


吉田昌弘 / KAMITOPENが設計した、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」です。
“街かど高地トレーニング”をうたうジムの計画です。建築家は、低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向しました。そして、空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案しました。店舗の場所はこちら(Google Map)。
Train High,Perform High!
街かど高地トレーニングをうたっているHyex海浜幕張店。
そのコンセプトは高地トレーニングの環境とメソッドで、トレーニングをハックし、アスリートのパフォーマンス向上に貢献することを目的としている。
実際には圧力変化のない低酸素ルームの中でトレーニングを行うことで、心肺機能が強化され、身体の酸素不足を補うため血管・血液の酸素運搬能力が向上しパフォーマンスが向上する。
そこで、我々はパフォーマンス向上に必要不可欠な「空気」そのものをデザインすることを試みた。
実際には、真っ青な澄んだ空色の空間を抜けると、ウォームアップスペースにたどり着く。
そこは全面ミラー貼りの空間で、身体の緊張をほぐしながら、青色に澄んだスケルトン天井を見上げる。そこから、酸素を身体中に運ぶ血液をイメージした赤色に染められた「低酸素環境に維持されたアスリートルーム」とデジタルゲームを取り入れたトレーニングを提供するVRルームに入る事が出来る。
私はここで、トレーニングと空間を通して、澄んだ空気が身体の中をかけ巡り、気持ちもパフォーマンスもHigh(ハイ)になることを望む。