富永哲史+小野里紗+名畑碧哉 / n o t architects studioが設計した、東京・大田区の住宅「風景を掬う小さなイエ」です。
周囲が建て込む都心の住宅街に計画されました。建築家は、街に散らばる些細な風景を取込み共に過ごす生活を志向して、“シルバーの谷”が建築を貫く構成を考案しました。そして、“谷”は開口の操作で外とも繋がり多彩な役割も担うのです。
スタジオ・アン・ホルトロップが設計した、バーレーンの郵便局の改修「Rehabilitation of the Manama Post Office」。
20世紀前半に建てられた建物の改修計画です。建築家は、歴史的建築の重要性に光を当てる事を目指し、後年追加されたファサードの要素を撤去しつつ増築しました。そして、歴史や当時の様子を伝える機能も備えるように設計したのです。本建築は、アガ・カーン建築賞(2020-2022サイクル)の最終候補作品です。
SO-ILとFREAKSによる、フランス・マイゼンタールの文化施設「Site Verrier de Meisenthal」です。
18世紀築のガラス工場を改修した博物館等を内包する施設です。建築家は、産業遺産との対話と施設の主体性の定義を目指して、ガラス製造を暗示するRCのうねる造形で建物を一体化しました。そして、中央空間は自由度の高い公共広場として機能しています。