神奈川大学 曽我部・吉岡研究室とマチデザインと長谷川明建築設計事務所が設計した、徳島・美波町の「赤松地区防災拠点施設」です。
山村集落にある展示や集会の機能も持つ施設です。建築家は、歴史ある地域の“持続性に寄与する場”を目指し、住民との対話を通して非常時の居場所を超えた機能を構想しました。また、日常的に使われる事で非常時の円滑性も高める事も意図されています。施設の公式サイトはこちら。
赤松地区は歴史ある山村の集落である。
地区防災拠点が整備されることになり、その敷地として旧赤松小学校跡地が選ばれた。防災拠点としては、非常時の居場所であることにとどまらず、広く地域の持続性に寄与する場となることが求められた。
具体的には、防災拠点としての機能に加え、地域の歴史資産を紹介する展示機能、地域内外との幅広い交流を可能とする宿泊機能、日常的な地域の活動を支える集会機能を有する。
地域の方々との対話を通し建物デザインは大きく変貌を重ねながら、最終方針を得た。日常的に活用される場となることで、 非常時にスムーズに活用されることが期待される。