小野直紀+山本侑樹 / YOYによる、BAO BAO ISSEY MIYAKEのウィンドウディスプレイ用什器「MASS II」。コンクリートのテクスチャーを印刷したポリエステルメッシュでアクリルボックスを覆うことにより認知的不協和の実体化を意図
小野直紀+山本侑樹 / YOYによる、BAO BAO ISSEY MIYAKEのウィンドウディスプレイ用什器「MASS II」。コンクリートのテクスチャーを印刷したポリエステルメッシュでアクリルボックスを覆うことにより認知的不協和の実体化を意図ISSEY MIYAKE GINZA。 photo©古川泰子(Yasuko Furukawa)
小野直紀+山本侑樹 / YOYによる、BAO BAO ISSEY MIYAKEのウィンドウディスプレイ用什器「MASS II」。コンクリートのテクスチャーを印刷したポリエステルメッシュでアクリルボックスを覆うことにより認知的不協和の実体化を意図ISSEY MIYAKE GINZA。 photo©古川泰子(Yasuko Furukawa)
小野直紀+山本侑樹 / YOYによる、BAO BAO ISSEY MIYAKEのウィンドウディスプレイ用什器「MASS II」。コンクリートのテクスチャーを印刷したポリエステルメッシュでアクリルボックスを覆うことにより認知的不協和の実体化を意図ISSEY MIYAKE GINZA。 photo©古川泰子(Yasuko Furukawa)

小野直紀+山本侑樹 / YOYがデザインした、BAO BAO ISSEY MIYAKEのウィンドウディスプレイ用什器「MASS II」です。コンクリートのテクスチャーを印刷したポリエステルメッシュでアクリルボックスを覆うことにより認知的不協和の実体化が意図されました。東京、大阪、香港の対象店舗で2021年8月31日まで公開されています。

BAO BAO ISSEY MIYAKEのウィンドウディスプレイのために制作した什器。

2018年に発表した、見る角度によって透過性が変化する「塊」をモチーフとした箱のシリーズ「MASS」の考え方を応用。コンクリートのテクスチャーを印刷した目の細かなポリエステルメッシュでアクリルボックスを覆っている。

メッシュの特性上、斜めから見ると不透明に見え、正面から見ると中が透けて見える効果がある。重く不透明なコンクリートがもつイメージに対して、軽さと透明性という真逆の性質を感じる認知的不協和を実体化した。

デザイナーによるテキストより

設置店舗:ISSEY MIYAKE GINZA(東京都中央区銀座4-4-5)、MoMA Design Store 表参道(東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F)、BAO BAO ISSEY MIYAKE / SHINSAIBASHI PARCO(大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-8-3 1F)、BAO BAO ISSEY MIYAKE HARBOUR CITY(Shop 117A, L1, Ocean Centre, Harbour City, Tsim Sha Tsui, Kowloon, Hong Kong)

作品概要より
田邉雄之建築設計事務所による、神奈川・鎌倉市の店舗「コケーシカ / 憩写真館」。中村好文が設計した築約20年の建物の一階を改装し既存店舗に写真館機能を追加
田邉雄之建築設計事務所による、神奈川・鎌倉市の店舗「コケーシカ / 憩写真館」。中村好文が設計した築約20年の建物の一階を改装し既存店舗に写真館機能を追加 photo©田邉雄之
田邉雄之建築設計事務所による、神奈川・鎌倉市の店舗「コケーシカ / 憩写真館」。中村好文が設計した築約20年の建物の一階を改装し既存店舗に写真館機能を追加 photo©田邉雄之
田邉雄之建築設計事務所による、神奈川・鎌倉市の店舗「コケーシカ / 憩写真館」。中村好文が設計した築約20年の建物の一階を改装し既存店舗に写真館機能を追加 photo©田邉雄之

田邉雄之建築設計事務所が設計した、神奈川・鎌倉市の、店舗「コケーシカ / 憩写真館」です。中村好文が設計した築約20年の建物の一階を改修し既存店舗に写真館機能を追加しています。店舗の公式サイトはこちら

鎌倉の裏通りに位置する、こけしとマトリョーシカの専門店・コケーシカはオープンして約12年が経過していた。
店主で写真家詩人/沼田元氣氏より、外壁・庇補修と共に店舗の半分を長年の夢であった写真館にしたいと依頼を受けた。建物は約20年前に中村好文氏が設計されたコンパクトながらも吹抜けや階段に特徴がある木造3階建て。プランにおいては店舗と写真館をどのように区分するかの検討を重ねたが、最終的には吹抜けに合わせて建物の中央で分ける計画とした。

建築家によるテキストより

この裏通りは鎌倉駅から長谷の大仏に繋がるバス通りから一本入っており、地元住民にとっては散歩や通勤通学に丁度良いバイパスのような役割を果たしている。そんな裏通りに面するショーウィンドーは、写真館のアイコンでもあり、垂直に写真を展示することが求められるが、それだけではない機能を今回は付加した。

建築家によるテキストより

裏通りは建物の北側に位置するために、アトリエやギャラリー等で好まれる均質な北側採光が期待できる。この北側採光を必要に応じて写真館に取り入れることはできないだろうかと考えた。ショーウィンドー内の壁面を透過しながらもレフ板のような役割が果たせる型板ガラスとし、更に写真館のエントランス両脇の曲面に合わせて型板ガラス自体が横回転することで光量の調整も可能である。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス [期間:2021/8/23-8/29]
最も注目を集めたトピックス [期間:2021/8/23-8/29]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2021/8/23-8/29)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 宇野友明による、愛知・名古屋市の「徳川町のゲストハウス」。住宅規模では使うことのない木材のヴォリュームに寸法を与え、遠い未来に最も美しく輝く建築を構想
  2. 藤本壮介による、ハンガリー・ブダペストの音楽施設「ハンガリー音楽の家(House of Hungarian Music)」が竣工間近。音の振動を視覚的に表現した波から着想を得た浮屋根が公園の森の中に浮かぶ
  3. 富永大毅+藤間弥恵 / TATTAによる、東京・台東区の、店舗・集合住宅「奥浅草ハイブリッド」。地域の建築作法を取り込むことで“らしさ”を表現しつつ、フレキシブルに変更可能な躯体の設計によりテナントを集め、地域活性化にも貢献
  4. 二俣公一 / ケース・リアルによる、佐賀・嬉野市の、登録有形文化財の蔵を改修したカフェ&ラボ「MILKBREW COFFEE」。内外の既存状態を生かしながら必要機能を加えることで、新旧が統合されたハイブリッドな空間を意図
  5. 大山純矢+大山真司 / studio kiviによる、愛知・名古屋市の、集合住宅の一住戸の改修「やごとの家」。アトリエとして使用する玄関と一体となった土間スペースが、ライフステージの変化に対応
  6. 今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の、超高層集合住宅の一住戸のリノベーション「3402」
  7. 多田正治アトリエ+ENDO SHOJIRO DESIGNによる、京都市の、路地先に位置する木造長屋の改修「仏光寺の家」。既存建物の中央部を減築し外部空間を立体的に挿入することで、内部空間の豊かさと路地空間への貢献を意図
  8. 佐藤可士和 / SAMURAIによる、東京・渋谷区の、恵比寿駅前の公共トイレ。清潔と安心をコンセプトに極端に目立ちすぎない“真っ白なトイレ”を設計
  9. 黒木大亮 / lyhtyによる、兵庫の住宅「赤穂の家(モルタルの家)」
  10. TANK / 福元成武と磯野信+小松素宏 / 明治大学構法計画研究室による、 東京・目黒区の店舗「保護猫喫茶 necoma」
  11. TOTO通信2021年夏号「特集:個室の復権」のオンライン版。8組の建築家が個室を提案
  12. スティーブン・シェンク+服部大祐 / Schenk Hattoriによる、東京・世田谷区の住宅「House in Fukasawa」。街と内部空間の連続性を意図し、都市部の間口が狭く奥行のある敷地における木造建築の可能性を探求
  13. 久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所が会場構成を手掛けた、パナソニック汐留美術館での「サーリネンとフィンランドの美しい建築展」。サーリネンゆかりの地であるヴィトレスク湖畔の風景を抽象的に表現した会場デザインを意図
  14. OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダ・アムステルダムの、オフィスビル「Apollolaan 171」。20世紀初頭のベルラーヘの歴史的建築物が建つ地域に、ガラスとレンガを外観に使用し透明性と触覚性を備えた建築を構想
  15. デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンのミース設計の「新国立美術館」。新設部の明示された図面や修復中の写真など豊富な資料で紹介
  16. 平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」
  17. 石上純也建築設計事務所による、神奈川・厚木市の「神奈川工科大学KAIT広場」
  18. OMAの設計で完成した、ドイツ・ベルリンの、メディア企業 アクセル・シュプリンガー社の新社屋「Axel Springer Media Campus」。中央に設けられたヴォイドに位置するワークスペースが社全体にアイデアを伝えることを意図
  19. 「中山英之展 ,and then」愛知巡回展・講演会が、愛知淑徳大学で開催。TOTO・ギャラリー間で開催され注目された展示が巡回し、学生の会場計画・施工で公開
  20. 隈研吾(高知県立林業大学校 校長)による特別講義「森を生かす ミライへのメッセージ」がYouTubeでオンライン配信。参加無料・事前申込不要

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