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【ap job更新】 水戸・東京・九州を拠点に、図書館や学校等を手掛ける「三上建築事務所」が、意匠・構造・設備の設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 水戸・東京・九州を拠点に、図書館や学校等を手掛ける「三上建築事務所」が、意匠・構造・設備の設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 水戸・東京・九州を拠点に、図書館や学校等を手掛ける「三上建築事務所」が、意匠・構造・設備の設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中水戸市下入野健康増進センター

水戸・東京・九州を拠点に、図書館や学校等を手掛ける「三上建築事務所」の、意匠・構造・設備の設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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設計スタッフ(意匠・構造・設備)を募集します。

三上建築事務所は意匠・構造・設備部門を備えた総合的な建築設計事務所です。
創業89周年を迎え、水戸・東京・九州を拠点に全国各地で仕事をしています。
茨城県内での強固な地盤に加え、得意とする公共建築、特に図書館・学校建築を中心に全国各地で設計を手掛けています。(過去10年間で図書館10件以上、学校建築20件以上が竣工。国内外で数々の賞を受賞、世界中の建築雑誌・Webサイトで紹介されています。)

所長の益子一彦は図書館建築に関する専門書を3冊執筆しており、国立大学の講師を担当しています。高い専門知識と多くの実践から蓄積されるノウハウが弊社の強みです。
2019年に中国蘇州で合弁会社を立ち上げ、中国でのプロジェクトも進行中です。(中国人スタッフ2名在籍)

世界に目を向け、私たちと一緒に「より良い建築」を創っていける方々を募集します。

【ap job更新】 “デザイン×事業でまちを豊かに”をコンセプトに、地方からまちを変える建築設計事務所「L・P・D」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 “デザイン×事業でまちを豊かに”をコンセプトに、地方からまちを変える建築設計事務所「L・P・D」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 “デザイン×事業でまちを豊かに”をコンセプトに、地方からまちを変える建築設計事務所「L・P・D」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中自社物件「apartmentBEAVER」

“デザイン×事業でまちを豊かに”をコンセプトに、地方からまちを変える建築設計事務所「L・P・D」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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【地方からまちを変える建築設計事務所】
株式会社L・P・Dは、仙台駅から電車で20分の小さな地方都市である宮城県岩沼市館下エリアを拠点に活動する建築設計事務所です。
このエリアには、弊社運営のシェアオフィス「TateshitaShare」や自社のショールーム兼打合せスペースである「複合古民家実験住宅」、自社開発物件である「apartmentBEAVER」があります。
自社開発を基軸に培った企画力やデザイン・まちづくりの経験を、全国の地方都市に還元し、持続可能な地域をつくる設計事務所です。

【デザイン×事業でまちを豊かに】
私たちが活動する地方都市では、人口減少や地域経済の衰退が著しく、これからの日本の抱える課題と向き合う必要があります。私たちはこの「課題先進地域」において、「デザイン」と「事業」によって地域課題を解決し、それらを全国の地域へと展開していく設計事務所です。

【建築設計「+α」】
私たちは建築設計・デザインを主軸にしながら、自社が地域開発する自社物件の企画・設計・運営、そして、全国の様々な地域でのまちづくりのコンサルティングまで手掛ける設計事務所です。建築設計をベースに、その前後の企画・事業構想から運営段階まで、幅広く興味を持ち、「建築設計+α」で地域をリアルに変えていくことに動機がある方をお待ちしております。

【エリアでワクワク働き、暮らす会社】
持続的な地域の発展のためには、まずは自分たちが豊かな暮らしを実現することが大切であると思っています。そのため、自社物件併設のコミュニティサウナをはじめとし、複合古民家実験住宅(LIVING)での食事会や勉強会、自社物件の入居者を交えた交流会、自社のコモンスペースでのマルシェ開催等、自分たち自身が地域での暮らしを楽しむことを大切にしています。

MVRDVとLLJアーキテクツによる、台湾・台南市の青果市場。業者や観光客も訪問し易い郊外の敷地に計画。施設のタイポロジーの“再発明”も意図して、農作物の栽培も可能な“緑化された屋上”を持つ建築を考案。周囲の景観の眺望も可能で地域観光振興にも貢献
MVRDVとLLJアーキテクツによる、台湾・台南市の青果市場。業者や観光客も訪問し易い郊外の敷地に計画。施設のタイポロジーの“再発明”も意図して、農作物の栽培も可能な“緑化された屋上”を持つ建築を考案。周囲の景観の眺望も可能で地域観光振興にも貢献 photo©Shephotoerd
MVRDVとLLJアーキテクツによる、台湾・台南市の青果市場。業者や観光客も訪問し易い郊外の敷地に計画。施設のタイポロジーの“再発明”も意図して、農作物の栽培も可能な“緑化された屋上”を持つ建築を考案。周囲の景観の眺望も可能で地域観光振興にも貢献 photo©Shephotoerd
MVRDVとLLJアーキテクツによる、台湾・台南市の青果市場。業者や観光客も訪問し易い郊外の敷地に計画。施設のタイポロジーの“再発明”も意図して、農作物の栽培も可能な“緑化された屋上”を持つ建築を考案。周囲の景観の眺望も可能で地域観光振興にも貢献 photo©Shephotoerd
MVRDVとLLJアーキテクツによる、台湾・台南市の青果市場。業者や観光客も訪問し易い郊外の敷地に計画。施設のタイポロジーの“再発明”も意図して、農作物の栽培も可能な“緑化された屋上”を持つ建築を考案。周囲の景観の眺望も可能で地域観光振興にも貢献 photo©Shephotoerd

MVRDVとLLJアーキテクツによる、台湾・台南市の、青果市場「Tainan Market」です。
業者や観光客も訪問し易い郊外の敷地に計画されました。建築家は、施設のタイポロジーの“再発明”も意図して、農作物の栽培も可能な“緑化された屋上”を持つ建築を考案しました。そして、周囲の景観の眺望も可能で地域観光振興にも貢献します。

こちらはリリーステキストの翻訳です

MVRDVが、台南市の卸売市場を完成。市民が利用可能な屋根を設置

MVRDVは、台南市の新しい青果卸売市場を竣工させました。台湾の「連合日報」に「台湾で最も美しい青果市場」と評されたこの屋外市場は、台南の食料供給網の重要な拠点としてだけでなく、会議や社交の場として、またアクセスしやすい建物の屋根から周囲の景観を眺めて、地域の観光振興にも貢献しています。将来的には、この屋根をさらに発展させ、構造物の上で果物や野菜を栽培することも可能です。

台南市場は、野心的な建築的実験を意味します。ここでは、MVRDVは、金属製の簡素な小屋に収容されることが多い卸売市場のタイポロジーを再発明し、市場と公共緑地が混在する建物へと変貌させました。そうすることで、このデザインは、食品産業のありふれた部分を、一般の人々が食を体験し、景観を楽しむための場所へと昇華させたのです。

市場は台南市の東側、市街と山の間に位置し、高速道路3号線と公共交通機関に近く、周辺の農地からも市街からもアクセスが容易で、取引業者、バイヤー、観光客にとって同様に便利な場所となっています。

デザインは、シンプルなオープン構造で、なだらかな丘を形成する緑の屋根が備えています。その東側の角には、色とりどりの草花が植えられたテラスがあり、この屋根から地上へ降りることで、建物のトップへ簡単にアクセスすることができます。このように、この建物は、観光客が台湾のこの地域の特徴的な風景を鑑賞するための高いプラットフォームを提供し、また、その風景を連続させる建物であるのです。一方、4階建てのシンプルな建物には、市場の管理事務所と地域の農産物を展示できる展示センターがあります。この4階建ての付加物は、主構造に穴を開け、屋根への二次的なアクセスを提供しています。

屋根の下は、シンプルかつ機能的な空間になっています。構造は四方が開放的で、起伏のある高い天井によって自然換気も十分可能です。さらに、屋上の土や植物による温度調節効果も加わり、台湾の暑い夏でも快適に過ごせるパッシブクーリングビルとなりました。

現在、屋上には芝生と花壇が設置されていますが、農作物を育てるという当初の設計は、いつ完成してもおかしくない状態です。これにより、屋上は教育ファームとなり、訪れた小学生たちは、食べ物がどのように育てられ、どのようなサプライチェーンで食卓に届けられるのかを学ぶことができるのです。

MVRDVの創立パートナーであるヴィニー・マースは言います。
「台南の周辺は、私が思うにとても美しい地域のひとつで、その理由は、自然、畑、農場、海、山です」
「台南市は、この美しさを反映し、風景を引き立てています。オークションや売買のための機能的で実用的な建物ですが、段々畑のような屋根と、やがて植木や作物のコレクションによって、訪れた人々は下の喧騒から逃れながら風景を眺めることができます」

【ap job更新】 シーラカンスアンドアソシエイツが、東京と名古屋での 設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)と秘書兼広報を募集中
【ap job更新】 シーラカンスアンドアソシエイツが、東京と名古屋での 設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)と秘書兼広報を募集中
【ap job更新】 シーラカンスアンドアソシエイツが、東京と名古屋での 設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)と秘書兼広報を募集中流山市立おおたかの森小中学校・おおたかの森センター・こども図書館 ©吉田誠

シーラカンスアンドアソシエイツの、東京と名古屋での 設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)と秘書兼広報募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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株式会社シーラカンスアンドアソシエイツにて、 設計スタッフ・秘書広報スタッフ(いずれも正社員)を募集いたします。

【C+A(シーラカンスアンドアソシエイツ)について】
1986年に小嶋一浩、伊藤恭行ら7人により「シーラカンス」を共同設立。
宇野享(1995年~)、赤松佳珠子(2002年~)がパートナーとして加わり、1998年にC+A(シーラカンスアンドアソシエイツ)へ改称、2005年にCAt(C+A tokyo)とCAn (C+A nagoya)へ改組。
大村真也(CAt / 2019年〜)、良知康晴(CAn / 2020年〜)がパートナーとして加わり、所属のアソシエイトと議論を交わしながら、それぞれ東京と名古屋を拠点に国内外で建築を発表しています。

【私たちが考えていること-VISION-】
私たちは「建築は“もの”ではなく“出来事”である」と考えています。

建築そのものは物質から成り立っていますがそこには必ず人々のアクティビティ、風・光・音などの環境的ファクターや時間、その建築を成立させている構造的なちからも含め、多くの流れがあります。

“もの”によって出来た建築が生み出す空間は、アクティビティを喚起するデバイスであり、その建築が生み出す“出来事”そのものを設計しているのです。

設計とは、常にアクティビティの本質を問い、建築がどう働きかけることができるのかを考えることではないでしょうか。

【求める人材像】
私たちの事務所は、常にさまざまな可能性を多角的に議論しながら検討をすすめていきます。

新人もチーフもパートナーも関係なく、自分の考えを発言し、提案し、より良い案にしていく関係です。もちろん、経験値が必要な判断は経験者が行っていきますが、建築や空間、都市に対する考えや発想は常にフラットだと考えています。

話すことが苦手な人は模型やスケッチでも構いません。私たちと一緒に新しい建築にチャレンジしたいと思える、やる気のある人を募集します。また、私たちの事務所はパートナーシップによる経営を行っています。将来的には、一人の建築家として事務所のパートナーになりたい、という方も大歓迎です。

設計方法だけでなく、経営方針もスタッフに開かれた、常に更新し続けられる事務所でありたいと考えています。

今津康夫 / ninkipen!による、京都・八幡市の店舗「LA BASE SECRETE」。住宅街の“秘密基地”という名の絵本カフェ。大人達もゆっくりと読書できる場の要望に、天窓からの光で“移ろい行く時の流れ”を現す建築を考案。外観と動線は其々が接する道路の性質を見極めて構想
今津康夫 / ninkipen!による、京都・八幡市の店舗「LA BASE SECRETE」。住宅街の“秘密基地”という名の絵本カフェ。大人達もゆっくりと読書できる場の要望に、天窓からの光で“移ろい行く時の流れ”を現す建築を考案。外観と動線は其々が接する道路の性質を見極めて構想 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、京都・八幡市の店舗「LA BASE SECRETE」。住宅街の“秘密基地”という名の絵本カフェ。大人達もゆっくりと読書できる場の要望に、天窓からの光で“移ろい行く時の流れ”を現す建築を考案。外観と動線は其々が接する道路の性質を見極めて構想 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、京都・八幡市の店舗「LA BASE SECRETE」。住宅街の“秘密基地”という名の絵本カフェ。大人達もゆっくりと読書できる場の要望に、天窓からの光で“移ろい行く時の流れ”を現す建築を考案。外観と動線は其々が接する道路の性質を見極めて構想 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、京都・八幡市の店舗「LA BASE SECRETE」。住宅街の“秘密基地”という名の絵本カフェ。大人達もゆっくりと読書できる場の要望に、天窓からの光で“移ろい行く時の流れ”を現す建築を考案。外観と動線は其々が接する道路の性質を見極めて構想 photo©河田弘樹

今津康夫 / ninkipen!が設計した、京都・八幡市の店舗「LA BASE SECRETE」です。
住宅街の“秘密基地”という名の絵本カフェです。建築家は、大人達もゆっくりと読書できる場の要望に、天窓からの光で“移ろい行く時の流れ”を現す建築を考案しました。また、外観と動線は其々が接する道路の性質を見極めて構想されました。店舗の公式サイトはこちら

京都府南部に位置する住宅街の一画に佇む絵本カフェである。

子ども連れはもちろん、絵本の好きな大人たちが日々の喧騒から離れてゆっくりと読書ができる空間が求められた。

建築家によるテキストより

開口部を制限し、いくつかのトップライトから効果的に光を取り入れることで明暗のコントラストを高め、静かな気積の中に移ろい行く時の流れを現した。
北側の連窓は空間全体の重心を下げながらパノラマで庭を取り込み、深い軒は風景を切り取る。

建築家によるテキストより

交通量の多い幹線道路には喧騒から背を向けるように窓を設けなかったが、通学路となる歩道へは小さな階段を伸ばしもう一つの入り口を設けて、隣の街区への接続を図った。

建築家によるテキストより
畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオによる、東京・東大和市の「Uの家」。周囲に“抜け”のある敷地。一般木造住宅の“再解釈”も意図して、各建築要素を“再構築”する設計を志向。諸機能を収めた“分厚い塊”の様な勾配天井は、内部を空に向けて開くと共に“家の中心”として存在
畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオによる、東京・東大和市の「Uの家」。周囲に“抜け”のある敷地。一般木造住宅の“再解釈”も意図して、各建築要素を“再構築”する設計を志向。諸機能を収めた“分厚い塊”の様な勾配天井は、内部を空に向けて開くと共に“家の中心”として存在 photo©千葉顕弥
畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオによる、東京・東大和市の「Uの家」。周囲に“抜け”のある敷地。一般木造住宅の“再解釈”も意図して、各建築要素を“再構築”する設計を志向。諸機能を収めた“分厚い塊”の様な勾配天井は、内部を空に向けて開くと共に“家の中心”として存在1階、リビング photo©千葉顕弥
畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオによる、東京・東大和市の「Uの家」。周囲に“抜け”のある敷地。一般木造住宅の“再解釈”も意図して、各建築要素を“再構築”する設計を志向。諸機能を収めた“分厚い塊”の様な勾配天井は、内部を空に向けて開くと共に“家の中心”として存在1階、リビング photo©千葉顕弥
畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオによる、東京・東大和市の「Uの家」。周囲に“抜け”のある敷地。一般木造住宅の“再解釈”も意図して、各建築要素を“再構築”する設計を志向。諸機能を収めた“分厚い塊”の様な勾配天井は、内部を空に向けて開くと共に“家の中心”として存在 photo©千葉顕弥

畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオが設計した、東京・東大和市の「Uの家」です。
周囲に“抜け”のある敷地に計画されました。建築家は、一般木造住宅の“再解釈”も意図して、各建築要素を“再構築”する設計を志向しました。そして、諸機能を収めた“分厚い塊”の様な勾配天井を、内部を空に向けて開くと共に“家の中心”として存在させました。

東京郊外の住宅地に位置する、夫婦と子供ふたりのための住宅である。
分譲され新築住宅が多く建ち並ぶ周辺環境の中で、この敷地の東側には生産緑地である茶畑、南側には駐車場があり、そこは都市計画道路に指定されていることもあって、将来的にも隣接して建物が建つことがなく、さらにそれらより1m高い位置に地盤面があるため、南東には空が広がる抜けがあった。

建築家によるテキストより

周囲に合わせて一般的な2階建てヴォリュームとしながら、1階の天井、天井裏、階段、2階の床という2階建てに必ず存在するエレメントを再構築する。それは日本中に溢れている木造2階建て住宅というタイポロジーを再解釈することでもあると思ったからだ。

建築家によるテキストより

敷地形状が鍵型だったため、北面の道路側に駐車場、駐輪場を確保しつつ、空に対して最大限開くために南東側に長辺をもつL字型プランとし、1階は高いところで3.6m、低いところで1.8mの、外側に向かって広がっていく勾配天井の居間とした。それらのL字型プランと勾配天井によって、稜線を持つ分厚い塊が住宅の中心核に顕れる。

2階は塊の量感が断面として現れるように、L字型プランの中央に階段を配置し、その左右に各居室と水回り、収納スペースを計画し、軽やかな場とするため、間仕切り壁や建具をカーテンで代用した。1階勾配天井と2階床の間には、施主の要望でもあるロフト、全館空調のための設備スペース、2階水回りのための配管スペースを設けている。

建築家によるテキストより
石黒泰司 / アンビエントデザインズによる、愛知の「一宮の路上建築群」。路上に“人間の為の場所”を作る計画。多くの協議での意見に応えながら、建築的な思考と手法を用いて“東屋”と“家具”を設計。様々な対話も反映した“複雑で多義的な形”によって“開かれた状態”が生まれる
石黒泰司 / アンビエントデザインズによる、愛知の「一宮の路上建築群」。路上に“人間の為の場所”を作る計画。多くの協議での意見に応えながら、建築的な思考と手法を用いて“東屋”と“家具”を設計。様々な対話も反映した“複雑で多義的な形”によって“開かれた状態”が生まれる軒先の東屋 photo©大竹央祐
石黒泰司 / アンビエントデザインズによる、愛知の「一宮の路上建築群」。路上に“人間の為の場所”を作る計画。多くの協議での意見に応えながら、建築的な思考と手法を用いて“東屋”と“家具”を設計。様々な対話も反映した“複雑で多義的な形”によって“開かれた状態”が生まれる右奥:ファニチャーA photo©大竹央祐
石黒泰司 / アンビエントデザインズによる、愛知の「一宮の路上建築群」。路上に“人間の為の場所”を作る計画。多くの協議での意見に応えながら、建築的な思考と手法を用いて“東屋”と“家具”を設計。様々な対話も反映した“複雑で多義的な形”によって“開かれた状態”が生まれる左手前:ファニチャーB photo©大竹央祐

石黒泰司 / アンビエントデザインズが設計した、愛知の「一宮の路上建築群」です。
路上に“人間の為の場所”を作る計画です。建築家は、多くの協議での意見に応えながら、建築的な思考と手法を用いて“東屋”と“家具”を設計しました。そして、様々な対話も反映した“複雑で多義的な形”によって“開かれた状態”が生まれています。

一宮市は2020年に「一宮市ウォーカブル空間デザインプロジェクト」と称し、「まちなか」(JR尾張一宮駅を中心とした半径約1km圏内)を歩行者にとって過ごしやすい空間へ変えていく試みをスタートした。

その試みの一環として実施されたのが社会実験「ストリートチャレンジ2021」である。
具体的には銀座通りを中心とし、2021年10月22日から3週間の間、出店・参加型イベント・通行止めなど、道路や公園といった公共空間を活用する取組みである。「一宮の路上建築群」は、この実験をサポートするものとして設計された。

建築家によるテキストより

「一宮の路上建築群」は、ストリートファニチャーを建築的な思考や寸法設定によって設計したものである。
この行為と等価に、道路上の工作物、地域の祭事、発注者や近隣住民の意見、都市計画の検討方針、道路管理者や警察との協議、といったさまざまな事柄(出来事)が存在している。これらがぶつかり合い、どちらが先か、そもそもその存在を忘却するほどに対話を繰り返した末に生まれる物質として設えを「複雑なかたち」と形容してみる。
このように「複雑なかたち」はさまざまな出来事が等価に折衷されることによって生まれる。ゆえに「複雑なかたち」はひとつの理解に留まることがない。主体の見方で異なる理解を生ずる「多義的なかたち」ともいうことができる。

建築家によるテキストより

このような「複雑で多義的なかたち」は「開かれた」状態を持つ。「一宮の路上建築群」は当初3週間の設置を想定していたが、幅広い世代のアンケート調査において評価が高かったことから度々の延長を重ね、現在に至っている。しかし、アンケート調査を見ていくと、多くの人々が同じ意見で高く評価したというわけではなく、各々の理解(尺度)における評価であったことがわかる。このことが「複雑で多義的なかたち」のつくる「開かれた」状態だと考えている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 質の高い建築デザインで、人の心を豊かにする建築創りを目指す「岸研一建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を急募中
【ap job更新】 質の高い建築デザインで、人の心を豊かにする建築創りを目指す「岸研一建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を急募中
【ap job更新】 質の高い建築デザインで、人の心を豊かにする建築創りを目指す「岸研一建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を急募中

質の高い建築デザインで、人の心を豊かにする建築創りを目指す「岸研一建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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株式会社岸研一建築設計事務所では、設計スタッフ(正社員)を緊急募集します。

私たちの事務所では、新築戸建ての注文住宅を中心に、様々なプロジェクトに取り組んでおります。

2002年に個人事務所として開業し、着実に実績を積むことができ、近年ではwebサイトを通じて多数のご依頼をいただけるようになりました。

現在、私を含め設計スタッフ5名、アルバイト1名の体制で、協力しながら和気あいあいとコミュニケーションを大切に仕事をしております。
スタッフの平均年齢は28.6歳で、女性も活躍中です。

美しく、質の高い建築デザインで、人の心を豊かにできるような建築創りを目指しております。
誠実で意欲があり、建築に真摯に向き合える方、まだまだ発展途上の私たちですが、一緒に取り組んでいただける方を大募集します。

ご連絡をお待ちしております。

辻琢磨による連載エッセイ “‘自邸’を動かす” 第1回「少しずつ建てる、広々と住まう、ゆっくり考える」
辻琢磨による連載エッセイ “‘自邸’を動かす” 第1回「少しずつ建てる、広々と住まう、ゆっくり考える」

アーキテクチャーフォト編集長の後藤連平さんから断続的にやっている自邸の改修が面白そうなので連載を書いてみませんか、と言われたのは渡辺事務所修行記(川の向こう側で建築を学ぶ日々)の連載が終盤に差し掛かったころだった。

小さな、部分的な改変が面白いので、部分に着目して一回ずつを構成していくのはどうか、という編集長の意図がまずあった。前回も感じたが、連載を数年に渡って書かせてもらうというのはとても得難い経験で、その時その時自分が考えていることをそのまま書くと、振り返って見た時に、こういう反応があったとか、自分の思考もこうだったんだとか、切り口やテーマが連続するからこそ見えてくる時間軸上の差異が分かりやすい。

今回、テーマは自邸の改修である。
前回のように他者の活動をレポートする、というよりもっと直接に自分の当事者性が現れるだろう。自らがクライアントであるというプライベートな条件だからこそ、この連載を通して、私性を超えてその社会的意義や建築の可能性を見出だせるような学びを自分にも期待している。

その学びに、時間と興味のある方は今回も数年間、お付き合いいただければと思います。

 


 
少しずつ建てる、広々と住まう、ゆっくり考える

text:辻琢磨

 
 
住み始めて5年

この家に住み始めて5年が経つ。
浜松市北部の郊外住宅地に建つ我が家は、もともと私の祖父が建てた築45年の木造二階建てである。私も小学校卒業までは両親、姉と妹とともにこの家に住んでいた。

その後、中学校に上がると同時に両親がローンを組んで車で15分の場所に建てた新居に引越した。そこから、この家には15年間ほど祖父母が二人で住んでいた。2015年ごろから祖父母ともに体調を崩し施設に入居してからは、いわゆる空き家となっていて、それが孫として心苦しく、様々な要件が重なり2017年から私が住み継ぐことになった。

現在は妻と息子の三人で暮らしている。

辻琢磨による連載エッセイ “‘自邸’を動かす” 第1回「少しずつ建てる、広々と住まう、ゆっくり考える」自邸の客間 / 2020年5月31日 photo©natsukikuroda
辻琢磨による連載エッセイ “‘自邸’を動かす” 第1回「少しずつ建てる、広々と住まう、ゆっくり考える」青焼きの図面 image courtesy of 辻琢磨建築企画事務所

本サイトでの渡辺事務所での修行記の最終回でも少し触れたが、この住宅の元設計は(私が2022年3月まで非常勤職員として籍を置かせてもらった渡辺隆氏が独立前に勤めていた)竹下一級建築設計事務所に依る。青焼きの図面には端正な矩計図もある。父親に聞くと天竜川の上流の、元々祖父の実家がある山から資材を運んで親戚も集まって建てたのだという。
農協に勤めた祖父は、畑も釣りも旅行もゲートボールもラジオ体操も工作もやる文字通りの百姓。簡単な大工仕事はお手のものだったようだ。祖父は2022年5月に他界してしまったが、彼の痕跡は家の至るところに今も見つけることができる。

周辺は半世紀前に農地が宅地開発された住宅地で、現在は約20世帯の単位で自治会の班が構成されている。私自身も一昨年に班長を勤め、祖父からのバトンを自治会でも受け継いだ。

土地は約90坪で、その北側半分が建屋、南側半分が庭になっていて、私が再び住み始めるまでにカーポートや物干し用の屋根、ベランダ、倉庫、バルコニー、祖母用の個室等、数回に渡って比較的小規模で簡易な増築がなされていた。これらの工事履歴については、建築畑の視点で見ると色々と気になる部分もあるので、部分的な改修の中で適切な変更を積み上げるべく複合的に検討を進めている。

私が再び住み始めた時点で8DKの部屋があり、家族3人で住むには広すぎたし、後々増築された箇所はほとんどが家の下屋にあたる外周や庭に施され、軽量鉄骨やポリカーボネートの耐久性の低いものが多かった。家の本来の姿かたちや設計意図を呼び戻すべく、まずはそれらをとにかく減築しあるいは、大量の祖父母の持ち物も然るべきタイミングで取捨選択の機会を設け、明らかに不要なモノは数回に分けて処分した。このようにして、家の印象を元設計の意図に戻すことが、私が住み始めてからの一つの大きなミッションであった。

辻琢磨による連載エッセイ “‘自邸’を動かす” 第1回「少しずつ建てる、広々と住まう、ゆっくり考える」処分のためのコンテナ / 2020年4月23日 photo©辻琢磨建築企画事務所

祖父母が蓄積してきた生活の「減量」とともに、私達家族が住み始めてからの「現代化」の影響も徐々に派生して、玄関戸の框を入れ替えたり、祖母の部屋を減築して洗濯物干しスペースにしたり、洋間の天井と床を抜いたり、水回りを移設したり、少しずつ空間に手を入れながら現在に至っている。今後は、事務所として使用している二階へ外から直接出入りできる外階段の増築や、まだ本格的に手を入れていない台所や倉庫まわりに手を入れていく予定だ。

これまでは全体を俯瞰するような計画を敷かず、断続的で連鎖的、部分的な改修を積み上げてきたが、手を入れ続けることでこの家全体に関わる計画的、構造的、環境的な骨格もようやく見えてきており、それに基づいて耐震補強や環境性能の向上策も講じていくつもりだ。ただ、この連載ではあくまでも部分に着目して話を進めていきたいと考えている。

辻琢磨による連載エッセイ “‘自邸’を動かす” 第1回「少しずつ建てる、広々と住まう、ゆっくり考える」庭付近の様子 / 2020年2月23日 photo©辻琢磨建築企画事務所
辻琢磨による連載エッセイ “‘自邸’を動かす” 第1回「少しずつ建てる、広々と住まう、ゆっくり考える」庭付近の様子 / 2023年1月23日 photo©辻琢磨建築企画事務所

さて、私がこの家に少しずつ空間に手を入れているのには大きく4つの理由がある。以下順に紹介していくがその前に大事な前提を書いておく。以下の理由はどれも、今の社会のいわゆるマジョリティの価値観とは別の選択肢としての側面があると考えているが、そのマジョリティの価値観自体を否定するつもりはない。自分もその恩恵を受けて生きてきたからである。

ただ、そのマジョリティの価値観を長期的に評価した時に、少なくともその価値観が作られた戦後高度経済成長期と、人口が減り始めた現在の状況は明らかに違い、私達の価値観をシフトさせていく、新たな選択肢を提示していく必要もあるのではないか、という使命感も筆を走らせるモチベーションになっていることも事実だ。

藤本壮介による、フランス・ランスの「ニコラ・ルイナール・パヴィリオン」。世界最古のシャンパンメゾンの創業300年の為に計画。ボトルとシャンパンの泡の丸みからのインスピレーションを得て、地域の採石場のオマージュもする建築を構想。企業理念を尊重して環境を配慮して建てる
藤本壮介による、フランス・ランスの「ニコラ・ルイナール・パヴィリオン」。世界最古のシャンパンメゾンの創業300年の為に計画。ボトルとシャンパンの泡の丸みからのインスピレーションを得て、地域の採石場のオマージュもする建築を構想。企業理念を尊重して環境を配慮して建てる image courtesy of maison ruinart
藤本壮介による、フランス・ランスの「ニコラ・ルイナール・パヴィリオン」。世界最古のシャンパンメゾンの創業300年の為に計画。ボトルとシャンパンの泡の丸みからのインスピレーションを得て、地域の採石場のオマージュもする建築を構想。企業理念を尊重して環境を配慮して建てる image courtesy of maison ruinart

藤本壮介による、フランス・ランスの「ニコラ・ルイナール・パヴィリオン」です。
世界最古のシャンパンメゾンの創業300年の為に計画されました。建築家は、ボトルとシャンパンの泡の丸みからのインスピレーションを得て、地域の採石場のオマージュもする建築を構想しました。そして、企業理念を尊重して環境を配慮して建てられます。2024年9月のオープンを予定しているとの事。また、内装デザインにはグエナエル・ニコラ、ランドスケープデザインにはクリストフ・ゴートランも参画しています。

こちらはリリーステキストの翻訳です

ニコラ・ルイナール・パヴィリオン

プロジェクトの中心には、メゾン・ルイナールのレセプションエリアとなる新しいパヴィリオンがあります。日本人建築家、藤本壮介の設計によるこの建物は、明るさ、シンプルさ、モダンさによって特徴づけられています。向かい側の歴史的な建物と対比と共鳴をさせながら、現代的なヴィジョンを表現しています。建築家と彼のパリのチームは、ルイナールのボトルとシャンパンの泡の丸みからインスピレーションを得た形状をイメージしました。

このパヴィリオンは、採石場として利用されていたランスのチョークピットへのオマージュとして、地域の採石場から採れる天然石灰石で作られています。エントランスホールは、チョークピットをつなぐ通路のような暗く狭い場所と、大きな開口部から光が差し込む広大な空間のコントラストを際立たせています。そして、大きな開口部から光が降り注ぐ広大な空間が広がります。訪問者は、広大で開放的な台地に入り、敷地やメインコートヤード、歴史的建造物を一望することができます。明るく開放的な空間では、ラウンジ、シャンパンバーやショップ、テラスなど、さまざまな体験の間を簡単に行き来することができます。

環境配慮の観点から、壁には石材、骨組みには木材など、地元で厳選された自然素材を使用した落ち着いた造りになっています。断熱材にはバイオ素材を使用し、グリーンルーフが建物を冷やし、スクリーン印刷されたグレージングが太陽光を吸収し、地熱が温度を調整し、雨水は回収されます。すべてがメゾンの環境へのコミットメントを尊重して設計されています。

森の中に佇むこの建物は、堂々としているというよりは、むしろ見識あるという印象を与えます。白いファサードは光と戯れ、日、季節、天候の変化とともに、その自然環境の微妙な変化を敏感に反映しています。

最も注目を集めたトピックス[期間:2023/2/13-2/19]
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/2/13-2/19]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/2/13-2/19)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 隈研吾事務所が最優秀者に選ばれた「新福岡県立美術館」設計プロポの、二次審査参加者の提案書が公開
  2. 長坂常 / スキーマ建築計画による、大阪の店舗「Aesop LUCUA 1100」
  3. 東海林健建築設計事務所による、新潟・長岡市の住宅「hara house」。農村集落の既に様々な建物がある大きな土地に計画。既存の“利活用”と近隣に“家を開く”との要望に、一戸で完結しない不完全な“弱い建築”を提案。人や出来事を引き寄せる“余白”となる事も意図
  4. 野路敏之 / 野路建築設計事務所による、福井・大野市の住宅「百尺の平屋」。遠くに山々を望む広い敷地。自然の美しさの中に“ひっそりと佇む建築”を求め、諸機能を内包する“百尺の切妻屋根”を持つ平屋を考案。敢えて“作り込まない”庭で内部からの眺望を活かす
  5. ザハ・ハディド事務所による、リトアニア・ヴィリニュスの複合ビル。事務所や公共機能を内包した街の中心広場に隣接する建築。街の“新しい集いの場”となるよう、様々なレベルに勤労者や地域住民の為のテラスや広場を配置。省エネに加え建設段階や解体後の環境負荷軽減も考慮
  6. 小林裕志 / フォーアイズによる、東京・世田谷区の「美しい雨の家」。密集地に建つ家具デザイナーの為の住宅。自然が感じられる開放的な建築の要望に、天候や季節の変化を“バルコニーの中で増幅”して体感できる空間を志向。内外の繋げ方や天井高の操作で求めた効果を生み出す
  7. 岸本吉正設計事務所による、神奈川の「HouseH」。郊外の住宅地に計画。“四畳半”を構成単位とする“ルール”を設けた上で、敷地条件や要望に応えていくプロセスで設計。広くも狭くもない“スケール感”の連なりで“空間が相互に影響し合う”状態を作る
  8. noizのハードウェアデザインによる、東京・日本橋の、可動式立体LEDディスプレイ「The HEART」。再活性化計画の中心施設の玄関ホールに設置。金融街“兜町”の“象徴”を意図し、“歴史”や“情報”を伝える動的な“巨大なオブジェクト”を考案。ビルの玄関機能を超えた“公共空間としての演出”も意図
  9. 川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、愛知・半田市の「さくらい腎泌尿器科クリニック」。この地域で育った施主の為の診療所に母が長年営む理髪店を併設。育まれた“コミュニティー”の継承を求め、“光庭”を中心とした安心感ある居場所の構築を志向。街の風景や環境との接点も作り地域に接続させる
  10. 柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMON HILLS architectsによる、高知・室戸市の、客室改修「紺碧の洞窟」。海岸線を観光資源とする地域での計画。周辺の“たくましい風景”を活かす為に、天井高を抑え部屋の重心を下げて“外”への意識を高める設計を志向。様々な場所や姿勢で海を眺められる状況を作り出す
  11. 熊木英雄+眞木励 / オーガニックデザインによる、埼玉・戸田市の、商業ビル「エンハコビル」。住居エリアと商業エリアの境界に位置する敷地。行き交う地域住民が立ち寄りたくなる存在を目指し、木質系で有機的な軒を持つ“縁側”空間を考案。“街に手を差し伸べている”様な建築を作る
  12. 長坂常 / スキーマ建築計画の監修による、東京・渋谷区の店舗「FarmMart & Friends」。静かな住宅街の中にある“ドーナツと食料品”を扱う店。人が人を呼び込む“幸せな場所”を目指して、“自分の通う場所をつくる”ような設計を志向。予算規模に合わせたチーム体制で取り組む
  13. 倉俣史朗の展覧会「倉俣史朗のデザイン――記憶のなかの小宇宙」が、世田谷美術館で開催。会期は2023年11月~2024年1月
  14. 平田晃久建築設計事務所が、「練馬区立美術館・貫井図書館」改築プロポで受託事業者に選定。提案書と講評も公開
  15. 宇佐美元気による、静岡市の「清水の家」。背後に住宅群があり目前は空地という環境。敷地の“二面性”を意識して、前後の異なる状況に応える設計を志向。裏側では隣家との間に“庭”を設け、表側では環境を取り込む大開口を作る
  16. SAKUMAESHIMA / 朔永吉+前嶋章太郎による、東京・品川区の「L LINE Office」。建設工事に関わる企業の事務所。従業員の“やりがい”と“活躍”を実現する在り方を求め、事務職から現場職まで多様な人々を受容する“器”となる建築を志向。企業スタンスに合わせた柔軟に変化できる空間も意図
  17. 日埜直彦による、磯崎新への追悼文
  18. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  19. 木漏れ日や水面などの“自然の情景を映す”、パナソニックのダウンライト型プロジェクター「BioSHADOW(バイオシャドー)」が発売。購入数に応じて“照明器具”や“スピーカー”が 貰えるキャンペーンも開催中
  20. 2022年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10(第9回 ap賞 発表)

国立西洋美術館長の田中正之による講義「造形芸術としての近現代建築:その資料保存の意義と実践」の動画

国立西洋美術館長の田中正之による講義「造形芸術としての近現代建築:その資料保存の意義と実践」の動画です。文化庁が公開しているものです。

図面、写真、設計図書など建築に関する資料は、近現代の文化や芸術とどのような関係があるのでしょうか。この講義ではまず、近代芸術に対して建築が与えた大きな影響について解説します。続いて、芦原義信アーカイブズ(武蔵野美術大学 所蔵)と世界文化遺産に登録されている国立西洋美術館の関係資料を事例に、資料のさまざまな形態を具体的に紹介しながら、建築資料を保存・利用する意義を明らかにします。

中国の建築家 チャン・ユンホが、2023年2月にハーバード大学で行った講演の動画

中国の建築家 チャン・ユンホが、2023年2月にハーバード大学で行った講演の動画です。

(翻訳)
建築、家具、プロダクト、衣服など、さまざまなデザインプロジェクトを通じて、深い枠組みとしての形を再定義する試みを行っています。それは、図やイメージとしてではなく、構造や空間を、機能としてではなく、生活シーンとしてコンテンツを組織化することです。そして、建築家が生活環境のための総合的な建築としてではなく、他の創造的な分野へと実践を拡大し、プログラミングに関与することによってコンテンツの一部となる方法としてのトータルデザインです。

講演者

Atelier Feichang Jianzhu (FCJZ)の創立パートナー兼主任建築家。中国と米国で教育を受け、1984年にカリフォルニア大学バークレー校で建築学修士号を取得。1992年から中国で活動し、1993年にLijia LuとともにAtelier Feichang Jianzhu (FCJZ)を設立。1986年新建築住宅設計競技第一位、1996年進歩的建築賞、2000年ユネスコ芸術振興賞、2006年米国芸術文学アカデミー建築賞など、数々の賞を受賞している。FCJZは、Domus誌の「100+ Best Architecture Firms 2019」の1つに選ばれました。Jishou Art Museumは、AIA 2020 Architecture AwardとArchDaily China Building of the Year 2020 Awardを受賞した。幅広く教鞭をとり、1999年から2005年まで北京大学建築大学院センター創設責任者、2005年から2010年までMIT建築学部長、2002年にハーバードGSDで丹下健三講座、2004年にミシガンでエリエル・サーリネン講座などを歴任している。また、2011年から2017年までプリツカー賞審査員を務めた。

丹下健三が1964年に完成させた「旧香川県立体育館」の解体決定の概要を伝えるニュース動画

丹下健三が1964年に完成させた「旧香川県立体育館」の解体決定の概要を伝えるニュース動画です。山陽放送がyoutubeにアップしたものです。岡山放送がyoutubeにアップしたニュース動画に差し替えました(2023/2/19)。

世界的建築家の丹下健三さんが設計し「船の体育館」として親しまれてきた高松市の旧香川県立体育館について、県教育委員会は解体する方針を明らかにしました。

2022年ap賞のトロフィーを受賞者に贈呈
2022年ap賞のトロフィーを受賞者に贈呈 photo©architecurephoto

2022年ap賞のトロフィーを受賞者に贈呈いたしました。「ap賞(アーキテクチャーフォト賞)」は、2014年から始まり2022年で第9回目となりました。本アワードは、特定の審査員によらずアクセス解析のUU数を根拠としており、1年間のアクセス結果を集計して順位を決定します。また、過去に弊サイトに掲載された全作品が対象となっています(新規の応募作業等は必要ありません)。2022年の受賞作品はこちらのページから閲覧可能です。2023年も皆様からの建築作品のご投稿をお待ちしております。

野路敏之 / 野路建築設計事務所による、福井・大野市の住宅「百尺の平屋」。遠くに山々を望む広い敷地。自然の美しさの中に“ひっそりと佇む建築”を求め、諸機能を内包する“百尺の切妻屋根”を持つ平屋を考案。敢えて“作り込まない”庭で内部からの眺望を活かす
野路敏之 / 野路建築設計事務所による、福井・大野市の住宅「百尺の平屋」。遠くに山々を望む広い敷地。自然の美しさの中に“ひっそりと佇む建築”を求め、諸機能を内包する“百尺の切妻屋根”を持つ平屋を考案。敢えて“作り込まない”庭で内部からの眺望を活かす photo©白川雄太
野路敏之 / 野路建築設計事務所による、福井・大野市の住宅「百尺の平屋」。遠くに山々を望む広い敷地。自然の美しさの中に“ひっそりと佇む建築”を求め、諸機能を内包する“百尺の切妻屋根”を持つ平屋を考案。敢えて“作り込まない”庭で内部からの眺望を活かす photo©白川雄太
野路敏之 / 野路建築設計事務所による、福井・大野市の住宅「百尺の平屋」。遠くに山々を望む広い敷地。自然の美しさの中に“ひっそりと佇む建築”を求め、諸機能を内包する“百尺の切妻屋根”を持つ平屋を考案。敢えて“作り込まない”庭で内部からの眺望を活かす photo©白川雄太

野路敏之 / 野路建築設計事務所が設計した、福井・大野市の住宅「百尺の平屋」です。
遠くに山々を望む広い敷地に計画されました。建築家は、自然の美しさの中に“ひっそりと佇む建築”を求め、諸機能を内包する“百尺の切妻屋根”を持つ平屋を考案しました。また、敢えて“作り込まない”庭で内部からの眺望を活かす事も意図されました。

周囲には見晴らしを遮るものがなく、遠くに連なる山々を望む広い敷地。

建築の計画をするにあたり、太陽が照り付ける夏の昼下がりや、氷点下10℃の凍てつく晴天の朝にも訪れた。何度か更地に足を踏み入れしばらく周囲を眺めていると頭の中ではしだいに「この環境の中でどこまで建築の存在を消せるだろう」と考えるようになっていた。
それくらいに取り囲む自然は美しく、その中にひっそりと佇む建築が最良の計画なのだろうと感じていた。

建築家によるテキストより

敷地の面積は大きいのだが、その形や道路に接する部分はいびつだった。その中で方位や眺望を頭に置きながら暮らしを探り、生活と環境に馴染む形態にたどり着いた。それが百尺の切妻屋根を持つ、単純だが大胆な平屋だった。

建築家によるテキストより

ひとつの切妻屋根をぱさっと被せた下には、駐車スペース、通り土間、玄関土間、LDK、その奥に水廻りと寝室などのプライベートゾーンを横一列につなげている。とても素直で素朴などこにでもあるような形態だが、敷地に対する建物や庭のボリュームの地割は無駄をなくし、南に面した長い軒下は夏の日差しと冬の積雪から身を守るための重要な意味がある。

建築家によるテキストより

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