SHARE 井上岳+棗田久美子+赤塚健 / BORDによる、東京・調布市の「つつじが丘の文化複合施設」
井上岳+棗田久美子+赤塚健 / BORDが設計した、東京・調布市の「つつじが丘の文化複合施設」です。
壁は人の活動を制限する。その役割を保ちつつも、その場所での多彩な活動をつくりだすことはできないだろうか。
つつじが丘の文化複合施設では、壁になりきれないものをつくることで、そこに多義性を生み出し、使い手の活動を支えることを行った。空間を隔てていた壁たちは一度分解され、くぐることができる枠となり、透過する薄いガラスとなり、また部屋へとつづく扉となり、揺らめきながら稼働する銀色のカーテンとなる。さらにこれらの壁のようなものたちには色が付けられ、利用者が開けたり、くぐったり、ひっくり返したり、引っ張ったりすることで、身体とそれらの動きが強調される。
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以下、建築家によるテキストです。
壁は人の活動を制限する。その役割を保ちつつも、その場所での多彩な活動をつくりだすことはできないだろうか。
つつじが丘の文化複合施設では、壁になりきれないものをつくることで、そこに多義性を生み出し、使い手の活動を支えることを行った。空間を隔てていた壁たちは一度分解され、くぐることができる枠となり、透過する薄いガラスとなり、また部屋へとつづく扉となり、揺らめきながら稼働する銀色のカーテンとなる。さらにこれらの壁のようなものたちには色が付けられ、利用者が開けたり、くぐったり、ひっくり返したり、引っ張ったりすることで、身体とそれらの動きが強調される。壁のようなものたちと人と、そこでの活動が一体となって空間が動き出す。
駅からほど近い幹線道路沿いに位置し、ダンススクールや本屋、塾、商店街の集会場となるつつじが丘の文化複合施設、ここでは壁のようなものたちによって、使い手とともに出来事やパフォーマンスをつくり出していくことを考えた。
■建築概要
名称:つつじが丘の文化複合施設
所在地:東京都調布市西つつじが丘
計画面積:131.37㎡
用途:文化複合施設
竣工:2019年10月
設計:BORD
グラフィック:石塚俊
テキスタイル:庄司はるか
金物:阪上万里英
施工:月造
写真:高野ユリカ
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
内装・床 | 床 | バーチユニ(無垢フローリングドットコム) |
内装・水廻り | トイレ | |
内装・照明 | ライティングダクト | LUMILINE(DAIKO) |
内装・その他 | スイッチプレート | SUS-SWP(RC Company) |
内装・その他 | ドアキャッチャー |
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