藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、兵庫・西宮市の住宅「夙川の家」。厳しい法規条件の敷地に、スキップフロア形式に合わせて周辺の様々な景色を取り込む開口を持った建築を計画
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、兵庫・西宮市の住宅「夙川の家」。厳しい法規条件の敷地に、スキップフロア形式に合わせて周辺の様々な景色を取り込む開口を持った建築を計画 photo©吉川直希(dig photograph)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、兵庫・西宮市の住宅「夙川の家」。厳しい法規条件の敷地に、スキップフロア形式に合わせて周辺の様々な景色を取り込む開口を持った建築を計画 photo©吉川直希(dig photograph)

藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所が設計した、兵庫・西宮市の住宅「夙川の家」です。厳しい法規条件の敷地に、スキップフロア形式に合わせて周辺の様々な景色を取り込む開口を持った建築を計画しました。

兵庫県西宮市夙川エリアは、建蔽率40パーセント、容積率100パーセントという地域で、高さ制限もあり、実は大阪市内より法規が厳しく計画が難しいことになります。

建築家によるテキストより

また今回の敷地は、隣地境界から1メートル離して家をたてないといけない。これで旗竿の「竿」の部分では建物間口が狭くなりすぎてしまって、現実的には家を建てることが難しくなってきます。
しかし、旗竿敷地という悪条件でありながらも、この敷地で良かった点は、旗竿敷地の「旗」の部分で法規上床面積いっぱいに家を建てたときに納めることが出来る敷地形状であった点でした。

建築家によるテキストより

植栽が並ぶ、うねったアプローチを通り、少し敷地から入むように玄関に入ります。玄関土間を入ると、対面は視線が外部に抜け、左右に個室が分かれています。最上部フロアと、その一つ下のフロアがLDKです。
みんな個室に行かずに居間で過ごすことが多いというクライアントの生活をお聞きし、スキップフロアはお互いの視線がぶつからずに、程よい距離感を保ちやすいので適しているかと思い計画しました。

今回はそのスキップフロア形状から、いろいろな場所で過ごしているときに、どのような景色が見えると良いかを考えながら計画していきました。

建築家によるテキストより
多雪地域にて、軒高6.8m スパン9mの2層吹き抜け空間を実現した大規模木造事務所の、オンライン構造現場見学会がNCNの主催で開催。
多雪地域にて、軒高6.8m スパン9mの2層吹き抜け空間を実現した大規模木造事務所の、オンライン構造現場見学会がNCNの主催で開催。

多雪地域にて、軒高6.8m スパン9mの2層吹き抜け空間を実現した大規模木造事務所の、オンライン構造現場見学会がエヌ・シー・エヌの主催で開催されます。開催日時は2021年9月29日(水)14:00~16:00参加費無料、要事前申込。参加者特典として、セミナー参加者に、最新の木造事例や、大規模木造にまつわるQ&A等を全60Pにまとめた『木構造ガイドブック』が進呈されます。

本建築の見所

・積雪1.3mの多雪地域ながら、軒高6.8m、スパン9mの2層吹き抜け空間を実現
・大空間を支える、700×150×9mの迫力の大断面材
・構造設計から材料調達・加工・施工までのワンストップサービスをエヌ・シー・エヌが提供

リリーステキストより

この度、有限会社山下機械店様及び関係者様のご協力により、『(有)山下機械店様事務所新築工事』オンライン構造現場見学会を開催することとなりました。

大規模木造計画に最適な、接合金物工法「SE構法」を最大限活用した、木造躯体を見ることができる機会となっております。

コロナ禍の中、どこからでもご参加いただけるオンラインセミナー形式となっておりますので、皆様お気軽にご参加ください。

リリーステキストより
OMA / イヤド・アルサカの設計で着工した、インド・ムンバイの複合施設「Prestige Liberty Towers」。二つの高層オフィスタワーと基壇部の商業施設で構成され、2025年の完成を予定
OMA / イヤド・アルサカの設計で着工した、インド・ムンバイの複合施設「Prestige Liberty Towers」。二つの高層オフィスタワーと基壇部の商業施設で構成され、2025年の完成を予定 image©OMA
OMA / イヤド・アルサカの設計で着工した、インド・ムンバイの複合施設「Prestige Liberty Towers」。二つの高層オフィスタワーと基壇部の商業施設で構成され、2025年の完成を予定 image©OMA
OMA / イヤド・アルサカの設計で着工した、インド・ムンバイの複合施設「Prestige Liberty Towers」。二つの高層オフィスタワーと基壇部の商業施設で構成され、2025年の完成を予定 image©OMA

OMA / イヤド・アルサカ(Iyad Alsaka)の設計で着工した、インド・ムンバイの複合施設「Prestige Liberty Towers」。二つの高層オフィスタワーと基壇部の商業施設で構成され、2025年の完成を予定しています。

こちらはリリーステキストの翻訳です

OMA / イヤド・アルサカのプレステージ・リバティ・タワーズ・ムンバイが着工

2021年9月21日、ムンバイ – OMAが手がけるムンバイの複合施設「プレステージ・リバティ・タワーズ(Prestige Liberty Towers)」の建設が始まりました。このプロジェクトは、OMAのインドにおける最初のプロジェクトであり、バンガロールを拠点とするプレステージ・グループに委託されています。プレステージ・リバティ・タワーズは、ムンバイの中心部に位置する歴史的な織物工場地帯であるマハーラクシュミにあります。現在、ムンバイは工業都市から世界的な金融センターへと急速に変貌を遂げており、新しい交通網、高層住宅、店舗、オフィススペースで賑わっています。

OMAのデザインは、歴史的なマハラクシュミ競馬場からアラビア海までを見渡せる景色を最大限に活かし、200mと290mの2つのタワーを交互に配置しています。柱のない直方体の床に、曲面ガラスのファサードを組み合わせることで、オフィスプランの効率性を高め、光あふれる高品質なワークスペースを実現しています。また、インド産黒玄武岩とガラスという控えめな素材を使用することで、都会的な環境に適合したデザインとなっています。

オフィスタワーの到着ロビーと一体化した5階建てのポディウム(基壇)には、36,000m²のリテールモールが入っています。この構造は、共有インフラを分散させるために高架構造になっており、建物の下には車の循環が可能で、完全に自動化された地下駐車場への入り口があります。2つのタワーの間には、コワーキングエリア、レストラン、ショッピングエリアから直接アクセスできるガーデン・ルーフテラスがあり、オフィス利用者や地元の人々が交流したり、リラックスしたりするのに必要なアメニティスペースとなっています。

ポディウムの各階には、オープンポディウム、フードコート、レストラン、映画館、劇場など、幅広いプログラムが用意されており、仕事が終わった後も建物が使われるような文化的なイベントが開催されています。

パートナー・イン・チャージのイヤド・アルサカは言います。
「プレステージ・リバティ・タワーズは、インドの金融・商業の中心地であるムンバイにおける高品質なオフィススペースの需要に応えるものです。それ以上に、このビルは就業時間を超えて生き生きと活動するためのスペースを提供しています。長い歴史があり、同時に新しいものへの強い欲求がある状況に携わることができて、とても興奮しています。」

ディレクター・イン・チャージのエイドリアン・フィッシャーは言います。
「急速に再定義されているエネルギーに満ちた都市に関わることができて光栄です。」

このプロジェクトは、イヤド・アルサカ、エイドリアン・フィッシャー、ワエル・スリーマンが担当しています。完成は2025年を予定しています。

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