町秋人建築設計事務所による、静岡・焼津市の、作業場・店舗「松葉畳店」
町秋人建築設計事務所による、静岡・焼津市の、作業場・店舗「松葉畳店」 photo©RACHI SHINYA
町秋人建築設計事務所による、静岡・焼津市の、作業場・店舗「松葉畳店」 photo©RACHI SHINYA
町秋人建築設計事務所による、静岡・焼津市の、作業場・店舗「松葉畳店」 photo©RACHI SHINYA

町秋人建築設計事務所が設計した、静岡・焼津市の、作業場・店舗「松葉畳店」です。店舗の公式サイトはこちら

近所の方が畳の交換相談に来て店主と話をしている。
畳屋さんは製造工場というよりは商店に近いのかもしれない。
どの地域にも畳屋さんが一軒はあり、幼い頃には開放的なガラスサッシ越しに中の様子を興味深く覗いた記憶もある。
考えてみると畳という存在は建築を構成する要素の中ではメンテナンスフリー(永遠)を理想とせず交換や張り替えを前提としている点で住み手が継続的に状態を見ながら関与できる、今となっては稀な存在なのかもしれない。

建築家によるテキストより

施主である松葉畳店さんは一般的な畳の他、イ草をつかった畳雑貨などの製造販売と日々精力的に活動している畳屋さんである。
今回は元々先代が建てた平屋建ての畳作業場が老朽化したことと、畳やイ草の魅力をさらに伝えていく場が必要となり建替える計画となった、畳作業場の他、奥さんが手掛けている畳雑貨の作業場、雑貨を販売する店舗とそれぞれのスペースを一つの建物の中に求められた。

建築家によるテキストより

建築はその人の価値観や人柄が自然と滲み出るものであると思う。
住宅は勿論、店舗や作業場も同じで、ただ使いやすく効率的に物を生産できればいいというわけではない。
その場で物を生み出し、世に出ていく場としてどんな場が必要なのかを考えていくことが大事であると考えている。

建築家によるテキストより
今津康夫 / ninkipen!による、奈良市の、集合住宅の一住戸のリノベーション「609」
今津康夫 / ninkipen!による、奈良市の、集合住宅の一住戸のリノベーション「609」 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、奈良市の、集合住宅の一住戸のリノベーション「609」 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、奈良市の、集合住宅の一住戸のリノベーション「609」 photo©河田弘樹

今津康夫 / ninkipen!が設計した、奈良市の、集合住宅の一住戸のリノベーション「609」です。

奈良市郊外のマンションリノベーションである。
春日山の麓に位置し、窓からは四季折々の里山の風景を楽しむことができる。

4人家族が約70m2のフレームの中に、2人の子どもの成長に合わせて柔軟に変化可能な空間を目指し、廊下を挟んで北側にまとめた主寝室と子ども部屋のプライバシーを、8枚の引戸の開き方によってチューニング可能とした。さらに子ども部屋は、可動式の家具の重心によって2つのパーソナルスペースが伸び縮みする。

内装には敢えて数種類の広葉樹と針葉樹を用いてラフさを与えることで、これから始まる家族の日常を受け止める強さを備えたいと思った。

訪れる度に、僕たちの想像を超えた暮らしになっていることを楽しみにしている。

建築家によるテキストより
現代美術作家の杉本博司と建築家の榊田倫之による建築設計事務所「新素材研究所」のウェブサイトがリニューアル

現代美術作家の杉本博司と建築家の榊田倫之による建築設計事務所「新素材研究所」のウェブサイトがリニューアルされています。作品等が開設のテキスト付きで閲覧することができます。

【ap job更新】 東京とドバイを拠点とする建築設計事務所「waiwai」が、東京事務所の業務拡張に伴い 設計スタッフ、事務・プレス・経理スタッフ、アルバイトを募集中
【ap job更新】 東京とドバイを拠点とする建築設計事務所「waiwai」が、東京事務所の業務拡張に伴い 設計スタッフ、事務・プレス・経理スタッフ、アルバイトを募集中
【ap job更新】 東京とドバイを拠点とする建築設計事務所「waiwai」が、東京事務所の業務拡張に伴い 設計スタッフ、事務・プレス・経理スタッフ、アルバイトを募集中AOMORI HOME/特別養護老人ホーム桜木園

東京とドバイを拠点とする建築設計事務所「waiwai」の、設計スタッフ、事務・プレス・経理スタッフ、アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

このたび、東京事務所の業務拡張に伴い、設計フルタイムスタッフおよび事務・経理スタッフを募集します。

waiwaiは東京とドバイを拠点とする建築設計事務所です。
東京とドバイを拠点としながら、日本国内をはじめ、中東・アジア・アフリカの様々な国や地域における大規模都市開発等のマスタープランから小規模なインテリア・ファニチャーデザインまで幅広い設計・デザイン業務を手がけています。

現在進行中のプロジェクトに、数万㎡規模の美術館・アートギャラリーやホテル、大規模住宅地開発、数千㎡規模のホテル・ヴィラ/別荘・商業施設・福祉施設、その他レストランや保育所、アウトドア施設等々、多種多様なプロジェクトが動いています。
日本国内においては、2019年以降、北海道で複数のプロジェクトが動き始めたことをきっかけに、waiwaiニセコ分室を設立しました。

私たちは、真の意味で世界に通じる新しい建築のあり方を常に模索しています。同時に、世界に通じるタフで元気な人材の育成に取り組んでいます。
大きな視点で様々なプロジェクトに共に挑戦してくれる方の応募をお待ちしています。

畝森泰行と金野千恵の“UtA / Unemori teco Associates”による、東京・台東区の、既存ビルを改修した設計者自身のオフィス「BASE」
畝森泰行と金野千恵の“UtA / Unemori teco Associates”による、東京・台東区の、既存ビルを改修した設計者自身のオフィス「BASE」 photo©Yurika Kono
畝森泰行と金野千恵の“UtA / Unemori teco Associates”による、東京・台東区の、既存ビルを改修した設計者自身のオフィス「BASE」 photo©Yurika Kono
畝森泰行と金野千恵の“UtA / Unemori teco Associates”による、東京・台東区の、既存ビルを改修した設計者自身のオフィス「BASE」 photo©Yurika Kono

畝森泰行と金野千恵の“UtA / Unemori teco Associates”が設計した、東京・台東区の、既存ビルを改修した設計者自身のオフィス「BASE」です。UtAは、畝森泰行建築設計事務所金野千恵 / tecoの設計共同体で、プロポーザル等に共同で取り組んでいます。

革や装飾資材の問屋が多い浅草橋における、1964年竣工の一棟ビル改修のプロジェクト。
t e c oと、畝森泰行建築設計事務所のシェアオフィス。

コロナ禍において集まって働く意味やその空間とは?
この課題に向き合いながら、新しいオフィスのあり方を求めて2事務所共同でコンペも行い、考え深めた。2つの事務所は、各々で拠点を持ちながら4フロアを共有部とし、そこへ打合せスペースや水廻りを設けることで、メンバーが動き、建物をアクティベートすることを考えた。RC造の賃貸物件であり、耐震性能上も層間を跨ぐ吹抜けは難しかったことから、層ごとのコンセプトを明快にしながら、空間的な特徴づけを行った。

建築家によるテキストより

1階『SQUARE』 街の開けた角地として、鳥越神社の祭や街のイベントにも参加可能なつくりとした。前面のファサードはアルミサッシを木製サッシへと改修し、フルオープンとなる機構へと変更した。さらに、大きなキッチンを設け、日常的な調理の場としてはもちろん、定期的なワンデイレストランなどを招くことを構想している。

2階『GARDEN』この問屋街には緑地やゆったりした歩道が少なく、働く場のなかに自然を取り入れるよう外部建具を外した庭のフロアを設けた。床は外周近くを防水し大判のタイル張りとすることで、風雨を受け入れるつくりとした。こうした屋外空間を自らの日常のなかに取り込むことで、その空間の喜びや維持の難しさを体感するとともに、実験の場として、継続した活用のすべを考えていく。

建築家によるテキストより
アンサンブル・スタジオのギャラリー・間での建築展の概要が発表。スペインを拠点とし革新的な構法や構造を探求する建築家
アンサンブル・スタジオのギャラリー・間での建築展の概要が発表。スペインを拠点とし革新的な構法や構造を探求する建築家トリュフ(スペイン、コスタ・ダ・モルテ、2010) photo©Iwan Baan
アンサンブル・スタジオのギャラリー・間での建築展の概要が発表。スペインを拠点とし革新的な構法や構造を探求する建築家ランドスケープの構造体 インバーテッド・ポータル(裏返された門) (米国、モンタナ州、ティペット・ライズ・アート・センター、2016) photo©Iwan Baan

アンサンブル・スタジオTOTOギャラリー・間での建築展「Architecture of The Earth」の概要が発表されました。アンサンブル・スタジオは、スペインを拠点とし革新的な構法や構造を探求する建築家です。会期は2021年6月8日~9月12日。事前予約制での開催です。彼らの作品にはアーキテクチャーフォトも以前より注目しており、それらの記事はこちらから閲覧できます。
記事のトップで紹介している「トリュフ」というプロジェクトは、地面を掘った穴と干し草を型枠にしコンクリートを流し込み完成させた住宅で彼らの代表作の一つです。こちらで施工プロセスも含む写真と図面を、こちらで動画を見ることができます

地球規模の視点と、自然と響きあうような力強い造形、独自の構法を軸に、建築の可能性を追求するアンサンブル・スタジオ。TOTOギャラリー・間では、スペインとアメリカを拠点に活動を続ける彼らの 、日本で初めての個展を開催いたします 。

アンサンブル・スタジオは、アントン・ガルシア=アブリルとデボラ・メサが主宰する 職能横断型チームとして、スペインのマドリードで2000年に設立されました。彼らは単に建物のデザインを行うだけでなく、実験を通して自らの手で考え、建設方法まで 考案することにより、他に類を見ない革新的な建築を生み出してきました。

彼らの活動は近年、よりダイナミズムを増し、広大なスケールのプロジェクトも手がけるようになりました。2016年にはアメリカのモンタナ州にあるティペット・ライズ・アート・センターにおいて、屋外彫刻のような一連の作品「ランドスケープの構造体」を発表。約48㎢の広大な敷地に点在する、先史時代の遺跡を思わせるような構築物は、大地を型枠に利用しながらも、現代の技術をベースに、モックアップによる検証、コンピューターを使ったモデリングなど、複雑な構造計算と建設プロセスを経て完成しました。

こうした彼らの活動は 、地球規模で建築を考える「Architecture of The Earth」という テーマに 結実 しています。本展覧会では、「地球」と「建築」の関係性の探究のなかから生まれたプロジェクトに焦点をあて、アンサンブル・スタジオ独自のリサーチ・設計・建設の過程を、模型や映像を通じて紹介します。

リリーステキストより

以下ではその他の作品画像と建築家による展覧会コンセプトを紹介します

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