all photos©絹巻豐
古谷俊一 / 古谷デザイン建築設計事務所が設計した東京クラシック内、森のクラブハウスと馬主クラブ棟です。
国際都市でありながら成熟度にかけるとされているオフタイムの過ごし方をあらため、これまでのゴルフ場にはない真のカントリークラブライフを実現しようというオーナーの思いを頼りにこの2つの建築は設計された。
20年前、当該敷地はゴルフ場開発のため必要となるスギやシラカシの植林場として活用された歴史があった。当時の開発は頓挫し、約3~4mグリッドにより植え込まれた樹木は20年間かけて日を遮るほど成長している状況があった。
乗馬クラブと畑を核とした森のクラブハウスを作る構想を受け、里道を挟み西側の杉の植林帯には厩舎及び馬場を、東のシラカシの植林帯にはクラブハウスを、植林のグリッドに沿い程よい距離感で向かい合うランドスケープデザインが決まった。