原田圭 / DO.DO.が設計した、長崎・波佐見町の飲食店舗「COYANE SAIKAITOKI」です。トンネル内壁用に開発された波佐見焼のタイルを採用し、建築外装・内装・家具に至るまで使用したことも特徴となっています。
店舗の公式サイトはこちら。
陶磁器の産地である長崎県波佐見町にある陶磁器メーカー西海陶器のプロジェクト。
2016年弊社で設計し竣工した「ŌYANE(オーヤネ)」に隣接する位置に建てたレストラン。ショップに訪れる人にもっとゆっくり滞在してほしいというオーナーの思いの元、同じ敷地内にあるイベントスペース用の大屋根を小さくした形状で外部に対して開かれた空間を計画した。
メインマテリアルとして使用したタイルは、かつてトンネルの内壁用に開発された波佐見焼のタイルで、暗いトンネルの中で視認性を高めるため、通常の白より「白い」のが特徴で美しいものでした。そこで、建築外装、内装、家具に至るまで使用する事を決めました。
側面のガラス引戸は6枚が引き込まれ、オーヤネとオープンに繋がるデザインに。また北側の大きな窓も外壁側に引き込まれ、フレームレスで風にたなびく田園風景を望めるように計画した。