家具デザインを手掛ける藤森泰司アトリエが、自社での在宅ワーク経験から考案したデスクシリーズを公開していて、受注生産で販売もするそうです。リンク先に写真が23枚掲載されています。
新しい試みを始めます。
このような状況になって、藤森泰司アトリエも4月から在宅ワークになりました。突然のことなので、スタッフたちも自宅で仕事をする環境がありません。まずは、自宅で仕事ができる家具が欲しいね…という話をしました。そこで、スタッフそれぞれの状況に呼応する家具をみんなで考えました。その第一弾として、いくつかのタイプの小さなデスクをデザインしました。これらの家具は、自分たちの強い必然性から生まれたものです。だとすれば、他の方々の状況にも強くコミットできるかもしれません。そう考えた時、思い切って藤森泰司アトリエで販売することにしました。
とはいえ、若い人たちをはじめ、より多くの人たちに提供したいと思いつつ、家具を一からオリジナルで(特注家具を)作るにはやはりコストがかかります。今、家具の値段はどこか歪んでいます。極端に安いか、その逆か…。値段の歪みは、誰かにものすごく負担がかかっていることで成立しています。だから、安く提供したいと思いつつ、このプロジェクトでは、生産に関わる方々に負担をかけない最低限の価格で販売したいと思います。製作パートナーの方達には、意義をご理解いただき協力をいただきました。藤森泰司アトリエも、プロジェクトを動かすための必要最低限のデザイン料を単価に乗せています。
さて、本題です! この試みに賛同してくださる方、つまりはこの3タイプのデスクを欲しい方を募集します! この価格は、受注生産でそれぞれ10台作ることを想定したものです。ですので、それぞれ10台に達したら発注します。これらは、この状況が改善されていっても有用な家具だと自負しています。そして、これはモノの値段に対するひとつの試みでもあります。
お子様のいる家族の方、あるいは一人暮らしの方、お父さんお母さんの自分用のデスク、兄弟姉妹で使うデスク、皆さんの状況に上手くフィットできたら嬉しいです。