村上智也 / BENDSによる、大阪市の美容室「SAMAN」。場所性と施主の人柄を活かすため、内部を構成する素材の繋がりを意識して要素を組み合わせ、そこに木質の立方体を挿入したデザインを考案
村上智也 / BENDSによる、大阪市の美容室「SAMAN」。場所性と施主の人柄を活かすため、内部を構成する素材の繋がりを意識して要素を組み合わせ、そこに木質の立方体を挿入したデザインを考案 photo©adhoc 志摩大輔
村上智也 / BENDSによる、大阪市の美容室「SAMAN」。場所性と施主の人柄を活かすため、内部を構成する素材の繋がりを意識して要素を組み合わせ、そこに木質の立方体を挿入したデザインを考案 photo©adhoc 志摩大輔
村上智也 / BENDSによる、大阪市の美容室「SAMAN」。場所性と施主の人柄を活かすため、内部を構成する素材の繋がりを意識して要素を組み合わせ、そこに木質の立方体を挿入したデザインを考案 photo©adhoc 志摩大輔

村上智也 / BENDSが設計した、大阪市の美容室「SAMAN」です。場所性と施主の人柄を活かすため、内部を構成する素材の繋がりを意識して要素を組み合わせ、そこに木質の立方体を挿入したデザインが考案されました。店舗の公式サイトはこちら

10年来の友人が独立開業を期にオープンするSAMAN。
出店場所探しに半年をかけ、オーナーの目指す今後と開業による期待と不安の今をどちらも受け入れてくれる場所を見つけることができました。

建築家によるテキストより

場所は、区画に連接する道路の先には緑生い茂る公園、2面採光の路面区画。
設計にあたり、場所性とオーナーの人柄を活かす方法論を2人で探り、ローコストの中に直感的なひらめきと経験によるアイデアを詰め込んでいます。

建築家によるテキストより

場所性を活かす1つ目として、内部を構成する素材の繋がりを意識し、コンクリートと白ラワン、特注のプリーツカーテン、楠の木塊を新たな素材として組み込み、既存のフレームと素材に沿う形で新しい要素を最小限で組み合わせています。

2つ目として、外部の公園の緑、自然光を床の写り込みにより内部に取り込み連鎖させ、店内の床の中で溶け込むように計画し、床に映り込む歪んだ景色は実空間にはない奥行きを持ち、視覚的空間の奥行きにつなげたいと考えました。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 +ft+/髙濱史子建築設計事務所が、多数のプロジェクト進行のため追加でスタッフ(実務経験者・新卒)を募集中
【ap job更新】 +ft+/髙濱史子建築設計事務所が、多数のプロジェクト進行のため追加でスタッフ(実務経験者・新卒)を募集中
【ap job更新】 +ft+/髙濱史子建築設計事務所が、多数のプロジェクト進行のため追加でスタッフ(実務経験者・新卒)を募集中Nakamata Laboratory Store / photo: Hideaki Hamada

+ft+/髙濱史子建築設計事務所の、多数のプロジェクト進行のため追加でスタッフ(実務経験者・新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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+ft+/髙濱史子建築設計事務所ではこれまでにない規模と数のプロジェクトが進行中のため、追加でスタッフ(実務経験者、新卒)を募集します。

+ft+は、医療施設、商業施設、オフィス、住宅の新築・リノベーション、会場構成、家具やインスタレーションなど 国内外の様々な用途と規模のプロジェクトに取り組む事務所ですが、現在それに加えて保育施設といった中規模のプロジェクトが動き始めています。 我々が探求しているのは、形態によって生まれる空気感であり、時間であり、ストーリーです。 その場所が我々の提案により纏うことになる新しい空気感に意識的になりたいと考えています。

我々は立場や経験にとらわれず、フラットでオープンな作業環境の中で、チームとして各プロジェクトのポテンシャルを最大限に引き出していく働き方を目指しています。敷地やクライアントと同様に、チーム構成も一期一会と捉え、毎回それぞれのコラボレーションでしか生まれない空間の形態や質に興味があります。

経験者の方にとっても新卒の方にとっても、基本計画から現場監理まで設計の思考を鍛えながら、建築をつくりあげる一連のプロセスを共有するので、やりがいや成長を実感できる環境だと思います。

楽しむ力、コミュニケーションを取る力を持った、 一緒にものづくりをしていくことのできる方の応募をお待ちしております。

小野寺匠吾建築設計事務所による、東京・江東区の、集合住宅の一住戸の改修「Y邸」。玄関とリビングをつなぐ11cm幅の“機能のない隙間”が、景色や気配を伝え、空間の質を大きく変える
小野寺匠吾建築設計事務所による、東京・江東区の、集合住宅の一住戸の改修「Y邸」。玄関とリビングをつなぐ11cm幅の“機能のない隙間”が、景色や気配を伝え、空間の質を大きく変える photo©三嶋一路
小野寺匠吾建築設計事務所による、東京・江東区の、集合住宅の一住戸の改修「Y邸」。玄関とリビングをつなぐ11cm幅の“機能のない隙間”が、景色や気配を伝え、空間の質を大きく変える photo©三嶋一路
小野寺匠吾建築設計事務所による、東京・江東区の、集合住宅の一住戸の改修「Y邸」。玄関とリビングをつなぐ11cm幅の“機能のない隙間”が、景色や気配を伝え、空間の質を大きく変える photo©三嶋一路

小野寺匠吾建築設計事務所が設計した、東京・江東区の、集合住宅の一住戸の改修「Y邸」です。玄関とリビングをつなぐ11cm幅の“機能のない隙間”が、景色や気配を伝え、空間の質を大きく変える役割を担っています。

東京にある築40年のアパートの一戸改修計画である。
一般的な集合住宅に、生活の中に多様なコミュニケーションを生み出す「機能のない隙間」をデザインした。

施主要望は、友人を招いて食事やワインを楽しめるような場所と大きなキッチンが欲しいことなど、ごく一般的なものであった。ただ、今までに見たことのないような改修にして欲しいという大変な事を要求された。

建築家によるテキストより

スタディの段階では模型を使って様々な案を検討した。そしてあるとき、一度くっつけ合わせた居室同士を、試しに11cm離してみた。するとその瞬間、たったの11cmの隙間なのに、空間の質が大きく変わった気がした。

建築家によるテキストより

この隙間には特に機能はない。しかしこの隙間があることで、リビングの向こう側に見える景色が玄関まで届いたり、箱の向こうの人の気配を感じたりすることができる。
機能がない隙間だが、家が全体として一体となり、向かい合った部屋同士が繋がった感覚になったりする。そして各居室と隙間の壁には開口部をあけたことで、明かりが灯ったり、消えたり、家のどこにいても、生活の気配やパートナーの存在を感じることができるようになった。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス [期間:2021/10/11-10/17]
最も注目を集めたトピックス [期間:2021/10/11-10/17]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2021/10/11-10/17)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. OMA / 重松象平による、福岡の複合オフィスビル「天神ビジネスセンター」が完成。OMAの日本初のオフィスビルで、交差する二つの通りに面する建物ヴォリュームの角をピクセル化して削ることで都市活動の融合を明確にし、入口広場に公共の活動を呼び込む
  2. ザハ・ハディドの、東京・港区のKarimoku Commons Tokyoでの展覧会「ZAHA HADID DESIGN」の会場写真とレポート。ザハのプロダクトの仕事を中心に展示し、この展示の為の木製建築モデルや什器、会場構成もザハ事務所が手掛ける
  3. 【シリーズ・建築思索360°】第1回 ツバメアーキテクツが語る“BONUS TRACK”と“建築思索”
  4. 馬場正尊+加藤優一 / OpenAとOSTRによる、佐賀市の、旧校舎を改修した宿泊等の複合施設「SAGA FURUYU CAMP」。設計と運営をセットにしたプロポで選定され、既存詳細を生かし面影を残しつつ地域産木材の積極的活用により、建物自体でエリア価値も表現する
  5. ザハ・ハディドの展覧会「ZAHA HADID DESIGN 展」が、東京・港区のKarimoku Commons Tokyoで開催。ザハのデザイン作品に注目し過去のアーカイブから紹介すると共に、建築モデルも紹介される
  6. 井上亮+吉村明 / Inoue Yoshimura studioによる、神奈川・川崎市の住宅「屋根裏リビングの住宅」。法規制によって生まれた軒が低い切妻ヴォリュームの内部を、屋根裏部屋のような“裏側にある余剰空間”と見立て、その空間的楽しさをもつ建築をつくる
  7. OHArchitectureとAtelier Satoshi Takijiri Architectsによる、奈良・山辺郡の、古民家を改修した「山添村のホテル」。減築により生まれたセミパブリック空間を開放することで、環境や風土を積極的に取り込み、“何気ない日常を再発見できる宿泊施設”を構想
  8. 水谷元+三宅唯弘+野見山優亮 / 三宅唯弘建築設計事務所+atelierHUGEによる、福岡・能古島の「島の家 001」。福岡の離島を敷地とし、設計者と施主の移住生活の経験を通した、既存集落に相応しい現代の住空間の在り方を模索
  9. 山田伸彦建築設計事務所+牛島隆敬建築設計事務所による、群馬・みどり市の「幼保連携型認定こども園みどりのもり」。既存園舎の関係性を踏襲し、建物を5つの塊に分け開放的な回廊で繋ぐことで内外の親密な関係をつくり、“生き生きとしたこどもの空間”を目指す
  10. 丹下健三の、国立近現代建築資料館で行われている建築展「戦前からオリンピック・万博まで 1938-1970」をフォトレポート。卒業生設計から代々木競技場までの図面と模型等を紹介する展覧会を100枚以上の写真で紹介
  11. BIGの設計で2023年に着工する、ポルトガル・ポルトの、ファッション企業ファーフェッチの新社屋等が入る施設「FARFETCH HQ / FUSE VALLEY」。24の建物によって全体が構成され、敷地の丘の斜面を人工的に拡張したデザインは周辺環境を取り込み、活気に満ちた都市的なアンサンブルを生み出す
  12. MVRDVとグラス・アルキテクトスらによる、ベルリンの「カフェ・カマレオン」。カンペール社運営のホテルの為にデザインされ、ロビー・レストラン・店舗の機能をひとつの空間に統合し、色のグラデーションによって柔軟性と楽しさを両立させる
  13. OMAによる、ドイツ・ベルリンの老舗百貨店の改修「カーデーヴェー・ベルリン」の第一段階。歴史ある建物を4つの象限に分割し“コアヴォイド”を挿入することで、デジタル革命以後の現代に適合した施設に再定義することを意図
  14. ファラが2017年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、アート作品の為の仮設のフォリー「folly for an art piece」。多層的なレパートリーを通じて、新古典主義とポストモダンの両方の、神殿、仮設建築、玩具になることを目指す
  15. 石上純也のチームが「徳島文化芸術ホール(仮称)」設計プロポで、優先交渉権者に選定。技術提案書や公開プレゼンテーションの動画も公開
  16. 青柳創+青柳綾夏 / アオヤギデザインによる、東京の、設計者の自邸「善福寺の家」
  17. 中山英之による、ポーラ美術館でのモネの展覧会「モネ-光のなかに 会場構成:中山英之」の写真と、中山によるコンセプト解説。モネの絵画を見るための光の質を現代技術で追求
  18. ヘルツォーグ&ド・ムーロンの設計で完成した、韓国・ソウルの現代アートセンター「ST International HQ and SONGEUN Art Space」の動画
  19. 軽井沢町庁舎改築周辺整備設計プロポで、山下設計・三浦慎JVが最優秀提案者に。二次審査に選定されていた坂茂・隈研吾・藤本壮介第一設計JVらの提案書含め公開
  20. 遠藤秀平・豊田啓介・竹口健太郎・吉田哲・栗村実が審査する「LUMION COMPETITION 2021」が開催。社会人/学生を対象に、コルビュジエ建築の隣接地を敷地にモバイルアーキテクチャーの提案を募集。受賞者には現地視察と賞金が贈られる

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