久保都島建築設計事務所による、東京・中央区の「HAMANOYU えど遊」。複合用途ビルに計画。都市環境での“身体感覚に働きかける入浴体験”を主題とし、自然通風を可能とする“二重天井”を備えた“半露天風呂”を考案。同事務所が手掛けた低層部外装は親しみと圧迫感の低減も意図施設が入居する建物の外観、南東側の道路より見る。(建築設計をIAO竹田設計、低層部外装デザインと住宅内装デザインを久保都島建築設計事務所が手掛けている) photo©小野寺宗貴写真事務所
久保都島建築設計事務所による、東京・中央区の「HAMANOYU えど遊」。複合用途ビルに計画。都市環境での“身体感覚に働きかける入浴体験”を主題とし、自然通風を可能とする“二重天井”を備えた“半露天風呂”を考案。同事務所が手掛けた低層部外装は親しみと圧迫感の低減も意図1階、エントランス photo©小野寺宗貴写真事務所
久保都島建築設計事務所による、東京・中央区の「HAMANOYU えど遊」。複合用途ビルに計画。都市環境での“身体感覚に働きかける入浴体験”を主題とし、自然通風を可能とする“二重天井”を備えた“半露天風呂”を考案。同事務所が手掛けた低層部外装は親しみと圧迫感の低減も意図2階、男性浴室、内風呂 photo©小野寺宗貴写真事務所
久保都島建築設計事務所による、東京・中央区の「HAMANOYU えど遊」。複合用途ビルに計画。都市環境での“身体感覚に働きかける入浴体験”を主題とし、自然通風を可能とする“二重天井”を備えた“半露天風呂”を考案。同事務所が手掛けた低層部外装は親しみと圧迫感の低減も意図2階、男性浴室、半露天風呂 photo©小野寺宗貴写真事務所
久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所による、東京・中央区の温浴施設「HAMANOYU えど遊」です。
複合用途ビルに計画されました。建築家は、都市環境での“身体感覚に働きかける入浴体験”を主題とし、自然通風を可能とする“二重天井”を備えた“半露天風呂”を考案しました。また、同事務所が手掛けた低層部外装は親しみと圧迫感の低減も意図されました。
施設が入居する「iiyu HAMACHO」は、建築設計をIAO竹田設計、低層部外装デザインと住宅内装デザインを久保都島建築設計事務所が手掛けています。施設の場所はこちら(Google Map)。
温浴施設「HAMANOYU えど遊」は、低層部に小規模な温浴施設、上層部に共同住宅を重ねた、複合用途の中小規模開発「iiyu HAMACHO」の核となる施設である。
安田不動産による「地域に寄り添うスケール感」を重視した日本橋浜町エリアの一連のプロジェクトのひとつに位置づけられている。
建物はIAO竹田設計が設計を行い、久保都島建築設計事務所は温浴施設部分の設計と、低層部外装および上層階住宅内装のデザインを担当した。
「HAMANOYU えど遊」は、1階に湯上がりどころを兼ねたカフェを設け、2~3階にかけて浴室ゾーンを構成し、都市環境の中で身体感覚に働きかける入浴体験の構築を主題としている。
最大の特徴である半露天風呂は、都市の中層ビル街にありながら、都市の風を感じながら湯に浸かることができる場として計画された。
周囲建物からの視線を遮りつつ、閉じすぎない環境をつくるために、浴室上部に二重屋根・二重天井の構成を採用し、自然な通風を確保している。この通風環境はCFDシミュレーションによって検証されており、半露天風呂には強い風ではなく、そよ風のようにやわらかな気流が流れ込む。
都市にいながらも外気の気配を取り込み、身体の感覚が外部へとひらかれていくような環境を実現している。
日本橋浜町の中層ビル街という敷地条件においては、利用者のプライバシーを守りながら、自然の風を取り込む仕組みが求められた。本計画では浴室上部に二重天井を設け、風の流れを導く構造を構築することで、「遮る」と「取り込む」を精緻に調整し、閉じた安心感と開放性を同時に成立させている。
外観はラーメン構造の特性を活かしつつ、柱に緩やかな膨らみをもたせることで硬質な印象を和らげ、温浴施設としての親しみやすさと通りに対する圧迫感の低減を図っている。