SHARE graf / 服部滋樹+森岡寿起が手掛けた、奈良・桜井市の店舗「てのべ たかだや」
graf / 服部滋樹+森岡寿起が手掛けた、奈良・桜井市の店舗「てのべ たかだや」です。お店の公式サイトはこちら。
そうめんは1200年も続く伝統食ながら、現代では単一的な食し方しか浸透していません。そこで「もっともっとそうめんの可能性と魅力を広げたい」とマル勝髙田商店の方々の想いからスタートしたのが、このプロジェクトです。「てのべ たかだや」では、その伝統を大切にしながら、これまでの枠を超えた楽しみ方や、多様化された現在の食卓に調和する新しい味わい方を広めていきます。
新設の店舗には金物を使わずに組み立てたやぐらに、無垢板や磨き丸太など厳選された素材を採用。柱には伝統的な継ぎ手であるほぞ加工を施し、そこに梁を通して木栓や楔留めにて固定。昔ながらの技法をあえて使うことで、歴史ある三輪地区の土地に負けない、そして時が経っても色褪せない空間を目指しました。
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以下、デザイナーによるテキストです。
大阪を拠点に活動するクリエイティブユニットgrafは、奈良県・三輪の地に続く手延べそうめんの歴史と伝統を守る株式会社マル勝髙田商店からオファーを受け、店舗の内装設計からメニュー開発、各種デザインを含むブランディングを担当しました。
その新店舗「てのべ たかだや」が、2020年3月1日にオープンいたしました。店内には、物販スペースとカフェ「sumen」があります。sumenではマル勝髙田の麺を存分にお楽しみいただける、新しいそうめんの食べ方をご提案いたします。
そうめんは1200年も続く伝統食ながら、現代では単一的な食し方しか浸透していません。そこで「もっともっとそうめんの可能性と魅力を広げたい」とマル勝髙田商店の方々の想いからスタートしたのが、このプロジェクトです。「てのべ たかだや」では、その伝統を大切にしながら、これまでの枠を超えた楽しみ方や、多様化された現在の食卓に調和する新しい味わい方を広めていきます。
新設の店舗には金物を使わずに組み立てたやぐらに、無垢板や磨き丸太など厳選された素材を採用。柱には伝統的な継ぎ手であるほぞ加工を施し、そこに梁を通して木栓や楔留めにて固定。昔ながらの技法をあえて使うことで、歴史ある三輪地区の土地に負けない、そして時が経っても色褪せない空間を目指しました。
丁寧な手順で製造される手延べそうめんの価値や奥深さを感じ取れるような趣と洗練された空気感の中、オリジナリティあふれるそうめんメニューを堪能できるカフェスペースも併設しています。またイートインスペースでは、grafオリジナルのNarrative「Round Table」「Round Chair」とNarrative「Arm Chair」を一部使用しています。
■建築概要
てのべ たかだや [株式会社マル勝髙田商店]
〒633-0074 奈良県桜井市芝374-1
内装設計:森岡寿起
施工:乃村工藝社
建築:住友林業
竣工日:2020年2月
場所:奈良県桜井市
面積:160㎡
業態:飲食物販
クライアント:マル勝高田
撮影:山田 圭司郎
グラフィックデザイン:向井千晶
メニュー開発:奥地晋也(奥地晋也料理研究所)、中野隼
商品・メニュー撮影:吉田秀司
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
内装・造作家具 | ディスプレイ什器 | |
内装・造作家具 | 棚収納什器 | |
内装・家具 | 客席椅子1 | |
内装・家具 | 客席椅子2 | |
内装・家具 | 客席椅子3 |
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