SHARE 島田陽による、神戸・東遊園地の仮設建築「URBAN PICNIC PAVILION」(2017/11/5まで訪問可能)
会場隣の市役所屋上から見る。12個の正方形平面が角度を振りながら連結している
all photos©笹倉洋平
タトアーキテクツ / 島田陽建築設計事務所が設計した、神戸・東遊園地の仮設建築「URBAN PICNIC PAVILION」です。2017年11月5日まで訪問が可能との事。
URBAN PICNIC PAVILION
市民が寄贈した本による青空図書館「OUTDOOR LIBRARY」と、カフェ「PARK KITCHEN」の機能を持つ、4ヶ月間の仮設建築。2.5cm角の細い角鋼で作られた3×3×3mの単純な立方体フレームを、角度をつけながら連結していくことで、拡がりと奥行きを作り出そうとした。
図書室とカフェの二つのコア周辺は風車状に屋根が掛かって、雨や陽射しを防ぐ。フレームに吊られた布は風に揺れ、日陰を作り出し、その色の重なりは動きとともに人々を愉しませる。
フレームは会期が終了すると分解して、コンパクトに収納することが出来る。それぞれの立方体フレームは自立するので一部だけを何処かで再利用することも可能で、現在移設場所を探している。
※以下の写真はクリックで拡大します
アウトドアライブラリー。夜間は上方に吊っている建具を下ろして施錠する
■建築概要
URBAN PICNICについて
開催日時
日 程:2017年 7月15日(土)~11月5日(日)
時 間:秋季 平日11:00~19:00 土日祝10:00~19:00
会 場:東遊園地 〒650-0001 神戸市中央区加納町6-4-1
ウェブサイト:http://urbanpicnic.jp/
設計:
タトアーキテクツ/島田陽建築設計事務所
担当/島田陽 佐藤伸彦 水谷潤
構造: tmsd萬田隆構造設計事務所
施工:住僖
スチールフレーム製作:橋爪工作所
什器製作:キョーワ・テクノ
ファブリック協力/森山茜
プロデュース :一般社団法人リバブルシティイニシアティブ
規模:敷設面積 214 ㎡