SHARE クラーソン・コイヴィスト・ルーネが建築・空間デザイン監修した、東京・日本橋兜町の築97年のビルを改修した、ホテルや店舗などの複合施設「K5」
クラーソン・コイヴィスト・ルーネが建築・空間デザイン監修した、東京・日本橋兜町の築97年のビルを改修した、ホテルや店舗などの複合施設「K5」です。施設の公式サイトはこちら。
「K5」は、1923年竣工(築97年)の歴史的建造物の外観・躯体はそのままに、内部を丁寧にリノベーション、キュレーションすることで、日本橋兜町の街全体の再活性のきっかけを生む”点”となることを目指しています。
建築・空間デザインを監修したのは、スウェーデン・ストックホルムを拠点に活躍する建築家パートナーシップ「CLAESSON KOIVISTO RUNE(以下CKR)」。国内初の銀行として建てられた築97年の歴史的建造物の重厚感と素材感を尊重しつつ、北欧と和のテイストが絶妙なバランスでブレンドされた、感性を凝縮したような斬新な場所が完成しました。
地下1階〜地上階は「K5」のみで体験することのできる飲食コンテンツが、地上2階〜4階はデザイン性の高いブティックホテル「HOTEL K5」が入ります。この新しい”場”の中で「動」(地下1階〜地上階)と「静」(=地上2階〜4階)の対比を体感することで、感性が開かれるようなエクスペリエンスを提供したいと考えています。
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REVITALIZE THE CITY
日本橋兜町の街全体が再活性するきっかけとなる強い”点”を打つ。「K5」というマイクロ複合施設がオープンすることで、そこに感度の高い人々が自然と集まるようになり、まわりに多様な施設が出来始め、街全体が色づいて活気づいていく。というビジョンを掲げて推進してきたプロジェクト。
AIMAI
ホテルの一般的な空間構成とは一線を画す、シームレスで曖昧な空間づくりがコンセプトの1つ。1Fのレストラン「Caveman」からコーヒーショップ「Switch Coffee」までを途切れさせず、自然と視線が流れる空間となります。
客室前の廊下部分と客室内のタイルを統一しそれを客室ごとにパターンを変えることで、客室と廊下の境目が曖昧になり1つの空間として繋がっているように感じる工夫が施されています。
TIMELESS
築97年の歴史的建造物の外観は、既にそこに存在していた歴史、時間を尊重するために可能な限りそのまま残しています。内部のみCKRのデザインによるリノベーションを施し、歴史性なものと先鋭性が対比する唯一無二の独創的な空間となっています。
地上階の飲食フロアの床および「HOTEL K5」の客室の床は、97年前のコンクリート躯体をそのまま活かし、時の流れを感じるその独特な風合いを醸し出す素材感を大切にしています。RETURNING TO NATURE
都市と自然の対比を表現するべく、先鋭的な植栽演出集団であるYard Works が「K5」内部のそれぞれの空間に合わせてセレクト、アレンジした植物が館内にふんだんに配されています。客室内に至るまで多くのスタイリッシュな植栽を配置。コンクリートの多いオフィス街の中に身を置きながらも、より自然を感じられる場所づくりを大切にしています。
■施設概要
名称:K5 (ケーファイブ)
開業日:2020年2月1日(土)グランドオープン
住所:東京都中央区日本橋兜町3番5号
アクセス:
東京メトロ東西線・銀座線、都営浅草線 「日本橋駅」 徒歩5分
東京メトロ東西線・日比谷線 「茅場町駅」 徒歩5分