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滋賀県立美術館での建築展「滋賀の家展」の入場チケットをプレゼント。滋賀県の視点で“家”に注目して、1960年代の住宅産業との繋がりから現代建築家の実践までを紹介。模型・図面・写真に加えて家具やインタビュー映像なども展示
滋賀県立美術館での建築展「滋賀の家展」の入場チケットをプレゼント。滋賀県の視点で“家”に注目して、1960年代の住宅産業との繋がりから現代建築家の実践までを紹介。模型・図面・写真に加えて家具やインタビュー映像なども展示

滋賀県立美術館での建築展「滋賀の家展」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
滋賀県の視点で“家”に注目して、1960年代の住宅産業との繋がりから現代建築家の実践までを紹介します。また、模型・図面・写真に加えて家具やインタビュー映像なども展示されます。
会期は、2024年7月13日~2024年9月23日まで。展覧会の公式ページはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年7月22日(月)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

多くの住宅建築関連の工場を県内に有してきた滋賀県は、近代以降の日本の住宅建築の展開を支えてきました。

また、琵琶湖を中心とする自然豊かな土壌に惹かれ、別荘地やベッドタウンとしての活用が進む一方で、古くからの集落を残す場所でもありました。

本展では滋賀県と日本の住宅建築のつながりを起点に、今まさに滋賀県に生きる人々の暮らしと建築がどのような未来の生活様式や環境を形作るのか見つめていきます。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。

「ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」の会場写真。パナソニック汐留美術館で開催。“ミニマルで清潔な造形”を特徴とする家具デザイナーの作品群を紹介。主要作品を網羅”した展覧会で、会場構成は建築家の“田根剛”が手掛ける
「ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」の会場写真。パナソニック汐留美術館で開催。“ミニマルで清潔な造形”を特徴とする家具デザイナーの作品群を紹介。主要作品を網羅”した展覧会で、会場構成は建築家の“田根剛”が手掛ける「ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」会場入口 photo courtesy of パナソニック汐留美術館、撮影:Yukie Mikawa
「ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」の会場写真。パナソニック汐留美術館で開催。“ミニマルで清潔な造形”を特徴とする家具デザイナーの作品群を紹介。主要作品を網羅”した展覧会で、会場構成は建築家の“田根剛”が手掛けるⅡ. DESIGNS: 1951-1980 家具の建築家 photo courtesy of パナソニック汐留美術館、撮影:Yukie Mikawa
「ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」の会場写真。パナソニック汐留美術館で開催。“ミニマルで清潔な造形”を特徴とする家具デザイナーの作品群を紹介。主要作品を網羅”した展覧会で、会場構成は建築家の“田根剛”が手掛けるⅢ. EXPERIENCES 愛され続ける名作 photo courtesy of パナソニック汐留美術館、撮影:Yukie Mikawa

「ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」の会場写真です。
パナソニック汐留美術館で開催されています。“ミニマルで清潔な造形”を特徴とする家具デザイナーの作品群を紹介。主要作品を網羅した展覧会で、会場構成は建築家の“田根剛”が手掛けました。会期は、2024年9月16日まで。展覧会の公式ページはこちら

椅子は、私たちにとって最も身近な道具の一つです。その造形は、座るための合理的な機能を追求したかたちでありながらも、彫刻作品のような自律した美しさを宿しています。とりわけ前世紀の優れた建築家やデザイナーが手がけた椅子は、時代を超える名作として浸透し、近年ますます関心が高まっています。

本展で紹介するポール・ケアホルム(1929~1980)は、20世紀デンマークを代表する家具デザイナーです。ミッドセンチュリーの北欧家具といえば、温もりのある木調のデザインを思い浮かべるかもしれません。しかしケアホルムの特徴は、当時では珍しく、石や金属などの硬質な素材を取り合わせた厳格なデザインにあります。それでいて各々の家具は決して冷たい印象は与えず、置かれる空間に心地よい緊張感をもたらします。古びることのない、ミニマルで清潔な造形に凝縮されたケアホルムの仕事は日本の建築ともよく響き合い、国内の愛好家の間でも根強く支持され続けています。

本展は、長年にわたり椅子研究と収集を続けてきた織田憲嗣氏(東海大学名誉教授)のコレクションを中心に、ケアホルムの主要作品を網羅した、日本の美術館では初めての展覧会となります。織田コレクションを有する北海道東川町の協力のもと、家具約50点と関連資料を紹介するとともに、ケアホルムのデザイン哲学と洗練された家具の造形美を、気鋭の建築家・田根剛氏(ATTA)の会場構成によりお楽しみいただきます。

リリーステキストより

以下に、写真と詳細な情報を掲載します。

GROUPによる、建築展「島をつくる」。都心のビルの22階にあるアートスペースでの展覧会。窓から廃棄物処理の“埋立地 / 島”が見える空間に、“島をつくる”建築を移設。会場内で廃材をコンポストして土をつくり“新しい島”の創造を試みる
GROUPによる、建築展「島をつくる」。都心のビルの22階にあるアートスペースでの展覧会。窓から廃棄物処理の“埋立地 / 島”が見える空間に、“島をつくる”建築を移設。会場内で廃材をコンポストして土をつくり“新しい島”の創造を試みる共用通路から会場全体を見る。 photo©Naoki Takehisa
GROUPによる、建築展「島をつくる」。都心のビルの22階にあるアートスペースでの展覧会。窓から廃棄物処理の“埋立地 / 島”が見える空間に、“島をつくる”建築を移設。会場内で廃材をコンポストして土をつくり“新しい島”の創造を試みる共用通路から会場全体を見る。 photo©Naoki Takehisa
GROUPによる、建築展「島をつくる」。都心のビルの22階にあるアートスペースでの展覧会。窓から廃棄物処理の“埋立地 / 島”が見える空間に、“島をつくる”建築を移設。会場内で廃材をコンポストして土をつくり“新しい島”の創造を試みる「木材粉砕場」から「最終処分場柱 S=1:2」を見る。 photo©Naoki Takehisa
GROUPによる、建築展「島をつくる」。都心のビルの22階にあるアートスペースでの展覧会。窓から廃棄物処理の“埋立地 / 島”が見える空間に、“島をつくる”建築を移設。会場内で廃材をコンポストして土をつくり“新しい島”の創造を試みる「最終処分場柱 S=1:2」 photo©Naoki Takehisa

井上岳+齋藤直紀+棗田久美子+赤塚健+中井由梨+篠崎祐真 / GROUPによる、建築展「島をつくる | Planning Another Island」です。
都心のビルの22階にあるアートスペースでの展覧会です。建築家は、窓から廃棄物処理の“埋立地 / 島”が見える空間に、“島をつくる”建築を移設しました。そして、会場内で廃材をコンポストして土をつくり“新しい島”の創造を試みます。
会場は東京都中央区銀座のマイナビアートスクエア。会期は2024年7月6日まで。入場無料です。展覧会の公式ページはこちら

展示室の窓から東京の埋立地 / 島が見える※1。今この瞬間にも、埋立地では産廃物※2の処理が行われている※3

私たちは日々※4、その島をつくりながら生活をしている※5。毎日決められた時間、ルート※6で集められる産廃物は、 いくつかの建築を介して分別、粉砕、焼却、運搬され、最終的に埋立処分場に運ばれ、私たちが今見ている島の一部となる※7

建築家によるテキストより

この展示では、島をつくる※8建築を展示室に移設する。

本展に合わせて、とある小さな住宅の改修を行い※9、その過程で生まれる廃材を、展示室でコンポストして土をつくる。そうしてできた土はもとの場所に戻り、この東京という島の形を変えていく。

建築家によるテキストより

私たちは島をつくる建築を展示室に再現し、窓の外に見える島とは異なる、新しい島をつくることを試みる※10

建築家によるテキストより
重松象平 / OMAの空間デザインによる、六本木ミュージアムでの「ミス ディオール展覧会 ある女性の物語」。香水“ミス ディオール”を主題とした展示。多様な要素や世界観を反映する為に、時代を超えた一貫性を持ちつつ各テーマの理解を促す設計を志向。非日常的な空間でモチーフとなった製品の世界へと誘う
重松象平 / OMAの空間デザインによる、六本木ミュージアムでの「ミス ディオール展覧会 ある女性の物語」。香水“ミス ディオール”を主題とした展示。多様な要素や世界観を反映する為に、時代を超えた一貫性を持ちつつ各テーマの理解を促す設計を志向。非日常的な空間でモチーフとなった製品の世界へと誘う photo:パルファン・クリスチャン・ディオール TEL 03-3239-0618
重松象平 / OMAの空間デザインによる、六本木ミュージアムでの「ミス ディオール展覧会 ある女性の物語」。香水“ミス ディオール”を主題とした展示。多様な要素や世界観を反映する為に、時代を超えた一貫性を持ちつつ各テーマの理解を促す設計を志向。非日常的な空間でモチーフとなった製品の世界へと誘う photo:パルファン・クリスチャン・ディオール TEL 03-3239-0618
重松象平 / OMAの空間デザインによる、六本木ミュージアムでの「ミス ディオール展覧会 ある女性の物語」。香水“ミス ディオール”を主題とした展示。多様な要素や世界観を反映する為に、時代を超えた一貫性を持ちつつ各テーマの理解を促す設計を志向。非日常的な空間でモチーフとなった製品の世界へと誘う photo:パルファン・クリスチャン・ディオール TEL 03-3239-0618

重松象平 / OMAの空間デザインによる、六本木ミュージアムでの「ミス ディオール展覧会 ある女性の物語」です。
香水“ミス ディオール”を主題とした展示です。建築家は、多様な要素や世界観を反映する為に、時代を超えた一貫性を持ちつつ各テーマの理解を促す設計を志向しました。また、非日常的な空間でモチーフとなった製品の世界へと誘うことも意図されました。会期は2024年7月15日まで。完全予約制(無料)です。

重松象平 OMAパートナーによるコメント

香りのように見えないものを体験できる空間をデザインすることは興味深い挑戦でした。ミス ディオールは多くのストーリを持った、メゾンのアイデンティティの根幹となるフレグランスです。その多様な要素や世界観を反映すべく、時代を超えた視点を明確にし、一貫性を持ちつつも、各テーマを理解していただけるよう本展覧会をデザインしました。様々なモチーフとインスピレーションが非日常的な空間へと昇華されていて、みなさまをミス ディオールの世界へと誘う展覧会です

リリーステキストより
隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」が、2024年度のオープンキャンパスの申込を受付中。CLTを活用した木造校舎や林業機械の本格的な実演などが見学可能
隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」が、2024年度のオープンキャンパスの申込を受付中。CLTを活用した木造校舎や林業機械の本格的な実演などが見学可能

隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」が、2024年度のオープンキャンパスの申込を受付中です。
CLTを活用した木造校舎や、林業機械の本格的な実演などが見学可能なイベントです。2024年8月3日(土)の午前・午後の計2回の開催で、定員は各回50名(先着順)です。こちらのページからの事前申込制で2024年7月26日(金)必着となっています。また事前にご連絡すれば、いつでも見学・説明OKな「エブリデイオープンキャンパス(要予約)」も実施中。【ap・ad】

校長を務める世界的な建築家 隈研吾氏からのメッセージ

「木の時代」をリードする志ある人材を育成

 森林が県土の84%を占め、林業の中心地とも言える高知県で学ぶということは、非常に意味のあることだと思っています。周囲の森と一体になったこの素晴らしい環境に立地する本校は、高知県が林業・木材産業をいかに重要視しているかの象徴です。
 私が校長就任時に掲げた「林業を再生し、活性化するプラットフォーム」というビジョンは、すでに形になりつつあります。木に関する多様な領域を合わせるプラットフォームは、世界から見ても非常に貴重な存在であり、本校から巣立った人材は、高知県のみならず、日本全国、そして世界の「木の産業」にとって、重要な人材となります。
 21世紀は木の世紀・木の時代が来ると、私は予測してきました。
 本校で学ぶ人は木の時代のリーダーになれる人だと思っています。木の時代を担っていく人材という自覚を持って、互いに切磋琢磨していただきたい。
 志を持った皆さん、日本一の高知県の森で、共に学び、成長していきましょう。

詳細は以下でどうぞ。

倉俣史朗の京都国立近代美術館での展覧会「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」の入場チケットをプレゼント。没後30年を超えた今も国内外で評価され続けるデザイナーの回顧展。会場構成は“西澤徹夫建築事務所”が手掛ける
倉俣史朗の京都国立近代美術館での展覧会「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」の入場チケットをプレゼント。没後30年を超えた今も国内外で評価され続けるデザイナーの回顧展。会場構成は“西澤徹夫建築事務所”が手掛ける京都会場の展覧会メインビジュアル(デザイン:菊地敦己)

倉俣史朗の京都国立近代美術館での展覧会「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
没後30年を超えた今も国内外で評価され続けるデザイナーの回顧展です。また、会場構成は“西澤徹夫建築事務所”が手掛けました。会期は、2024年8月18日まで。展覧会の公式サイトはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年7月1日(月)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

2024年6月11日(火)~8月18日(日)の期間、京都国立近代美術館にて「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」を開催いたします。

京都国立近代美術館で「倉俣史朗の世界」展が開催されたのは、1999年のこと。1991年に56歳という若さで倉俣史朗が急逝した後、没後5年に企画され、東京、メキシコシティ、サンフランシスコ、ニューヨーク、パリ、ウィーンなど世界各地を巡回した展覧会でした。それから25年を経て、再び京都に倉俣史朗の代表作が帰ってきます。東京・富山を巡回した本展は、京都会場で幕を閉じます。

倉俣史朗(1934–1991、東京生まれ)は、銀座のランドマークとなる商業施設「三愛ドリームセンター」の店内設計で注目を集め、1965年にはクラマタデザイン事務所を設立して独立します。高度経済成長とともに変化し続ける都市を舞台に、インテリアデザイナーという、当時はまだ曖昧な認識しかなかった領域で活躍します。透明なアクリルを使用して、まるで商品が浮いているようにみえる棚、光そのものに形を与えたかのようなショーケース。華やかで移り変わりの激しい商業空間を、倉俣は永続性のない幕間劇にたとえました。

一方で、商品化を前提とせず、自主的に制作した家具を発表しています。遊び心を感じさせる変型の引出し、板硝子を貼り合わせ最小限の構造を突き詰めた椅子、造花のバラが浮遊するアクリルブロックの椅子。1981年にエットレ・ソットサスに誘われて、イタリアのデザイン運動「メンフィス」に参加すると、一躍国際的な評価を高めました。倉俣が「言葉で語れない部分を形で言おう」とした家具たちは、大切に保管されて受け継がれ、今なお能弁なまでに魅力的です。

当時の雑誌には、毎月のように倉俣のインテリアや家具、そしてその時々の言葉が紹介されていました。彼の話は、デザインと一見関係のないような、幼少期の思い出や、夢に見たことにまで広がっていきます。本展では、こうした倉俣自身の言葉を辿りながら、創作の源泉ともいえる夢日記などの資料とともに、彼のデザインが語りかけるメッセージに耳を傾けます。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。

石上純也・向山徹・山﨑健太郎が登壇する「2024年 日本建築学会賞(作品)受賞者記念講演会『作品を語る』」が開催。建築会館ホールでの対面に加えて、オンラインでも同時配信

石上純也向山徹山﨑健太郎が登壇する「2024年 日本建築学会賞(作品)受賞者記念講演会『作品を語る』」が開催されます。建築会館ホールでの対面に加えて、オンラインでも同時配信されます。開催日時は2024年7月9日18時~。要事前申込。

湯浅良介による、京都市の、けんちくセンターCoAKでの建築展「TEMPO++」。他者との対話を通して“オートマティック”に建築を創作する建築家の展示。近作の“TEMPO”に焦点を当て、図面・模型・映像などの複数のメディアで表現。加えて絵本に着想を得たドローイングシリーズも公開
湯浅良介による、京都市の、けんちくセンターCoAKでの建築展「TEMPO++」。他者との対話を通して“オートマティック”に建築を創作する建築家の展示。近作の“TEMPO”に焦点を当て、図面・模型・映像などの複数のメディアで表現。加えて絵本に着想を得たドローイングシリーズも公開 photo©堀井ヒロツグ
湯浅良介による、京都市の、けんちくセンターCoAKでの建築展「TEMPO++」。他者との対話を通して“オートマティック”に建築を創作する建築家の展示。近作の“TEMPO”に焦点を当て、図面・模型・映像などの複数のメディアで表現。加えて絵本に着想を得たドローイングシリーズも公開 photo©堀井ヒロツグ
湯浅良介による、京都市の、けんちくセンターCoAKでの建築展「TEMPO++」。他者との対話を通して“オートマティック”に建築を創作する建築家の展示。近作の“TEMPO”に焦点を当て、図面・模型・映像などの複数のメディアで表現。加えて絵本に着想を得たドローイングシリーズも公開 photo©堀井ヒロツグ

湯浅良介による、京都市の、けんちくセンターCoAKでの建築展「TEMPO++」です。
他者との対話を通して“オートマティック”に建築を創作する建築家の展示です。近作の“TEMPO”に焦点を当て、図面・模型・映像などの複数のメディアで表現します。加えて、絵本に着想を得たドローイングシリーズも公開されます。会期は、2024年6月23日まで(※月・火・水休館)。また会期中にトークイベントも企画されています(詳細は末尾に記載します)。展覧会の公式ページはこちら

近年、ドローイングや住宅建築、また展覧会などで注目を集める建築家湯浅良介。
湯浅氏にとって建築とは常に自身も含めた他者との対話、あるいは他者の介入によってオートマティックに決定される創作物です。

建築家が考えた強いコンセプトによって全体が制御されることよりも、複数の原理や主体性が空間を決定していくことで、断片的なイメージがコラージュのように展開し、分裂症的な全体像が浮かび上がります。

それは建築をただ人間の用のためのプロダクトとしてではなく、それ自体が自律したミステリアスな隣人として共棲するという、人と建築の本来的/根源的な関係性を想起させます。湯浅氏が描く特徴的なドローイングもまた建築の持つこの自律的な想像力に向けた表現の可能性を追求するものだと言えます。

キュレーターによるテキストより

本展では昨年発表された商品化店舗付き住宅「TEMPO」にフォーカスし、建築を図面や模型のみならずドローイングや映像、AIコラージュなどの複数のメディアによって多層的に表現します。

積み木のような遊戯性や可愛らしさを感じさせる全体像からは、この住宅が物語の中の架空の住宅のようにも見えますが、実際の敷地やクライアントが未定という商品化住宅特有の条件や、ZEH(Net Zero Energy House)という現代的な環境性能の担保が重要な鍵になっています。

シンプルな幾何学的エレメントの組み合わせは、状況に応じて組み合わせや大きさを変化できるという可変性を担保しつつも、結果的にクラシカルな建築の普遍性にも結びついています。また、ともすれば技術的な操作が主題になりそうなZEHへの対応においても、湯浅氏はそのことをむしろ契機として、住宅を人の暮らしと地球や宇宙のリズムが響き合う場であると捉え直し、通俗的な環境問題とは異なるナラティブ(物語)を並置します。

キュレーターによるテキストより

またTEMPO関連作品にプラスし、絵本から着想を得て描かれたドローイング「Where The Wild Things Are」も展示します。物語の世界に生息する、それ自体が生き物のような想像上の建築たちは親しみやすさと同時に、どこか不気味さを感じさせます。
さらに会場の窓に本展のためのドローイングをプラスしてもらいました。これら性質の異なる3つの展示を通して、湯浅氏の建築に向かう思考に迫ります。

キュレーターによるテキストより
平田晃久の練馬区立美術館での建築展「平田晃久―人間の波打ちぎわ」の入場チケットをプレゼント。“からまりしろ”を掲げて様々なプロジェクトを手掛ける建築家の展覧会。模型・スケッチ・インスタレーションを通して、平田建築を包括する新しい言葉“波打ちぎわ”を体験的に理解できる空間がつくられる
平田晃久の練馬区立美術館での建築展「平田晃久―人間の波打ちぎわ」の入場チケットをプレゼント。“からまりしろ”を掲げて様々なプロジェクトを手掛ける建築家の展覧会。模型・スケッチ・インスタレーションを通して、平田建築を包括する新しい言葉“波打ちぎわ”を体験的に理解できる空間がつくられる太田市美術館・図書館(2017年) photo©Daici Ano

平田晃久の練馬区立美術館での建築展「平田晃久―人間の波打ちぎわ」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
“からまりしろ”を掲げて様々なプロジェクトを手掛ける建築家の展覧会です。模型・スケッチ・インスタレーションを通して、平田建築を包括する新しい言葉“波打ちぎわ”を体験的に理解できる空間がつくられます。
会期は、2024年7月28日~2024年9月23日。展覧会の公式サイトはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年7月16日(火)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

練馬区立美術館では、建築家・平田晃久の建築世界を紹介する展覧会を開催します。「建築とは<からまりしろ>をつくることである」というコンセプトは、平田の建築に一貫しています。平田の造語である<からまりしろ>とは、はっきりと形作られる空間領域とは異なり、「ふわふわとした隙間の錯綜」、つまりはあらゆる物質の傍らとも言える領域の重なりを指します。それは人間世界に限ったことではなく、植物、動物、異なる時空の文化なども含んだ広義での生命体との共有可能性を探る試みでもあり、人間が狭い意味での「人間」から自由になる未来に向けた試みでもあります。

平田のコンセプトが形となった公共建築としては、2022年に日本建築学会賞を受賞した「太田市美術館・図書館」(2017年)が代表されますが、区切られた空間や内と外が絡まりあう<からまりしろ>を実現した地域のランドマークとして市民に愛されています。また複数の住居や商業施設なども手掛け、平田の哲学的理論と自然や生命への憧憬が反映された独創性あふれる空間を現出しています。

このたび、これらの代表的な建築作品群に、練馬区立美術館も新しく加わることとなりました。図書館と一体化し、融合する新生美術館の建築コンセプトは、「21世紀の富士塚/アートの雲/本の山」。練馬に古くから存在する「富士塚」をテーマに、「美術と本」を街や人々とつなぐ場として構想されました。当館は、約40年にわたる歩みを継承しつつも、このコンセプトのもと新しい局面を迎えることとなります。

本展では、これまでの平田建築から新しい練馬区立美術館をはじめ、現在進行中のプロジェクト、そして未来への展望を踏まえて紹介します。現代建築を代表する建築家・平田晃久の世界観をお楽しみください。

平田晃久の建築展「平田晃久―人間の波打ちぎわ」が、練馬区立美術館で開催

平田晃久の建築展「平田晃久―人間の波打ちぎわ」が、練馬区立美術館で開催されます。会期は、2024年7月28日~2024年9月23日まで。

練馬区立美術館では、建築家・平田晃久の建築世界を紹介する展覧会を開催します。「建築とは<からまりしろ>をつくることである」というコンセプトは、平田の建築に一貫しています。平田の造語である<からまりしろ>とは、はっきりと形作られる空間領域とは異なり、「ふわふわとした隙間の錯綜」、つまりはあらゆる物質の傍らとも言える領域の重なりを指します。それは人間世界に限ったことではなく、植物、動物、異なる時空の文化なども含んだ広義での生命体との共有可能性を探る試みでもあり、人間が狭い意味での「人間」から自由になる未来に向けた試みでもあります。

平田のコンセプトが形となった公共建築としては、2022年に日本建築学会賞を受賞した「太田市美術館・図書館」(2017年)が代表されますが、区切られた空間や内と外が絡まりあう<からまりしろ>を実現した地域のランドマークとして市民に愛されています。また複数の住居や商業施設なども手掛け、平田の哲学的理論と自然や生命への憧憬が反映された独創性あふれる空間を現出しています。

このたび、これらの代表的な建築作品群に、練馬区立美術館も新しく加わることとなりました。図書館と一体化し、融合する新生美術館の建築コンセプトは、「21世紀の富士塚/アートの雲/本の山」。練馬に古くから存在する「富士塚」をテーマに、「美術と本」を街や人々とつなぐ場として構想されました。当館は、約40年にわたる歩みを継承しつつも、このコンセプトのもと新しい局面を迎えることとなります。

本展では、これまでの平田建築から新しい練馬区立美術館をはじめ、現在進行中のプロジェクト、そして未来への展望を踏まえて紹介します。現代建築を代表する建築家・平田晃久の世界観をお楽しみください。

魚谷繁礼による、TOTOギャラリー・間での建築展「都市を編む」。リサーチを基に数多の京町家の改修等を手掛ける建築家の展示。現代技術を“歴史性”や“地域性”に編み込み、街並みや建築の“継承”と“豊かさの実現”を志向。展示の一環として“京都のお茶屋建築の軸組”を移設
魚谷繁礼による、TOTOギャラリー・間での建築展「都市を編む」。リサーチを基に数多の京町家の改修等を手掛ける建築家の展示。現代技術を“歴史性”や“地域性”に編み込み、街並みや建築の“継承”と“豊かさの実現”を志向。展示の一環として“京都のお茶屋建築の軸組”を移設ギャラリー1の全景。 photo©architecturephoto
魚谷繁礼による、TOTOギャラリー・間での建築展「都市を編む」。リサーチを基に数多の京町家の改修等を手掛ける建築家の展示。現代技術を“歴史性”や“地域性”に編み込み、街並みや建築の“継承”と“豊かさの実現”を志向。展示の一環として“京都のお茶屋建築の軸組”を移設ギャラリー2から中庭を見る。 photo©architecturephoto
魚谷繁礼による、TOTOギャラリー・間での建築展「都市を編む」。リサーチを基に数多の京町家の改修等を手掛ける建築家の展示。現代技術を“歴史性”や“地域性”に編み込み、街並みや建築の“継承”と“豊かさの実現”を志向。展示の一環として“京都のお茶屋建築の軸組”を移設ギャラリー2の全景。 photo©architecturephoto

魚谷繁礼による、TOTOギャラリー・間での建築展「都市を編む」の会場写真です。
リサーチを基に数多の京町家の改修等を手掛ける建築家の展示です。建築家は、現代技術を“歴史性”や“地域性”に編み込み、街並みや建築の“継承”と“豊かさの実現”を志向しています。また、展示の一環として“京都のお茶屋建築の軸組”の移設が行われました。
会期は2024年5月23日~8月4日。展覧会の公式サイトはこちら。また、2024年6月13日には、千代田区のイイノホールで魚谷の講演会も企画されています(2024年6月2日までに要事前申込)。

TOTOギャラリー・間では、「魚谷繁礼展 都市を編む」を開催します。

魚谷繁礼氏は、京都をはじめ各都市の構成に関するリサーチをベースに京町家の改修を120件以上手掛けるなど、都市の文脈の継承について問題意識をもちながら建築の実践に取り組んでいます。京都では、日々町家や長屋が取り壊されてマンションや駐車場に替わるなど、歴史的街並みが消滅の危機にあります。その中で魚谷氏は、町家だけでなく路地や地割りなどの、建築遺構を継承する活動を続けています。

例えば「コンテナ町家」では長屋の一角を鉄骨フレームで覆ったうえでコンテナユニットと組合せ、路地を残しつつ現代的な活用ニーズに応えました。2023年度日本建築学会賞(作品)を受賞した「郭巨山会所(かっきょやまかいしょ)」では、祇園祭の歴史的会所建築を、保存建築物に関する制度を活用しつつ、既存の木構造と鉄骨造のハイブリッドによる増築で再生させました。このように、現代的な技術を多様な手法で歴史性や地域性に編み込むことによって、街並みや建築を次の100年に継承し、より豊かな都市空間や都市居住の実現を目指しています。魚谷氏の実践は京都での豊富な実務経験を元に、日本各地や海外にも広がっています。

本展では、こうした魚谷氏の都市と建築に向けた視座を「都市を編む」というタイトルで表現します。「都市を編む」とは、「都市の時間を重ねる」ことと「都市構造を読み解き再編集する」ことの両方の意味を内包しています。展覧会を通して、歴史と未来を繋ぐ現代建築の可能性を感じ取っていただければ幸いです。

リリーステキストより
ル・コルビュジエの“美術作品”に焦点をあてる展覧会「もうひとりのル・コルビュジエ ~絵画をめぐって~」の入場チケットをプレゼント。近代建築を代表する建築家の油彩・素描・版画・タピスリー・彫刻など約130点の作品を展示。創作活動の根底にあった絵画への情熱を紹介する内容。まとまった作品群の公開は約30年ぶり
ル・コルビュジエの“美術作品”に焦点をあてる展覧会「もうひとりのル・コルビュジエ ~絵画をめぐって~」の入場チケットをプレゼント。近代建築を代表する建築家の油彩・素描・版画・タピスリー・彫刻など約130点の作品を展示。創作活動の根底にあった絵画への情熱を紹介する内容。まとまった作品群の公開は約30年ぶりル・コルビュジエ「奇妙な鳥と牡牛」、タピスリー、1957年、大成建設所蔵 image courtesy of 公益財団法人 大倉文化財団 大倉集古館

ル・コルビュジエの“美術作品”に焦点をあてる展覧会「もうひとりのル・コルビュジエ ~絵画をめぐって~」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。

近代建築を代表する建築家の油彩・素描・版画・タピスリー・彫刻など約130点の作品が展示されます。創作活動の根底にあった絵画への情熱を紹介する内容です。また、まとまった作品群の公開は約30年ぶりとのこと。
会期中には、古谷誠章、藤井由理、青木淳、加藤道夫、中村研一、隈研吾が其々に参加する講演会も企画されています。加えて、ギャルリー・タイセイ林美佐によるギャラリートークも計4回行われます。

会期は、2024年6月25日~2024年8月12日。会場となる大倉集古館の公式サイトはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年6月17日(月)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

「私の探求や知的生産の根底の秘密は、絶え間ない絵画実践のなかにあるのです。」

フランスを拠点に活動した建築家ル・コルビュジエ(1887~1965)は、7か国にある17資産がユネスコの世界文化遺産に登録されるなど、20世紀を代表する重要な建築家として高く評価されていますが、同時に数多くの美術作品を残したアーティストとしても知られています。

本展では、世界有数の所蔵作品をもつ大成建設ル・コルビュジエ・コレクションの中から約130点の作品を展示することで、ル・コルビュジエの美術作家としての側面をご紹介いたします。

本コレクションの素描やパピエ・コレ作品がまとまって公開されるのはおよそ30年ぶりのことです。本展をご覧いただくことで、建築を含めたル・コルビュジエのすべての創作活動の根底にあった、彼の絵画への情熱に気づいていただけることと思います。

※(“Le Corbusier Lui Meme”(『ル・コルビュジエ みずから語る生涯』 P250)

リリーステキストより

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世田谷美術館での展覧会「民藝 MINGEI ― 美は暮らしのなかにある」の入場チケットをプレゼント。民藝について“衣・食・住”をテーマにひも解き、暮らしで用いられてきた品々を多数展示。国内外の職人による民藝の品等を取り揃えた特設ショップも開設
世田谷美術館での展覧会「民藝 MINGEI ― 美は暮らしのなかにある」の入場チケットをプレゼント。民藝について“衣・食・住”をテーマにひも解き、暮らしで用いられてきた品々を多数展示。国内外の職人による民藝の品等を取り揃えた特設ショップも開設 image courtesy of 世田谷美術館

世田谷美術館での展覧会「民藝 MINGEI ― 美は暮らしのなかにある」の入場チケットを抽選で5組10名様にプレゼントいたします。
民藝について“衣・食・住”をテーマにひも解き、暮らしで用いられてきた品々を多数展示します。また、国内外の職人による民藝の品等を取り揃えた特設ショップも開設されます。
会期は、2024年4月24日~2024年6月30日。展覧会の公式ページはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年5月20日(月)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

約100年前に思想家・柳宗悦が説いた民衆的工藝、「民藝」。日々の生活のなかにある美を慈しみ、素材や作り手に思いを寄せる、この「民藝」のコンセプトはいま改めて必要とされ、私たちの暮らしに身近なものとなりつつあります。

本展では、民藝について「衣・食・住」をテーマにひも解き、暮らしで用いられてきた美しい民藝の品々約150件を展示します。また、いまに続く民藝の産地を訪ね、そこで働く作り手と、受け継がれている手仕事も紹介します。

さらには、2022年夏までセレクトショップBEAMSのディレクターとして長く活躍し、現在の民藝ブームに大きな役割を果たしてきたテリー・エリス/北村恵子(MOGI Folk Art ディレクター)による、現代のライフスタイルと民藝を融合したインスタレーションも見どころのひとつとなるでしょう。

柳が説いた生活のなかの美、民藝とは何か―そのひろがりと今、そしてこれからを展望する展覧会です。

リリーステキストより

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パナソニック汐留美術館での「ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」の入場チケットをプレゼント。“ミニマルで清潔な造形”を特徴とする家具デザイナーの作品群を紹介。日本の美術館では初めてとなる“主要作品を網羅”した展覧会。会場構成は建築家の“田根剛”が手掛ける
パナソニック汐留美術館での「ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」の入場チケットをプレゼント。“ミニマルで清潔な造形”を特徴とする家具デザイナーの作品群を紹介。日本の美術館では初めてとなる“主要作品を網羅”した展覧会。会場構成は建築家の“田根剛”が手掛けるポール・ケアホルム「PK 24」、1965年、ステンレス、籐、革、織田コレクション 北海道東川町蔵 撮影:大塚友記憲

パナソニック汐留美術館での「織田コレクション 北欧モダンデザインの名匠 ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」の入場チケットを抽選で5組10名様にプレゼントいたします。
“ミニマルで清潔な造形”を特徴とする家具デザイナーの作品群を紹介する企画です。日本の美術館では初めてとなる“主要作品を網羅”した展覧会となっています。また、会場構成は建築家の“田根剛”が手掛けます。
会期は、2024年6月29日~2024年9月16日。展覧会の公式ページはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年5月31日(金)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

椅子は、私たちにとって最も身近な道具の一つです。その造形は、座るための合理的な機能を追求したかたちでありながらも、彫刻作品のような自律した美しさを宿しています。とりわけ前世紀の優れた建築家やデザイナーが手がけた椅子は、時代を超える名作として浸透し、近年ますます関心が高まっています。

本展で紹介するポール・ケアホルム(1929~1980)は、20世紀デンマークを代表する家具デザイナーです。ミッドセンチュリーの北欧家具といえば、温もりのある木調のデザインを思い浮かべるかもしれません。しかしケアホルムの特徴は、当時では珍しく、石や金属などの硬質な素材を取り合わせた厳格なデザインにあります。それでいて各々の家具は決して冷たい印象は与えず、置かれる空間に心地よい緊張感をもたらします。古びることのない、ミニマルで清潔な造形に凝縮されたケアホルムの仕事は日本の建築ともよく響き合い、国内の愛好家の間でも根強く支持され続けています。

本展は、長年にわたり椅子研究と収集を続けてきた織田憲嗣氏(東海大学名誉教授)のコレクションを中心に、ケアホルムの主要作品を網羅した、日本の美術館では初めての展覧会となります。織田コレクションを有する北海道東川町の協力のもと、家具約50点と関連資料を紹介するとともに、ケアホルムのデザイン哲学と洗練された家具の造形美を、気鋭の建築家・田根剛氏(ATTA)の会場構成によりお楽しみいただきます。

リリーステキストより

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YOKOMAE et BOUAYADが会場構成を手掛けた、京都での展示「Casablanca not the movie」。京都国際写真祭2024の一環として計画。写真家YORIYASの作品の会場として、作品のテーマを“身体的に体験”できる空間を志向。自由で動的な写真の特徴から着想して“傾斜した壁”を“分散的”に配置
YOKOMAE et BOUAYADが会場構成を手掛けた、京都での展示「Casablanca not the movie」。京都国際写真祭2024の一環として計画。写真家YORIYASの作品の会場として、作品のテーマを“身体的に体験”できる空間を志向。自由で動的な写真の特徴から着想して“傾斜した壁”を“分散的”に配置1階、エントランス photo©YOKOMAE et BOUAYAD+©kyotographie 2024
YOKOMAE et BOUAYADが会場構成を手掛けた、京都での展示「Casablanca not the movie」。京都国際写真祭2024の一環として計画。写真家YORIYASの作品の会場として、作品のテーマを“身体的に体験”できる空間を志向。自由で動的な写真の特徴から着想して“傾斜した壁”を“分散的”に配置2階、展示室 photo©YOKOMAE et BOUAYAD+©kyotographie 2024

横前拓磨+ボウアヤド・ガリ / YOKOMAE et BOUAYADが会場構成を手掛けた、京都での展示「Casablanca not the movie カサブランカは映画じゃない」です。
京都国際写真祭2024の一環として計画されました。建築家は、写真家YORIYASの作品の会場として、作品のテーマを“身体的に体験”できる空間を志向しました。そして、自由で動的な写真の特徴から着想して“傾斜した壁”を“分散的”に配置しました。会期は2024年5月12日まで。展示の公式ページはこちら

京都国際写真祭の展示会場構成計画である。

会場は京都市祇園四条駅近くのASPHODELというRC造3階建てのギャラリーでカサブランカ出身の写真家YORIYASの写真を展示した。

建築家によるテキストより

写真家のテーマでもある、伝統と現代性が混ざり合ったカサブランカの物語や日常的な出会いと発見、写し出した瞬間を身体的に体験できるような展示空間にしたいと考えた。

写真の構図は自由で動的で発見的であるため、展示空間には水平垂直を保たず、奥行き感をつくりだすために傾斜した壁を分散的に配置した。傾斜した壁は、傾斜した壁同士、あるいは既存建物の壁にもたれて均衡を保ち、鑑賞者は壁の間を潜り抜けるように自由に歩けるようになっている。

建築家によるテキストより

1階は幅2~5mの壁を4枚、2階は幅0.8m~1.8mの壁を10枚、3階は幅6.2mの壁を1枚とし、各階で異なる空間の密度が体験できるようになっている。一見無秩序に見える壁の配置だが、広がりのある明るい場所、狭く暗い場所、視線が一直線に抜ける場所などを意図的に一つの空間に同居させた。目を上に向けたり、下に向けたり、思いがけない角度で見るたびに、新しい写真の姿が立ち現れ、作品に対する新たな解釈が生まれる。

来場者はギャラリーを訪れるたびに、異なるルートを巡り、その度に新しい体験をすることとなるだろう。

建築家によるテキストより
妹島和世の監修によるパヴィリオンが造られた「PERPETUAL MOMENT − 自然の中の時間」。東京都庭園美術館を会場とし日本ロレックスの主催で開催。名和晃平・目・小牟田悠介の作品も展示
妹島和世の監修によるパヴィリオンが造られた「PERPETUAL MOMENT − 自然の中の時間」。東京都庭園美術館を会場とし日本ロレックスの主催で開催。名和晃平・目・小牟田悠介の作品も展示妹島和世が監修した仮設パヴィリオン「Pavilion」 photo©architecturephoto
妹島和世の監修によるパヴィリオンが造られた「PERPETUAL MOMENT − 自然の中の時間」。東京都庭園美術館を会場とし日本ロレックスの主催で開催。名和晃平・目・小牟田悠介の作品も展示妹島和世が監修した仮設パヴィリオン「Pavilion」 photo©architecturephoto
妹島和世の監修によるパヴィリオンが造られた「PERPETUAL MOMENT − 自然の中の時間」。東京都庭園美術館を会場とし日本ロレックスの主催で開催。名和晃平・目・小牟田悠介の作品も展示妹島和世が監修した仮設パヴィリオン「Pavilion」 photo©architecturephoto

妹島和世の監修によるパヴィリオンなどが造られた「PERPETUAL MOMENT − 自然の中の時間」です。東京都庭園美術館を会場として日本ロレックスの主催で開催されました。また、会場には、名和晃平・目・小牟田悠介によるインスタレーション作品とエンリック・ミラージェスとベネデッタ・タリアブーエの家具も展示されました。開催日は2024年4月19日のみ。※会期は終了しています

日本ロレックスは2024年4月19日(金)に東京都庭園美術館の協力のもと、1日限定のアートイベント「PERPETUAL MOMENT − 自然の中の時間」を開催いたします。

朝香宮鳩彦王の邸宅として1933年に建築されたアールデコ様式の歴史ある建造物であり、国の重要文化財に指定されている東京都庭園美術館の緑豊かな自然の中で展開される、この日だけの特別なイベントです。

スイス連邦工科大学ローザンヌ校のロレックスラーニングセンターを手掛け、ロレックスの様々な活動においても深い関わりがある、東京都庭園美術館館長で建築家の妹島和世氏がイベントホストを務めます。

当日は西洋庭園にて妹島和世氏監修によるこの日限りのパビリオン、名和晃平氏・目・小牟田悠介氏による過去・現在・未来をテーマとしたアートインスタレーション、その制作背景について妹島和世氏と語るシンポジウム、そして原摩利彦氏によるサウンド・インスタレーションや建築家のEnric Mirallese and Benedetta Tagliabue の家具の展示が行われます。

庭園美術館に来られた方は誰でも観覧することができます。日々の喧騒を忘れ、ゆっくりとした自然の中の時間を東京都庭園美術館 西洋庭園にてお楽しみください。

東京都庭園美術館のお知らせより

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