岩手の「新花巻図書館」設計プロポで、昭和設計・tデ・山田紗子建築設計事務所 JVが最優秀者に選定。提案書とプレゼン動画も公開。二次審査には、C+A・木村設計A・T JV、キッタン・スタジオ・ウエスト JV、マル・アーキテクチャ、FULL POWER STUDIO、西澤・畝森 JVが名を連ねる
岩手の「新花巻図書館」設計プロポで、昭和設計・tデ・山田紗子建築設計事務所 JVが最優秀者に選定。提案書とプレゼン動画も公開。二次審査には、C+A・木村設計A・T JV、キッタン・スタジオ・ウエスト JV、マル・アーキテクチャ、FULL POWER STUDIO、西澤・畝森 JVが名を連ねる

岩手の「新花巻図書館」設計プロポーザルで、昭和設計・tデ・山田紗子建築設計事務所共同企業体が最優秀者に選定されています。
提案書とプレゼン動画も公開されました。また、二次審査には、C+A・木村設計A・T設計共同企業体、キッタン・スタジオ・ウエスト設計共同企業体、マル・アーキテクチャ、FULL POWER STUDIO、西澤・畝森設計共同企業体が名を連ねていました。
また、審査委員長は、乾久美子。委員には、小野田泰明と竹内昌義が参画していました。

新花巻図書館整備基本・実施設計業務委託プロポーザル選定委員会による審査講評並びに第二次審査の提案者ごとに分割した公開プレゼンテーションの動画及び第二次審査で提案者から提出された提案書を以下のとおり公開します。

最優秀者
昭和設計・tデ・山田紗子建築設計事務所共同企業体

次点者
西澤・畝森設計共同企業体

二次審査参加者
C+A・木村設計A・T設計共同企業体

キッタン・スタジオ・ウエスト設計共同企業体

マル・アーキテクチャ

FULL POWER STUDIO

審査講評

以下に、各者のプレゼンテーションの動画も掲載します。

【ap job更新】 様々な規模と用途の建築を手掛け、独立した場合のサポートも行っている「黒川智之建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)と 業務委託を募集中
【ap job更新】 様々な規模と用途の建築を手掛け、独立した場合のサポートも行っている「黒川智之建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)と 業務委託を募集中
【ap job更新】 様々な規模と用途の建築を手掛け、独立した場合のサポートも行っている「黒川智之建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)と 業務委託を募集中国立テラス ©Yasuhiro Nakayama

様々な規模と用途の建築を手掛け、独立した場合のサポートも行っている「黒川智之建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)と 業務委託 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

【黒川智之建築設計事務所について】
黒川智之建築設計事務所は、竹中工務店・Herzog & de Meuron・隈研吾建築都市設計事務所を経て独立した黒川智之が率いる建築設計事務所です。幅広い経験実績を活かし、独立後も住宅から集合住宅・保育園・オフィスビル・ホテルに至るまで、様々な規模・用途のプロジェクトを手掛けています。

最近では海外プロジェクトや地方活性化への取り組み、また、2018年に有志とともに設立した一般社団法人日瑞建築文化協会(JSAA)の理事としてスイスとの建築文化交流を行うなど、その活動は多岐に渡ります。

黒川智之建築設計事務所はアルムナイ制を取り入れており、独立を志す方は、事務所を独立した後も外部委託スタッフとして業務提携を行うことが可能です。経営面・技術面でのサポートを受けながら独立をすることができ、また同じように独立した仲間のネットワークもあるため、将来的な不安が少ない中で挑戦をしやすい環境が実現されています。

もちろん、独立せずに事務所で活躍したいという方も大歓迎です。

【ap Masterpiece】MVRDVによる、オランダ・アムステルダムの集合住宅「WoZoCo」(1997年)
【ap Masterpiece】MVRDVによる、オランダ・アムステルダムの集合住宅「WoZoCo」(1997年) photo©Rob't Hart
【ap Masterpiece】MVRDVによる、オランダ・アムステルダムの集合住宅「WoZoCo」(1997年) photo©Rob't Hart
【ap Masterpiece】MVRDVによる、オランダ・アムステルダムの集合住宅「WoZoCo」(1997年) photo©Rob't Hart
【ap Masterpiece】MVRDVによる、オランダ・アムステルダムの集合住宅「WoZoCo」(1997年) photo©Rob't Hart

「ap Masterpiece」は、世界中に存在する名作と言える建築を、アーキテクチャーフォトのウェブサイト上で紹介するシリーズです

MVRDVが設計した、オランダ・アムステルダムの集合住宅「WoZoCo」(1997年)です。


こちらは建築家によるテキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

1950年代と1960年代に建設されたアムステルダムの西部ガーデンシティは、密度の大幅な上昇に直面し、それが現在もこれらの地域で最も重要な質である開放的な緑地を脅かし続けています。この活動の一環として、高齢者向け施設の帯の終点を示すために、55歳以上の人々向けの100戸のアパートメントの案が出されました。

部屋に十分な日光が差し込むようにするため、100戸のうち87戸しかそのブロック内に収容することができませんでした。残りの13戸はどこに配置できるのでしょうか? もしそれらが敷地内の別の場所に配置されていたら、オープンスペースはさらに減少していたでしょう。残りの13戸を北側ファサードから「片持ち梁式」に張り出すことで、それらは文字通り空中に浮かぶ形になっています。東西方向の吊り下げ式の住戸群が、隣接するポルダーを見渡す眺望とともに、ブロック内の南北方向の住戸群を補完しています。追加の住戸を北側ファサードに吊り下げることで、地面部分は可能な限り開放的で緑豊かな状態に保たれています。ガーデンシティにおいて、プロトタイプ的な密度の増加が実現されました。

学研グループの“Gakken LX”が実施する「建築士定期講習」。オンラインで申込から修了証の取得まで全て完結。24時間いつでも受講が可能
学研グループの“Gakken LX”が実施する「建築士定期講習」。オンラインで申込から修了証の取得まで全て完結。24時間いつでも受講が可能

学研グループの“Gakken LX”が実施する「建築士定期講習」です。
オンラインで申込から修了証の取得まで全て完結します。24時間いつでも受講が可能です。詳細と申込はこちらのページから【ap・ad】

Gakken LX 建築士定期講習の概要

株式会社Gakken LXは、令和7年4月9日に国土交通大臣の登録(登録番号:一級建築士定期講習 第12号、二級建築士定期講習 第11号)を受け、令和7年6月より一級建築士定期講習および二級建築士定期講習(オンライン)を実施しております。尚、Gakken LXでは木造建築士定期講習は実施しておりません。

受講料
一級建築士 定期講習:8,500円(税込)
二級建築士 定期講習:7,980円(税込)

※受講料にはデジタルテキスト代、修了証手数料も含まれております。

※一級・二級両資格を所持している方へ以下ご注意ください。
一級・二級両資格を所持している方は、一級建築士定期講習を受講したことで二級建築士定期講習も受講したこととみなされます。ただし、一級建築士定期講習を申込する際に二級建築士の免許を提示する必要があります。(二級建築士の免許証の提示がない場合、二級建築士定期講習を別途受講する必要が生じますのでご注意ください)

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。

HUNEによる、東京・品川区の住宅「大森の幕屋」。神の住まいでもあったテント式の小屋“幕屋”を参照した計画。其々が趣味を楽しめる住まいを求め、様々な用途のフロアを“離散的”に積層させる構成を考案。全体を“布の様な屋根”で覆って内外の距離も適切に保つ
HUNEによる、東京・品川区の住宅「大森の幕屋」。神の住まいでもあったテント式の小屋“幕屋”を参照した計画。其々が趣味を楽しめる住まいを求め、様々な用途のフロアを“離散的”に積層させる構成を考案。全体を“布の様な屋根”で覆って内外の距離も適切に保つ外観、南西側の道路より見る。 photo©高野ユリカ
HUNEによる、東京・品川区の住宅「大森の幕屋」。神の住まいでもあったテント式の小屋“幕屋”を参照した計画。其々が趣味を楽しめる住まいを求め、様々な用途のフロアを“離散的”に積層させる構成を考案。全体を“布の様な屋根”で覆って内外の距離も適切に保つ1階、「くつろぐ」から階段越しに「たべる」を見る。 photo©高野ユリカ
HUNEによる、東京・品川区の住宅「大森の幕屋」。神の住まいでもあったテント式の小屋“幕屋”を参照した計画。其々が趣味を楽しめる住まいを求め、様々な用途のフロアを“離散的”に積層させる構成を考案。全体を“布の様な屋根”で覆って内外の距離も適切に保つ2階、「たべる」から「つくる」を見る。 photo©高野ユリカ

伊波航+玉木浩太+ジュリア・リ・カ・イー+林盛 / HUNEが設計した、東京・品川区の住宅「大森の幕屋」です。
神の住まいでもあったテント式の小屋“幕屋”を参照した計画です。建築家は、其々が趣味を楽しめる住まいを求め、様々な用途のフロアを“離散的”に積層させる構成を考案しました。そして、全体を“布の様な屋根”で覆って内外の距離も適切に保っています。

幕屋とは、幕を張って布を押し上げて空間を作った簡易なテント式の小屋である。
古くから住居として建てられてきたと同時に、神が住まいとして、人と出会う場所として作られ、人間の身体そのものとしてもとらえられてきた。
力の抜けた布がだらりと降りて場所ができるように、人間の活動と自然の力学のバランスによってつくられる仮設の幕屋の空間を、住まうための「家」として建築した。

建築家によるテキストより

「大森の幕屋」は両親2人、子供2人の4人家族のための小さな2階建ての木造住宅である。
家族がそれぞれの趣味を持っており、お互い干渉し過ぎることなく、それぞれの時間を楽しめる住宅を望んだ。

建築家によるテキストより

敷地はJRの線路に面した狭い道路から小道を入ったところにある。
線路側から徐々に上る前面道路の勾配に合わせて、寝室を半層ずらしながらL字に配置した。
寝室の上に、くつろぐための低い場所、家族が集まって食事をする食堂、趣味のための作業スペースを階段に沿って離散的に積層させ、狭さを感じさせない広がりのある空間構成とした。

その上に、ゆったりと白い布をかぶせるように、屋根を架けている。
中央の柱で屋根をぐっと押し上げて棟を作り、そこから曲面を含む4枚の屋根を四周に向かって降ろすことで、屋根と床の距離感が常に変化する構成としている。
曲面の屋根は15mmの杉板を曲げて3枚重ねた薄板曲版構造としており、内部に光を拡散させるために白い塗装仕上げとした。

建築家によるテキストより

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