太田雄太郎による、東京の住戸改修「C/Steel」。隅田川沿いの集合住宅にある設計者の自邸。川への想いと入浴への拘りの具現化を目指して、風呂から川を眺められる水廻りコアの配置を考案。風景を眺めるものでなく暮らしの一部として取り込む
太田雄太郎による、東京の住戸改修「C/Steel」。隅田川沿いの集合住宅にある設計者の自邸。川への想いと入浴への拘りの具現化を目指して、風呂から川を眺められる水廻りコアの配置を考案。風景を眺めるものでなく暮らしの一部として取り込む photo©浜田昌樹
太田雄太郎による、東京の住戸改修「C/Steel」。隅田川沿いの集合住宅にある設計者の自邸。川への想いと入浴への拘りの具現化を目指して、風呂から川を眺められる水廻りコアの配置を考案。風景を眺めるものでなく暮らしの一部として取り込む photo©浜田昌樹
太田雄太郎による、東京の住戸改修「C/Steel」。隅田川沿いの集合住宅にある設計者の自邸。川への想いと入浴への拘りの具現化を目指して、風呂から川を眺められる水廻りコアの配置を考案。風景を眺めるものでなく暮らしの一部として取り込む photo©浜田昌樹

太田雄太郎が設計した、東京の住戸改修「C/Steel」です。
隅田川沿いの集合住宅にある設計者の自邸です。建築家は、川への想いと入浴への拘りの具現化を目指して、風呂から川を眺められる水廻りコアの配置を考案しました。そして、風景を眺めるものでなく暮らしの一部として取り込む事も意図されました。

隅田川沿いの築30年のSRCマンションをリノベーションした設計者の自邸である。

建築家によるテキストより

今回は川沿いの立地を最大限生かし、隅田川をただの風景ではなく、暮らしの一部となるように取り込むことで有機的で自然と共生するリバーフィールな暮らしをつくることを目指した。

建築家によるテキストより

設計の取り掛かりとして、水廻りコアの配置検討を行った。お風呂の時間を生活の中で一番大切にしたいという思いから、隅田川と正対する配置を最優先にし、部屋の真ん中にコアをまとめてL字型にワンルームがつながっていくプランニングとした。
浴室にはハーフユニットバスを採用し、上部に大きなアクリル板の開口をつくった。隅田川を眺めながら入浴を楽しむ暮らしを実現した。

建築家によるテキストより
フォルム・木村浩一建築研究所による、滋賀・大津市の「丘の上の家」。丘上の眺望の良い敷地に計画。“日常を非日常に感じる”建築を目指して、内外の構成と光の操作で静寂と流動を併せ持つ空間を構築。山々に向かい中庭を開き環境も活かす
フォルム・木村浩一建築研究所による、滋賀・大津市の「丘の上の家」。丘上の眺望の良い敷地に計画。“日常を非日常に感じる”建築を目指して、内外の構成と光の操作で静寂と流動を併せ持つ空間を構築。山々に向かい中庭を開き環境も活かす photo©山内紀人
フォルム・木村浩一建築研究所による、滋賀・大津市の「丘の上の家」。丘上の眺望の良い敷地に計画。“日常を非日常に感じる”建築を目指して、内外の構成と光の操作で静寂と流動を併せ持つ空間を構築。山々に向かい中庭を開き環境も活かす photo©山内紀人
フォルム・木村浩一建築研究所による、滋賀・大津市の「丘の上の家」。丘上の眺望の良い敷地に計画。“日常を非日常に感じる”建築を目指して、内外の構成と光の操作で静寂と流動を併せ持つ空間を構築。山々に向かい中庭を開き環境も活かす photo©山内紀人
フォルム・木村浩一建築研究所による、滋賀・大津市の「丘の上の家」。丘上の眺望の良い敷地に計画。“日常を非日常に感じる”建築を目指して、内外の構成と光の操作で静寂と流動を併せ持つ空間を構築。山々に向かい中庭を開き環境も活かす photo©山内紀人

フォルム・木村浩一建築研究所が設計した、滋賀・大津市の「丘の上の家」です。
丘上の眺望の良い敷地に計画されました。建築家は、“日常を非日常に感じる”建築を目指して、内外の構成と光の操作で静寂と流動を併せ持つ空間を構築しました。また、山々に向かい中庭を開き環境も活かす事も意図されました。

この家は、山裾の宅地開発によって生まれた小高い丘の上に建っている。

敷地の面積は、約250坪の広さがあり、近景の山々がパノラマに広がる眺望の良い環境にある。丘の下の道路面から森の小道のようなアプローチが、この家のエントランスに繋がっている。

クライアントの要望は、この立地を最大限に生かすこと、そして日常を非日常に感じる住宅であった。

建築家によるテキストより

そこで、山々の借景に向かって解放するコートハウスを計画した。建物は、水平面を強調した量感のある形態と中庭を囲む塀によって構成されている。塀は、室内から美しい山の稜線を眺められる高さに設定し、建物と一体的にデザインされている。
生み出した美しいスカイラインは、建物そのものが新たな風景の一部となり、場所の持つ景観的な価値を更に高めてくれるものとなった。

建築家によるテキストより

植栽をせず、砂利を敷き詰めた中庭空間は、余白の空間として捉えている。背後に広がる景観を借景として、静かな空間の広がりを感じられる場所となっている。さらに、非日常感を演出するように中庭と室内に面して水盤が広がる軒下空間を計画した。
外部と内部が視覚的に繋がり、刻々と表情の変化するこの場所は、ギャラリーとして利用される。水盤に映り込む風景や光の陰影が、置かれたオブジェと相まって、繊細なシーンを創り出している。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 “場所の魅力”を出発点に、宿泊施設・店舗・住宅等を手掛ける「佐々木達郎建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者)、プレス、学生アルバイトを募集中
【ap job更新】 “場所の魅力”を出発点に、宿泊施設・店舗・住宅等を手掛ける「佐々木達郎建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者)、プレス、学生アルバイトを募集中
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■代表メッセージ
現在、ホテル、旅館、グランピング等の宿泊施設の設計、その他オフィス、住宅、店舗等、様々なプロジェクトが進行しています。それぞれのプロジェクトでは、「場所と対話する建築」をテーマに掲げ、企画やコンセプトに反映させ提案をしていきます。
また、弊社では、建築やインテリアデザインのみではなく、家具や備品に至るまでデザインをし、多くの専門家とも協働しながら一つの空間を作り上げていきます。
私達のものづくりに対する思いに共感し、ここでの仕事を自分ごとにできる人、また、責任感を持って活躍してくれる仲間を募集しております。

■業務について
現在は住宅やホテル等の設計依頼が多く、敷地がもつ「場所の魅力」を探し出し、企画やコンセプトから提案し、建築、インテリア、家具やもの等を通じて空間の提案を行っています。プロジェクト担当者は、弊社のデザインや設計手法はもちろん、プロジェクトに関わる様々な業務を身につける事が可能です。
※インテリア・家具・アートディレクション・ブランディング等様々な領域における知識と興味があると尚良いです。

元木大輔 / DDAAによる、東京・港区の、オフィス改修「KOMORI GINZA OFFICE」。老舗ブランドの家具使用の要望から計画。“高級”に留まらない多義的な状態を求めて、手に触れる部分を丁寧に作り触れない部分はラフに仕上げる方法を考案。名作に新しい視点や価値を見出す事も目指す
元木大輔 / DDAAによる、東京・港区の、オフィス改修「KOMORI GINZA OFFICE」。老舗ブランドの家具使用の要望から計画。“高級”に留まらない多義的な状態を求めて、手に触れる部分を丁寧に作り触れない部分はラフに仕上げる方法を考案。名作に新しい視点や価値を見出す事も目指す photo©長谷川健太
元木大輔 / DDAAによる、東京・港区の、オフィス改修「KOMORI GINZA OFFICE」。老舗ブランドの家具使用の要望から計画。“高級”に留まらない多義的な状態を求めて、手に触れる部分を丁寧に作り触れない部分はラフに仕上げる方法を考案。名作に新しい視点や価値を見出す事も目指す photo©長谷川健太
元木大輔 / DDAAによる、東京・港区の、オフィス改修「KOMORI GINZA OFFICE」。老舗ブランドの家具使用の要望から計画。“高級”に留まらない多義的な状態を求めて、手に触れる部分を丁寧に作り触れない部分はラフに仕上げる方法を考案。名作に新しい視点や価値を見出す事も目指す photo©長谷川健太

元木大輔 / DDAAが設計した、東京・港区の、オフィス改修「KOMORI GINZA OFFICE」です。
老舗ブランドの家具使用の要望から計画が始まりました。建築家は、“高級”に留まらない多義的な状態を求めて、手に触れる部分を丁寧に作り触れない部分はラフに仕上げる方法を考案しました。そして、名作に新しい視点や価値を見出す事も目指しました。

KOMORIは、都心ビルの1フロアをリノベーションしたセカンドオフィスだ。

使い方以外のクライアントからの指示された具体的なオーダーは、イタリアの老舗ブランド、ポルトローナ・フラウのソファを入れたいという一点のみだった。

建築家によるテキストより

レザーやクッションの手触り、ソファの座り心地の良さ、木目の美しさ、それらを丁寧に仕上げれば仕上げるほどに、丁寧に仕事をすればするほどに、クオリティは上がるが「高級品」になってしまう。高級であることはもちろん悪いことではないが、できればひとつの価値に収束することなく、もっと多義的な状態を作りたいというのは、僕たちのデザインにおける一貫したテーマだ。

建築家によるテキストより

今回試みたのは、高級さに収束しない上質さ、ラフではあるがチープではない質、そして上質さとラフさが同居できる状態を保つことだ。「AではあるがBではない」というレトリックを意識してデザインをすることで、明言はさけつつも、ある輪郭を持った質を作ることを試みる。そして上質が担保されている名作プロダクトに対して、一つのコンセプトに収束しない何か新しい視点や価値を見出せないかということも考えながら設計した。

建築家によるテキストより

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