家の屋根、遠くのビルなどを切り取った。
鈍角に開いた壁は光を導き、柔らかくおおらかな印象を受ける一方で、そのスケールと連続性には安心して身を任せられる確固たる堅さがある。

矩形と六角形の間の場所はフローリングで仕上げた。
街の中に硬い線で書いた六角形と柔らかい線で書いた矩形の領域をつくり、それぞれの領域を異なる空気で満たした構成とも捉えられる。

06.電柱について:身体的な距離と信頼感

敷地の南西には存在感のある電柱が立っている。その電柱の向こう側には家々の軒がつらなる通りと、その通りを横断する踏切がある。電柱越しにこの通りを見晴るかすことができるよう、2階と3階には滑り出しの窓を設えた。

はじめはFIX窓を検討していたが、建て方後に2階のスラブの上で電柱と対峙した際、強い存在としてこちらを守ってくれるような、寄りかかってもびくともしない強さを持った電柱に対し信頼感のような感覚を覚えた。物理的に接触可能な状態であることが重要であると判断し、滑り出しの窓とした。

触れられそうなほどに近い電柱の存在はこちら側を守ってくれると同時に、窓から見る風景の中で近景となることで風景に奥行きを与え、かつ風景をこちら側に引き寄せてくれる。

07.鉄骨階段について:スケールと現象

街の中で建築が周囲に様々な影響を与えるように、建築の中の階段は様々な要素の中でも大きなスケールを持ち、空間の印象を大きく左右する。構成の一部として組み込むことも、モノとして独立させることも可能である。

ここでは階段を建築の構成 / 動線の一部としてではなく、独立したモノとしての在り方と、そのように設えた場合に起こりうる現象について考えた。

2階~3階~浴室の3箇所を繋ぐ鉄骨階段は、厚さ4.5mmの踏板と3つのフロアに掛かる一枚の厚さ6mmの大きなささらで構成し、ささらの内側には手すりを設けた。大きなスチールプレートを曲げてつくったささらの面は、階段自身の構造と落下防止を担い、さらに吹き抜け上の開口から差す光を反射し下の階へと導く大きなレフ板のような存在として建築全体の光環境に寄与している。

08.家具について:街の雰囲気を生み出す「モノ」との相関関係

エントランスの土間にステンレスを曲げて作った洗面台を配置した。
1階~2階への階段には壁一面の本棚を設けた。
キッチンカウンターはオークの角材で構成し、アジャスターを付け家具のように置いた。

電柱のそばの窓際にはラタンのベンチを造りつけた。
洗面台の鏡は3連のアーチ型とし、ボックスをつけて収納として壁に掛けた。
ロフトには落下防止を兼ねたオークのテーブルを、スチールパイプの印籠で据えつけた。

街に様々なモノが個別の事情で在るように、一つ一つの家具もまた建築全体の強い存在感を持つ構成要素と同等にそこに在ることが可能な形態や素材、制作方法を模索した。家具によってその場・その構成のポテンシャルを引き出し、雰囲気を印象付け、そして街/建築の構造ともスケールを超えて接続していく在り方を目指した。

09.おわりに:「信頼」が設計の原動力となる

「私たち、トイレとかお風呂とか見えちゃってもいいし、寝室も仕切らなくてもいいよね」

施主との打ち合わせの中で言われたこの言葉が特に印象に残っている。当然トイレに間仕切りは必要であると思い込んでいたし、寝室は閉じた方がよいと考えていたので衝撃を受けた。

しかし対話を重ねて検討するうちに、不思議とこの家族なら本当に住みこなせるだろう、と思えた。施主夫婦が互いに信頼しあうように私たちも施主を信頼し、それと同じようにこの家族が住む街に対しても信頼を置くことにつながった。

施主と街に対する信頼、そして施主の暮らしに対する意識は設計を進める大きな原動力になり、より効果的な方法、より適切な在り方を追求するきっかけとなった。

この街の持つ空気感や密度感にあらたな形で接続し、室内と街との肯定的な関係を目指した住宅である。

■建築概要

題名:京島H
所在地:東京都墨田区
主用途:住宅
設計:都留理子建築設計スタジオ 担当/都留理子、大嶋笙平
施工:ヨシナガ工業 担当/松葉瀬伸
構造設計:KMC 担当/蒲池健
制作家具:ao2 担当/山崎竜太郎、横田直史
構造:木造
階数:地上3階
敷地面積:78.88㎡
建築面積:53.67㎡
延床面積:127.85㎡
設計:2022年4月~11月
工事:2023年3月~10月
竣工:2023年10月
写真:淺川敏

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

FRP防水

外装・床テラス 床

タイル:ピエトレナチュラーレ20 ホワイト(アドヴァン)

外装・壁外壁

左官仕上げ:ジョリパット(アイカ工業)

外装・壁テラス 壁

タイル:モノリスⅡ(長江陶業)

内装・床1階 床

モルタル金鏝押さえ

内装・床2階 床

フローリング:板谷楓 ヘリンボーン(無垢フローリング専門店木魂)

内装・床キッチン 床

タイル:フトゥーラ(平田タイル)

内装・床3階 床

フローリング

内装・床ロフト 床

カーペット:Superior 1064 3Q58(VORWERK)

内装・床浴室 床

ピエトラセメンデュオ カマルグレー(ミラタップ)

内装・壁壁

PB AEP

内装・壁キッチン 壁

珪藻モダンコート内装(四国化成)

内装・壁浴室 壁

ピエトラセメンデュオ カマルグレー(ミラタップ)

内装・天井天井

PB AEP

内装・天井キッチン 天井

珪藻モダンコート内装(四国化成)

内装・天井浴室 天井

ケイカル板 AS

内装・照明キッチン 照明

Wohlert300(ルイスポールセン)

内装・その他1階、2階 階段

カーペット:FHR-105(サンゲツ)

外構・床外構

土間コン

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サムネイル:山縣武史建築設計による
山縣武史建築設計による”上高田の集合住宅”
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KMC都留理子ヨシナガ工業建材(外装・床)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・照明)建材(内装・その他)建材(外構・床)住宅墨田区図面あり東京淺川敏
2025.05.02 Fri 07:20
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    ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・深センの「深セン科学技術博物館」。地域の新技術開発の創造力を紹介する施設。都市に向かう“堅固な球体”の様な外観と、壮大なアトリウムを中心とする内部空間の建築を考案。特殊表面処理技術を用いて青から様々なグレーに変化するファサードも実現
    photo by Virgile Simon Bertrand

    SHARE ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・深センの「深セン科学技術博物館」。地域の新技術開発の創造力を紹介する施設。都市に向かう“堅固な球体”の様な外観と、壮大なアトリウムを中心とする内部空間の建築を考案。特殊表面処理技術を用いて青から様々なグレーに変化するファサードも実現

    architecture|culture|feature
    中国美術館・博物館ザハ・ハディド図面あり
    ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・深センの「深セン科学技術博物館」。地域の新技術開発の創造力を紹介する施設。都市に向かう“堅固な球体”の様な外観と、壮大なアトリウムを中心とする内部空間の建築を考案。特殊表面処理技術を用いて青から様々なグレーに変化するファサードも実現 photo by Virgile Simon Bertrand
    ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・深センの「深セン科学技術博物館」。地域の新技術開発の創造力を紹介する施設。都市に向かう“堅固な球体”の様な外観と、壮大なアトリウムを中心とする内部空間の建築を考案。特殊表面処理技術を用いて青から様々なグレーに変化するファサードも実現 photo by Virgile Simon Bertrand
    ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・深センの「深セン科学技術博物館」。地域の新技術開発の創造力を紹介する施設。都市に向かう“堅固な球体”の様な外観と、壮大なアトリウムを中心とする内部空間の建築を考案。特殊表面処理技術を用いて青から様々なグレーに変化するファサードも実現 photo by Virgile Simon Bertrand
    ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・深センの「深セン科学技術博物館」。地域の新技術開発の創造力を紹介する施設。都市に向かう“堅固な球体”の様な外観と、壮大なアトリウムを中心とする内部空間の建築を考案。特殊表面処理技術を用いて青から様々なグレーに変化するファサードも実現 photo by Virgile Simon Bertrand

    ザハ・ハディド・アーキテクツが設計した、中国・深センの「深セン科学技術博物館」です。
    地域の新技術開発の創造力を紹介する施設です。建築家は、都市に向かう“堅固な球体”の様な外観と、壮大なアトリウムを中心とする内部空間の建築を考案しました。また、特殊表面処理技術を用いて青から様々なグレーに変化するファサードも実現されました。


    こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

    深セン科学技術博物館が現在オープンしています

    市の光明区にある深セン科学技術博物館が本日開館します。(※テキストの公開日は2025/5/1)科学的な取り組み、画期的な研究、そして技術の未来の可能性を紹介するこの新しい施設は、科学の力と私たちの未来を形作る技術の進歩を探求します。

    世界最大の都市圏であり、人口が1億人に迫るグレーターベイエリアの主要な観光地として設計されたこの博物館は、地域の著名なハイテク産業、大学、学校、研究機関と連携し、イノベーションを育むとともに、深センを新技術開発の世界的リーダーたらしめている継続的な創造力を紹介します。

    深センの地下鉄網にある光明駅に隣接するこの建物のデザインは、都市に向かって配置された堅固な球体としてその立地に呼応し、新しいサイエンスパークの南東角を形作っています。

    公園の西側へと広がる建物のヴォリュームは、公園を見渡す躍動的な一連の屋外テラスへと延びて変化していきます。これらのテラスは、壮大な中央アトリウムを囲む内部ギャラリーの機能的な延長であり、都市にとって重要な新たな公共空間を生み出しています。

    深セン科学技術博物館には、35,000㎡の常設および企画展示ホールやギャラリーに加え、6,000㎡の没入型シアターや映画館、さらに5,400㎡の研究所、教育施設、イノベーションセンターが含まれています。さらに、34,000㎡の来館者向け設備や収蔵スペースが、生産および保守用のワークショップと一体となっています。

    深センの新たな科学施設にある多くのギャラリーは、中央アトリウムの床や壁から現れ、他のギャラリーはアトリウムのパブリックスペースの壮大なスケールと構成の上に浮かび、それぞれが視覚的な手がかりを与えながら、来館者を博物館内の連続した空間へと直感的に導いていきます。

    アトリウムの多様な視点と素材感は、来館者一人ひとりの発見の旅にとって、わくわくするような出発点ともなっています。公園に面した大きなガラス張りの壁を備えたアトリウムは、内と外の境界を曖昧にし、自然光や風景、そして私たちの尽きることのない好奇心までもが建物の中心部へと引き込まれるようにしています。

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    中国美術館・博物館ザハ・ハディド図面あり
    2025.05.02 Fri 15:46
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    【ap job更新】 浜松を拠点とし創業92年、アトリエでも組織でもない「竹下一級建築士事務所」が、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)を募集中

    ap job 【ap job更新】 浜松を拠点とし創業92年、アトリエでも組織でもない「竹下一級建築士事務所」が、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)を募集中

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    【ap job更新】 浜松を拠点とし創業92年、アトリエでも組織でもない「竹下一級建築士事務所」が、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)を募集中
    【ap job更新】 浜松を拠点とし創業92年、アトリエでも組織でもない「竹下一級建築士事務所」が、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)を募集中GREENITY IWATA HOTEL photo©Nao Takahashi
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    浜松を拠点とし創業92年、アトリエでも組織でもない「竹下一級建築士事務所」の、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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    私たちは常に進化する建築設計のプロフェッショナル集団です。

    【私たちについて】
    100㎡の木造店舗から10,000㎡のラグジュアリーホテルまで、更には20,000㎡の半導体工場まで様々なクライアントのご要望に各分野のプロフェッショナルが丁寧にお答えできる建築設計事務所です。

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    竹下昌臣(1973年生)
    浜松から早稲田大学、同大学院を経てロンドン大学大学院へ留学し、ピータークック氏に師事、帰国後は北川原温建築都市研究所に従事し、2005年弊社に入社、2013年に代表取締役社長に就任しています。
    代々受け継ぐ社長の明るい性格が、私たちの自由な発想と創造力を発揮する職場環境を生み出しています。デザインの探求は計り知れず、しかしチームでの決定を重んじるところがアトリエではない所以です。

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    2025.05.02 Fri 15:11
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    【ap job更新】 名古屋を拠点とし、設計からコンサルまでトータルに手掛ける「void」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中

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    自身の力を発揮したい方、経験を積みたい方、弊社に是非ご応募ください。

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    【ap job更新】 集合住宅やオフィスビルをメインに、多様なライフスタイルを包み込む建築を追求する「OID architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中

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    OID architectsでは、受注案件数の増加によりマネージャー、デザイナーを計1~2名増員募集します。

    事務所スタッフは計7名、20代~40代までで構成されています。デザイン立案などで担当スタッフが積極的に参加できるように、オープンな事務所環境を整えています。入社後すぐに案件を担当できます。基本計画から竣工まで担当できるため、一連の設計プロセスを経験できます。

    現在は集合住宅、オフィスビルのプロジェクトを中心に手掛けています。
受賞、雑誌掲載実績もあります。2024年度グッドデザイン賞を受賞しました。

    【OID architectsについて】
    私たちは、現代の多様化するライフスタイルを包み込むような建築について追求しています。
    建築は均質で、ありきたりな同一空間の集まりではなく、多様化する社会やライフスタイルに応じる多様な空間の集まりによってつくられるもの、と考えています。 一つ一つの建築物が独自的なストーリーで丁寧につくられるよう、デザインのプロセスを日々意識しながら設計を行なっています。

    OID architectsの代表である萩原吉勝は、2000年より渡英し、AAスクール(英国)のDRLコースを2007年卒業。卒業後、建築設計事務所に勤務し帰国。2011年にOID(現在のOID architects)を設立。

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    • 【ap job更新】 “人間の内面と呼応する建築空間”をテーマとし、ますます建築設計が好きになる事務所を志す「プライム一級建築士事務所」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中
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