



Horibe Associatesが設計した、大阪・阪南市の「private villa ten -KUMANO- / プライベート ヴィラ テン クマノ」です。
山腹に位置する一棟貸しの別荘の計画です。建築家は、海への“眺望”の最大限の享受を求め、居住空間を持上げると共に床レベルの操作で“立位でも座位でも眺望が得られる”空間を構築しました。また、内外を繋ぐ深い軒は“風景との一体化”も意図しています。施設の場所はこちら(Google Map)。
大阪府内で海と山が近接する阪南市の山腹に建つ、一棟貸しの別荘の計画です。
この計画は、敷地が持つ地形条件と大阪湾への眺望を最大限に活かすことを主眼として計画しました。
大阪湾に向けたパノラマを享受するため、1階をピロティとして地盤面から約3.5m持ち上げ、主要な居住空間を2階に配置しています。水回りや浴室を支える1階および2階床をRC造とすることで、水量の大きい浴槽に対する十分な耐力と耐水性を確保しています。
一方、上部構造は木造とすることで建物全体の軽量化を図り、居住性と構造計画の合理性を両立しています。
屋根は周囲の山並みに調和する切妻形状とし、棟位置を検討することで内部に十分な気積と空間の抑揚を生み出しています。内部空間では、眺望方向に向けて配置した登り梁が明確な空間的指向性を生み出し、深い軒先を介して室内外を連続させ、自然環境と建築の境界を緩やかにつなぐことで、風景と一体化した居住空間を形成しました。
LDKでは床レベルを操作することで視線高さを丁寧に設計し、立位・座位いずれの姿勢においても眺望と向き合える空間としています。中央には幅1.5mの鉄板のあるキッチンを据え、滞在者同士の交流の核とし、薪ストーブを設けることで、季節に応じた快適性を確保しています。
