ファラによる、ポルトガルの住戸改修「apartment of skewed relations」。“特異な輪郭”の区画での計画。不定形な外形への対応を意図し、一連の壁が“外周との対話の中で異なる位置や角度をとる”構成を考案。いくつかの部屋に設けた2枚の扉は“住空間の風景の流動性”にも寄与
ファラによる、ポルトガルの住戸改修「apartment of skewed relations」。“特異な輪郭”の区画での計画。不定形な外形への対応を意図し、一連の壁が“外周との対話の中で異なる位置や角度をとる”構成を考案。いくつかの部屋に設けた2枚の扉は“住空間の風景の流動性”にも寄与 photo by francisco ascensao
ファラによる、ポルトガルの住戸改修「apartment of skewed relations」。“特異な輪郭”の区画での計画。不定形な外形への対応を意図し、一連の壁が“外周との対話の中で異なる位置や角度をとる”構成を考案。いくつかの部屋に設けた2枚の扉は“住空間の風景の流動性”にも寄与 photo by francisco ascensao
ファラによる、ポルトガルの住戸改修「apartment of skewed relations」。“特異な輪郭”の区画での計画。不定形な外形への対応を意図し、一連の壁が“外周との対話の中で異なる位置や角度をとる”構成を考案。いくつかの部屋に設けた2枚の扉は“住空間の風景の流動性”にも寄与 photo by francisco ascensao
ファラによる、ポルトガルの住戸改修「apartment of skewed relations」。“特異な輪郭”の区画での計画。不定形な外形への対応を意図し、一連の壁が“外周との対話の中で異なる位置や角度をとる”構成を考案。いくつかの部屋に設けた2枚の扉は“住空間の風景の流動性”にも寄与 photo by francisco ascensao

ファラが設計した、ポルトガル・ポルトの住戸改修「apartment of skewed relations」です。
“特異な輪郭”の区画での計画です。建築家は、不定形な外形への対応を意図し、一連の壁が“外周との対話の中で異なる位置や角度をとる”構成を考案しました。また、いくつかの部屋に設けた2枚の扉は“住空間の風景の流動性”にも寄与しています。


こちらは建築家によるテキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

市中心部にある大きな住戸が改修される予定でした。非効率で深く分断された元の平面計画は急いで消し去られ、わずかな柱、設備シャフト、そして外周の特異な輪郭だけが残されました。そのような不規則な境界の内側では、いかなる従来型の直交的な配置も不十分に思われました。そこでこのプロジェクトは異なる戦略を採用しています。すなわち、その境界がしばしば曖昧な、流動的で意図的に断片化された空間です。

この住戸は、外周との対話の中で異なる位置や角度をとる一連の壁によって構成されています。各室は閉じた存在として現れるのではなく、むしろ連続する場の中のエピソードとして現れます。いくつかの部屋には二つの扉が設けられており、住戸内に複数の経路を可能にし、住空間の風景を流動的に読み取ることを促しています。扉の増殖がこの空間的な振付を強化しています。すなわち、大きな合板パネルが、ずれた壁同士をつなぎ、空間の連なりを繰り返し再構成します。

素材のパレットが、この断片化の感覚を強めています。壁は、白やベージュのような中立的な色彩を避け、代わりに淡い緑と淡い青に塗り分けられています。ガラスブロックとミント色のタイルがさらなる層を導入し、室内全体にわたって光を捉え、拡散させています。既存の柱は、太くやや不格好ですが、隠されるのではなく、大理石、鏡、あるいは金属の被覆によって強調され、不安定な幾何学の中の拠り所となっています。連続する中立的な床と天井が、この意図された無秩序を縁取っています。この穏やかな背景を背にして、鮮やかな緑とオレンジの閃きが、その物語に句読点を打っています。その中心には、キッチンがほとんど異物のように置かれています。それは、見慣れた住宅設備というよりもむしろアート作品に近い、ふっくらとした半円形であり、家具と建築のあいだのどこかに漂っています。

何一つ場違いなものはありませんが、何一つ完全に落ち着くこともありません。この住戸は、頑なな外周と折り合いをつける壁、扉、色彩、そして物体の神経質な星座となります。部屋同士が決して完全には同意しない住まいの風景です。

【ap job更新】 “星のや”などリゾート施設や商業施設を中心に、国内外の様々な建築を手掛ける「東 環境・建築研究所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中
【ap job更新】 “星のや”などリゾート施設や商業施設を中心に、国内外の様々な建築を手掛ける「東 環境・建築研究所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中
【ap job更新】 “星のや”などリゾート施設や商業施設を中心に、国内外の様々な建築を手掛ける「東 環境・建築研究所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中亀甲新

“星のや”などリゾート施設や商業施設を中心に、国内外の様々な建築を手掛ける「東 環境・建築研究所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

東 環境・建築研究所では設計スタッフを募集しています。

「星のや」などリゾート施設や商業施設を中心に、集合住宅や個人住宅など様々な建築を手掛けています。

規模によってチームを2人から5人程度で組み、設計から監理までをできるだけ同じメンバーで行うようにしています。
個人の住宅であれば二年から三年、大型プロジェクトであれば五年から十年かかることもありますが、コンセプトから建築、インテリア、家具デザイン、小物のコーディネートまで、このチームで行います。
また、海外の仕事もあり、海外プロジェクト経験希望者、色々なタイプの仕事を経験したい方も歓迎いたします。

当事務所では、現在7〜8割ほどのスタッフが建築士の資格を取っています。そのほか、プロジェクトに応じて、国内、海外の視察も行っております。事務所のメンバーは15人から20人、半数程度が女性です。
常に長い時間を一緒に過ごし、プロジェクトに関わっていくため、プロフェッショナルであることと共にお互いの相性も大事と考えています。また、長く一緒に仕事ができるように、生活を楽しむこと、色々な経験をすることが設計には大事と考えています。
そのためにも、給与、休暇、社会保障体制なども整えております。

【主な作品】
星のや軽井沢をはじめとする一連の「星のや」、最新は「星のや奈良監獄」、ハルニレテラス、亀甲新、シーパルピア女川、OMO7大阪 など

山口陽登・佐竹雄太・宮田サラと大阪ガス都市開発のチームが審査する、建築コンペ「URBANEX アイデアコンペティション 2026」が開催。実在する集合住宅の共用部を対象とし、“暮らす人の新しい選択肢をひらく共用空間のアイデア”をテーマとした提案を募集。グランプリ作品は実際の物件での実装を予定
山口陽登・佐竹雄太・宮田サラと大阪ガス都市開発のチームが審査する、建築コンペ「URBANEX アイデアコンペティション 2026」が開催。実在する集合住宅の共用部を対象とし、“暮らす人の新しい選択肢をひらく共用空間のアイデア”をテーマとした提案を募集。グランプリ作品は実際の物件での実装を予定
山口陽登・佐竹雄太・宮田サラと大阪ガス都市開発のチームが審査する、建築コンペ「URBANEX アイデアコンペティション 2026」が開催。実在する集合住宅の共用部を対象とし、“暮らす人の新しい選択肢をひらく共用空間のアイデア”をテーマとした提案を募集。グランプリ作品は実際の物件での実装を予定

山口陽登・佐竹雄太・宮田サラと大阪ガス都市開発のチームが審査する、大阪ガス都市開発主催の建築コンペ「URBANEX アイデアコンペティション 2026」が応募作品を募集しています。
実在する集合住宅の共用部を対象とし、“暮らす人の新しい選択肢をひらく共用空間のアイデア”をテーマとした提案を募集します。グランプリ作品は実際の物件での実装を予定しています。参加エントリーと応募受付の期間は、2026年9月11日まで。エントリーページはこちら

大阪ガス都市開発の賃貸マンションブランド『URBANEX(アーバネックス)』は、「都市の暮らしに、新たな選択を。」をつくり続けてきました。
30周年を迎えた今、私たちは問いをひらきます。

「これからの賃貸は、どんな存在になれるだろう?」

住戸の進化が進む一方で、共用空間はどこか “ありふれた型”に収まりつつあるのかもしれません。それだけで、本当に暮らしは広がるのでしょうか?

本コンペでは、共用空間から、暮らしの新しい選択肢を考えます。
完璧である必要はありません。
「あったらいいな」からで大丈夫。
あなたの気づきを、自由にかたちにしてください。

グランプリ案は、URBANEXの実際の物件での実装に挑戦します。

リリーステキストより

より詳しい情報は以下に掲載します。

吉村昭範・佐々木勝敏・諸江一紀・東畑建築事務所・名古屋大学による、愛知の「名古屋大学オークマ工作機械工学館」。校内外の二つの大通りの交差点に位置する場所での計画。全体の“広場”であり“パス”となる存在を求め、低層で“ルーフガーデン”を備えた隣接校舎への通り抜けも可能な建築を考案
吉村昭範・佐々木勝敏・諸江一紀・東畑建築事務所・名古屋大学による、愛知の「名古屋大学オークマ工作機械工学館」。校内外の二つの大通りの交差点に位置する場所での計画。全体の“広場”であり“パス”となる存在を求め、低層で“ルーフガーデン”を備えた隣接校舎への通り抜けも可能な建築を考案外観、南側より見る。 photo©ToLoLo studio
吉村昭範・佐々木勝敏・諸江一紀・東畑建築事務所・名古屋大学による、愛知の「名古屋大学オークマ工作機械工学館」。校内外の二つの大通りの交差点に位置する場所での計画。全体の“広場”であり“パス”となる存在を求め、低層で“ルーフガーデン”を備えた隣接校舎への通り抜けも可能な建築を考案外観、東側より見る。 photo©ToLoLo studio
吉村昭範・佐々木勝敏・諸江一紀・東畑建築事務所・名古屋大学による、愛知の「名古屋大学オークマ工作機械工学館」。校内外の二つの大通りの交差点に位置する場所での計画。全体の“広場”であり“パス”となる存在を求め、低層で“ルーフガーデン”を備えた隣接校舎への通り抜けも可能な建築を考案1階、左:ギャラリー1、右:2階への階段 photo©ToLoLo studio
吉村昭範・佐々木勝敏・諸江一紀・東畑建築事務所・名古屋大学による、愛知の「名古屋大学オークマ工作機械工学館」。校内外の二つの大通りの交差点に位置する場所での計画。全体の“広場”であり“パス”となる存在を求め、低層で“ルーフガーデン”を備えた隣接校舎への通り抜けも可能な建築を考案2階、屋上 photo©ToLoLo studio

吉村昭範 / D.I.G Architects佐々木勝敏建築設計事務所諸江一紀建築設計事務所東畑建築事務所東海国立大学機構名古屋大学による、愛知・名古屋市の「名古屋大学オークマ工作機械工学館」です。
校内外の二つの大通りの交差点に位置する場所での計画です。建築チームは、全体の“広場”であり“パス”となる存在を求め、低層で“ルーフガーデン”を備えた隣接校舎への通り抜けも可能な建築を考案しました。

名古屋大学内における工作機械メーカー寄付金による実験、研究、教育施設の計画である。

キャンパスは南北に通る山手グリーンロードで東西に分断されているが、ノーベル賞受賞者の記念建築物を結ぶノーベルロードが東西に通る。この施設はこれら二つの通りの交差点に位置し、地下鉄駅出入口にも面する。

建築家によるテキストより

そこでキャンパス全体の広場となり、パスとなるような建築をめざした。
周囲は将来計画を含めると高層棟で囲まれる。この施設は4階建てで想定されていたが、南北の高低差を活かすことで地下1階地上2階としてヴォリュームを抑え、広場となるルーフガーデンを設けた。

屋上が低くなることで、ストリートとルーフガーデンの距離が近くなり、屋上へは外階段で直接アクセスできる。
ノーベルロードに面した南面は大きな庇とガラス面により人々を自然と引き込み、建物内を通って西側の新7号棟(現:EI創発工学館)へ通り抜けられる。

建築家によるテキストより

高低差の活用により、講堂では少ない残土処分で階段座席ができ、安定した音環境を実現した。実験室では低いレベルでの機器の搬入と上階からの見学を両立させている。台形の敷地形状は講堂の平面形にも活かされ、ステージへと集中する視線をつくっている。

低層に抑えるため建築面積は大きくなったが、屋根を細かく分割し、ハイサイド窓を取ることで建物中心部へも光が差し込む。スラブの段差はルーフガーデンではイベント時のステージともなる。

この建築が二つの通りのヒンジとなり、立体的な交流広場となることを願う。

建築家によるテキストより

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