内藤廣による、磯崎新への追悼文「時代を創った建築家 」が、東京新聞のウェブサイトに掲載されています。
architecture archive
ヘルツォーグ&ド・ムーロンのウェブサイトがリニューアルされています。以前のサイトと比較してヴィジュアルベースのデザインになっていて、全578作品(2023/1/19時点)が一覧できるページもあります。




PARTYと日建設計とSOLSOが設計した、東京・丸の内の「ユーザベース新本社」です。
経済メディア運営企業の社屋です。建築家は、コロナ禍以降の事務所の“存在意義”を追求し、様々なイベントの発生を意図した“体験のデザイン”を志向しました。また、“共創が起こる” “熱を生む” “象徴となる”を価値基準に据えて計画されました。施主企業の公式サイトはこちら。
リモートワークが本格化し、オフィスの存在意義を改めてユーザベースとともに考え直し、大小様々なイベントが生まれる「体験のデザイン」をしました。
このオフィスは大きく分けて、3つのコアバリューをもとに設計しています。それは「共創が起こる場所」「熱を生む場所」「象徴となる場所」です。
また、3つのコアバリューに加え、働き方の未来と経済合理性を考えた「可動産」も取り入れながら、ポストコロナ時代におけるオフィスの体験をデザインしました。
社会の急速な変化に対して柔軟に対応できるオフィス戦略を追求し続けることで、このオフィスから、そして大丸有(大手町・丸の内・有楽町)エリアから新しいオフィスのあり方を発信していきます。



中村竜治による、多摩美術大学での「展示室を展示」です。
“展示室自体を展示”する構想の展覧会です。建築家は、“能動的かつ具体的な観察”の促進を意図し、“ロープ”を用いて“観察を促すきっかけ”を設計しました。また、“形・風景・大きさ”を主題として3つの異なる状況を提示しました。
展示の企画は、多摩美術大学美術学部芸術学科の家村ゼミが行いました。※会期はすでに終了しています
多摩美術大学の展覧会設計ゼミが企画する展覧会「家村ゼミ展」で行った展示。
テーマは「展示室を展示」です。
展示室自体を展示しようとするとき、何も無い空っぽの空間を観せるという方法もありますが、来場者はあまりにも受動的かつ漠然と観ることになるので、もう少しだけ能動的かつ具体的な観察を促せないかと考えました。
展示室内には、いわゆる作品のようなものは無く、わずかなロープだけがあり、それが展示室の観察を促すきっかけをつくります。
一方、展示室内には多種多様な要素があるので、今回主に3つの要素(形、風景、大きさ)に的を絞り、それぞれについての観察を促すロープの設置方法を模索しました。
会期中展示替を行うことで、それら3つの観察方法を実験しています。


藤原徹平が主宰する「フジワラテッペイアーキテクツラボ」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
新規スタッフを募集します。
フジワラテッペイアーキテクツラボは2012年に法人化し、今年で12年目です。
少しずつ体制を充実させている最中です。私たちは、建築家である前に人間的であることを大切に、互いを尊重し、丁寧にコミュニケーションを取りながら、良い建築とは何か?を探求しています。
フジワラボのスタッフは、設計をするだけでなく、リサーチを沢山します。
近現代建築に限らず、古建築や古民家、新しい産業や地域の新しい暮らしの在り方などについて、広範なリサーチをベースに設計していきます。また、ランドスケープデザインや構造・設備のエンジニアリング、工法や素材の他、プロジェクトマネージメントや開発支援まで総合的に考え、プロフェッショナルな提案をつくっていくアプローチをとります。



中村堅志 / 中村建築が設計した、鳥取市の「あたらしい家」です。
“中山間部”集落の住宅の建替計画です。建築家は、増築が重なる状況を整理し“光と風”を取り込む為、“中庭”や“隙間”の生成を意図した平面構成を志向しました。また、景観にも配慮して“明るく落ち着いた住空間”を作り出す事も意図されました。
敷地は鳥取市の中山間部の集落内にある。
広い敷地の中で母屋と改修したハナレのほか車庫や蔵など増築を繰り返して一体化し密集した建物群に2世帯7人で住んでいた。両親はハナレへ移り、母屋を取り壊し子世帯家族5人のための住宅を計画することになった。
通りに面した母屋を解体し明るくなった敷地の中心に、通りからひと繋がりであるが少し奥まった「中庭」を据え、ここを2世帯がつながるためのスペースとした。親世帯も新しいLDKで食事や家族団欒の多くを共に過ごすため、親世帯の住居となるハナレの玄関と渡り廊下を、さらには接客空間などパブリックな用途として使用する和室を中庭に面して配した。
今回の計画では周囲の景観を逸脱しないようなボリューム検討と無駄を省いた最小限の空間提案を重ね、通りに面しては開口部のない板壁と軒下空間によりプライバシーを確保し、建物配置を通りから90度ふり南面させることで、集落の中に明るく落ち着いた住空間を作り出そうとしている。




小野良輔建築設計事務所が設計した、鹿児島・大島郡の住宅「奄美大島の家型」です。
“新しい住宅”と“民家”が並ぶ集落に計画されました。建築家は、現代の工業的建築に伝統的建築の“因子”を継承した新形式を求め、平面や屋根に新旧の“ハイブリッド”を志向しました。また、“懐古主義”に陥らない未来に繋がる建築を作る事も意図されました。
奄美大島の集落内、ややゆったりとした道路に面する緑豊かな敷地に建つ戸建住宅である。
集落の風景を眺めた時、新しい住宅と古い民家の間には、どちらも同じ人が住むための器でありながらビルディングタイプとして明確なタイポロジーの差異が存在する。
nLDKに代表される類の無駄を省いた合理的な間取り・矩形の平面・切り妻もしくは片流れの屋根・窯業サイディングによる外観等のワードに代表される新しい住宅に対し、長い廊下によって繋がれた分散的な平面計画・軒の低い入母屋屋根・色素が抜けて灰色になった木質外壁等のワードに代表される古い民家、というのが大雑把な括りであるが、この情報の羅列を見てもこれらを「人が住むための器である」というだけで同じ括りにすることに強い違和感がある。
所謂「新しい住宅」はコストを抑えやすい・プレカット可能という経済的なメリットにより成立している反面、かつて島で作られてきた「古い民家」にある配置の豊かさを失わせている側面も無視できない。
こういった一長一短で二極化してしまった現状の住宅の作られ方に対し、懐古主義的に過去の伝統形式をなぞるのではなく、現代の工業的な建築形式に過去の伝統的な住居が持つ因子を継承することにより新たな形式が生み出せないかと考えた。ここでは、過去と現代の平面・屋根形式のハイブリッドを試みている。


建築設計に加え、不動産事業や施設の運営等も手掛ける「株式会社 エンジョイワークス」の、建築設計部でのスタッフ(経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
まちのみんなとまちづくりするための「地域共創」設計事務所!
「みんなで一緒にまちづくり」。人と地域と一緒にまちをつくっていくために、様々なまちづくりへの参加の仕掛けを提供する建築設計事務所。
住まいづくりのための設計事業はもちろん、不動産仲介やコミュニティ型分譲事業、宿泊事業や飲食事業などの運営、まちのみんなが投資して事業を行うためのまちづくりファンドの設計・募集・運営まで自社で行っていますので、設計に関する知識や経験だけではなく、まちづくりに必要な幅広いノウハウと、顧客を含めた多くの「仲間」を得ることができます。「施主」という一方通行な関係性から、一緒にまちづくりする「仲間」として巻き込んでいくことで、新しい取り組みと価値を、設計を通じて創っていきましょう!
エンジョイワークス建築設計部では、鎌倉・葉山・湘南エリアでの住まいづくりが主な仕事になりますが、全国各地域の古民家再生事業の設計など幅広い分野の設計業務に携わることができます。



トラフ建築設計事務所が設計した、栃木の「ONIBUS COFFEE 那須店」です。
“環境に配慮する”店舗が集まる施設内に計画されました。建築家は、都外初の出店として“新たなプレゼン”の場を目指し、“珈琲の豆かす”を混ぜた左官床等を考案しました。また、お客と店員が円滑に交流でき気持ちよく働ける場を作る事も意図されました。
店舗が入る施設「GOOD NEWS NEIGHBORS」の設計は、刈谷建築設計事務所が手掛けています。店舗の場所はこちら。
スペシャルティコーヒーを提供するコーヒーショップONIBUS COFFEEが都外に初めて出店する店舗、那須店の内装計画。
日常的に環境に配慮した事業にも取り組む店舗が集まった、森に隣接する商業施設「GOOD NEWS NEIGHBORS」の中にあり、焙煎所を併設する。
店舗の半分を客席とし、残りの半分に焙煎室を中心とした豆保管庫、バックヤード、キッチンを設けた。キッチン上部から張り出す客席以外の部分の天井は低い位置で二重天井とし、曲線を描く庇が客席との境界を和らげている。
コーヒーを提供するカウンターを外部に面してつくることで、窓の外にいる客とスタッフがコミュニケーションをとりやすく、気持ちよく働くことが出来る環境となるよう心がけた。



川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツが設計した、兵庫・神戸市の「京地H邸」です。
郊外住宅地に計画されました。建築家は、自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整しました。また、デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図されています。
自然豊かな郊外の住宅地に家を設計するにあたり、自然環境と生活環境が連続的につながったような家をつくれないかと考えました。そこで一つの大きな家を建て周辺環境と分け隔てるのではなく、小さなボリュームの結合体として家を設えることで、自然環境との多様な関係性を構築することを考えました。
家を部屋に求められる機能性や外部空間との関係性等から分類していくと、4つの性格の異なるボリュームが生まれてきました。
①寝室・水廻り棟(プライバシー性の高いコンパクトなボリューム)
②玄関棟(水平の屋根を掛けただけの外部と連続したボリューム)
③リビング・キッチン棟(大きな天井高のある、ゆったりとしたボリューム)
④ダイニング棟(天井高が低く、3方をガラス面とした自然との距離感がとても近いボリューム)
そしてこれら特徴的な4つのボリュームを北側に広がる公園の緑地帯や隣家配置、斜面との関係性等の物理的特性や、高さ制限、延焼ライン等の法規的な特性等を細かく読み解きながら配置を調整していきました。


大阪・関西万博の若手プロポでも選定された「ナノメートルアーキテクチャー」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
設計スタッフを若干名募集します。今回は実務経験者を優先しますが新卒・既卒も募集します。
2016年に東京で独立し、現在は愛知県名古屋市の繁華街である栄を拠点に活動しています。
新築から改修、住宅や店舗などから2000㎡ほどの福祉施設、駅前再開発の商業施設なども進行中です。また昨年は大阪・万博の若手プロポーザルで選定され、サテライトスタジオも設計を進めており2025年の開催に向けて取り組んでいます。毎年1つはプロポーザルは取るという意気込みで独立以降チャレンジしており、継続的に公共建築にも関わっています。
東海エリアを中心に関西や関東でもプロジェクトは進行しており、多岐にわたる経験を積むことが可能です。
他社と組むことも積極的に行うことが多いのも弊社の特徴です。将来独立されたい方はもちろん、長く勤めてチーフとして活躍していただける方も大歓迎です。




慶應SBCチームが設計した、神奈川・藤沢市の「慶應SFC SBCプロジェクト 滞在棟3」です。
大学敷地内の滞在型教育施設です。建築家は、“使い方を限定しない学びの場”を求め、空間に“微小な方向性や性格の変化”を生み出す“湾曲するグリッド”を考案しました。そして、自立する建築システムで利用者の“拠り所”を作る事が意図されました。
慶應SBCチームは、西願公登 / アーキスコープ、篠原勲+今村水紀 / miCo.、長岡勉 / POINT、スティーブン・シェンク+服部大祐 / Schenk Hattori、黒川彰+土佐谷勇太 / Sho Kurokawa architectsによって構成されています。施設の公式サイトはこちら。
可変性と経済性を備えた一室空間について考える時、木造であれば均等グリッドをつくるところから設計が始まるのが通例である。
そうしてでき上がる空間の中に、場所ごとの性格の違いを生み出そうと試みる際、間仕切りや家具といった副次的な要素にそれを委ねるのではなく、グリッドのシステム自体に微小な方向性や性格の変化を持たせることができないだろうか。
“使い方を限定しない学びの場“という構想の下、敷地形状から導かれた緩やかに湾曲するグリッドを設定し、その交点に柱を置いてゆく。
僅かに湾曲する2m間隔のグリッドは、少しずつ異なる歪みを持つ単位空間つくり出す。そのわずかに異なる性質を持った場の連続に加え、周囲の地形と連続するように床レベルを操作し、上階に外部広場と繋がるワークスペース、下階にベッドブースや水回りといった機能を納める。
湾曲グリッドには幾何学上の調整を加え、構造材の接合部を数種類のパターンに統一することで、部材の均一性と施工の単純化を計る。さらに、柱の四面には溝と穴を設け、フレキシビリティとアダプタビリティを備えたグリッドシステムに、利用者が自ら空間をカスタマイズしていくための手掛かりとなるようなディテールを与える。
コンテクストやプログラムといった与件に過度な依存をせず、自立する建築のシステムそのものが居場所を作る拠り所となり、建物内外の経験の繋がりを予見させる、そんな空間構成を目指した。



伊庭野大輔と藤井亮介が設計した、和歌山・伊都郡の「高野山 café 雫」です。
世界遺産の地に新設された拠点内の店舗です。建築家は、場所の風景と水を想起させる場を求め、地域産の木柱を“林立”させ全艶塗装のテーブルの“反射”が視覚的増幅を生む空間を考案しました。そして、木立の中でくつろぐ様な体験を作り出す事も意図されました。施設の公式サイトはこちら。
標高900mの山々に囲まれた山上盆地である高野山に新設された新拠点「高野山デジタルミュージアム」内のショップとカフェの内装計画。
計画地は高野山の中心である金剛峯寺のすぐ近くに位置している。既存施設は横長の切妻屋根の建物で、その手前半分側にショップとカフェが計画された。計画範囲はほぼ3方がガラス面となっており、内外の視認性も高いため、内部からは外の景色を見通しやすく、外部からはカフェとしての特徴が伝わるような内装が求められた。
高野山は言わずと知れた世界遺産であり、特に弘法大師御廟へと続く奥之院と呼ばれる樹齢約700年の杉木立がそびえたつランドスケープは圧巻である。また、それを作り出したのは紀伊山地の山々に降り注ぐ豊かな降水であり、豊かな森を育む水は古来より人々に信仰を集めてきた。そこで本計画では、これらのランドスケープと水を想起させるべく、高野山由来の高野霊木を多用しながら、その風景を再構成することを試みた。

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/1/9-1/15)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。
- 石川素樹建築設計事務所による、東京・小金井市の「中町の家」。人や車の往来はあるが自然が近い敷地。開くか閉じるかの“二項対立ではない”在り方を求め、光や影の変化と平面構成での“奥行きのある佇まい”を志向。“可動式ルーバー折戸”は外部と中庭の繋がりを調整
- トラフ建築設計事務所による、東京の「公園を臨む家」。公園に隣接する敷地。高さで変化する周囲の環境を読み解き、レベルの設定で木々を借景として取り込んだ落ち着きのある室内空間を構築。窓の配置と様々な仕上で多様な雰囲気を作り出す
- 蘆田暢人建築設計事務所による、東京・渋谷区の住宅「神宮前の踊居」。賑やかな商業エリアの敷地。“開放的で伸びやかな”在り方を求め、外部に突き出て弧を描くガラス張りの階段空間を考案。“都市を拒絶する”時代に“都市の中で踊るような”住宅を作る
- OKDOによる、東京・杉並区の「線路のとなりの小さな家」。線路沿いの高台に計画。人が集まる“公”の空間を持つ住宅を目指し、“公”と“私”の出入口を別けて開放的な“サロン”をメインに空間を構成。“よそ行き”の場が新しい生活や繋がりを生み出す
- MVRDVによる、中国の武漢図書館。伝統的な機能と最新の機能を併せ持つ施設。要望への応答と都市経済の工場を目指し、都市の“地形”を参照して“渓谷”の様な内部空間を考案。巨大な窓で内部の活動を視覚的に表現し好奇心も刺激
- OMA / 重松象平による、東京都現代美術館でのディオール展の会場構成。70年以上のブランドの歴史や日本との関りを紹介する展覧会。22のテーマに沿った多様で没入感ある空間を求めて、日本の伝統建築要素等を参照し現代化した空間装置を用いた構成を考案
- 2022年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10(第9回 ap賞 発表)
- 長坂常 / スキーマ建築計画による、ドイツ・ベルリンの店舗「Cowboy Bikes Berlin Store」。“eバイク”を販売するショップ。世界展開も見据えて、店前の“舗装素材”を内装床に用いる規則を考案。“碁盤目状”の電気配線で照明や自転車スタンド等を移動可能として空間に可変性も付与
- Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、東京の住宅「Todoroki House in Valley」
- 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
- 東海林健建築設計事務所による、新潟の「燕の歯科医院 PLUS」。カフェ併設の医院。エリア全体をまとめ“公共性”を感じられる場の形成を目指し、ガラスや折版屋根等の“シンプルな材料”を用いて“寛容”な空間を志向。“展開性と汎用性”のある建築の作り方も意図
- 山路哲生建築設計事務所による、香川・綾歌郡の「宇多津クリニック」。“広告的”で“非空間的”なロードサイドに計画。この場に“在り得る建築”を求め、看板に頼らない存在感を持つ“白く幾何学的で記号的な家型”を考案。形態の実現に求められた“ブレース”が豊かさも生み出す
- 2022年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100
- 大山純矢+大山真司 / studio kiviによる、愛知の住宅改修「とよたの家」。3世帯の家が集まる場の一軒を改修。環境配慮と現在の暮らしへの対応を目指し、生活導線や開口部に手を入れる“調節”と“変更”を意識した設計を志向。未来の生活に応える改築も予定して計画を立てる
- 三輪直樹 / FUDOによる、神奈川・鎌倉市の、設計者の自邸「Yamanone no ie」。地域特有の谷地形“谷戸”の台形旗竿地に計画、地形から削り出た様な在り方と山の連なりに寄り添う構成を志向し各要素を設計、内外が織り交ざる多様な居場所を持つ空間を作り出す
- 中西昭太建築事務所による、石川の住宅「金沢の家」。雨が多い北陸で“帰りたくなる家”との要望に、北陸伝統建築を参照しつつ室内から光風音に触れ生活できる建築を目指し設計、図式でなく小さな思考を重ねた形態が季節毎の魅力を生む
- OMA / ジェイソン・ロングによる、アメリカ・ニューヨークの高層集合住宅「イーグル+ウェスト」。湾岸エリアに計画。地域の特性を活かした建築を目指し、上層ほど幅が広がり“眺望”を最大限に生かす形状を考案。低層部には近隣住民もアクセス可能な公共空間も備える
- スノヘッタとWERKによる、デンマークの海洋センター「The Lantern」。海洋活動と観光客の為の施設。全ての人に開かれた存在を目指して、様々な活動を集約した“円形劇場”の様なパブリックテラスを考案。訪問者を招き入れると共に水害等についても考慮
- 長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・新宿区の、店舗「Gallery5」。ミュージアムショップの改修。“5つ目の展示室”というコンセプトの強化を求め、可動スチールラックを用いて空間の“大小を自由に変えられる”構成を考案。展示やイベント等に対応可能な場を作る
- 彦根アンドレア / 彦根建築設計事務所による、神奈川の住宅「365°」。海と山を望む高台の敷地。周囲の景色を取り込みつつ強風に対策する為、中庭を囲む様に諸室を配置した“円形”の平面構成を考案。詳細な設備計画や自然エネルギーの活用等で“自立した生活”環境も構築


若手が活躍する土壌があり、新しい仕事にもチャレンジする「株式会社 白砂孝洋建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
いくつかの新しいプロジェクトが動き出したので一緒に働いてくれる仲間を募集します。
事務所は若手スタッフが数名活躍しているので新卒の方でもすぐに馴染める雰囲気です。みんなで一緒に新しい仕事にチャレンジしていきたいです。
※たまに犬も出社しますので癒やされます。住宅などの新築及びリノベーション/古民家改修/インテリアなどの場所づくりを行う設計事務所です。
「地元は日本でしょ」を合言葉に都内近郊だけでなく、北は秋田~西は愛媛と小さなプロジェクトから大きなプロジェクトまで活動の幅を広げており、プロジェクトの大小問わず、お客様に寄り添える空間づくりを大切にしています。より一層おもしろい仕事ができるよう今後に向けて共に働いてくださる仲間を募集します。


長坂常が主宰する「スキーマ建築計画」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)とマネジメントスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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【長坂常からのメッセージ】
コロナ禍がはじまって早3年になります。
その間、仕事内容が少し変わってきました。もちろん、海外でも国内でも観光系の案件が減ったのですが、同時に日本国内しかも地方から生き残りをかけた力強いプロジェクトにお声をかけていただくようになり、この2〜3年取り組んできました。
渡航制限がゆるむにつれ、海外案件がまた少しずつ動き始めているところ、その間にやってきた地方の案件が複数立ち上がります。これによって少しスキーマの見え方が変わるかもしれません。そして、出張が減ったこともあって組織の課題に向き合った3年でもありました。
そろそろ問題の本質が見えてきたこともあって、昔の仲間に参加してもらいながら、組織のあり方をゼロから創りなおすつもりで新たな挑戦が始まります。
通常、設計というのは請負業ですが、これからの時代に受け身だけで生き残るのは難しく、我々は発信型のプロジェクトを生み出せる、ものづくりのプラットフォームを作っていきたいと考えています。そんな大事な変化をともに考え実行できるような柔軟で独創的な発想をしたい、という元気な設計スタッフ・マネジメントスタッフを募集します。