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アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる
photo©Nao Fujimoto

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architecture|feature
アアルト大学建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・その他)建材(外構・床)図面ありパヴィリオンフィンランド
アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる架構の詳細 photo©Daniel Sars
アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる外観、北西側より見る。 photo©Mikko Auerniitty
アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる外観、南西側より見る。 photo©Nao Fujimoto

アアルト大学ウッドプログラムが設計した、フィンランド・クフモ市の「KIDE」です。
憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオンです。設計者は、“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案しました。また、設計から施工まで学生が主となり完成させました。

「KIDE(キデ)」は、フィンランド東部・クフモ市に計画された屋外イベント用の木造パビリオンである。

クフモは、豊かな森林と湖に囲まれた自然の中にあり、木造建築の伝統と木材産業の拠点として知られている。また、毎年開催される音楽祭の開催地としても有名であり、そのための新たなステージの建設がアアルト大学のペッカ・ヘッキネン教授とWood Program 2023–2024の学生たちに依頼され、プロジェクトが始動した。

建築家によるテキストより

「kide」は、フィンランド語で「氷の結晶」を意味し、雪のフラクタル構造から着想を得たデザインが特徴となっている。
内部空間には、フィンランドの森の静けさと空気感が再現されており、来訪者をやさしく包み込むような没入感を生み出している。音楽祭のステージとして使われるだけでなく、地域住民が日常的に集まる広場に計画されたため、人々が気軽に利用できる憩いの場としての機能も持つ。

建築家によるテキストより

構造は、2点で地面に軽く接するキャノピーによって支えられ、8本のトラスが編み込まれるように構成された正方形のボリュームによって全体が形づくられている。トラスは集成材で製作され、アアルト大学の工房で加工を行い、レイヤーごとに組み上げられた後、トラックで7時間ほどかけ現地へ輸送し、建設が進められた。

外装にはエキスパンドメタルが使用されており、繊細な木構造をやわらかく浮かび上がらせるとともに、構造に奥行きと軽やかさをもたらしている。屋根部分には8枚のLVLパネルが使われ、構造の強度とデザイン性が高められている。

ステージには地元産の松材によるデッキと背景壁が設けられ、素朴であたたかみのある空間が形成されている。これらのデザイン、設計、施工まで全ての工程を学生17名が主として取り組んでいる。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる外観、北西側より見る。 photo©Mikko Auerniitty
アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる外観、西側より見る。 photo©Mikko Auerniitty
アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる外観、南西側より見る。 photo©Nao Fujimoto
アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる外観、南東側より見る。 photo©Daniel Sars
アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる外観、南西側より見る。 photo©Daniel Sars
アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる架構の詳細 photo©Daniel Sars
アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる架構の詳細 photo©Meina Kobayashi
アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる外観、屋根の詳細 photo©Meina Kobayashi
アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる外観、北側より見る。 photo©Meina Kobayashi
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アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる外観、南側より見る。夜景 photo©Mikko Auerniitty
アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる外観、北西側より見る。夜景 photo©Mikko Auerniitty
アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる平面図 image©アアルト大学ウッドプログラム
アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる断面図 image©アアルト大学ウッドプログラム
アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる断面詳細図 image©アアルト大学ウッドプログラム
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アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる立面図 image©アアルト大学ウッドプログラム

以下、建築家によるテキストです。


「KIDE(キデ)」は、フィンランド東部・クフモ市に計画された屋外イベント用の木造パビリオンである。

クフモは、豊かな森林と湖に囲まれた自然の中にあり、木造建築の伝統と木材産業の拠点として知られている。また、毎年開催される音楽祭の開催地としても有名であり、そのための新たなステージの建設がアアルト大学のペッカ・ヘッキネン教授とWood Program 2023–2024の学生たちに依頼され、プロジェクトが始動した。

「kide」は、フィンランド語で「氷の結晶」を意味し、雪のフラクタル構造から着想を得たデザインが特徴となっている。
内部空間には、フィンランドの森の静けさと空気感が再現されており、来訪者をやさしく包み込むような没入感を生み出している。音楽祭のステージとして使われるだけでなく、地域住民が日常的に集まる広場に計画されたため、人々が気軽に利用できる憩いの場としての機能も持つ。

構造は、2点で地面に軽く接するキャノピーによって支えられ、8本のトラスが編み込まれるように構成された正方形のボリュームによって全体が形づくられている。トラスは集成材で製作され、アアルト大学の工房で加工を行い、レイヤーごとに組み上げられた後、トラックで7時間ほどかけ現地へ輸送し、建設が進められた。

外装にはエキスパンドメタルが使用されており、繊細な木構造をやわらかく浮かび上がらせるとともに、構造に奥行きと軽やかさをもたらしている。屋根部分には8枚のLVLパネルが使われ、構造の強度とデザイン性が高められている。

ステージには地元産の松材によるデッキと背景壁が設けられ、素朴であたたかみのある空間が形成されている。これらのデザイン、設計、施工まで全ての工程を学生17名が主として取り組んでいる。

2024年6月の完成以降、KIDEではフォーク音楽祭、ダンス、合唱、ロックコンサート、表彰式など、さまざまなイベントが開催されてきた。人口約8,000人のこの小さな町に新たな文化の拠点が誕生し、これまで簡素だった中心広場ににぎわいを生み出し、地域コミュニティに新たな活力をもたらしている。

また、KIDEは木材をはじめとするバイオベース素材を活用し、持続可能性への明確な姿勢を示している。自然素材の美しさと環境負荷の低さを活かしつつ、耐久性に優れた設計によって、長期的な利用を可能にしながら資源消費を最小限に抑えている。

■建築概要

題名:KIDE
所在地:フィンランド クフモ市
主用途:ステージ、パビリオン
設計:Aalto University Wood Program  担当/インストラクター:Pekka Heikkinen、Laura Zubillaga、Dario Vidal、Mauri Kontilla (structure)
建築デザイン:Ayato Hokkyo、Daniel Sars、Darya Belaya、Dimitris Kalogridis、Ishrat Tabassum、Johanna Saarela、Juri Kikuchi、Keitaro Tsubata、Kota Kawakami、Matej Pozega、Meina Kobayashi、Nao Fujimoto、Olle Bjorkebaum、Simon Herrera Arevalo、Ville Mujunen、Wakana Ito、Yume Suzuki
構造設計:Ghada Al-Adulrazzaq、Jakub Soltysinski
施工:Aalto University Wood Program
協力:City of Kuhmo, Kuhmo Oy
構造:木造
階数:地上1階
建築面積:80.64㎡
設計:2023年12月~2024年4月
工事:2024年5月~2024年6月
竣工:2024年6月
写真:Mikko Auerniitty、Daniel Sars、Meina Kobayashi

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外構・床基礎

H鋼 220*220mm 充填コンクリート工

外構・床デッキ

クフモ産松材 140*40mm(Kuhmo Oy)

外装・壁外壁

エキスパンドメタル(cronvall)

外装・屋根屋根

LVLパネル t=30mm 塩化ビニルシート防水加工(Metsa Wood)

内装・その他柱 構造体

集成材 190*190角(Versowood)

内装・その他柱 構造体用ネジ

ネジ φ6mm 180mm(Rothoblaas)

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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    image courtesy of 水戸芸術館

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    日程
    2025年11月1日(土)
    –
    2026年1月25日(日)
    architecture|exhibition
    「磯崎新:群島としての建築」展(水戸芸術館)の入場チケットをプレゼント。磯崎の没後国内初となる大規模回顧展。単一の領域にとどまらない活動を、模型・図面・スケッチ・インスタレーション等を通して俯瞰的に紹介。ガイドブックを作成して水戸芸術館も“出品作品”として扱う磯崎 新《水戸芸術館》1988年、シルクスクリーン・プリント image courtesy of 水戸芸術館
    「磯崎新:群島としての建築」展(水戸芸術館)の入場チケットの抽選への応募はこちらから
    forms.gle

    「磯崎新:群島としての建築」展(水戸芸術館)の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
    磯崎の没後国内初となる大規模回顧展です。同建築家の、単一の領域にとどまらない活動を、模型・図面・スケッチ・インスタレーション等を通して俯瞰的に紹介します。また、ガイドブックを作成して水戸芸術館も“出品作品”として扱います。

    展示会期は、2025年11月1日から2026年1月25日まで。展覧会の公式ページはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2025年10月24日(金)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

    2022年末に逝去した建築家・磯崎新の没後、国内初となる大規模回顧展を開催します。当館設計者でもある磯崎は、20世紀を代表する最も創造的で先駆的な建築家として知られ、2019年に建築界のノーベル賞と称されるプリツカー賞を受賞しました。建築プロジェクトや都市計画にとどまらず、著作活動、芸術家や知識人とのコラボレーション、さらにはキュレトリアル・ワークを通じ、60年以上にわたり思想、美術、文化論や批評分野においても卓越した地位を確立しました。

    磯崎は自身の著書『建築における「日本的なもの」』において、「グローバリゼーション状態のなかに沈殿物が発生し、これが〈しま〉をつくり、世界は無数の凝固の集合体としての、群島(アーキペラゴ)となるだろう。そのひとつの〈しま〉のつくりだされかたは、(中略)もっと多様に開発されねばなるまい」と記しています。この「群島(アーキペラゴ)」という概念はイタリアの哲学者マッシモ・カッチャーリの著書『Lʼarcipelago』(1997年)に端を発しています。磯崎はこの概念を構想の手がかりとし、自身の思想や実践における重要な空間概念として積極的に用いるようになりました。

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