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塩入勇生+矢﨑亮大 / ARCHIDIVISIONによる、東京・板橋区の住宅「DANCE FLOOR」。袋小路奥の旗竿地に計画。建築要素の在り方を前提に立ち返って考慮し、躯体や付属物に規模や役割を越えて装飾性を見出す設計を志向。小さな動作が次々に展開する“心地よい状況”を作る
塩入勇生+矢﨑亮大 / ARCHIDIVISIONによる、東京・板橋区の住宅「DANCE FLOOR」。袋小路奥の旗竿地に計画。建築要素の在り方を前提に立ち返って考慮し、躯体や付属物に規模や役割を越えて装飾性を見出す設計を志向。小さな動作が次々に展開する“心地よい状況”を作る photo©田中克昌
塩入勇生+矢﨑亮大 / ARCHIDIVISIONによる、東京・板橋区の住宅「DANCE FLOOR」。袋小路奥の旗竿地に計画。建築要素の在り方を前提に立ち返って考慮し、躯体や付属物に規模や役割を越えて装飾性を見出す設計を志向。小さな動作が次々に展開する“心地よい状況”を作る photo©田中克昌
塩入勇生+矢﨑亮大 / ARCHIDIVISIONによる、東京・板橋区の住宅「DANCE FLOOR」。袋小路奥の旗竿地に計画。建築要素の在り方を前提に立ち返って考慮し、躯体や付属物に規模や役割を越えて装飾性を見出す設計を志向。小さな動作が次々に展開する“心地よい状況”を作る photo©田中克昌

塩入勇生+矢﨑亮大 / ARCHIDIVISIONが設計した、東京・板橋区の住宅「DANCE FLOOR」です。
袋小路奥の旗竿地に計画されました。建築家は、建築要素の在り方を前提に立ち返って考慮し、躯体や付属物に規模や役割を越えて装飾性を見出す設計を志向しました。そして、小さな動作が次々に展開する“心地よい状況”を作り出しました。

敷地は袋小路の一番奥にある旗竿地。
大きな土地が10戸に分割されたうちのひとつで、その中では最も市場価値が低い土地。それと関係なくこの場所に魅力を感じたのは、隣接する屋敷の庭の木々に囲われていたこと。つまり、街と敷地をつなぐ長い袋小路を通り、旗竿地を抜けた先に、緑が広がっている。都市のからくりの中で偶然できた構成の中に、この場所の可能性を見た。

建築家によるテキストより

既成の形式でもかたちの先に潜むパラメータの深度を深めていくことができれば、まだまだ新たな解釈や表現の幅は広がっているはずだ。部分の集積は必ずしも全体と結び付く必要はない。

スキップフロアのひとつながりの形式は俯瞰してみえるようで気分がよいが、当然住宅はそれだけでは成立せず、不完全な全体を、階段や踊り場、家具、建具といった付属物が補完していく。そのひとつひとつの、在り方を疑ってみる。

例えば階段は、マッスな木階段と、華奢な鉄骨階段とに分かれている。木階段は腰掛ける家具にまで発展し、鉄骨階段は派手に空間を彩る。

建築家によるテキストより

付属物は、鉄や木など素材の違いによる塗装の種類に加えて、例えば鉄の錆止め塗装を赤と灰で塗分けるなどパラメータを増やしていく。
さらに既製品の塩ビタイルやガラスサッシが持つ透過や反射といった現象と関係を取るように、塗装の艶を選び、室内の表層を調停していく。構造現しの壁は、塗装によって施主私物のダイニングテーブルと色を揃えた。
一面のみが身体スケールの材に分解されたことで、躯体の一部である壁がオブジェクトの一つとして振る舞っている。

建築家によるテキストより
富永大毅+藤間弥恵 / TATTAによる、東京の「路地テラスの家」。路地奥の旗竿地に建つ再建築不可の木造の修繕。“竿”部分を歩く際の“唯一無二”の体験を取り込む為、母屋の一部を減築した“路地テラス”を考案。素材等も連続させて南側の“縁側テラス”へと導く
富永大毅+藤間弥恵 / TATTAによる、東京の「路地テラスの家」。路地奥の旗竿地に建つ再建築不可の木造の修繕。“竿”部分を歩く際の“唯一無二”の体験を取り込む為、母屋の一部を減築した“路地テラス”を考案。素材等も連続させて南側の“縁側テラス”へと導く photo©中山保寛
富永大毅+藤間弥恵 / TATTAによる、東京の「路地テラスの家」。路地奥の旗竿地に建つ再建築不可の木造の修繕。“竿”部分を歩く際の“唯一無二”の体験を取り込む為、母屋の一部を減築した“路地テラス”を考案。素材等も連続させて南側の“縁側テラス”へと導く photo©中山保寛
富永大毅+藤間弥恵 / TATTAによる、東京の「路地テラスの家」。路地奥の旗竿地に建つ再建築不可の木造の修繕。“竿”部分を歩く際の“唯一無二”の体験を取り込む為、母屋の一部を減築した“路地テラス”を考案。素材等も連続させて南側の“縁側テラス”へと導く photo©中山保寛

富永大毅+藤間弥恵 / TATTAが設計した、東京の「路地テラスの家」です。
路地奥の旗竿地に建つ再建築不可の木造の修繕です。建築家は、“竿”部分を歩く際の“唯一無二”の体験を取り込む為、母屋の一部を減築した“路地テラス”を考案しました。そして、素材等も連続させて南側の“縁側テラス”へと導く事も意図されました。

東京の細長い路地の奥、再建築不可の旗竿敷地に建つ、小さな木造平屋の過半未満の修繕である。

建築家によるテキストより

隣には母屋があり、路地に他にも住宅が接しているため旗竿部分は専有地でありながら見捨てられている。しかしこの路地を歩いて家に帰ってくる体験も唯一無二のもの。

そこで母屋との間に平屋を一部減築するような形で、この路地を貫通させた半外部の“路地テラス”をつくり、左官の外壁も中へと連続させることで、路地の体験と南北に抜ける卓越風を家の中に取り込むようにした。

建築家によるテキストより

切妻屋根は南半分の天井を撤去して丸太梁を表しにしつつ、野地板を30mm厚の八溝杉の厚板に変えることで準防火地域の延焼ラインでも表しにして建蔽率内の軒を伸ばした。これにより北側のアプローチが“路地テラス”を介して南東角のキッチンを中心にU字状に南の“縁側テラス”に抜ける。

また構造補強に垂木材を束ねた壁を使用しており、土間から雁行して配置することで、構造的なバランスを確保しながら、奥に導くような構成をつくった。

建築家によるテキストより
レム・コールハース / OMAの会場構成による、イタリアのプラダ財団での展覧会「リサイクリング・ビューティー」。中世からバロック時代での古代遺産の再利用に注目。アクリル製台座やオフィスチェアを用いた実験的な展示形式で、作品の詳細な観察を促進。断片化・再利用・解釈の重要性を伝える
レム・コールハース / OMAの会場構成による、イタリアのプラダ財団での展覧会「リサイクリング・ビューティー」。中世からバロック時代での古代遺産の再利用に注目。アクリル製台座やオフィスチェアを用いた実験的な展示形式で、作品の詳細な観察を促進。断片化・再利用・解釈の重要性を伝えるExhibition view of “Recycling Beauty”, Fondazione Prada, Milan Photo: Roberto Marossi Courtesy: Fondazione Prada
レム・コールハース / OMAの会場構成による、イタリアのプラダ財団での展覧会「リサイクリング・ビューティー」。中世からバロック時代での古代遺産の再利用に注目。アクリル製台座やオフィスチェアを用いた実験的な展示形式で、作品の詳細な観察を促進。断片化・再利用・解釈の重要性を伝えるExhibition view of “Recycling Beauty”, Fondazione Prada, Milan Photo: Roberto Marossi Courtesy: Fondazione Prada
レム・コールハース / OMAの会場構成による、イタリアのプラダ財団での展覧会「リサイクリング・ビューティー」。中世からバロック時代での古代遺産の再利用に注目。アクリル製台座やオフィスチェアを用いた実験的な展示形式で、作品の詳細な観察を促進。断片化・再利用・解釈の重要性を伝えるExhibition view of “Recycling Beauty”, Fondazione Prada, Milan Photo: Roberto Marossi Courtesy: Fondazione Prada
レム・コールハース / OMAの会場構成による、イタリアのプラダ財団での展覧会「リサイクリング・ビューティー」。中世からバロック時代での古代遺産の再利用に注目。アクリル製台座やオフィスチェアを用いた実験的な展示形式で、作品の詳細な観察を促進。断片化・再利用・解釈の重要性を伝えるExhibition view of “Recycling Beauty”, Fondazione Prada, Milan Photo: Roberto Marossi Courtesy: Fondazione Prada

レム・コールハース / OMAの会場構成による、イタリアのプラダ財団での展覧会「リサイクリング・ビューティー」です。
中世からバロック時代での古代遺産の再利用に注目した企画です。建築家は、アクリル製台座やオフィスチェアを用いた実験的な展示形式で、作品の詳細な観察を促進する事を意図しました。そして、断片化・再利用・解釈の重要性を伝えます。アクリル素材等は、展示テーマに合わせ2015年に行われた「Serial Classic」展の材料を再利用しているとの事。展示の公式ページはこちら

こちらは展覧会概要の翻訳です

「リサイクリング・ビューティー」は、中世からバロック時代にかけてのポスト・アンティークの文脈におけるギリシャ・ローマの古美術品の再利用に特化した、前例のない研究です。展覧会のキュレーションはサルバトーレ・セッティスとアンナ・アンギッソラ、デニス・ラ・モニカ、デザインはレム・コールハース / OMAが担当しています。

この研究の大前提は、古典を単に過去の遺産としてではなく、私たちの現在と未来に影響を与える力を持つ重要な要素として考える必要があることです。
革新的な解釈のアプローチと実験的な展示形式により、古代遺産、特にグレコローマン遺産は、セティスの言葉によれば「現代世界の多様な文化にアクセスするための鍵となっているのです」
文化的な関連性が高く、広く普及しているにもかかわらず、古代の材料の再利用について深く研究されるようになったのは、ごく最近のことです。ここ数年、この現象の本質的な側面に注目が集まっています。それは、再利用された古代の要素と、その起源から遠く離れたポスト・アンティークの文脈との間の視覚的・概念的相互作用です。「リサイクル・ビューティー 」は、古美術品が廃墟の中で放置された状態から、再利用されることによってその価値が再活性化される境界に注目することを目的としているのです。

レム・コールハース / OMAが、ジュリオ・マルゲリとともに構想した展示デザインは、財団の2つの建物(ポディウムとチステルナ)に、歴史の分析、発見、そして想像のプロセスとして開催されます。ポディウムでは、アクリル製の低めの台座が展示作品のアンサンブルを感じさせ、キュービクル状の構造では、オフィスチェアが置かれ、より詳細な観察を促します。チステルナでは、来館者は徐々に展示品に出会います。バルコニーの高さから、既存の部屋の中に作られた部屋の限られた視野まで、異なる視点での観察を可能にする空間が連続しています。チステルナの2つの部屋は、古代ローマ後期彫刻の最も重要な作品の一つであるコンスタンティヌスの巨像(紀元4世紀)に捧げられる予定です。普段はローマのコンセルバトーリ宮殿の中庭に展示されている二つの大理石の破片、右手と右足が、巨像の実物大の復元品と一緒に展示されます。これは、この像が、おそらくジュピター像であろう、初期の教団の像に手を加えたものであることを示す、これまでにない試みです。このプロジェクトは、カピトリーニ美術館、プラダ財団、ファクタム財団の協力のもと、カピトリーニ文化遺産管理官であるクラウディオ・パリジ・プレシッチェの指揮のもと、科学的な監修を受けて行われたものです。

日本の現代建築を特集した、スイス建築博物館での建築展「Make Do With Now:日本の建築の新たな方向性」。博物館所属の篠原祐馬のキュレーションで24組が参加。日本建築の特徴として海外で認知された“クリーン”とは対照的な“創造的に‘やりくり’する”建築的アプローチに注目。会場構成は関祐介が担当
日本の現代建築を特集した、スイス建築博物館での建築展「Make Do With Now:日本の建築の新たな方向性」。博物館所属の篠原祐馬のキュレーションで24組が参加。日本建築の特徴として海外で認知された“クリーン”とは対照的な“創造的に‘やりくり’する”建築的アプローチに注目。会場構成は関祐介が担当第1展示室は、テキスト・画像・グラフィックを交えた没入型なディスプレイを通して、現在、日本で活躍する若手建築家を取り巻く社会・経済・建築事情の背景を紹介します。 photo©Tom Bisig
日本の現代建築を特集した、スイス建築博物館での建築展「Make Do With Now:日本の建築の新たな方向性」。博物館所属の篠原祐馬のキュレーションで24組が参加。日本建築の特徴として海外で認知された“クリーン”とは対照的な“創造的に‘やりくり’する”建築的アプローチに注目。会場構成は関祐介が担当第2展示室では、過去5年間に開始または完了した20の代表的なプロジェクトを紹介します。規模もプログラムも多様な今回のセレクションは、日本の現代建築の現状を見渡すことを目的としており、この世代の建築家たちの様々な姿勢や関心はひとつの問題に還元することはできないことを示唆しています。そこに浮かび上がるのは、今日、建築という職業や社会全体が直面している課題に的確に対応するために、建築との関わり方の新しいモデルを模索している世代の姿です。 photo©Tom Bisig
日本の現代建築を特集した、スイス建築博物館での建築展「Make Do With Now:日本の建築の新たな方向性」。博物館所属の篠原祐馬のキュレーションで24組が参加。日本建築の特徴として海外で認知された“クリーン”とは対照的な“創造的に‘やりくり’する”建築的アプローチに注目。会場構成は関祐介が担当第3展示室では、現在日本で活躍する5つの建築設計事務所を特集し、社会における建築家の役割という問いに対して、それぞれ独自のアプローチで挑んだ作品と思考を紹介します。 photo©Tom Bisig

日本の現代建築家を特集した、スイス建築博物館(S AM)での建築展「Make Do With Now:日本の建築の新たな方向性」です。
博物館所属の篠原祐馬のキュレーションで24組が参加しました。日本建築の特徴として海外で認知された“クリーン”とは対照的な“創造的に‘やりくり’する”建築的アプローチに注目して企画されました。また、会場構成は関祐介が担当しました。展覧会の公式ページはこちら

出展建築家は、403architecture [dajiba]CHArドットアーキテクツGROUP岩元真明 / ICADAIshimura + Neichi / 石村大輔+根市拓佐藤研吾ランチ!アーキテクツ村山徹+加藤亜矢子 / ムトカ建築事務所吉村真基建築計画事務所川島範久建築設計事務所能作文徳建築設計事務所ノウサクジュンペイアーキテクツ、高木俊 / ルートエー、板坂留五 / RUI ArchitectsSSKスタジオグロス河合啓吾 / TAB金野千恵 / t e c oトミトアーキテクチャツバメアーキテクツ常山未央魚谷繁礼建築研究所VUILD山田紗子建築設計事務所です。

「Make Do With Now」展では、現在日本で活躍する新世代の建築家・都市計画家の思考やプロジェクトを紹介します。

リリーステキストより

1970年代半ばから1990年代半ばに生まれた建築家たちの多くは、2011年の東日本大震災・福島第一原子発電所事故以降に独立して活動し始めました。
この世代は、人口減少、高齢化、地方の過疎化、全国的な空き家の増加、営利目的の建築家不在の都市開発、経済不況、そして言うまでもなく地球温暖化の問題など、この国が現在直面している様々な喫緊の課題に取り組まなければならない立場にあります。

しかし、この世代の建築家の多くは、諦観に陥ることなく、これらの課題に真正面から取り組むことを選択しています。彼・彼女らは、自らが置かれた厳しい立場を強みに変え、限られた資源、身近な材料、既存の空間を利用して創造的に「やりくり」する、クリティカルで環境や社会に配慮した様々な実践を展開しています。

リリーステキストより

建物の改変、素材の再利用、参加型デザイン、ソーシャルデザインなど、日本で特に積極的に行われてきた取り組みは、スイスやヨーロッパの建築でも徐々に主流になりつつあります。その意味で、このような日本での展開は、グローバルな議論に大いに貢献するものです。彼・彼女らは、「やりくりする」ことは決して不足を意味するのではないということを実証しています。彼・彼女らはむしろ、今あるものがすでに十分過ぎるほど豊かであると認識した時、その先に創造的な繁栄がもたらされるのだということを、私たちに気づかせてくれるのです。

リリーステキストより
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、シンガポールの新科学センター。全ての国民がアクセス可能な教育と体験の施設。5つのヴォリュームが公園の上に浮遊する外観を特徴とする、科学への好奇心と革新性を与える為の建築。内外に様々な学習の為の空間を備える
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、シンガポールの新科学センター。全ての国民がアクセス可能な教育と体験の施設。5つのヴォリュームが公園の上に浮遊する外観を特徴とする、科学への好奇心と革新性を与える為の建築。内外に様々な学習の為の空間を備える image©Negativ
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、シンガポールの新科学センター。全ての国民がアクセス可能な教育と体験の施設。5つのヴォリュームが公園の上に浮遊する外観を特徴とする、科学への好奇心と革新性を与える為の建築。内外に様々な学習の為の空間を備える image©Negativ
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、シンガポールの新科学センター。全ての国民がアクセス可能な教育と体験の施設。5つのヴォリュームが公園の上に浮遊する外観を特徴とする、科学への好奇心と革新性を与える為の建築。内外に様々な学習の為の空間を備える image©Negativ
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、シンガポールの新科学センター。全ての国民がアクセス可能な教育と体験の施設。5つのヴォリュームが公園の上に浮遊する外観を特徴とする、科学への好奇心と革新性を与える為の建築。内外に様々な学習の為の空間を備える image©Negativ

ザハ・ハディド・アーキテクツが設計している、シンガポールの新科学センターです。
全ての国民がアクセス可能な教育と体験の施設です。建築家は、5つのヴォリュームが公園の上に浮遊する外観を特徴とする、科学への好奇心と革新性を与える為の建築を考案しました。そして、内外に様々な学習の為の空間が備えられています。2027年の開館を目指すとの事です。

こちらはリリーステキストの翻訳

シンガポールの新科学センターのデザインが発表

シンガポールの科学センター委員会は、全てのシンガポール国民がアクセスできる、科学、技術、工学、数学(STEM)の教育や体験ができるユニークな施設やプログラムを提供する新しい科学センターの設計を発表しました。新科学センターは、1977年の設立以来、若い世代の子どもたちに好奇心と革新性を与えるという機関の使命を引き継ぎ、新しい場所と施設を活用して、シンガポールのあらゆる世代の人々が生活における科学技術の重要性に触れ、それを理解できるよう、アウトリーチを拡大する計画です。

シンガポールのジュロン湖庭園の自然景観からヒントを得て、新しい科学センターは、将来を見据え、訪問者が周囲の庭園や湖と触れ合う機会を最大化するものです。ザハ・ハディド・アーキテクツ(ZHA)がアーキテクツ61とコラボレーションして設計したこのセンターは、5つの直方体が連なった構造になっており、展示ギャラリー、インタラクティブラボ、イベントスペースに加えて、来場者のための付帯施設、管理事務所、アーカイブ、サービスエリアが設置されています。

湖を戦略的に見渡す「単眼鏡」の役割を果たす大きな窓が組み込まれた新科学センターの5つのボリュームは、それぞれセンターの屋内と屋外スペースの関係を強化するようユニークに方向づけられます。周囲の公園から浮いているように見えるこのデザインは、隣接するMRT駅から中国庭園内のパゴダへと続く一連の中庭と庭園を定義しています。学習スペースの為の多様な屋内、屋外、屋上とともに、新科学センターは、科学と自然に出会うエキサイティングな訪問地となり、地域社会のイベントにも多くの機会を提供することでしょう。

新科学センターには、既存のギャラリーの2倍以上の広さのチルドレンズ・ギャラリーがあり、特有のインタラクティブな屋外水遊びエリア、二次林での発見コース、屋上庭園でのセンサリー・トレイルが含まれる予定です。高学年の生徒、科学概念の実践学習ができる専門のラボやワークショップへの参加を期待する事ができます。例えば、新しいエコラボは、生徒の科学的な調査をサポートします。エコガーデンから直接採取したサンプルを分析し、学校や自宅で学習用デバイスを使って、IoT(Internet of Things)機器によりサンプルを収集したデータをモニターし続けることができ、学習体験を見学の域を超えたものにすることができます。このセンターでは、プログラムや展示を通じて、垂直農法など持続可能な社会の実現に向けた教育を行っています。

新科学センターには、天文学者の卵たちが宇宙について学ぶための天文台、起業家精神を育むインキュベータープログラムのあるデジタルファブリケーションラボ、若い発明家たちが想像力を発揮するためのメイカースペースなどが設置される予定です。新しい屋外アクティビティ・プラザはセンターの焦点となり、STEMプログラムやコミュニティ活動を提供する予定です。

塚越智之+宮下淳平 / 塚越宮下設計による、東京の「アパートメントS」。都内の小規模な集合住宅。各階住戸の環境を向上させる為に、其々のスラブを折曲げて採光と通風の偏りを調整。切実さが生んだ個性的な空間が“集まって暮らすことの豊かさ”を表す
塚越智之+宮下淳平 / 塚越宮下設計による、東京の「アパートメントS」。都内の小規模な集合住宅。各階住戸の環境を向上させる為に、其々のスラブを折曲げて採光と通風の偏りを調整。切実さが生んだ個性的な空間が“集まって暮らすことの豊かさ”を表す photo©鈴木淳平
塚越智之+宮下淳平 / 塚越宮下設計による、東京の「アパートメントS」。都内の小規模な集合住宅。各階住戸の環境を向上させる為に、其々のスラブを折曲げて採光と通風の偏りを調整。切実さが生んだ個性的な空間が“集まって暮らすことの豊かさ”を表す地下1階、フラット0 photo©鈴木淳平
塚越智之+宮下淳平 / 塚越宮下設計による、東京の「アパートメントS」。都内の小規模な集合住宅。各階住戸の環境を向上させる為に、其々のスラブを折曲げて採光と通風の偏りを調整。切実さが生んだ個性的な空間が“集まって暮らすことの豊かさ”を表す1階、フラット1 photo©鈴木淳平

塚越智之+宮下淳平 / 塚越宮下設計が設計した、東京の「アパートメントS」です。
都内の小規模な集合住宅の計画です。建築家は、各階住戸の環境を向上させる為に、其々のスラブを折曲げて採光と通風の偏りを調整しました。切実さが生んだ個性的な空間が“集まって暮らすことの豊かさ”を表します。

都内に建つ小さな集合住宅の計画。

建築家によるテキストより

コロナ以降、人が集まり空間を共有することに不安や後ろめたさが付き纏う様になった。そうしたなか、見ず知らずの者が同じ建物に住うことにどの様な価値を見いだせるだろうか。

建築家によるテキストより

約80m2の敷地に3つのフラットと駐車場が納まるボリュームを検討すると地下1階、地上2階の建物となり下階ほど採光と通風が悪くなる。そこで下の階の天井を折曲げ偏りを和らげることにした。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 集合住宅・オフィス・駅ビル等を得意とする「UG都市建築」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 集合住宅・オフィス・駅ビル等を得意とする「UG都市建築」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 集合住宅・オフィス・駅ビル等を得意とする「UG都市建築」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中大崎ウエストシティタワーズ

集合住宅・オフィス・駅ビル等を得意とする「UG都市建築」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

UG都市建築が、建築設計のスタッフ・幹部候補生募集中。新卒・既卒・経験者優遇・デザイナー歓迎

・UGは「新しい風をふきこむ」ことにチャレンジして来ました。常にまちや環境を構成する新しい概念の建築を創出していきます。

・UGはひたすらまちや環境と調和する美しい建築を実現してきました。大規模から小規模まで様々なスケールのプロジェクトにおいて持前のデザイン力を発揮していきます。

・UGはハードからソフトまで様々なアイデアを駆使して新しい建築をつくり上げてきました。社内の都市計画家・再開発プランナーなどの多彩な専門家たちとのコラボによって、新しいタイプの建築をつくり出していきます。

多田正治アトリエによる、和歌山・新宮市の、コミュニティ空間「おいしいパーク」。コロナ禍を契機に畑を公共的に開く計画。集まり交流する為の空間を求め、“やってみたい事”や“路地からの見え方”等を重ね合わせ“立体的なベンチ”を考案。既存の場を“小さな装置”でアップデート
多田正治アトリエによる、和歌山・新宮市の、コミュニティ空間「おいしいパーク」。コロナ禍を契機に畑を公共的に開く計画。集まり交流する為の空間を求め、“やってみたい事”や“路地からの見え方”等を重ね合わせ“立体的なベンチ”を考案。既存の場を“小さな装置”でアップデート photo©松村康平
多田正治アトリエによる、和歌山・新宮市の、コミュニティ空間「おいしいパーク」。コロナ禍を契機に畑を公共的に開く計画。集まり交流する為の空間を求め、“やってみたい事”や“路地からの見え方”等を重ね合わせ“立体的なベンチ”を考案。既存の場を“小さな装置”でアップデート photo©松村康平
多田正治アトリエによる、和歌山・新宮市の、コミュニティ空間「おいしいパーク」。コロナ禍を契機に畑を公共的に開く計画。集まり交流する為の空間を求め、“やってみたい事”や“路地からの見え方”等を重ね合わせ“立体的なベンチ”を考案。既存の場を“小さな装置”でアップデート photo©松村康平

多田正治アトリエが設計した、和歌山・新宮市の、コミュニティ空間「おいしいパーク」です。
コロナ禍を契機に畑を公共的に開く計画。建築家は、集まり交流する為の空間を求め、“やってみたい事”や“路地からの見え方”等を重ね合わせ“立体的なベンチ”を考案。既存の場を“小さな装置”でアップデートする事も意図されました。

熊野・新宮の小さな畑を私設のパブリックスペース(公園、図書室のような空間)として開いていくプロジェクト。

建築家によるテキストより

人が訪れ、集まり、滞在し、本を読んだり、交流したりする場所とするにはどうしたらよいか、スタディが重ねられた。
敷地のなかの夏場の日差しと日陰の位置の変化を調べ、「おいしいパーク」でやってみたいことをマッピングし、小学校や路地からの見え方を検討した。それらを重ね合わせた結果、敷地の西端に流れるような造形(それは熊野の川や滝や山を想起させる)の長ーい立体的なベンチをつくることとした。

建築家によるテキストより

「おいしいパーク」が、おいしい食べ物が収穫できるのはもちろん、実り多い体験、出会い、コミュニティをこの地域に提供できることを期待している。

このプロジェクトは、いわゆる建造物でもなく、単なる家具でもない。既存の場所を小さな装置によってアップデートすることを目指している。場所の意味や機能をすべて書き換えてしまうのではなく、少しだけ良くすることを目指す建築のあり方を考えている。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2022/11/28-12/4]
最も注目を集めたトピックス[期間:2022/11/28-12/4]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2022/11/28-12/4)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 工藤浩平建築設計事務所による、東京・練馬区の住宅「佐竹邸」。不動産業を営む施主の為に計画。将来的な販売も見据えた在り方も考慮し、異なる機能に引き継ぐ可能性を含めて設計。様々な制限に起因する“ズレ”を活かした“普通”と“特別”が調和する建築
  2. 妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、オーストラリアの美術館の増築棟「シドニー・モダン・プロジェクト」が完成。港を見下ろす敷地に建つ新棟。芸術・建築・景観が境界なく繋がる在り方を目指し、複数のヴォリュームが傾斜に沿って重なる構成を考案。約3400㎡の屋上空間“アートテラス”も特別な体験を生み出す
  3. 黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、東京・渋谷区の住宅「ESPRIT」。植物を扱う仕事の施主の為に計画。“私”を大切にし“公”にも開く空間を目指し、植栽で視線から守られた屋外と内部が連続する構成を考案。“ワークフロムホーム”時代の要望にも応える
  4. 高橋翔太朗建築設計事務所による、島根・松江市の「HANARE I」。自然に囲まれた高台の敷地に計画。“新たな視点で自然を感じる”建築を目指し、全ての内部空間を連続させて窓を介し外へと繋がる構成を考案。急勾配の切妻屋根で土地との親和性も意図
  5. ツバメアーキテクツによる、岡山市の「庭瀬の公民館的町家」。美術作家と研究者の為の住宅。周辺に残る“町家”の継承の手掛りとなり、地域に多数ある“私設公民館”の機能を持つ建築を志向。作家の制作過程等も参照して“自分達の力で考え生きていく為の器”を作る
  6. 【シリーズ・様々な角度から‟建築”に携わる】島根県行政職員 山本大輔インタビュー「建築の“裏方”を楽しむ働き方」(聞き手:後藤連平)
  7. 奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「桃山長岡越中東町の住宅」。住宅地に計画。プライベートを保ちつつ開放性ある建築を目指し、敷地境界に使われるブロック塀を内壁に用いて“領域”の感覚を操作する設計を志向。内部であるが外部的な“様相”を持つ空間を作る
  8. ヘルツォーグ&ド・ムーロンによる、アメリカ・フィラデルフィアの美術館「カルダー・ガーデンズ」。20世紀を代表する彫刻家の為の施設。作品を鑑賞だけでなく“内省”の場も目指し、建築と庭園が一体となった空間を構想。“古典的”展示を越えた様々な種類の空間で作品への理解も促す
  9. 山家明 / マウンテンハウスアーキテクツによる、東京・西多摩郡の、サテライトオフィス兼宿泊施設「Village Hinohara」。都心から行き来し易く自然豊かな場に計画。環境を享受し地域と関る建築を目指し、地形に沿って重ねた“3つの直方体”の中に仕事や交流の為の様々な空間を配置。都市部と山間地の“新たな循環”を志す
  10. 藤本壮介建築設計事務所による、福岡の、太宰府天満宮の「仮殿」。“御本殿”の大改修に伴い“御神霊”を仮安置する為に計画。相応しい“佇い”の創造を目指し、古くからの伝説に着想を得て周辺の自然が飛翔した様な建築を考案。屋根の植物が季節により移ろいを見せる
  11. パナソニックの“黒”をメインカラーとする電気設備シリーズ「BLACK DESIGN SERIES」の特設サイトが公開。“商品を無料で提供する”モニターキャンペーンも開催中
  12. SANAAの設計で完成した、オーストラリアの美術館増築「シドニー・モダン・プロジェクト」の写真
  13. 伊瀬和裕 / テトラワークスによる、広島・福山市の「向陽の家」。開発され約50年経つ住宅地に計画。閉鎖的な周囲に対して“開放的”な建築を目指し、擁壁を解体して開かれた庭を作り“街と共有する”構成を考案。奥に私的な庭も設け両方と繋がるリビングを作る
  14. 山根俊輔 / 山根製作所による、福岡市の「スティーブンホール棟511リノベーション」。世界的に著名な建築家の集合住宅での計画。既存の一般建材が使用された状況に対し、共用部に見られる“ホールらしさ”を住戸内へ引継ぐ設計を志向。時間を超え存在する建築に“使命感”を持ち向き合う
  15. 木村松本建築設計事務所による、図面集『住宅設計原寸図集』を先行プレビュー。力強い架構を持つ木造建築で評価される建築家の代表作を、豊富な図面・スタディ模型・撮り下ろし写真等で紹介
  16. 中山英之建築設計事務所による「『川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり』展 会場構成」。東京オペラシティ アートギャラリーでの展示。其々の作品群に“固有な手触り”を空間化する為、展示室の中に“6つの全く異なる場所”と“巡る経路”を設計。作家の眼差しと会場での時間が重なる経験を志向
  17. トーマス・へザウィックが、2022年にTEDで行った講演「退屈な建築の隆盛ーそしていかにも人間的な事例について」の動画(日本語字幕付)
  18. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  19. 今西伴仁 / Atelier tomatoによる、高知・四万十市の、商店街の旧銀行跡地に建つ複合施設「shimanto + terrace はれのば」。地元民間有志が街の為に事業主となり建設
  20. 小笹泉+奥村直子 / IN STUDIOによる、東京・小金井市の住宅「スケールの家」。都市計画と税制で“標準化”した住宅地に計画。施主の経験を起点に“均質なスケール”の逸脱を求め、都市的サイズで“尺度を抽象化”した居住空間を考案。“都市に浮遊”し自由をもたらす建築を作る

トーマス・へザウィックが、2022年にTEDで行った講演「『退屈な建築』が台頭するいま、人間性あふれる建築を擁護する」の動画(日本語字幕付)

トーマス・へザウィックが、2022年にTEDで行った講演「『退屈な建築』が台頭するいま、人間性あふれる建築を擁護する」の動画です。日本語字幕付です。

かつての建物の凹凸はどこに消えたのか?街の建物は一体いつからこうも、、凡庸になってしまったのか?都市にはなぜ想像を掻き立てる建物が必要かについて話す デザイナーのトーマス・ヘザーウィックが、都市の単調さという沈滞状態を抜け出す道筋と、人々が何世紀にも渡って大切にするであろう、感情のこもった建物で満たされた都市の構想を提案します。

【ap job更新】 東京と上海に拠点とし、リノベブランド“一畳十間”も運営する「株式会社 小大建築設計事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 東京と上海に拠点とし、リノベブランド“一畳十間”も運営する「株式会社 小大建築設計事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 東京と上海に拠点とし、リノベブランド“一畳十間”も運営する「株式会社 小大建築設計事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中星野リゾート 界 玉造 写真:星野リゾート

東京と上海に拠点とし、リノベブランド“一畳十間”も運営する「株式会社 小大建築設計事務所」の、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

海外2拠点小大建築設計事務所と、自社企画運営の一畳十間が設計士計5名募集
12月9日(金)に就職説明会兼懇親会を「gallery 一畳十間」にて開催

【わたしたちについて】
建築家・小嶋伸也、小嶋綾香が率いる東京・上海を拠点とする設計事務所です。
現代の情報化社会で表層的になってしまった人間関係、薄れた地域性を再生すべく、小さなローカルなものからでも、 集う場所を 作り持続的で大きく確かな経済性を生み出すような 設計を心がけています。

また大量生産の末、均一化されてしまった素材や画一的な街並みを疑問視し、地域の風土や文化的背景を継承できる素材やディテールを取り入れることで、職人技術や地域の美しさを継承していくことを目指しています。

【海外と2拠点での強みを活かしグローバルな視野を持つ小大建築設計事務所(こおけんちくせっけいじむしょ)】
現在25名程のメンバーで、主に4種の用途(ホテル設計、スポーツ施設設計、住宅設計、その他商業施設設計)の設計監理を行っております。

どのプロジェクトも基本計画で革新的なコンセプトを提案し、竣工まで社外のメンバーも含めてチームで全力でプロジェクトを遂行していきます。また引渡して終わる仕事ではなく、その後の空間の使い方、運営の仕方、何十年も使われる空間に対して関わり続ける努力をしております。

公共の案件は昨年、2つのサッカー施設がオープンし、実際に市民の方々に喜ばれながら使われている光景を見ることができました。
また、先月弊社にて設計監理を行った、星野リゾート「界 玉造」がオープンし、地域の素材や職人技術を取り入れている客室は地域創生の一環となっております。

【自社企画運営する「一畳十間」】
「日本の心地良い美がある暮らし」をテーマにしたリノベーションブランド「一畳十間」の運営を行っております。
現代の日本の住宅の仕組みに異を唱え、豊かな暮らしを再定義し、日本で21世紀を代表するリノベーションブランドを目指しております。

【就職説明会】
一畳十間ギャラリーで就職説明会を行います。
弊社の設計スタッフ5年目、4年目、3年目の3名のスタッフが、入社からこれまでの日々をスライドを使って赤裸々にお話しを致します。 

来年度新卒入社希望、中途入社希望の方には、入社後のイメージをより具体的に掴んで頂ける機会になると思いますので、ご興味のある学生の方、中途入社をお考えの社会人の方、ぜひこの機会にお越しください。

島田陽の、2021年11月に収録されたインタビューの動画

島田陽の2021年11月に収録されたインタビューの動画です。2021年11月に収録されたもの。島田が教鞭をとる、京都市立芸術大学の学生が制作したものです。

京都市立芸術大学 総合芸術学専攻による企画。環境デザイン専攻の島田陽先生へ学生がインタビューを行い,撮影・編集しました。(取材日:2021/11/18)

伊瀬和裕 / テトラワークスによる、広島・福山市の「向陽の家」。開発され約50年経つ住宅地に計画。閉鎖的な周囲に対して“開放的”な建築を目指し、擁壁を解体して開かれた庭を作り“街と共有する”構成を考案。奥に私的な庭も設け両方と繋がるリビングを作る
伊瀬和裕 / テトラワークスによる、広島・福山市の「向陽の家」。開発され約50年経つ住宅地に計画。閉鎖的な周囲に対して“開放的”な建築を目指し、擁壁を解体して開かれた庭を作り“街と共有する”構成を考案。奥に私的な庭も設け両方と繋がるリビングを作る photo©貝出翔太郎
伊瀬和裕 / テトラワークスによる、広島・福山市の「向陽の家」。開発され約50年経つ住宅地に計画。閉鎖的な周囲に対して“開放的”な建築を目指し、擁壁を解体して開かれた庭を作り“街と共有する”構成を考案。奥に私的な庭も設け両方と繋がるリビングを作る photo©貝出翔太郎
伊瀬和裕 / テトラワークスによる、広島・福山市の「向陽の家」。開発され約50年経つ住宅地に計画。閉鎖的な周囲に対して“開放的”な建築を目指し、擁壁を解体して開かれた庭を作り“街と共有する”構成を考案。奥に私的な庭も設け両方と繋がるリビングを作る photo©貝出翔太郎

伊瀬和裕 / テトラワークスが設計した、広島・福山市の「向陽の家」です。
開発され約50年経つ住宅地に計画されました。建築家は、閉鎖的な周囲に対して“開放的”な建築を目指し、擁壁を解体して開かれた庭を作り“街と共有する”構成を考案しました。また、奥に私的な庭も設け両方と繋がるリビングが作られました。

福山市中心部から少し離れた場所にある小高い丘の上の団地。

建築家によるテキストより

設計に入るため初めて敷地を訪れた時、そこに暮らす人々を迎え入れて約50年が経過したこの団地がつくる風景からは、当時の住宅事情をうかがい知ることができた。道路に面した側はどの家も駐車場間口が約1台分のみで、それ以外の多くの部分は石積みの擁壁に囲われやや閉鎖的な景観をつくっていた。

建築家によるテキストより

元々敷地北面にあった石積みの擁壁を2/3程取壊し、開放的な斜面となった部分にこの敷地にあった庭石や植木を再利用した庭をつくった。まちに対して大きく開き緑を加えることで、開放的な庭をつくり出しまちと庭を共有している。

建築家によるテキストより
ツバメアーキテクツによる、岡山市の「庭瀬の公民館的町家」。美術作家と研究者の為の住宅。周辺に残る“町家”の継承の手掛りとなり、地域に多数ある“私設公民館”の機能を持つ建築を志向。作家の制作過程等も参照して“自分達の力で考え生きていく為の器”を作る
ツバメアーキテクツによる、岡山市の「庭瀬の公民館的町家」。美術作家と研究者の為の住宅。周辺に残る“町家”の継承の手掛りとなり、地域に多数ある“私設公民館”の機能を持つ建築を志向。作家の制作過程等も参照して“自分達の力で考え生きていく為の器”を作る photo©中村絵
ツバメアーキテクツによる、岡山市の「庭瀬の公民館的町家」。美術作家と研究者の為の住宅。周辺に残る“町家”の継承の手掛りとなり、地域に多数ある“私設公民館”の機能を持つ建築を志向。作家の制作過程等も参照して“自分達の力で考え生きていく為の器”を作る photo©中村絵
ツバメアーキテクツによる、岡山市の「庭瀬の公民館的町家」。美術作家と研究者の為の住宅。周辺に残る“町家”の継承の手掛りとなり、地域に多数ある“私設公民館”の機能を持つ建築を志向。作家の制作過程等も参照して“自分達の力で考え生きていく為の器”を作る photo©中村絵
ツバメアーキテクツによる、岡山市の「庭瀬の公民館的町家」。美術作家と研究者の為の住宅。周辺に残る“町家”の継承の手掛りとなり、地域に多数ある“私設公民館”の機能を持つ建築を志向。作家の制作過程等も参照して“自分達の力で考え生きていく為の器”を作る photo©中村絵

ツバメアーキテクツが設計した、岡山市の「庭瀬の公民館的町家」です。
美術作家と研究者の為の住宅です。建築家は、周辺に残る“町家”の継承の手掛りとなり、地域に多数ある“私設公民館”の機能を持つ建築を志向しました。そして、作家の制作過程等も参照して“自分達の力で考え生きていく為の器”を作る事が意図されました。

この家にふたつのテーマを重ねようとしている。

建築家によるテキストより

ひとつは町家。辺りには古い町家が残るが伝統的建造物群保存地区には指定されておらず、ゆっくりと町家が消失している。そこで「リノベーションされて生きながらえた町家」というものを想像し建てることで、地域の町家群がこれから辿る未来に新しい世界線を切り開くことから考えた。

建築家によるテキストより

もうひとつは公民館。このエリアは、公共の公民館や、住宅を改造した学童などの私設公民館的な建築がたくさんある。建主夫婦の妻の弘子氏はESD(持続可能な開発のための教育)研究者。市民活動が溢れるこの地が引っ越し先として選ばれた。その要望は「コンヴィヴィアルな家」。部屋と機能は一対一対応させず、常に自分達の力で考えて生きていくための器としてほしいという。複数の異なる使い方を同時に実現しつつも部屋としては固定しない、というあり方を実現すべく、町家型の断面シルエットの中にさまざまな質を連続的に配置していった。

建築家によるテキストより
黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、東京・渋谷区の住宅「ESPRIT」。植物を扱う仕事の施主の為に計画。“私”を大切にし“公”にも開く空間を目指し、植栽で視線から守られた屋外と内部が連続する構成を考案。“ワークフロムホーム”時代の要望にも応える
黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、東京・渋谷区の住宅「ESPRIT」。植物を扱う仕事の施主の為に計画。“私”を大切にし“公”にも開く空間を目指し、植栽で視線から守られた屋外と内部が連続する構成を考案。“ワークフロムホーム”時代の要望にも応える photo©西川公朗
黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、東京・渋谷区の住宅「ESPRIT」。植物を扱う仕事の施主の為に計画。“私”を大切にし“公”にも開く空間を目指し、植栽で視線から守られた屋外と内部が連続する構成を考案。“ワークフロムホーム”時代の要望にも応える photo©西川公朗
黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、東京・渋谷区の住宅「ESPRIT」。植物を扱う仕事の施主の為に計画。“私”を大切にし“公”にも開く空間を目指し、植栽で視線から守られた屋外と内部が連続する構成を考案。“ワークフロムホーム”時代の要望にも応える photo©西川公朗

黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesが設計した、東京・渋谷区の住宅「ESPRIT」です。
植物を扱う仕事の施主の為に計画されました。建築家は、“私”を大切にし“公”にも開く空間を目指し、植栽で視線から守られた屋外と内部が連続する構成を考案しました。そして、“ワークフロムホーム”時代の要望にも応える事も意図されました。

都心部の住宅地に建つコンクリートとガラスのマッシブな外観が特徴的な「ESPRIT」。
花や緑を介してライフスタイルをデザインする会社を経営するクライアントは、そのコンセプトを取り込みながら、プライベートのみならずパブリックにも開いた、新しい概念の住宅をつくることを目指して計画がスタートした。

建築家によるテキストより

2台分のピロティーガレージ横にあるエントランスの先にはトレーニングジムを設置。2階にはバスルーム、子供室、主寝室などの個室の他に、階段周りのオープンスペースを利用したライブラリー型書斎を設け、家族のコミュニケーション空間として利用している。

3階のファミリールームは一室空間とし、前面道路側には奥行きのあるインナーバルコニーを配置。ハーフミラーガラスでプライバシーを考慮しながら中間領域をつくり出し、屋外家具や緑(オリーブの木)を配置することで、心地よい居場所を生み出している。

建築家によるテキストより

オープンスタイルのシェフズキッチン以外は、桁側の両壁面に収納、キッチン、エレベータ、トイレ、階段室などあらゆる機能を全て集約させることで、ミニマムな筒状空間を実現。光と風が南北に通り抜ける仕組みとしている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 住宅から公共建築までを手掛け、コンペにも積極的に取り組む「荻原雅史建築設計事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 住宅から公共建築までを手掛け、コンペにも積極的に取り組む「荻原雅史建築設計事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 住宅から公共建築までを手掛け、コンペにも積極的に取り組む「荻原雅史建築設計事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中板橋小茂根の家 撮影 中村 絵

住宅から公共建築までを手掛け、コンペにも積極的に取り組む「荻原雅史建築設計事務所」の、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

荻原雅史建築設計事務所では、新プロジェクトのスタートに合わせて設計スタッフ(若干名)の募集をしています。

事務所では、住宅から公共建築まで用途を限定せず幅広い設計活動をおこなっています。これまでに、個人住宅新築・改修、集合住宅、保育園、オフィス、店舗、美術館、地域拠点施設の設計などを事務所でおこなってきました。現在、住宅や福祉施設、公共建築のプロジェクトなどが進んでいます。

ここ数年、事務所では個人住宅だけでなく、中・大規模のプロジェクト、公共事業にも携わるようになってきました。
住宅の設計、もう少し大きな物件や公共の仕事、両方の経験を積んでみたいという方に最適な事務所です。コンペやプロポーザルにも積極的な参加していますのでデザインが好きな方やアイデア出しが得意な方は適任です。将来的な独立を志向し、幅広く仕事を通して実務経験を得たいと思う方にぜひ来てもらえたらと思います。来春卒業予定の方も歓迎です。

事務所では、設計・監理業務の一環として、図面作成、模型や3DCGによる検討、見積、現場監理、施主打ち合わせ・プレゼンテーション、プロポーザル参加などをおこなっています。担当頂くプロジェクトは基本設計から竣工まで一連の流れを通して関わっていただき、設計事務所の業務全般について経験値を上げていただきたいと思っています。

設計の進め方、考え方として、どんな建築でも「たのしい建築」をつくることを志向しています。コミュニケーションを重視しながら、設計を進めます。手描きのスケッチや模型、3DCGによる検討など方法にこだわることなくその時の状況に応じた最適な手段によって設計を進めています。トップダウンによる決定方法ではなく、所内で対話を重ねながらよりよいものを作っていきたいと思っています。

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