【ap job更新】 空間的に特徴のある賃貸物件の検索サイト“DIYP”を手掛ける「株式会社PAX」が、運営スタッフ(既卒・経験者)を募集中
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空間的に特徴のある賃貸物件の検索サイト“DIYP”を手掛ける「株式会社PAX」の、運営スタッフ(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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株式会社PAXでは、不動産検索サイトDIYPの運営スタッフを募集しています。

DIYPは、東京にある魅力的な賃貸物件をセレクトして紹介するサイトです。改装可能なマンションや洋館、工場や倉庫をコンバージョンしたアトリエやオフィス、面白い利用ができそうな店舗などなど、物件をピックアップしてサイトに掲載をしています。掲載した物件に問い合わせがあった後に現地をご案内し、契約業務までを行います。

【業務内容】
大きく分けると以下の3つが業務内容となります。

①DIYPのサイトに掲載する物件をチームで相談しながら選定し、現地に行って写真を撮り、紹介文と併せてサイトに掲載していただきます。物件にお問合せがありましたら、現地をご案内し、契約業務を行なっていただきます(契約業務以外を担当する事も可)。

②物件を探されている方の条件をヒアリングし、条件に合う物件を提案していただきます。特に、店舗に関しては、ファションブランドやコスメなどの物販から、カフェやレストランなどの飲食、写真スタジオや劇場などなど幅広く依頼を受けますので、出店のコンセプトやスケジュールを確認した上で物件を探すのみならず、多店舗展開を予定している場合は、出店計画の作成などもクライアントと一緒に行います。

③物件をお持ちのオーナー様からの依頼で、建物や施設をどういう風に貸し出すかの企画やプロデュースを行います。建物全体のリブランディングや一部屋のリノベーション、収益モデルの立案や、広報の仕方など、空間の貸し出しに関する事全般を担当します。

赤池一仁 / ARED ARCHITECTSと冨永識による、東京・世田谷区の住戸改修「Material Waltz」。ワルツの創作過程を設計手法に取り入れた計画。改修における“装飾の舞踏”の表現を求め、既存の規則を“楽譜”と捉え“斜めの空間軸”で新たな“譜面”を構築。“音符”として素材を扱い機能を超えた造形を与える
赤池一仁 / ARED ARCHITECTSと冨永識による、東京・世田谷区の住戸改修「Material Waltz」。ワルツの創作過程を設計手法に取り入れた計画。改修における“装飾の舞踏”の表現を求め、既存の規則を“楽譜”と捉え“斜めの空間軸”で新たな“譜面”を構築。“音符”として素材を扱い機能を超えた造形を与えるウォークスルークローゼットからホールとワークスペースを見る。 photo©AKIRA NAKAMURA
赤池一仁 / ARED ARCHITECTSと冨永識による、東京・世田谷区の住戸改修「Material Waltz」。ワルツの創作過程を設計手法に取り入れた計画。改修における“装飾の舞踏”の表現を求め、既存の規則を“楽譜”と捉え“斜めの空間軸”で新たな“譜面”を構築。“音符”として素材を扱い機能を超えた造形を与える左手前:キッズリビング、左奥:ベッドルーム、中央奥:リビング、右:ダイニングとキッチン photo©AKIRA NAKAMURA
赤池一仁 / ARED ARCHITECTSと冨永識による、東京・世田谷区の住戸改修「Material Waltz」。ワルツの創作過程を設計手法に取り入れた計画。改修における“装飾の舞踏”の表現を求め、既存の規則を“楽譜”と捉え“斜めの空間軸”で新たな“譜面”を構築。“音符”として素材を扱い機能を超えた造形を与える手前:リビング、左奥:キッズリビング、右奥:ベッドルーム photo©AKIRA NAKAMURA

赤池一仁 / ARED ARCHITECTSと冨永識が設計した、東京・世田谷区の住戸改修「Material Waltz – an apartment renovation : Dance of Materials」です。
ワルツの創作過程を設計手法に取り入れた計画です。建築家は、改修における“装飾の舞踏”の表現を求め、既存の規則を“楽譜”と捉え“斜めの空間軸”で新たな“譜面”を構築しました。そして、“音符”として素材を扱い機能を超えた造形を与えました。

“Material Waltz”は、建築リノベーションにおける装飾の舞踏を表現した計画である。

Waltzとは3拍子の優美な舞曲である。楽譜には5本の直線が等間隔に並び、その線上に音符が記号として描画されていくことで音楽となる。作曲された音楽は3つの拍子で構成されており、人間が踊ることで空間へ発展する。

このようなWaltzの創造過程は、リノベーションという現代の設計手法に対して、新しい視座を与えるものであると感じた。

建築家によるテキストより

楽譜に等間隔に並んだ5本の直線は、音楽に対して既に与えられた規律であり、解体された既存躯体を目の前にした時、同じ規律性を感じた。すなわち楽譜は既存建築のルール、譜面の直線は空間の性質を決定する軸線と似ている。直角に規格化された既存マンション躯体に対し、所作との応答により得られた22°の斜めの空間軸を与え、新たな譜面として個性を設計した。

22°の斜めの線を建築の軸として尊重し、空間を規律することで、建物内外の要素が音楽のように統一されつつ、単調な空間を打破して独特な雰囲気を生み出すと考えた。このコンセプトによって、建物内の間取りや配置が音楽的なリズムやハーモニーを持つように統合できると考えた。

建築家によるテキストより

音符は風景や人間を含めた素材の総体であり、これらを総じてMaterialと呼ぶことにした。その造形には、現代の機能性のみでは説明できないデザインを与えることで、Waltzで舞踊する人間のように“性格”を与えた。“性格”を持った新旧の素材は個性を持ち、ワンルームというひとつの空間に対してそれぞれが主張を始めると考えた。

建築家によるテキストより
能作文徳と常山未央による、TOTOギャラリー・間での建築展「都市菌 ― 複数種の網目としての建築」。現代都市と生態系を主題に“批評的な建築実践”を行う建築家の展覧会。建築を“複数種の網目”として捉え、野生や伝統知を用いた“菌”の様な弱い力での再組織化を志向。図面や模型を通して試行錯誤の共有を試みる
能作文徳と常山未央による、TOTOギャラリー・間での建築展「都市菌 ― 複数種の網目としての建築」。現代都市と生態系を主題に“批評的な建築実践”を行う建築家の展覧会。建築を“複数種の網目”として捉え、野生や伝統知を用いた“菌”の様な弱い力での再組織化を志向。図面や模型を通して試行錯誤の共有を試みるギャラリー1の全景。 photo©architecturephoto
能作文徳と常山未央による、TOTOギャラリー・間での建築展「都市菌 ― 複数種の網目としての建築」。現代都市と生態系を主題に“批評的な建築実践”を行う建築家の展覧会。建築を“複数種の網目”として捉え、野生や伝統知を用いた“菌”の様な弱い力での再組織化を志向。図面や模型を通して試行錯誤の共有を試みる中庭での展示の様子。 photo©architecturephoto
能作文徳と常山未央による、TOTOギャラリー・間での建築展「都市菌 ― 複数種の網目としての建築」。現代都市と生態系を主題に“批評的な建築実践”を行う建築家の展覧会。建築を“複数種の網目”として捉え、野生や伝統知を用いた“菌”の様な弱い力での再組織化を志向。図面や模型を通して試行錯誤の共有を試みるギャラリー2の全景。 photo©architecturephoto

能作文徳常山未央による、TOTOギャラリー・間での建築展「都市菌(としきのこ)― 複数種の網目としての建築」の会場写真です。
現代都市と生態系を主題に“批評的な建築実践”を行う建築家の展覧会です。建築家は、建築を“複数種の網目”として捉え、野生や伝統知を用いた“菌”の様な弱い力での再組織化を志向しています。そして、図面や模型を通して試行錯誤の共有を試みることも意図されました。会期は2024年1月18日~3月24日。展覧会の公式サイトはこちら

TOTOギャラリー・間では、「能作文徳+常山未央展:都市菌(としきのこ)― 複数種の網目としての建築」を開催します。

能作、常山両氏は、建築設計や論考執筆に加え、国内外の大学を拠点に、建築と都市と生態系の関係性リサーチを続けてきました。自宅兼事務所の「西大井のあな」では、鉄骨造の中古住宅に光と熱が循環する孔を開け、コンクリートで覆われた外構を自分達の手ではつり、土中改善を行うなど、エコロジカルな視点で改修しています。そこは他で得た学びを実験し、次のプロジェクトへと展開させる実践の場となっています。彼らが「URBAN WILD ECOLOGY」と呼ぶ、こうした都市の中に野生を取り戻す取り組みに加え、近年では石場建てや木組などの伝統知、藁や土壁といった土に還る素材を積極的に設計に取り入れています。

彼らは都市を、「人間の手が入った多様な生物が暮らす居住域」だと言います。課題を抱える現代の都市の一部を分解し、その養分を吸収し、菌(きのこ)のように成長する。そんな腐敗と再生の網目の結節点として建築を捉え、野生や伝統知を手に、網目に切り込みを入れつなぎ直すことにより、複数種のネットワークを構築しようとしています。

本展は、「西大井のあな」のさらなる改修案や、最新作「秋谷の木組(秋谷スマートハウス E棟)」をはじめとするプロジェクトの断面図や模型などを通じて、網目をつなぎ直すために誰もが真似できる小さな試行錯誤を共有する試みです。その先に、人新世と呼ばれる時代における建築の可能性やビジョンを感じ取っていただければ幸いです。

リリーステキストより

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