MVRDVによる、中国・北京の、アーバンレヴィヴォの旗艦店。商業エリアのファッション店舗。“ブランドの現代的志向”と“地域の歴史的遺産”の融合を求め、伝統建築を参照した“円形開口”と“アルミ製瓦”を特徴とする建築を考案。各階の内装は伝統から現代への遷移を意識外観 photo©Wen Studio
MVRDVによる、中国・北京の、アーバンレヴィヴォの旗艦店。商業エリアのファッション店舗。“ブランドの現代的志向”と“地域の歴史的遺産”の融合を求め、伝統建築を参照した“円形開口”と“アルミ製瓦”を特徴とする建築を考案。各階の内装は伝統から現代への遷移を意識外観 photo©Wen Studio
MVRDVによる、中国・北京の、アーバンレヴィヴォの旗艦店。商業エリアのファッション店舗。“ブランドの現代的志向”と“地域の歴史的遺産”の融合を求め、伝統建築を参照した“円形開口”と“アルミ製瓦”を特徴とする建築を考案。各階の内装は伝統から現代への遷移を意識1階 photo©Wen Studio
MVRDVによる、中国・北京の、アーバンレヴィヴォの旗艦店。商業エリアのファッション店舗。“ブランドの現代的志向”と“地域の歴史的遺産”の融合を求め、伝統建築を参照した“円形開口”と“アルミ製瓦”を特徴とする建築を考案。各階の内装は伝統から現代への遷移を意識4階 photo©Urban Revivo
MVRDVによる、中国・北京の、アーバンレヴィヴォの旗艦店です。
商業エリアのファッション店舗のプロジェクトです。建築家は、“ブランドの現代的志向”と“地域の歴史的遺産”の融合を求め、伝統建築を参照した“円形開口”と“アルミ製瓦”を特徴とする建築を考案しました。また、各階の内装は伝統から現代への遷移を意識してデザインされました。
こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)
MVRDVが設計した北京のアーバンレヴィヴォ旗艦店は、地域の建築とグローバルな志向を融合する
ファッションブランドのアーバンレヴィヴォは、北京・三里屯地区にMVRDVが設計した新たな旗艦店をオープンしました。このプロジェクトは、アーバンレヴィヴォの国際都市的でグローバルな視点と、中国の首都における地域に根ざした建築的文脈とのつながりの両方を反映しています。北京の屋根瓦から着想を得たファサードと伝統的なアーチの現代的な再解釈から、現代的な素材や特別な「Bold Rooms」に至るまで、このデザインは、一見すると相反するこれら2つの志向を、ひとつの没入感のあるリテール環境に融合しています。
2006年に創業した中国のファッション小売ブランド、アーバンレヴィヴォは、現在では世界で380店舗以上を展開しています。最新の旗艦店は、にぎやかな通りと高級店が集積することで知られ、北京で人気のショッピングの目的地である三里屯地区に位置しています。この店舗は、太古里三里屯の2つのショッピング「ヴィレッジ」を結ぶ主要な歩行者ルートである三里屯西街の目立つ場所を占めています。そのため、この店舗は、太古里のサウスヴィレッジの若々しく、トレンド性が高く、親しみやすいファッションと、ノースヴィレッジでラグジュアリーブランドに好まれる印象的な特注ファサードを融合しています。なお、ノースヴィレッジでは、MVRDVが設計したファサードを備えたティファニーの北京旗艦店も最近オープンしました。
こうした大胆で派手な店舗外観や、注目を集めようと騒ぎ立てるブランドの中で、新たなアーバンレヴィヴォの旗艦店は、シックで現代的なグローバルブランドとしてのブランドの志向と、北京の歴史的遺産および独自の個性を融合したデザインによって際立っています。店舗の印象的な美的特徴は、ファサードから始まります。これは、吊り下げられたアルミニウム製のタイルとチューブを配列して作られており、アーバンレヴィヴォのブランドシグネチャーカラーであるブルーで仕上げられ、見る角度によって紫から青へと色が変化する「ダイクロイック」コーティングが施されています。ところどころで、このタイルの配列は波のような立体的な形状へと膨らみ、影やハイライト、そして微妙な色の変化を特徴とする、複雑で非常にニュアンスに富んだ店舗の表情を生み出しています。
中国の伝統的な月洞門から着想を得た7つの円形の開口部は、ウィンドウディスプレイとしての役割を果たすとともに、このデザインの内部の特徴をほのめかしています。中央にある最も大きな門から入ると、来店者は、グレーのレンガが広範囲に使用されていることを特徴とする内部空間へと足を踏み入れます。これは北京の胡同への参照であると同時に、アーバンレヴィヴォの商品を見せるための中立的な背景としても機能しています。
各階は、それぞれの開口部とニッチに用いられた形状によって作り上げられた、明確に異なる特徴を備えています。1階の伝統的な月洞門から始まるこれらの特徴は、来店者が上階へ進むにつれて、より現代的な様式になります。1階のアーチ形の開口部から、2階の角が丸められた長方形、そして最後に最上階の洗練された逆曲線へと移り変わります。同様に、アクセントカラーと素材も階ごとに異なります。1階は、反射性のある表面と鮮やかなブルーの家具の使用により、より若々しく大胆な特徴を備えています。2階では、より濃い色調の洗練された素材が用いられています。そして3階は、ベルベット、コバルトブルーの張り地、そして親密な雰囲気を備えたプライベートショッピングのための空間となっています。
この店舗の際立った特徴のひとつが、6つの「Bold Rooms」です。それは、特別なコレクションを展示するために各所に設けられたテーマ性のある空間です。これらには、壁に張り地付きのクッションを備えた「soft room」、リサイクルされた布製ブロックを備えた「playful room」、反射性のある壁と床を備えた「urban room」、木製の箱で商品を展示する「daring room」、コレクションに合わせて変化する、または地元アーティストによるデザインが施された布製カーテンで囲まれた「unexpected room」、そして建物内の2つのアトリウムに沿ってガラス製の展示ケースが並ぶ「avant-garde rooms」があります。
「このプロジェクトの課題は、周囲に根ざしていると感じられると同時に、アーバンレヴィヴォのグローバルな志向も反映する空間を創り出すことでした」と、MVRDVの創設パートナーであるヤコブ・ファン・ライスは述べています。「そこで私たちは、北京の屋根瓦のような地域への参照を用い、それらを現代的な技術と組み合わせることで、色が変化するファサードから内部の最も細かなデザインディテールに至るまで、来店者の体験とともに変化する空間を創り出しました」
MVRDVのデザインは、サインから衣類ラックに至るまで、店舗のあらゆる細部に及んでいます。MVRDVは、このアーバンレヴィヴォの旗艦店のために統一感のある全体を創り出すべく、内装のあらゆる側面を手がけました。この店舗のオープンは、ブランドが世界的な成長を続ける中で、そのブランドにとって重要な一歩となります。