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京都国立近代美術館での展覧会「LOVE ファッション―私を着がえるとき」の入場チケットをプレゼント。18世紀から現代までの衣服作品を中心に展示し、“着ること”の意味の再考を促す内容。会場デザインは“GROUP+石毛健太+楊いくみ”が手掛ける
京都国立近代美術館での展覧会「LOVE ファッション―私を着がえるとき」の入場チケットをプレゼント。18世紀から現代までの衣服作品を中心に展示し、“着ること”の意味の再考を促す内容。会場デザインは“GROUP+石毛健太+楊いくみ”が手掛ける展覧会ポスター image courtesy of 京都国立近代美術館
京都国立近代美術館での展覧会「LOVE ファッション―私を着がえるとき」の入場チケットをプレゼント。18世紀から現代までの衣服作品を中心に展示し、“着ること”の意味の再考を促す内容。会場デザインは“GROUP+石毛健太+楊いくみ”が手掛けるComme des Garcons(川久保玲)トップ、パンツ 2020 年春夏 ©京都服飾文化研究財団、撮影:来田猛

京都国立近代美術館での展覧会「LOVE ファッション―私を着がえるとき」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
18世紀から現代までの衣服作品を中心に展示し、“着ること”の意味の再考を促す内容です。会場デザインは“GROUP+石毛健太+楊いくみ”が手掛けています。会期は、2024年9月13日~11月24日まで。展覧会の公式サイトはこちら
入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年10月7日(月)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

京都国立近代美術館(MoMAK)と京都服飾文化研究財団(KCI)は、2024年9月13日(金)から11月24日(日)まで、特別展「LOVE ファッション―私を着がえるとき」を開催いたします。

服を着ることは人間の普遍的な営みのひとつです。そして装いには私たちの内なる欲望が潜み、憧れや熱狂、葛藤や矛盾を伴って表れることがあります。お気に入りの服を着たい、あの人のようになりたい、ありのままでいたい、我を忘れたい、……。着る人のさまざまな情熱や願望=「LOVE」を受け止める存在としてのファッション。そこには万華鏡のようにカラフルな世界が広がっています。

本展では、KCIが所蔵する18世紀から現代までの衣装コレクションを中心に、人間の根源的な欲望を照射するアートとともに、ファッションとの関わりにみられるさまざまな「LOVE」のかたちについて考えます。展覧会を通して、私たち人間が服を着ることの意味について再び考えるきっかけとなるでしょう。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。

法律家 水野祐・藤原徹平・中山英之・デザイナー 古平正義が出演する、日本ペイント主催のスペシャルトークセッションが開催。建築学生コンペ「AYDA2024」の開催に合わせて行われる審査員ら参加のイベント。学生限定で参加者を募集中
法律家 水野祐・藤原徹平・中山英之・デザイナー 古平正義が出演する、日本ペイント主催のスペシャルトークセッションが開催。建築学生コンペ「AYDA2024」の開催に合わせて行われる審査員ら参加のイベント。学生限定で参加者を募集中

法律家 水野祐・藤原徹平・中山英之・デザイナー 古平正義が出演する、日本ペイント主催のスペシャルトークセッションが開催されます。
建築学生コンペ「AYDA2024の開催に合わせて行われる審査員ら参加のイベントです。学生限定で参加者を募集中。開催場所は、東京・墨田区の喫茶ランドリー本店です。開催日時は、2024年10月15日(火)18:00~19:30参加費無料です。こちらのページでの事前申込制です。また、YouTubeでのオンタイムライブ配信も予定とのこと。【ap・ad】

AYDA(Asia Young Designer Award)は日本ペイントグループが、グローバルに開催している建築デザインの国際コンペティションです。
10月15日(火)に、本年の審査員長 法律家で弁護士の水野祐氏、審査員の建築家 藤原徹平氏・中山英之氏、AYDAのホームページをデザインされているデザイナーの古平正義氏をお招きし、本年度のテーマである「あいまいさの確かな形質」についてトークしていただきます。

テーマのヒントについて審査員長と審査員から直接聞くことができ、テーマを紐解く有意義な時間となることでしょう。
トークイベントの終盤には質疑応答も設けております。同じ建築・デザインを学ぶ学生とコミュニケーションをつながる機会です。
また本年は、現地参加の他にYouTubeでのオンタイムライブ配信も予定しております(後日アーカイブ公開予定)。
現地解散が叶わない方は、ぜひYouTubeライブにてご参加ください。皆さんのご応募、お待ちしております。

【トークイベント概要】
■日付:2024年10月15日(火)
■時間:18時~19時30分(17時30分より受付開始)
■場所:喫茶ランドリー森下・両国本店
■住所:東京都墨田区千歳2-6-9 イマケンビル1階
■最寄り駅:森下駅(都営新宿線・大江戸線)A2出口より徒歩5分(450m)
両国駅(JR総武線)東口より徒歩8分(800m)

以下に、今年のテーマについてのステートメントや審査員のプロフィールも掲載します。

森美術館での展覧会「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」の入場チケットをプレゼント。蜘蛛をモチーフとした作品で知られるアーティストの展覧会。彫刻・絵画・ドローイングに加え、日記や映像などのアーカイブ資料も公開
森美術館での展覧会「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」の入場チケットをプレゼント。蜘蛛をモチーフとした作品で知られるアーティストの展覧会。彫刻・絵画・ドローイングに加え、日記や映像などのアーカイブ資料も公開展覧会ポスター
森美術館での展覧会「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」の入場チケットをプレゼント。蜘蛛をモチーフとした作品で知られるアーティストの展覧会。彫刻・絵画・ドローイングに加え、日記や映像などのアーカイブ資料も公開ルイーズ・ブルジョワ 《ママン》 1999/2002年 所蔵:森ビル株式会社(東京)

森美術館での展覧会「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
蜘蛛をモチーフとした作品で知られるアーティストの展覧会です。彫刻・絵画・ドローイングに加え、日記や映像などのアーカイブ資料も公開します。会期は、2024年9月25日~2025年1月19日まで。展覧会の公式サイトはこちら
入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年10月15日(火)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

ルイーズ・ブルジョワ(1911年パリ生まれ、2010年ニューヨークにて没)は、20世紀を代表する最も重要なアーティストの一人です。彼女は70年にわたるキャリアの中で、インスタレーション、彫刻、ドローイング、絵画など、さまざまなメディアを用いながら、男性と女性、受動と能動、具象と抽象、意識と無意識といった二項対立に潜む緊張関係を探求しました。そして、対極にあるこれらの概念を比類なき造形力によって作品の中に共存させてきました。

ブルジョワの芸術は、彼女が幼少期に経験した、複雑で、ときにトラウマ的な出来事をインスピレーションの源としています。彼女は記憶や感情を呼び起こすことで普遍的なモチーフへと昇華させ、希望と恐怖、不安と安らぎ、罪悪感と償い、緊張と解放といった相反する感情や心理状態を表現しました。また、セクシュアリティやジェンダー、身体をモチーフにしたパフォーマンスや彫刻は、フェミニズムの文脈でも高く評価されてきました。

様々なアーティストに多大な影響を与えているブルジョワの芸術は、現在も世界の主要美術館で展示され続けています。日本では27年ぶり、また国内最大規模の個展となる本展では、約100点に及ぶ作品群を、3章構成で紹介し、その活動の全貌に迫ります。

本展の副題「地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」はハンカチに刺繍で言葉を綴った晩年の作品からの引用です。この言葉は、ブルジョワの感情のゆらぎや両義性を暗示しつつ、ブラックユーモアのセンスをも感じさせます。自らを逆境を生き抜いた「サバイバー」だと考えていたルイーズ・ブルジョワ。生きることへの強い意志を表現するその作品群は、戦争や自然災害、病気など、人類が直面する、ときに「地獄」のような苦しみを克服するヒントを与えてくれることでしょう。

以下に、詳細な情報を掲載します。

建築家 永山祐子とプロダクトデザイナー 倉本仁によるトークイベント「未来のために、建築・デザインにできること」が開催。リビングデザインセンターOZONEの30周年を記念して企画
建築家 永山祐子とプロダクトデザイナー 倉本仁によるトークイベント「未来のために、建築・デザインにできること」が開催。リビングデザインセンターOZONEの30周年を記念して企画左:永山 祐子(永山祐子建築設計代表 / 建築家)、右:倉本 仁(JIN KURAMOTO STUDIO代表 / プロダクトデザイナー) photo courtesy of リビングデザインセンターOZONE

建築家 永山祐子とプロダクトデザイナー 倉本仁によるトークイベント「未来のために、建築・デザインにできること」が開催されます。モデレーターは、佐藤久美子(みなとラボディレクター)。リビングデザインセンターOZONEの30周年を記念して企画されたものです。
開催日時は、2024年10月6日(日)14:00~15:30参加費無料こちらから要事前申込です。【ap・ad】

2024年7月9日、リビングデザインセンターOZONEは30周年を迎えました。
これからのリビングデザインとはどういうものになっていくのか、【What’s Living Design?】という問いを念頭に、時代や社会の移り変わりとともに変化してきた「リビングデザイン」について、あらためて発信していきます
家づくりをはじめ、暮らし方・ライフスタイルまで視野を広げ、目に見えるものだけでなく、光・音・空気・温度・香りや風土や習慣まで、トータルに捉えて提案します。

30年の歴史とこれからの未来に向けて、現在「What’s Living Design?」をテーマに多彩なゲストによるトークイベントをシリーズで開催しています。

今回は建築家の永山祐子氏と、プロダクトデザイナーの倉本仁氏を迎えます。

社会から日常の暮らしまで、サスティナブルな素材を採り入れる意識は刻々と高まっています。
建築やデザインの世界ももちろん例に漏れず、設計やデザインを介して社会問題への意識が問われ、ソーシャルグッドなデザインモデルが強く求められています。再生可能素材など、多様化する建材・素材は現在どのように進化しているのか、また、私たちはそれをどう活用していくべきなのか。

建築・デザインの第一線を走り続けるお二人が、私たちの生活をとりまく自然環境の未来と、そこに建築やデザインが果たしていくべき役割についてを語り合います

トークイベント会場では、お二人がそれぞれ手掛けたプロダクトと、その素材となった「廃漁網」などの海に捨てられた廃棄物を特別展示します。

リリーステキストより
SDレビュー2024の入選作品の展覧会レポート(後編)。“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件での建築コンペで、若手建築家の登竜門としても知られる
SDレビュー2024の入選作品の展覧会レポート(後編)。“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件での建築コンペで、若手建築家の登竜門としても知られる左奥:「時代のポシェ」鈴木淳平、中央:「溝口一丁目のテナントビル」上野辰太朗+篠原勲、右手前:「小さな森の図書館」高池葉子+尾野克矩+佐藤緋里+浜田英明、 photo©architecturephoto
SDレビュー2024の入選作品の展覧会レポート(後編)。“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件での建築コンペで、若手建築家の登竜門としても知られる左手前:「房総の別荘」寺本健一、右手前:「Soil Tent 2024」秋田亮平+金田充弘+伊藤優+関田重太郎+Fang Sitao+南昂希+糸数海音+細田晃太+八木新平、左奥:「corners いくつもの世界をすごす家」板谷優志+石井優希、右奥:「森のなかの幸せ工場 ―250mの屋根がつくりだす風景と居場所―」柿木佑介+廣岡周平+中尾壮宏+岩岡孝太郎 photo©architecturephoto

SDレビュー2024の入選作品の展覧会レポート(後編)です。
“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件の建築コンペティションで、若手建築家の登竜門としても知られています。本記事では展覧会の様子を前編・後編に分けて紹介します。会期は2024年9月13日~22日。SDレビュー2024の審査を務めたのは、青木淳中山英之山田憲明金野千恵でした。展覧会の公式サイトはこちら

SDレビューとは

SDレビューは、実際に「建てる」という厳しい現実の中で、設計者がひとつの明確なコンセプトを導き出す思考の過程を、ドローイングと模型によって示そうというものです。
実現見込みのないイメージやアイデアではなく、実現作を募集します。
1982年、建築家・槇文彦氏の発案のもとに第1回目が開催され、以降毎年「建築・環境・インテリアのドローイングと模型」の展覧会とその誌上発表を行っております。

以下、入選作品を展示順に掲載します。

SDレビュー2024の入選作品の展覧会レポート(前編)。“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件での建築コンペで、若手建築家の登竜門としても知られる
SDレビュー2024の入選作品の展覧会レポート(前編)。“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件での建築コンペで、若手建築家の登竜門としても知られる左手前:「あおいさんかく屋根」砂越陽介、右手前:ヒルサイドテラス+ヒルサイドウエストの模型、左奥:「収集と組み合わせのポイエティーク」三輪和誠+普川陽菜+山田伸希、右奥:「みどりまちの群像劇」横井創馬 photo©architecturephoto
SDレビュー2024の入選作品の展覧会レポート(前編)。“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件での建築コンペで、若手建築家の登竜門としても知られる左:「TOOLHUT」大澤さほり、右:「模様の混交」澤伸彦+吉海早瑛+市江龍之介、奥:「Adaptive Design & Assembly System Utilizing Reclaimed Timbers」木内俊克+バルナ・ゲルゲイ・ペーター+戸村陽+岩見遙果+近藤誠之介+西村穏 photo©architecturephoto

SDレビュー2024の入選作品の展覧会レポート(前編)です。
“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件の建築コンペティションで、若手建築家の登竜門としても知られています。本記事では展覧会の様子を前編と後編に分けて紹介します。会期は2024年9月13日~22日。
SDレビュー2024の審査を務めたのは、青木淳中山英之山田憲明金野千恵でした。展覧会の公式サイトはこちら

SDレビューとは

SDレビューは、実際に「建てる」という厳しい現実の中で、設計者がひとつの明確なコンセプトを導き出す思考の過程を、ドローイングと模型によって示そうというものです。
実現見込みのないイメージやアイデアではなく、実現作を募集します。
1982年、建築家・槇文彦氏の発案のもとに第1回目が開催され、以降毎年「建築・環境・インテリアのドローイングと模型」の展覧会とその誌上発表を行っております。

以下、入選作品を展示順に掲載します。

SOMPO美術館での展覧会「カナレットとヴェネツィアの輝き」の入場チケットをプレゼント。18世紀の“ヴェドゥータ(景観画)”の巨匠の展覧会。アルド・ロッシが自身の概念“類推的都市”を説明する為に言及した画家でもある
SOMPO美術館での展覧会「カナレットとヴェネツィアの輝き」の入場チケットをプレゼント。18世紀の“ヴェドゥータ(景観画)”の巨匠の展覧会。アルド・ロッシが自身の概念“類推的都市”を説明する為に言及した画家でもある展覧会ポスター image courtesy of SOMPO美術館
SOMPO美術館での展覧会「カナレットとヴェネツィアの輝き」の入場チケットをプレゼント。18世紀の“ヴェドゥータ(景観画)”の巨匠の展覧会。アルド・ロッシが自身の概念“類推的都市”を説明する為に言及した画家でもあるカナレット《カナル・グランデのレガッタ》、1730-1739年頃、ボウズ美術館、ダラム The Bowes Museum, Barnard Castle, Co. Durham,England

SOMPO美術館での展覧会「カナレットとヴェネツィアの輝き」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
18世紀の“ヴェドゥータ(景観画)”の巨匠の展覧会です。また、アルド・ロッシが自身の概念“類推的都市”を説明する為に言及した画家でもあります。会期は、2024年10月12日~2024年12月28日まで。展覧会の公式ページはこちら
入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年10月4日(金)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

18世紀、ヴェドゥータの巨匠 日本初の展覧会

ヴェドゥータ(景観画)の巨匠カナレット(1697-1768)の全貌を紹介する日本で初めての展覧会です。スコットランド国立美術館など英国コレクションを中心に、油彩、素描、版画など約60点で構成します。カナレットによる緻密かつ壮麗なヴェネツィアの描写を通じ、18世紀の景観画というジャンルの成立過程をたどるとともに、その伝統を継承し、ヴェネツィアの新たなイメージを開拓していった19世紀の画家たちの作品もあわせてご紹介します。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。

大西麻貴+百田有希 / o+hによる、TOTOギャラリー・間での建築展「生きた全体――A Living Whole」。“生きた全体”を思索して創作する建築家の展覧会。建築を“生き物”と捉え、機能や性能を越えて“愛しみ、育てていく”存在として造り上げた作品群を紹介
大西麻貴+百田有希 / o+hによる、TOTOギャラリー・間での建築展「生きた全体――A Living Whole」。“生きた全体”を思索して創作する建築家の展覧会。建築を“生き物”と捉え、機能や性能を越えて“愛しみ、育てていく”存在として造り上げた作品群を紹介ギャラリー1の全景。 photo©architecturephoto
大西麻貴+百田有希 / o+hによる、TOTOギャラリー・間での建築展「生きた全体――A Living Whole」。“生きた全体”を思索して創作する建築家の展覧会。建築を“生き物”と捉え、機能や性能を越えて“愛しみ、育てていく”存在として造り上げた作品群を紹介中庭での展示の様子。 photo©architecturephoto
大西麻貴+百田有希 / o+hによる、TOTOギャラリー・間での建築展「生きた全体――A Living Whole」。“生きた全体”を思索して創作する建築家の展覧会。建築を“生き物”と捉え、機能や性能を越えて“愛しみ、育てていく”存在として造り上げた作品群を紹介ギャラリー2での展示の様子。 photo©architecturephoto

大西麻貴+百田有希 / o+hによる、TOTOギャラリー・間での建築展「生きた全体――A Living Whole」の会場写真です。
“生きた全体”を思索して創作する建築家の展覧会です。建築を“生き物”と捉え、機能や性能を越えて“愛しみ、育てていく”存在として造り上げた作品群を紹介しています。
会期は2024年9月4日~11月24日です。展覧会の公式サイトはこちら。また、2024年9月27日には、千代田区のイイノホールで大西と百田の講演会も企画されています(2024年9月15日までに要事前申込)。

TOTOギャラリー・間では、「大西麻貴+百田有希 / o+h 展:生きた全体――A Living Whole」を開催します。

詩人の T.S.エリオットは、「今までに書かれたあらゆる詩の生きた全体(a living whole)」が詩の概念だという考えを提示し、現在は過去によって導かれながらも、新しい詩が挿入されることによって過去は変化し、新しい複合体となり、そこに伝統が成立すると説きました。※1

大西と百田は、建築をつくることは、その建築を含む「生きた全体」を考えることだと言います。彼らが建築をつくるとき、多様な背景や特性をもつ利用者や地域の人々の声、その土地に伝わる物語にまで耳を傾け、人の営みを丁寧に拾い上げながら建築に翻訳してきました。

日本建築学会賞(作品)を受賞した児童遊戯施設「シェルターインクルーシブプレイス コパル」では、スロープが車椅子を含むすべての人の動線でありながら、同時に子どもたちの遊び場でもあるように、一部分だけを取り出すことができない複雑な総体を生み出しています。個々の価値観や機能を出発点に、それらが折り重なり合うことによって誰もが自分の居場所を見つけることができるように、「生きた全体」を考えることとは、各存在のかけがえのなさを大切にし、寛容で多様な社会の理想形を、建築を通して示そうとしていると言い換えられるのではないでしょうか。

展覧会では、彼らの作品や人の営みが織りなす「生きた全体」がどう建築の風景として立ち上がってくるのか、模型や言葉、インスタレーション等で紹介します。本展を通じて、o+hの眼差しと世界観を体感いただければ幸いです。

※1 出典:T.S.エリオット著、矢本貞幹訳『文芸批評論』 岩波書店(1938)

リリーステキストより
トラフ建築設計事務所の企画と会場構成による展示「いとしき きといし 石と木の魅力を伝える企画展」。石と木への“愛しさを再発見して見つめなおす”趣旨で計画。来場者へのインスピレーションの提供を目指し、“素材以上プロダクト未満の木と石に触れる”空間を志向。石と木の角柱を井桁状に組んだ展示物などを考案
トラフ建築設計事務所の企画と会場構成による展示「いとしき きといし 石と木の魅力を伝える企画展」。石と木への“愛しさを再発見して見つめなおす”趣旨で計画。来場者へのインスピレーションの提供を目指し、“素材以上プロダクト未満の木と石に触れる”空間を志向。石と木の角柱を井桁状に組んだ展示物などを考案外観、正面道路より開口部越しに「いとしき、地球素材」ゾーンを見る。 "UNTITLED (THE STONE AND WOOD #124–409)", 2024 © GOTTINGHAM IMAGE COURTESY OF THAT’S ALL RIGHT. AND STUDIO XXINGHAM photo©GOTTINGHAM
トラフ建築設計事務所の企画と会場構成による展示「いとしき きといし 石と木の魅力を伝える企画展」。石と木への“愛しさを再発見して見つめなおす”趣旨で計画。来場者へのインスピレーションの提供を目指し、“素材以上プロダクト未満の木と石に触れる”空間を志向。石と木の角柱を井桁状に組んだ展示物などを考案「いとしき、地球素材」ゾーン、井桁状オブジェ "UNTITLED (THE STONE AND WOOD #124–409)", 2024 © GOTTINGHAM IMAGE COURTESY OF THAT’S ALL RIGHT. AND STUDIO XXINGHAM photo©GOTTINGHAM
トラフ建築設計事務所の企画と会場構成による展示「いとしき きといし 石と木の魅力を伝える企画展」。石と木への“愛しさを再発見して見つめなおす”趣旨で計画。来場者へのインスピレーションの提供を目指し、“素材以上プロダクト未満の木と石に触れる”空間を志向。石と木の角柱を井桁状に組んだ展示物などを考案「いとしき、地球素材」ゾーン、24種類の貴重な石と木 "UNTITLED (THE STONE AND WOOD #124–409)", 2024 © GOTTINGHAM IMAGE COURTESY OF THAT’S ALL RIGHT. AND STUDIO XXINGHAM photo©GOTTINGHAM
トラフ建築設計事務所の企画と会場構成による展示「いとしき きといし 石と木の魅力を伝える企画展」。石と木への“愛しさを再発見して見つめなおす”趣旨で計画。来場者へのインスピレーションの提供を目指し、“素材以上プロダクト未満の木と石に触れる”空間を志向。石と木の角柱を井桁状に組んだ展示物などを考案「いしとき、の、出会うところ」ゾーン、「Kitoishi TABLE」 "UNTITLED (THE STONE AND WOOD #124–409)", 2024 © GOTTINGHAM IMAGE COURTESY OF THAT’S ALL RIGHT. AND STUDIO XXINGHAM photo©GOTTINGHAM

トラフ建築設計事務所の企画と会場構成による展示「いとしき きといし 石と木の魅力を伝える企画展」です。
石と木への“愛しさを再発見して見つめなおす”趣旨で計画されました。建築家は、来場者へのインスピレーションの提供を目指し、“素材以上プロダクト未満の木と石に触れる”空間を志向しました。そして、石と木の角柱を井桁状に組んだ展示物などを考案しました。※会期は終了しています

Karimoku Commons Tokyoで開催された企画展「いとしき きといし」の企画及び会場設計を手掛けた。
本企画展では関ヶ原石材とカリモク家具のコラボレーションによる「石と木」への愛しさを再発見し、見つめなおす。

建築家によるテキストより

入口では高知県馬路村の銘木・魚梁瀬杉と、鮮やかな黄色が特徴的なハゼで特別に作られたAA HIGH STOOLに、巻貝の化石が残る大理石、ジュラシックブラウン天板のカウンターテーブルが来場者を迎える。

建築家によるテキストより

会場は2つのゾーンで構成される。

「いとしき、地球素材」ゾーンでは、290mm角モジュールの石と木の角柱を井桁状に組み、二つの素材の対比を体感できる。
木の角柱は変形した材もムダなく活用できる縦継ぎの集成材を使用し、石の角柱は丁場から採掘したブロック状の原石を使用しつつ、一部は仕上げを変えている。奥のカウンター上には、希少価値の高い24種類の石と木で制作した丸いオブジェを並べ、裏返すとその特徴や歴史が書かれている。

「いしとき、の、出会うところ」ゾーンでは、この企画展のために製作した「kitoishi TABLE」を展示。
ベージュ地に小石が混ざるチェッポ・ディ・ボルピと、金継ぎのような表情のキンツギという2種類の硬質な大理石を、国産のナラ材でフレーミングしたテーブルは天井高の低い日本の環境を見据えて高さ650㎜とした。

建築家によるテキストより
東京都庭園美術館での展覧会「建物公開2024 あかり、ともるとき」の入場チケットをプレゼント。“照明”に焦点を当て“旧朝香宮邸”を公開。各室の照明に関する解説と資料を通して魅力を紹介。会期中は通常非公開のエリアも見学でき写真撮影も可能
東京都庭園美術館での展覧会「建物公開2024 あかり、ともるとき」の入場チケットをプレゼント。“照明”に焦点を当て“旧朝香宮邸”を公開。各室の照明に関する解説と資料を通して魅力を紹介。会期中は通常非公開のエリアも見学でき写真撮影も可能展覧会ポスター photo courtesy of 東京都庭園美術館
東京都庭園美術館での展覧会「建物公開2024 あかり、ともるとき」の入場チケットをプレゼント。“照明”に焦点を当て“旧朝香宮邸”を公開。各室の照明に関する解説と資料を通して魅力を紹介。会期中は通常非公開のエリアも見学でき写真撮影も可能東京都庭園美術館本館 外観 photo courtesy of 東京都庭園美術館

東京都庭園美術館での展覧会「建物公開2024 あかり、ともるとき」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
“照明”に焦点を当て“旧朝香宮邸”を公開する内容です。各室の照明に関する解説と資料を通して魅力を紹介します。また、会期中は通常非公開のエリアも見学でき写真撮影も可能になるとのこと。
会期は、2024年9月14日~2024年11月10日まで。展覧会の公式サイトはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年9月20日(金)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください
厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

見上げてときめく、多彩な灯りの世界

本展は、1933年(昭和8)に竣工した旧朝香宮邸(現・東京都庭園美術館本館)の建築としての魅力を存分にご堪能いただくため、年に一度開催している建物公開展です。これまで当館では毎回テーマを設定し、様々な角度から建物公開展に取り組んでまいりました。今回は、この建物のみどころの一つとも言える「照明」に焦点を当てます。

1920年代、滞在中のフランス・パリにて、当時全盛期だったアール・デコの様式美に触れ、魅せられた朝香宮夫妻。帰国後、最先端の技術と最高級の素材を用い、アール・デコの精華を積極的に取り入れた自邸を建設しました。フランスの装飾美術家アンリ・ラパンが主要な部屋の室内装飾を手がけ、宮内省内匠寮の技師らが全体の設計を担い、日仏のデザインが融合する形で完成した建築です。現在は美術館として活用していますが、竣工時からの改変はわずかで、当時の様子を良好な状態で伝えることから、国の重要文化財に指定されています。

天井や壁面に据えられた照明は、旧朝香宮邸の室内空間において特に印象的な要素です。こだわりの材質やディテールがあしらわれた照明器具の多くは、この邸宅のために制作されたもので、華やかさと独自性を高めています。本展では、各室の照明に関する解説、資料を通して旧朝香宮邸の魅力に迫るとともに、同時代のランプ類を展示します。また、本館の窓のカーテンを開け放ち、自然の光を感じる空間で、宮邸時代の家具や調度を用いた再現展示をお楽しみいただきます。

秋の季節、やわらかな光を放つ灯りのもと、心に染み入るひと時をご堪能ください。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。

平田晃久が、練馬区立美術館での自身の展覧会「平田晃久―人間の波打ちぎわ」を解説している動画。2024年8月に公開されたもの

平田晃久が、練馬区立美術館での自身の展覧会「平田晃久―人間の波打ちぎわ」を解説している動画です。2024年8月に公開されたもの。展示空間に合わせて4つの動画が公開されています。また、アーキテクチャーフォトではこの展覧会の様子を特集記事として公開しています。展覧会の会期は2024年9月23日まで。

以下にその他の3つの動画も掲載します。

アーティスト塩田千春の、大阪中之島美術館での展覧会「塩田千春 つながる私(アイ)」の入場チケットをプレゼント。新作のインスタレーションを中心に絵画・ドローイング・映像なども展示。出身地大阪での16年ぶりの大規模個展
アーティスト塩田千春の、大阪中之島美術館での展覧会「塩田千春 つながる私(アイ)」の入場チケットをプレゼント。新作のインスタレーションを中心に絵画・ドローイング・映像なども展示。出身地大阪での16年ぶりの大規模個展展覧会ポスター image courtesy of 大阪中之島美術館
アーティスト塩田千春の、大阪中之島美術館での展覧会「塩田千春 つながる私(アイ)」の入場チケットをプレゼント。新作のインスタレーションを中心に絵画・ドローイング・映像なども展示。出身地大阪での16年ぶりの大規模個展塩田千春 《家から家》2022年 写真:Sunhi Mang ©JASPAR, Tokyo, 2024 and Chiharu Shiota

アーティスト塩田千春の、大阪中之島美術館での展覧会「塩田千春 つながる私(アイ)」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
新作のインスタレーションを中心に絵画・ドローイング・映像なども展示されます。また、出身地大阪での16年ぶりの大規模個展です。
会期は、2024年9月14日~2024年12月1日まで。展覧会の公式サイトはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年  9月6日(金)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

塩田千春(1972年生まれ)の出身地・大阪で、16年ぶりに開催する大規模な個展です。
現在ベルリンを拠点として国際的に活躍する塩田は、「生と死」という人間の根源的な問題に向き合い、作品を通じて「生きることとは何か」、「存在とは何か」を問い続けています。

本展は、全世界的な感染症の蔓延を経験した私たちが、否応なしに意識した他者との「つながり」に、3つの【アイ】-「私/I」、「目/EYE」、「愛/ai」を通じてアプローチしようというものです。それぞれの要素はさまざまに作用し合いながら、わたしたちと周縁の存在をつないでいると考えます。インスタレーションを中心に絵画、ドローイングや立体作品、映像など多様な手法を用いた作品を通じて、本展が 「つながる私」との親密な対話の時間となることでしょう。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。

コンラン卿の展覧会「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」の入場チケットをプレゼント。東京ステーションギャラリーで開催。生活空間から社会までを視野に入れて“デザインによる変革”に取り組んだ人物。300点以上の作品や資料などを通して実像に迫る
コンラン卿の展覧会「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」の入場チケットをプレゼント。東京ステーションギャラリーで開催。生活空間から社会までを視野に入れて“デザインによる変革”に取り組んだ人物。300点以上の作品や資料などを通して実像に迫る展覧会ポスター image courtesy of 東京ステーションギャラリー
コンラン卿の展覧会「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」の入場チケットをプレゼント。東京ステーションギャラリーで開催。生活空間から社会までを視野に入れて“デザインによる変革”に取り組んだ人物。300点以上の作品や資料などを通して実像に迫るバートン・コート自邸内の仕事部屋、2004年撮影 photo©David Garcia, Courtesy of the Conran family

コンラン卿の展覧会「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
東京ステーションギャラリーで開催されます。生活空間から社会までを視野に入れて“デザインによる変革”に取り組んだ人物。300点以上の作品や資料などを通して実像に迫る内容です。会期は、2024年10月12日~2024年1月5日まで。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年9月2日(月)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

「Plain, Simple, Useful(無駄なくシンプルで機能的)」なデザインが生活の質を向上させると信じ、個人の生活空間から都市、社会までを広く視野に入れ、デザインによる変革に突き進んだサー・テレンス・コンラン(1931-2020)。本展は、イギリスの生活文化に大きな変化をもたらし、デザインブームの火付け役にもなったコンランの人物像に迫る日本で初めての展覧会です。

戦後まもなくテキスタイルや食器のパターン・デザイナーとして活動を始めたコンランは、1960年代、ホームスタイリングを提案する画期的なショップ「ハビタ」をチェーン化して成功を収め、起業家としての手腕を発揮します。そして、1970年代から展開した「ザ・コンランショップ」におけるセレクトショップの概念は、日本を含む世界のデザイン市場を激変させました。 このほか、家具などのプロダクト開発、廃れていたロンドンの倉庫街を一新させた都市の再開発、書籍の出版など、関わった事業は多岐にわたります。いっぽう、1950年代からレストラン事業にも乗り出し、高級レストランからカジュアルなカフェまで50店舗以上を手がけ、モダン・ブリティッシュと称される新しい料理スタイルをイギリスの食文化に定着させました。 長年あたためていたデザイン・ミュージアムの設立構想を1989年、世界に先駆け実現させたことも大きな功績のひとつです。

本展は、パターン・デザインした食器やテキスタイルなどの初期プロダクト、家具デザインのためのマケット、ショップやレストランのアイテム、発想の源でもあった愛用品、著書、写真、映像など300点以上の作品や資料に加え、彼から影響を受けた人々のインタビューを交えながらさまざまなコンラン像を浮かびあがらせます。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。

平田晃久の練馬区立美術館での建築展「平田晃久―人間の波打ちぎわ」の会場写真。模型・スケッチ・インスタレーションを通して、平田建築を包括する新しい言葉“波打ちぎわ”を体験的に理解できる空間を提示
平田晃久の練馬区立美術館での建築展「平田晃久―人間の波打ちぎわ」の会場写真。模型・スケッチ・インスタレーションを通して、平田建築を包括する新しい言葉“波打ちぎわ”を体験的に理解できる空間を提示3階、展示室1から展示室2への空間からエントランスホールを見下ろす。平田晃久建築設計事務所によるインスタレーション作品「波打ちぎわの波打ちぎわ」、協力:STRUKT、テキスタイルアドバイザー:安東陽子デザイン photo©architecturephoto
平田晃久の練馬区立美術館での建築展「平田晃久―人間の波打ちぎわ」の会場写真。模型・スケッチ・インスタレーションを通して、平田建築を包括する新しい言葉“波打ちぎわ”を体験的に理解できる空間を提示展示室1の会場風景 photo©architecturephoto
平田晃久の練馬区立美術館での建築展「平田晃久―人間の波打ちぎわ」の会場写真。模型・スケッチ・インスタレーションを通して、平田建築を包括する新しい言葉“波打ちぎわ”を体験的に理解できる空間を提示展示室2の会場風景 photo©architecturephoto
平田晃久の練馬区立美術館での建築展「平田晃久―人間の波打ちぎわ」の会場写真。模型・スケッチ・インスタレーションを通して、平田建築を包括する新しい言葉“波打ちぎわ”を体験的に理解できる空間を提示展示室3の会場風景 photo©architecturephoto

平田晃久の練馬区立美術館での建築展「平田晃久―人間の波打ちぎわ」の会場写真です。
模型・スケッチ・インスタレーションを通して、平田建築を包括する新しい言葉“波打ちぎわ”を体験的に理解できる空間を提示しています。会期は2024年9月23日まで。展覧会の公式ページはこちら

練馬区立美術館では、建築家・平田晃久(ひらた・あきひさ)の建築世界を紹介する展覧会を開催します。平田はこれまで、自身の建築に対する思想を説明する際に「からまりしろ」という言葉を使ってきました。「からまりしろ」とは平田自身によって作られた言葉です。この「からまりしろ」については、彼の言葉を借りつつ次のように説明することができます。

「はっきりと形作られる空間領域とは異なり、「ふわふわとした隙間の錯綜」、つまりはあらゆる物質の傍らとも言える領域の重なりを指します。それは人間世界に限ったことではなく、植物、動物、異なる時空の文化なども含んだ広義での生命体との共有可能性を探る試みでもあり、人間が狭い意味での「人間」から自由になる未来に向けた試みでもあります。」

ここで、「からまりしろ」の具体的なイメージについて考えてみましょう。平田の意識が向いているのは、人間の世界だけではありません。自然界から連想できる情景は、樹木の枝にとまる小鳥の群れやアルプスに雲がかかる様子、海藻に魚の卵が無数にくっついている状態や絡み合う植物などの一場面です。これらには、偶然によって生み出された無数の表面積、思いもよらない空間が作られています。このような自然の情景が、平田の建築的思想の手助けとなっているのです。

かっちりと人間によって作り上げられた建築空間ではなく、自然の偶然性に建築的空間を見出すという考え方は、平田建築の大切な要素のひとつと言えます。本展覧会では「波打ちぎわ」という新しい言葉を軸にした3章立てとなっています。1章目は「からまりしろ」であり、冒頭でも説明した通り、これはこれまでの平田建築の核をなす言葉です。「からまりしろ」の建築は、人間と動物の波打ちぎわ(境界やあいだ)に現れるものといえます。

2つ目と3つ目は、「響き」がテーマになっています。これは共鳴というような感覚に近いかもしれません。無数の人々の思いの共鳴、はたまた過ぎ去った時間と現在との共鳴、あるいは今こことどこか遠くの場所との共鳴…。そういった「響き」をもった建築は、私たちがかつて知っていた「人間」の意識を広げていくような、からまりしろとも違う「人間の波打ちぎわ」を予感させます。

本展では、スケッチ、模型やインスタレーションを中心に、この「波打ちぎわ」を体験的に理解できる空間を作り上げます。哲学する建築家、平田晃久の脳内イメージにアプローチする展覧会です。

また、このような平田のコンセプトが形となった公共建築としては、2022年に日本建築学会賞を受賞した「太田市美術館・図書館」(2017年)が代表されます。様々に区切られた空間や内外が絡まりあう「からまりしろ」を実現した地域のランドマークとして市民に愛されています。また複数の住居や商業施設なども手掛け、平田の哲学的理論と自然や生命への憧憬が反映された独創性あふれる空間を現出しています。

このたび、これらの代表的な建築作品群に、練馬区立美術館も新しく加わることとなりました。図書館と融合する文化複合施設として、新しく生まれ変わる美術館は再スタートを切ります。その建築コンセプトは、「21世紀の富士塚/アートの雲/本の山」。練馬に古くから存在する「富士塚」をテーマに、「美術と本」を街や人々とつなぐ場として構想されました。

本展を通して、平田の建築思想への概念的アプローチのみならず、具体的な建築作品を通して、平田建築が内包する未来への展望を示唆します。

リリーステキストより
彫刻家の舟越桂の、彫刻の森美術館での展覧会「舟越桂 森へ行く日」の入場チケットをプレゼント。“人間とは何かを問い続けた”作家の、“作品の変遷”と“創作の源となる視線”に迫る内容。デッサン・メモ・実際に使った道具類も展示
彫刻家の舟越桂の、彫刻の森美術館での展覧会「舟越桂 森へ行く日」の入場チケットをプレゼント。“人間とは何かを問い続けた”作家の、“作品の変遷”と“創作の源となる視線”に迫る内容。デッサン・メモ・実際に使った道具類も展示《樹の水の音》2019年、楠に彩色、大理石 、93×46.5×31cm、西村画廊蔵  ※この写真は所蔵者の許可を得て撮影しています。実際の展示風景と異なります。 photo:今井智己、©Katsura Funakoshi Courtesy of Nishimura Gallery

彫刻家の舟越桂の、彫刻の森美術館での展覧会「舟越桂 森へ行く日」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
“人間とは何かを問い続けた”作家の、“作品の変遷”と“創作の源となる視線”に迫る内容です。デッサン・メモ・実際に使った道具類も展示されます。
会期は、2024年7月26日~2024年11月4日まで。展覧会の公式サイトはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年7月29日(月)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

自然の中で人々と芸術家が交流する場として誕生した日本で初めての野外彫刻美術館である『彫刻の森美術館』。作品は芸術家の言葉であると考える当館が、周年を記念した展覧会にと2023年3月に舟越桂氏に依頼したことから本展の企画が始まり準備が進められてきましたが、2024年3月29日 舟越桂氏が逝去されました。本展は、最期までこの展覧会の実現を望み、励んでくださった作家本人の意思と、ご遺族の意向を尊重し開催されます。

~森へ行く日~
「遠い目の人がいる。
自分の中を見つめているような遠い目をしている人がときどきいる。
もっとも遠いものとは、自分自身なのかもしれない。
世界を知ることとは、自分自身を知ることという一節を思い出す。
私が感じている人間の姿を代表し、象徴してくれるような個人に出会った時、
私はその人の像を作ってみたいと思う。」
(創作メモより)

遠くを見つめるまなざしを持った静かな佇まいの人物像で知られる彫刻家 舟越桂。生涯を通じて人間とは何かを問い続けた彫刻家の作品の変遷とその創作の源となる視線に迫ります。

聖母子像や性別を感じさせない静謐な空気をまとった人物像は、その後、人間という存在の大きさや不思議さを象徴する山のようなイメージの人物像や、「祈り」の思いや行為に人間の姿を与えたという考えに至った「水に映る月蝕」(2004年)、そして東日本大震災がきっかけとなって制作された「海にとどく手」(2016年)、さらに両性具有の身体と長い耳を持った、人間を見つづける存在としての「スフィンクス」へ辿り着きます。一貫して人間の存在をテーマにしながら、様々に変容を遂げる作品を舟越は自ら「心象人物」と名付けました。

「手と目と頭を使って人間の像を作ることで、思考だけでの理解を越えて、人間を把握することに変わっていかないだろうか。その時間のつみかさねで、私も人間について考えていると思いたい。」
『言葉の降る森』角川書店

具体的には目に見えない、しかし現実に人間がその回りに抱える問題、祈りや思いなどに人間の姿を与えながら、人間について考えることで舟越は「人は皆それぞれ、たった一度の人生を生きていく初めての存在なのだ」ということを証明するための物語を紡ぎ出そうとしていたのではないでしょうか。

本展が、自分と出会う場として、自分と向き合う時間として、皆様に届くことを願っております。

リリーステキストより

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美術家の内藤礼の、東京国立博物館での展覧会「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」の入場チケットをプレゼント。“根源的な生の光景”を生み出す作家の展示。収蔵品や建築空間を読み解き、“あらたな空間作品”を制作。長年閉ざされていた“鎧戸”を開放して自然光の下での作品鑑賞の体験も提供
美術家の内藤礼の、東京国立博物館での展覧会「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」の入場チケットをプレゼント。“根源的な生の光景”を生み出す作家の展示。収蔵品や建築空間を読み解き、“あらたな空間作品”を制作。長年閉ざされていた“鎧戸”を開放して自然光の下での作品鑑賞の体験も提供展覧会チラシ、使用図版:重要文化財 足形付土製品(部分) 新潟県村上市 上山遺跡出土 縄文時代(後期)・前2000~前1000年 撮影:畠山直哉

美術家の内藤礼の、東京国立博物館での展覧会「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
“根源的な生の光景”を生み出す作家の展示です。作家は、東京国立博物館の収蔵品や建築空間を読み解き、“あらたな空間作品”を制作しました。また、長年閉ざされていた“鎧戸”を開放して自然光の下での作品鑑賞の体験も提供されます。
会期は、2024年9月23日まで。展覧会の公式サイトはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年7月29日(月)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

太陽が形づくる光と影、地が生成する水や石、大気が織りなす風や雨。美術家・内藤礼は、私たちの傍らにある自然の諸要素と日常のささやかな事物を受け止めることで、私たちが日々見過ごしがちな世界の片隅に宿る情景、知覚しがたい密やかな現象を見つめ、「根源的な生の光景」を出現させてきました。精緻に構想されるその作品の世界は、その場を訪れる人をそれぞれの沈潜にいざないます。

本展は、150年の歴史を持つ東京国立博物館の収蔵品、その建築空間と内藤との出会いから始まりました。1万数千年という時を超え、内藤は縄文時代の土製品に自らの創造と重なる人間のこころを見出しました。それは、自然・命への畏れと祈りから生まれたものであり、作家はそこに「生の内と外を貫く慈悲」を感じたといいます。生の求めに迫られてつくりだされた一つ一つの土製品は、人間本来の姿を私たちに伝えるようです。会期中、自然光に照らし出される展示室では、かつて太陽とともにあった生と死を、人と動植物、人と自然のあわいに起こる親密な協和を、そっと浮かび上がらせます。

色彩に生を、風景に物語を、光に祈りを見出す内藤の作品は、縷々として尽きることなく私たちの世界を満たしてきた、遥か遠い時代から続く創造の営みを想起させます。そこには、人間が繰り返してきた「つくる」ということ、今につながる「生きる」ということへの希求が垣間見られます。時空を超えた交感がなされる会場は、空間よりも広く、時間よりも深く、目には見えない存在、耳では聞こえない声の確かさを感じ取る契機となることでしょう。本展の体験を通して、原始この地上で生きた人々と、現代を生きる私たちに通ずる精神世界、創造の力を感じていただけたら幸いです。

リリーステキストより

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