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三輪直樹 / FUDOによる、神奈川・鎌倉市の、設計者の自邸「Yamanone no ie」。地域特有の谷地形“谷戸”の台形旗竿地に計画、地形から削り出た様な在り方と山の連なりに寄り添う構成を志向し各要素を設計、内外が織り交ざる多様な居場所を持つ空間を作り出す
三輪直樹 / FUDOによる、神奈川・鎌倉市の、設計者の自邸「Yamanone no ie」。地域特有の谷地形“谷戸”の台形旗竿地に計画、地形から削り出た様な在り方と山の連なりに寄り添う構成を志向し各要素を設計、内外が織り交ざる多様な居場所を持つ空間を作り出す photo©笹の倉舎 笹倉洋平
三輪直樹 / FUDOによる、神奈川・鎌倉市の、設計者の自邸「Yamanone no ie」。地域特有の谷地形“谷戸”の台形旗竿地に計画、地形から削り出た様な在り方と山の連なりに寄り添う構成を志向し各要素を設計、内外が織り交ざる多様な居場所を持つ空間を作り出す photo©笹の倉舎 笹倉洋平
三輪直樹 / FUDOによる、神奈川・鎌倉市の、設計者の自邸「Yamanone no ie」。地域特有の谷地形“谷戸”の台形旗竿地に計画、地形から削り出た様な在り方と山の連なりに寄り添う構成を志向し各要素を設計、内外が織り交ざる多様な居場所を持つ空間を作り出す photo©笹の倉舎 笹倉洋平

三輪直樹 / FUDOが設計した、神奈川・鎌倉市の設計者の自邸「Yamanone no ie」です。地域特有の谷地形“谷戸”の台形旗竿地に計画、地形から削り出た様な在り方と山の連なりに寄り添う構成を志向し各要素を設計、内外が織り交ざる多様な居場所を持つ空間を作り出しています。

鎌倉の谷戸に建つ本物件。山の根に位置し、周囲を山に囲まれた敷地である。
急坂を登るとそこには10件もない集落のような様相。行き止まりが該当敷地にあたるが、近付けどもなかなかその姿は見えてこない。

建築家によるテキストより

敷地形状は台形の旗竿地であり、間口が狭く奥に広がった形をしている。特異な敷地条件から具に周辺を観察しつつコンテクストを読み取り、その地形から削り出したような家を建築した。とりわけ敷地の持つポテンシャルを最大限に引き出すことに力を割いた。

建築家によるテキストより

ピロティ、中庭、バルコニーと塊から削り出されたヴォイドが、空気や光、水の通り道となり、家に彩りを与えてくれる。その彩りを活かすためには谷戸としての山の連なりに寄り添うように空間構成をすることが必要だと感じた。そこで、ひとつながりでありながら離散的空間となるよう、空間構成や窓の配置を丁寧に行った。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス [期間:2022/3/14-3/20]
最も注目を集めたトピックス [期間:2022/3/14-3/20]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2022/3/14-3/20)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 鴻野吉宏 / futuretank architectsによる、愛媛・今治市の「大島の住宅」。移住した施主の為に瀬戸内海を臨む敷地に計画、環境との一体化を意識し水平垂直の開口を設け空間と眺望の関係を設計、人の動きや活動の変化に応じ風景を切り取り多様な関係性を生み出す
  2. 2025年大阪・関西万博会場内の、休憩所とトイレ等20施設の設計コンペが開催。平田晃久・藤本壮介・吉村靖孝が審査員を務める
  3. 2022年のプリツカー賞を、フランシス・ケレが受賞。アフリカのブルキナファソ出身で、故郷での学校建築や議会も手掛ける建築家。その代表作と業績を紹介
  4. 河津恭平による、兵庫・丹波市の住宅改修「実家」。設計者が生れた家を改修し引き継ぐ計画で、断熱で広い居間空間への変更を行い南北通風と天井開口で環境調整が可能なよう考慮、柱に極力触れない事で既存間取りの面影を残し次なる改修にも繋げる
  5. 玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、静岡・焼津市の住宅「T-HOUSE」。交差点に面し周囲が建て込む敷地に平屋建てとの要望で、隣地の視線を考慮し建物を奥に配置した上で平面角を隅切りしプライバシーと広い庭を実現、屋根形状でも採光や気積を最適化すべく設計
  6. 真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京・目黒区の「自由が丘の集合住宅」。敷地のある街の特徴を微地形に見出し参照する事を構想、共用部の階段が上下重なる事無く展開し坂の街並のように住戸が連続、床のレベル差が採光や空間の広がりを生む事も意図
  7. A.C.E. / 波多野崇による、京都・城陽市の「御旅所の家」。神社の祭礼時に使われる“御旅所”の隣接地に計画、施主の求める“普遍性”に応える為に地域の風景・素材・スケールを再解釈して設計に反映、街の在り方を引継ぐ事で要望の具現化を目指す
  8. フランク・ゲーリーが自身の建築に対する批判に中指を立てて反論
  9. 湯谷紘介 / 湯谷建築設計による、三重・度会郡の「玉城の家2」。風雨が特徴で仏壇設置や葬祭時の集合への対応の要望に、雨仕舞を考慮する地域建築文化を引継ぐ大屋根の外観を計画、内部では開口・天井・円弧壁の操作により公私が段階的に変わる大空間をつくる
  10. カンミレと橋本圭央と白石圭による、東京・足立区の住宅改修「西新井のいえ」。設計者の両親の終の住処として計画、旧居での生活を観察する過程で庭の役割を認識し“時間地理学”を援用して計画に反映、お互いの領域が緩やかに繋がる“時間―空間としての庭”を再構成
  11. 三菱地所設計による学生コンペ「+ミライプロジェクト」の最終審査結果を発表。受賞者の提案書と審査講評も掲載
  12. スイスを拠点とする建築設計事務所 E2Aの展覧会「スイス建築の方法論」の会場写真
  13. カンミレと宮下巧大による、福岡市の​「ゼロマチクリニック天神」。駅直結施設内の狭小区画でアプリ連携によるミニマム医療施設を目指し計画、デジタル技術で同時滞在人数の制御と受付プロセスの省略を実現、限られた面積内にゆとりある空間を生み出す
  14. 黒川智之建築設計事務所による、神奈川・横浜市の「三ツ池の蔵」。小高い丘上の周辺に恵まれた敷地に計画、家形の構えを四方に向けた建築を考案した上で樹木に対応した外形の変形や諸機能に応える為の量塊を欠き取りを実行、象徴性と環境調和の同居を目指す
  15. 佐々木達郎建築設計事務所による、 長野の宿泊施設「星野リゾート BEB5軽井沢」。自然豊かで四季折々の風景を楽しめる敷地で、建築の量塊を森林と一体化するよう抑え素材選択でも景観に配慮、中庭を囲む共用空間では宿泊者が其々の居場所を見つけ滞在を楽しめる機能を用意
  16. 島根・隠岐の島町の「西郷港周辺地区デザインコンペ」で、SUGAWARADAISUKE-上條・福島JVの提案が最優秀作品に。提案書と講評も公開
  17. Atelier Asami KazuhiroとnmstudioとStudio GROSSによる、東京・荒川区の、アート中心の複合施設「OGU MAG +」。店舗付共同住宅を地域住民との対話を通し活用を模索し改修、十字壁追加で間口を保ちつつ耐震補強と空間の緩やかな分節を実現、開かれた“まちの新たな居場所”を目指す
  18. チームラボアーキテクツによる、東京・江東区の店舗「Vegan Ramen UZU Tokyo」。“withコロナ社会”での飲食店舗の新しい在り方を模索し計画、キッチンを中心とし作品を配した屋内外の其々の空間で飲食が行えるよう設計、多様な人々が同じ空間に共存し楽しめる場所を目指す
  19. 長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の店舗「KOLON SPORT SOTSOT REBIRTH」。この地域で取り組む“見えない開発”の一環として計画、魅力的な“雑居ビル”を目指して既存の区画を整理し開口部も新設、内装では入居店舗の理念を引継ぎ“海洋ゴミ”を使用し什器を制作
  20. 中西昭太建築事務所による、石川の住宅「金沢の家」。雨が多い北陸で“帰りたくなる家”との要望に、北陸伝統建築を参照しつつ室内から光風音に触れ生活できる建築を目指し設計、図式でなく小さな思考を重ねた形態が季節毎の魅力を生む

【ap job更新】 設計した自社オフィスが国際的な建築賞も受賞する「R/URBAN DESIGN OFFICE」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 設計した自社オフィスが国際的な建築賞も受賞する「R/URBAN DESIGN OFFICE」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 設計した自社オフィスが国際的な建築賞も受賞する「R/URBAN DESIGN OFFICE」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)とアルバイトを募集中『ラーバンデザインオフィス本社』写真:千葉顕弥

設計した自社オフィスが国際的な建築賞も受賞する「R/URBAN DESIGN OFFICE」の、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

R/URBAN DESIGN OFFICEでは、一緒にプロジェクトを進めるメンバーを募集しています 。

弊社は、東京大学大学院卒業後シーラカンス(CAt)から独立した雨宮知彦が設立した建築設計事務所です(経歴等はHP参照ください)。まだ小さい事務所ですが、一緒に事務所を成長させていける仲間を探しています!

以下のような特徴のある事務所です。興味を持った方はぜひご連絡ください。

【2項対立】
事務所名(rural/urban)の由来でもありますが、農村的/都市的、固着/流動、永遠性/永続性、フォーマル/インフォーマル、抽象/具象といった2項対立的な視座であえて環境をとらえつつ、そのあいだのトレード関係や境界面をデザインの主題としていきます。

【多用途】
1つの用途に限定せず、様々な用途の設計にチャレンジしています。これまで、個人住宅・集合住宅・店舗・オフィス・保育所・学校・美術館などの実績があります。現在は大型リゾートホテル・商業ビル・カフェ内装などのプロジェクトが進行中です。実務経験のある方、優遇します。

【グローバル】
日本国内だけでなく、中国やインドネシア、アルゼンチンなど海外のプロジェクトにも積極的に取り組んでいます。英語堪能な方、優遇します。

【世界一のオフィス】
国際建築賞FRAMEAWARDS2021「SMALL OFFICE OF THE YEAR」を受賞した事務所は、道路に面した1階の地域に開かれた場所です。内装は自社でリノベーションし、コロナに対応した風通しの良い快適な執務空間です。

【コラボレーション】
プロジェクトに応じて、ほかの建築家や他分野の専門家とチームを組むことが多いです。いろいろな価値観に触れ、刺激をもらえます。

【コンペ】
コンペやプロポーザル、アワードにも積極的にトライします。各種プロポーザルコンペや、SDレビュー・建築学会新人賞や海外の建築賞など、入選・受賞多数。

【アカデミック】
代表が大学で研究や非常勤講師をしている関係で、大学のプロジェクトとの協働を進めています。都市計画やまちづくりと繋がるプロジェクトが多いです。

【研究・勉強】
建築家同士で集まり、よりコンセプチュアルに都市を捉える勉強会を開催しています。近年は助成金を獲得し具体的なアウトプットにつなげようとしています。

【フレキシブル】
フルタイム勤務だけでなく、個人のスタイルに合った働き方を推奨します。代表も子育てに励んでいます。

アメリカ西海岸に掛かる、1937年竣工の橋“ゴールデン・ゲート・ブリッジ”の建設過程を解説するTEDの動画「不可能だったものを建てる」(日本語字幕付)

アメリカ西海岸に掛かる、1937年竣工の橋“ゴールデン・ゲート・ブリッジ”の建設過程を解説するTEDの動画「不可能だったものを建てる」です。日本語字幕付です。

カリフォルニアのゴールデン・ゲート・ブリッジを支える全長227メートルの高い2基の塔が組み立てられました。これらの塔の建設は、技術者のチャールズ・エリスとジョセフ・シュトラウスが直面していた数々の課題のひとつに過ぎませんでした。着工以前にも多くの人々がこのプロジェクトは不可能であると考えていたのです。それは、ゴールデンゲート海峡では強風が吹き荒れ、晴れることのない霧に覆われ、地震が発生しやすい場所だからでした。それでは、この象徴的な橋はどのようにして建てられたのでしょうか?アレックス・ジェンドラーが、この偉業について詳細に述べます。 講師 : アレックス・ジェンドラー、監督 : アントン・ボガティ

スイスを拠点とする建築設計事務所 E2Aの展覧会「スイス建築の方法論」の会場写真
スイスを拠点とする建築設計事務所 E2Aの展覧会「スイス建築の方法論」の会場写真 photo©ToLoLo studio
スイスを拠点とする建築設計事務所 E2Aの展覧会「スイス建築の方法論」の会場写真 photo©ToLoLo studio
スイスを拠点とする建築設計事務所 E2Aの展覧会「スイス建築の方法論」の会場写真 photo©ToLoLo studio

スイスを拠点とする建築設計事務所 E2Aの展覧会「スイス建築の方法論」の会場1(丸の内)会場写真です。東京都内の4カ所の会場で分散開催されます。会期は2022年3月18日~4月7日。入場料は無料です。福岡と京都への巡回展やオンライン講演会も企画されており、その情報はこちらに掲載されています。主催は日瑞建築文化協会です。

E2Aとは、実の兄弟であるピート・エッカートとヴィム・エッカートによって2001年に設立されたスイス、チューリヒを拠点とする建築設計事務所です。

彼らの仕事の舞台はヨーロッパ全域に及び、その内容も公共建築や文化的活動、企業との共同や商業活動、さらに住宅設計と多岐にわたります。2001年の設立以降、ピートとヴィムのエッカート兄弟が手がけた建物はこれまでに40件以上が実現されています。

初期の主要プロジェクトとしては、キルヒベルクのブロエルベルク住宅地(2003年)やマイレンのテラスハウス(2005年)など、チューリヒ周辺の住宅作品が挙げられます。事務所では設立以降常に国内外のコンペティションやスタディで成功を収めてきました。

近年では複数の公共プロジェクトが竣工しており、中でも最近の物としてはベルリンのtazNeubau(ターゲスツァイトゥング新聞社)編集本部が挙げられます。今後では、直近のコンペ優勝作であるブレーメン大学の講堂及び会議場が2027年に竣工予定です。

また、2022年にはチューリヒにおいて水上警察署とホーファッカー小中学校が完成します。

ピート・エッカートは1994年、ヴィム・エッカートは1995年にスイス連邦工科大学チューリヒ校を卒業後、1994年から97年にかけてロッテルダム、ロサンゼルス、ソウルにおいてオランダの建築設計事務所OMAと協働しました。兄弟はこれまで、ハンブルグ・ハーフェンシティ大学(HCU)、アカデミア・ディ・アーキテトゥーラ、メンドリーシオのスイス・イタリア大学(USI)、ドイツのドルトムント工科大学などの複数の学校や大学において教鞭をとっています。

リリーステキストより
MVRDVとグラス・アルキテクトスによる、マヨルカ島の複合施設「Project Gomila」。カンペール創業家の依頼で島の文化地域を活性化する計画で、賃貸住宅や商業空間が入る既存改修含む7棟を建設、新旧を混在させ歴史を継承しつつこの場所らしい色彩で個性を表現
MVRDVとグラス・アルキテクトスによる、マヨルカ島の複合施設「Project Gomila」。カンペール創業家の依頼で島の文化地域を活性化する計画で、賃貸住宅や商業空間が入る既存改修含む7棟を建設、新旧を混在させ歴史を継承しつつこの場所らしい色彩で個性を表現 image©MVRDV+GRAS
MVRDVとグラス・アルキテクトスによる、マヨルカ島の複合施設「Project Gomila」。カンペール創業家の依頼で島の文化地域を活性化する計画で、賃貸住宅や商業空間が入る既存改修含む7棟を建設、新旧を混在させ歴史を継承しつつこの場所らしい色彩で個性を表現 image©MVRDV+GRAS
MVRDVとグラス・アルキテクトスによる、マヨルカ島の複合施設「Project Gomila」。カンペール創業家の依頼で島の文化地域を活性化する計画で、賃貸住宅や商業空間が入る既存改修含む7棟を建設、新旧を混在させ歴史を継承しつつこの場所らしい色彩で個性を表現 image©MVRDV+GRAS

MVRDVグラス・アルキテクトスによる、スペイン・マヨルカ島の複合施設「Project Gomila」です。カンペール創業家の依頼で島の文化地域を活性化する計画で、賃貸住宅や商業空間が入る既存改修含む7棟を建設、新旧を混在させ歴史を継承しつつこの場所らしい色彩で個性を表現します。

こちらはリリーステキストの翻訳

カラフルで多様な複合施設のマスタープランが、マヨルカの文化的地区を蘇らせる

MVRDVとスペインの共同建築家グラス・アルキテクトスは、マヨルカ島パルマのエル・テレーノ地区を変革しています。この計画では、既存の4つの建物を改修し、新たに3つの建物を追加することで、エル・テレーノを活気に満ちた、緑豊かで持続可能な住宅地として再活性化させることを目指しています。それぞれの建物は、色や素材、屋根の形などから独自の個性を持ち、地中海のライフスタイルに調和する独特の空間を形成しています。

港に近いゴミラ広場を中心とするエル・テレーノは、パルマで最も歴史ある地区のひとつです。1990年代までは文化の中心地として、多くの有名な芸術家や作家が住み、ボヘミアンなナイトクラブではジミ・ヘンドリックス、レイ・チャールズ、トム・ジョーンズなどのミュージシャンによる有名な演奏が行われ、ナイトライフでも知られていたのです。しかし、近年は長い間放置され、衰退の一途をたどっていました。マヨルカの靴ブランド、カンペールのオーナーであるフルクサ・ファミリーは、広場の周辺にある一連の区画を購入し、MVRDVとGRASに、伝統と革新と創造性の融合というカンペールの哲学を反映したリニューアル計画の開発を依頼したのです。「プロジェクト・ゴミラ」と名付けられた設計は、多くのマヨルカの人々の記憶に残るこの地区の本質を取り戻すことを目的としています。

7棟の建物はそれぞれ異なる色と素材でできており、周辺地域で働く住民のために、さまざまなスタイルとサイズの60戸の賃貸住宅と、追加の商業スペースが追加されています。地中海の太陽に照らされた鮮やかな色彩は、この地域の活気と若々しさを表現しています。レストランやバーなどの施設は公共のものであり、プールなどの施設は計画内のすべての建物の居住者が利用できるようになっています。

プロジェクト・ゴミラのうち5棟は、すでに建設中です。最も大きな建物は、建築家ペレ・ニコラウが1979年に設計した「ゴミラ・センター」を改修したもので、アンサンブルの中心的存在となっています。また、第1期には、のこぎり歯の屋根を持つ青い長屋「ラス・ファブリ・カサス」、赤いタウンハウス「ラス・カシタス」、土でできたサステイナブルなアパート、そしてゴミラ広場に隣接し、既存の建物を改造した緑の建物「ラ・プラザ」が含まれます。黄色い「カサ・バージニア」と、ゴミラセンターの隣にある小さな建物は、いずれも近隣の既存建物を改築したものです。

MVRDVの設立パートナーであるヤコブ・ファン・ライスは言います。
「新しい建物と再利用された建物を混在させることで、輝かしい過去とのつながりを維持しながら、この地域を活性化します」「ゴミラ・センターの改修は、循環の原則に沿って建物を再利用することで、環境的に持続可能であるだけでなく、この地域の歴史を思い起こさせるものでもあります」

MVRDVの設立パートナーであるヴィニー・マースはこう付け加えます。
「私たちは、すべての人がくつろげるような、社会的で人間的な地域を作りたかったのです」「テラコッタやアースカラーから鮮やかなブルーやレッドまで、太陽の光が降り注ぐマヨルカ島にふさわしいカラーパレットを採用しました。屋根は、階段状、傾斜状、ギザギザの切妻など、さまざまな形にカットされているため、多様で、かつ認識しやすい地区を作り出しています」

玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、兵庫の、物流施設内の休憩ラウンジ及び託児所「ESR尼崎DC KLÜBB エリア」。テナント誘致や人材確保に加え企業理念の観点から作られ、様々な居心地の場を提供する“円弧状の垂れ壁”で構成した休憩ラウンジ、子供の遊びを喚起する“まだら模様の床”を持つ託児所を設計
玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、兵庫の、物流施設内の休憩ラウンジ及び託児所「ESR尼崎DC KLÜBB エリア」。テナント誘致や人材確保に加え企業理念の観点から作られ、様々な居心地の場を提供する“円弧状の垂れ壁”で構成した休憩ラウンジ、子供の遊びを喚起する“まだら模様の床”を持つ託児所を設計6階休憩ラウンジ photo©吉村昌也
玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、兵庫の、物流施設内の休憩ラウンジ及び託児所「ESR尼崎DC KLÜBB エリア」。テナント誘致や人材確保に加え企業理念の観点から作られ、様々な居心地の場を提供する“円弧状の垂れ壁”で構成した休憩ラウンジ、子供の遊びを喚起する“まだら模様の床”を持つ託児所を設計6階休憩ラウンジ photo©吉村昌也
玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、兵庫の、物流施設内の休憩ラウンジ及び託児所「ESR尼崎DC KLÜBB エリア」。テナント誘致や人材確保に加え企業理念の観点から作られ、様々な居心地の場を提供する“円弧状の垂れ壁”で構成した休憩ラウンジ、子供の遊びを喚起する“まだら模様の床”を持つ託児所を設計1階託児所 photo©吉村昌也
玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、兵庫の、物流施設内の休憩ラウンジ及び託児所「ESR尼崎DC KLÜBB エリア」。テナント誘致や人材確保に加え企業理念の観点から作られ、様々な居心地の場を提供する“円弧状の垂れ壁”で構成した休憩ラウンジ、子供の遊びを喚起する“まだら模様の床”を持つ託児所を設計1階託児所 photo©吉村昌也

玉上貴人 / タカトタマガミデザインが設計した、兵庫・尼崎市の、物流施設内の休憩ラウンジ及び託児所「ESR尼崎DC KLÜBB エリア」です。本体の設計は大成建設が手掛けています。テナント誘致や人材確保に加え企業理念の観点から作られ、様々な居心地の場を提供する“円弧状の垂れ壁”で構成した休憩ラウンジ、子供の遊びを喚起する“まだら模様の床”を持つ託児所を設計しました。

アジア太平洋地域最大の延床面積を誇るマルチテナント型物流施設内の休憩ラウンジ及び託児所である。

テナント誘致、人材確保の目的だけでなく需要拡大著しい物流業界において「HUMAN CENTRIC DESIGN.(人を中心に考えたデザイン)」のブランディングのもと設けられたものであり、本施設で働く人は誰でも利用できる。

建築家によるテキストより

6階休憩ラウンジ
間口11m奥行55mに及ぶ大空間をヒューマンスケールに落とし込む為、円弧状の垂れ壁を挿入することで特性の異なる空間に仕切ることにした。垂れ壁に囲われた空間を「広場」、それ以外の余白空間を「路地」に見立て、それぞれに異なる天井高と仕上げを与えた。

円弧状の垂れ壁が織りなす「そり」と「むくり」は魚眼レンズを覗いたときのような非日常性を演出し、歪んだパースによって利用者を奥へと誘導する効果を生むと考えた。垂れ壁は下端を斜めに切り落としたようなかたちとすることで波型の様々な高低差をもった目隠しとして機能させた。これは利用者に様々な居心地の場を提供するだけでなく窓外の六甲山の稜線と呼応し、風景を印象的に見せる役割も担っている。

建築家によるテキストより

1階託児所
間口いっぱいに子供達の目線にあわせ低く抑えた地窓を設置し、まだら模様の床を屋内から屋外園庭へと連続させた。
抽象的なまだら模様は空間的な広がりを生み出すだけでなく、子供達の衝動を促す仕掛けになっている。

島々を渡るようにジャンプするかもしれないし、模様に沿って走りだすかもしれない。模様が何であるか子供たちは様々に捉え、自ずと様々な遊び方を見つけるであろう。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 建材の開発やリノベーション等を手がける「株式会社TOOLBOX」が、“設計施工”と“空間デザイン”に関わる其々のスタッフを募集中
【ap job更新】 建材の開発やリノベーション等を手がける「株式会社TOOLBOX」が、“設計施工”と“空間デザイン”に関わる其々のスタッフを募集中
【ap job更新】 建材の開発やリノベーション等を手がける「株式会社TOOLBOX」が、“設計施工”と“空間デザイン”に関わる其々のスタッフを募集中

建材の開発やリノベーション等を手がける「株式会社TOOLBOX」の、“設計施工”と“空間デザイン”に関わる其々のスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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ユーザーニーズを空間に落とし込み、日本の住空間デザインのボトムアップを行うための、設計施工スタッフと空間デザインスタッフの2つの職種で募集します。

ユーザーと対峙し個別の要望から、新しい一般解へと昇華させて、仕組み化する。サイトを通じて広く発信さていくアイデアやデザインを生み出す仕事です。

既卒の経験者に加え、新卒の募集も行います。
 
 
事業の背景
toolboxが生まれた背景には「東京R不動産」というウェブサイトがあります。

2000年代半ば、「東京R不動産」は画一的な不動産業界に一石を投じ、同時に「リノベーション」という概念を一般に広めました。リノベーションが身近なものになるにつれ、住まい手から自らの住空間をつくりたいというニーズが現れてきました。

そこで、toolboxは「日本の住空間に楽しさと豊かさをもたらす」というミッションを掲げ、ユーザー主導で空間を作るための仕組みとして、職人サービスや内装材の販売を開始しました。狭義なDIYを広めることが目的なのではなく、日本の住宅供給のメインストリームが画一的であることに課題意識をもち、個人の趣味性が発揮される空間供給の実現を目的にしています。

 
空間事業とストア事業
toolboxの主な事業は、空間のプロトタイプをデザインし施工を行う「空間事業」と、プロダクト開発・販売を行う「ストア事業」の2つです。

ストア事業の取扱商品数は2,000点を超え、オリジナルで開発した商品も4割を超えました。
一般の方の目線に立った購入体験をデザインしてきた結果、家づくりの主役となった住まい手が口コミや事例写真でtoolboxを広めてくれる良い循環が生まれ、最近では設計事務所や工務店からの支持も増えてきました。いま、私たちは大きな事業の広がりを感じています。

一方で、個人邸の依頼や不動産物件のバリューアップ提案、なかにはハウスメーカーの住宅商品企画の依頼なども増えてきました。TOOLBOXでは材料や部品のダイレクト流通だけでなく、空間事業としてマーケットに影響をもたらすようなデザイン発信を行いつつ、それらを職人サービスや施工サービスといった、ユーザーが手に取りやすい形にメニュー化するという2つの要素を動かしていきます。

【ap job更新】 伝統工芸を取り入れ、選ぶのではなく造る建築を目指す「株式会社 シオ建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)を募集中
【ap job更新】 伝統工芸を取り入れ、選ぶのではなく造る建築を目指す「株式会社 シオ建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)を募集中
【ap job更新】 伝統工芸を取り入れ、選ぶのではなく造る建築を目指す「株式会社 シオ建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)を募集中7 Gates Lounge

伝統工芸を取り入れ、選ぶのではなく造る建築を目指す「株式会社 シオ建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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シオ建築設計事務所は、NAP建築設計事務所から独立した子浦が主催する設計事務所です。

現在弊社ではオフィス、保育施設、美術館の会場構成、ワークスペース、まちづくりなどのプロジェクトが進行中です。弊社は建築の設計監理のみならず、コンサルティング業務からデザイン監修、インテリア・オリジナル家具デザイン、オリジナル素材開発まで、空間設計に関わり設計活動を行っております。これまでの竣工事例としては、住宅、集合住宅、飲食店、店舗、オフィス、物流倉庫の休憩ラウンジと様々な物件を手掛けております。

弊社では
・日本の歴史をリスペクトし、日本各地に伝わる伝統工芸を建築に取り入れ、現代人の生活に寄添い愛情と誇りの持てる建築
・弊社では日本の歴史をリスペクトし、日本各地に伝わる伝統工芸を建築に取り入れ、現代人の生活に寄添い愛情と誇りの持てる建築
・ものの持っている力を大切にし、選ぶのではなく、造る建築
を信条に設計活動をしております。

そのうえで日常生活の解像度をあげ、人間らしく豊かで幸せな暮らしができ、それを設計活動に還元できるようにするためにはどうすればよいのかと考えています。

このたび業務拡大のため、新規設計スタッフを募集します。弊社の成長と共に長く勤めたい方、これまで培った自身の能力を十分に発揮したい方、独立志望の方など、設計活動に意欲のある方のご応募お待ちしております。

カンミレと橋本圭央と白石圭による、東京・足立区の住宅改修「西新井のいえ」。設計者の両親の終の住処として計画、旧居での生活を観察する過程で庭の役割を認識し“時間地理学”を援用して計画に反映、お互いの領域が緩やかに繋がる“時間―空間としての庭”を再構成
カンミレと橋本圭央と白石圭による、東京・足立区の住宅改修「西新井のいえ」。設計者の両親の終の住処として計画、旧居での生活を観察する過程で庭の役割を認識し“時間地理学”を援用して計画に反映、お互いの領域が緩やかに繋がる“時間―空間としての庭”を再構成 photo©岡田和幸
カンミレと橋本圭央と白石圭による、東京・足立区の住宅改修「西新井のいえ」。設計者の両親の終の住処として計画、旧居での生活を観察する過程で庭の役割を認識し“時間地理学”を援用して計画に反映、お互いの領域が緩やかに繋がる“時間―空間としての庭”を再構成 photo©岡田和幸
カンミレと橋本圭央と白石圭による、東京・足立区の住宅改修「西新井のいえ」。設計者の両親の終の住処として計画、旧居での生活を観察する過程で庭の役割を認識し“時間地理学”を援用して計画に反映、お互いの領域が緩やかに繋がる“時間―空間としての庭”を再構成 photo©岡田和幸

カンミレ橋本圭央白石圭 / S設計室が設計した、東京・足立区の住宅改修「西新井のいえ」です。設計者の両親の終の住処として計画、旧居での生活を観察する過程で庭の役割を認識し“時間地理学”を援用して計画に反映、お互いの領域が緩やかに繋がる“時間―空間としての庭”を再構成しました。

60代の夫婦が長年暮らした自宅近くに所有する鉄骨造2階建ての建物を改修し、ふたりの終の住処とする計画。
1階の親族が営む歯科医院を残したまま、1階玄関と2階全体をスケルトンにして、南側を除いた既存外壁及び鉄骨の骨格を活かした改修を行った。

建築家によるテキストより

当初からの主な要望は、夫婦それぞれの個室を離して設け、日常的に互いの生活がなるべく重なり合わないようにすることで、同じ空間を共有することには重きが置かれていなかった。一方で、施主の娘である設計者のひとりが、元の住まいにおいてふたりと暮らしながら参与観察を行う中で、庭がふたりを緩やかに繋ぐ緩衝帯のような存在であることが分かった。

建築家によるテキストより

ふたりは一緒に庭で過ごすことはないものの、庭を介して互いの気配を察し、時間を超えて関わりあっていた。

このような、他者に見えにくい個々人の関係性を住宅計画の中で捉えるのは難しい。一見素通りしてしまいそうなふたりの日常を生のまま捉え、住宅計画へと定着させる手法として、異なる時間―空間とそこでの人の関わりを横断して記述することができる時間地理学を援用した。
具体的には、ふたりの、元の住まいにあった庭での活動や日常的なタイムラインを元に、夫婦の行動パタンを既存建物の時間―空間へ記述し、ふたりの現状の距離感と時間と共に移ろう関係性を計画へと転写していった。

建築家によるテキストより
Atelier Asami KazuhiroとnmstudioとStudio GROSSによる、東京・荒川区の、アート中心の複合施設「OGU MAG +」。店舗付共同住宅を地域住民との対話を通し活用を模索し改修、十字壁追加で間口を保ちつつ耐震補強と空間の緩やかな分節を実現、開かれた“まちの新たな居場所”を目指す
Atelier Asami KazuhiroとnmstudioとStudio GROSSによる、東京・荒川区の、アート中心の複合施設「OGU MAG +」。店舗付共同住宅を地域住民との対話を通し活用を模索し改修、十字壁追加で間口を保ちつつ耐震補強と空間の緩やかな分節を実現、開かれた“まちの新たな居場所”を目指す photo©奥村浩司(Forward Stroke inc.)
Atelier Asami KazuhiroとnmstudioとStudio GROSSによる、東京・荒川区の、アート中心の複合施設「OGU MAG +」。店舗付共同住宅を地域住民との対話を通し活用を模索し改修、十字壁追加で間口を保ちつつ耐震補強と空間の緩やかな分節を実現、開かれた“まちの新たな居場所”を目指す photo©奥村浩司(Forward Stroke inc.)
Atelier Asami KazuhiroとnmstudioとStudio GROSSによる、東京・荒川区の、アート中心の複合施設「OGU MAG +」。店舗付共同住宅を地域住民との対話を通し活用を模索し改修、十字壁追加で間口を保ちつつ耐震補強と空間の緩やかな分節を実現、開かれた“まちの新たな居場所”を目指す photo©奥村浩司(Forward Stroke inc.)
Atelier Asami KazuhiroとnmstudioとStudio GROSSによる、東京・荒川区の、アート中心の複合施設「OGU MAG +」。店舗付共同住宅を地域住民との対話を通し活用を模索し改修、十字壁追加で間口を保ちつつ耐震補強と空間の緩やかな分節を実現、開かれた“まちの新たな居場所”を目指す2階のシェアハウス photo©奥村浩司(Forward Stroke inc.)

浅見和宏 / Atelier Asami Kazuhiro森創太+蜷川結 / nmstudioアンネ・グロス+セバスチャン・グロス / Studio GROSSが設計した、東京・荒川区の、アート中心の複合施設「OGU MAG +」です。店舗付共同住宅を地域住民との対話を通し活用を模索し改修、十字壁追加で間口を保ちつつ耐震補強と空間の緩やかな分節を実現、開かれた“まちの新たな居場所”を目指す計画です。施設の公式サイトはこちら

荒川区東尾久の木造店舗付共同住宅を改修し、アートを中心とする複合施設とした計画。

既存建築の1階は間口の広さが優先され耐震性能が低く、2階は横並びに3住戸が配置された採光に恵まれない閉鎖的な空間であった。

本計画ではこの課題を解消しつつ、荒川区の街づくりに取組む3組の建築家が、オーナーと協働で、地域住民を交えたワークショップを通し既存建築の新しい活用方法を探っていった

建築家によるテキストより

既存は、ギャラリー、店舗、共同住宅が個別に存在していた。

本計画ではギャラリー、カフェ兼アトリエ、シェアハウスを吹抜や開口によって空間を繋ぎ、また尾久銀座商店街につながる人通りの多い道に対して大きな引き戸を設け、街に積極的に開く計画とした。

街と建築が一つの「OGUMAG+」となって地域と連携することを試みたのである。

建築家によるテキストより

1階は耐震補強を兼ねた十字型の壁と開口によって空間を緩やかに分節し、展示のみならず、ワークショップや建物全体を使ったイベントといった、フレキシブルな利用を可能にしている。既存のギャラリーには袖壁を挿入し、プロセニアム型の舞台としても機能するようにした。

2階のシェアハウスでは、十字型の共用部によって入居者を繋ぎつつ分節することを試みた。十字の交差部はダイニングキッチンとし入居者同士の交流を促し、袖の部分は入居者が創作活動を行う場、サンルームには吹き抜けを設け、入居者の生活を街に開く。

建築家によるテキストより
STUDIO MOVEによる、兵庫の「エルムクリニック 神戸院」。地域に根付く事を目指す施主の為に計画、土地固有性の観点からアーチ等の要素を取り入れ設計しそれらを様々な場に配置、間仕切られた施設内でも全体像が形成される体験の構築を目指す
STUDIO MOVEによる、兵庫の「エルムクリニック 神戸院」。地域に根付く事を目指す施主の為に計画、土地固有性の観点からアーチ等の要素を取り入れ設計しそれらを様々な場に配置、間仕切られた施設内でも全体像が形成される体験の構築を目指す photo©exp 塩谷淳
STUDIO MOVEによる、兵庫の「エルムクリニック 神戸院」。地域に根付く事を目指す施主の為に計画、土地固有性の観点からアーチ等の要素を取り入れ設計しそれらを様々な場に配置、間仕切られた施設内でも全体像が形成される体験の構築を目指す photo©exp 塩谷淳
STUDIO MOVEによる、兵庫の「エルムクリニック 神戸院」。地域に根付く事を目指す施主の為に計画、土地固有性の観点からアーチ等の要素を取り入れ設計しそれらを様々な場に配置、間仕切られた施設内でも全体像が形成される体験の構築を目指す photo©exp 塩谷淳

STUDIO MOVEが設計した、兵庫の「エルムクリニック 神戸院」です。地域に根付く事を目指す施主の為に計画、土地固有性の観点からアーチ等の要素を取り入れ設計しそれらを様々な場に配置、間仕切られた施設内でも全体像が形成される体験の構築が目指されました。店舗の公式サイトはこちら

エルムクリニックは、広島院を皮切りに、福岡、岡山、京都、熊本、大阪へと地域に根付いたクリニックを目指し展開している。
7店舗目の設計として指名コンペにより選定いただき、コンセプトづくりから空間設計、さらに家具セレクトまで含む提案を行った。

敷地は、兵庫県神戸市中央区下山手通りに位置する東栄ビル4階。多くの車が行き交い、人通りも多い場所。薄いレンガのような石材によって仕上げられたアーチの開口部を持つ神戸らしい建物の一つであった。

建築家によるテキストより

地域に根付いたクリニックを目指したいというクライアントの想いと土地の固有性を掛け合わすために空間にも石とアーチを要素として取り入れている。エルムクリニックが大切にしていることの一つに「治療方針はメスを使用する美容整形ではなく、メスを使用しない美容皮膚科」としてのサービス提供がある。つまり新しい自分に生まれ変わるのではなく、元々の自分の素顔を大切にしながらポテンシャルを活かすということだった。

建築家によるテキストより

どこか、僕たちのリノベーションに対する考え方に近く、今ある状況を生かすことを基本的な方針とした。
ただ、クリニックとしての必要な機能を部屋として配置するとほとんどの場所が仕切られてしまい、空間が閉じていくことになる。そこで、神戸らしい要素やクラシカルな要素をクリニック全体に散りばめることにより、固有性を点在させながら全体象を形成していき、ある種のアート巡りのような体験を目指すことにした。

建築家によるテキストより
鴻野吉宏 / futuretank architectsによる、愛媛・今治市の「大島の住宅」。移住した施主の為に瀬戸内海を臨む敷地に計画、環境との一体化を意識し水平垂直の開口を設け空間と眺望の関係を設計、人の動きや活動の変化に応じ風景を切り取り多様な関係性を生み出す
鴻野吉宏 / futuretank architectsによる、愛媛・今治市の「大島の住宅」。移住した施主の為に瀬戸内海を臨む敷地に計画、環境との一体化を意識し水平垂直の開口を設け空間と眺望の関係を設計、人の動きや活動の変化に応じ風景を切り取り多様な関係性を生み出す photo©高栄智史
鴻野吉宏 / futuretank architectsによる、愛媛・今治市の「大島の住宅」。移住した施主の為に瀬戸内海を臨む敷地に計画、環境との一体化を意識し水平垂直の開口を設け空間と眺望の関係を設計、人の動きや活動の変化に応じ風景を切り取り多様な関係性を生み出す photo©高栄智史
鴻野吉宏 / futuretank architectsによる、愛媛・今治市の「大島の住宅」。移住した施主の為に瀬戸内海を臨む敷地に計画、環境との一体化を意識し水平垂直の開口を設け空間と眺望の関係を設計、人の動きや活動の変化に応じ風景を切り取り多様な関係性を生み出す photo©高栄智史

鴻野吉宏 / futuretank architectsが設計した、愛媛・今治市の「大島の住宅」です。移住した施主の為に瀬戸内海を臨む敷地に計画、環境との一体化を意識し水平垂直の開口を設け空間と眺望の関係を設計、人の動きや活動の変化に応じ風景を切り取り多様な関係性を生み出す建築です。

今治と尾道をつなぐ「しまなみ海道」で結ばれた島の一つである大島に建つ、夫婦と子供のための住宅。都会からの移住者であるこの家族は、海と山に挟まれた斜面に民家が建ち並ぶ穏やかなこの島の地域で、この瀬戸内の風景とともに暮らす住宅を希望していました。

建築家によるテキストより

人を招くことが多いという生活のスタイルと、広い庭や既存樹木との連続性を考え、1階に玄関土間からつながるリビングやダイニングといったパブリックな機能を、2階に個室や浴室を配置し、それらを吹き抜けで緩やかにつなぐ計画としました。同時に眼の前に広がる瀬戸内海の光景をどのように家の中に取り込むか、豊かな外部環境をどのように生活の空間と関係づけ、連続させるかを検討していきました。

建築家によるテキストより

結果として、この住宅では視野いっぱいに広がる風景を、水平、垂直に広がる開口部によって、海、島、空の比率が強調された二つの異なる眺望として切り取り、空間と関係づけています。

玄関、土間、ダイニングキッチンは水平方向の窓を内部に押し出したような空間として配置し、建物の幅いっぱいの5枚建ての木製ガラス框引戸を開放することで、瀬戸内の風景と一体となるよう計画しました。

さらに、この水平方向の空間と直交する垂直方向の開口部を押し出すことで空間をつくり、リビングおよび吹き抜けとしました。この場所では奥行き方向の移動や階段での上下方向の移動によって視線の変化と眺望の変化を楽しむことができます。

建築家によるテキストより
玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、静岡・焼津市の住宅「T-HOUSE」。交差点に面し周囲が建て込む敷地に平屋建てとの要望で、隣地の視線を考慮し建物を奥に配置した上で平面角を隅切りしプライバシーと広い庭を実現、屋根形状でも採光や気積を最適化すべく設計
玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、静岡・焼津市の住宅「T-HOUSE」。交差点に面し周囲が建て込む敷地に平屋建てとの要望で、隣地の視線を考慮し建物を奥に配置した上で平面角を隅切りしプライバシーと広い庭を実現、屋根形状でも採光や気積を最適化すべく設計 photo©吉村昌也 / Masaya Yoshimura
玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、静岡・焼津市の住宅「T-HOUSE」。交差点に面し周囲が建て込む敷地に平屋建てとの要望で、隣地の視線を考慮し建物を奥に配置した上で平面角を隅切りしプライバシーと広い庭を実現、屋根形状でも採光や気積を最適化すべく設計 photo©吉村昌也 / Masaya Yoshimura
玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、静岡・焼津市の住宅「T-HOUSE」。交差点に面し周囲が建て込む敷地に平屋建てとの要望で、隣地の視線を考慮し建物を奥に配置した上で平面角を隅切りしプライバシーと広い庭を実現、屋根形状でも採光や気積を最適化すべく設計 photo©吉村昌也 / Masaya Yoshimura

玉上貴人 / タカトタマガミデザインが設計した、静岡・焼津市の住宅「T-HOUSE」です。交差点に面し周囲が建て込む敷地に平屋建てとの要望で、隣地の視線を考慮し建物を奥に配置した上で平面角を隅切りしプライバシーと広い庭を実現、屋根形状でも採光や気積を最適化すべく設計されました。

歯科医院を営む夫婦とそのお父様のための住宅である。

建築家によるテキストより

敷地は静岡県焼津市、十字路の交差点に面した150坪の北東の角地である。施主は平屋建てを要望したが、交差点のはす向かいの空地を除いて全て2階建以上の高さの建物に敷地は囲まれていたためプライバシーを考慮した計画とする必要があった。そこで道路境界線沿いを塀で囲い、建物を北東に寄せる配置計画とした。

建築家によるテキストより

さらに南西側、つまり交差点はす向かいの空地側に向け矩形の角を斜めに隅切りしたような平面形の建物とすることで広い庭をもちつつ、プライバシーを確保できる平屋を実現した。
隅切りの角度は平面的に3:4:5 の整数比とし歩留まりの良い寸法とすることで施工性、経済的合理性にも配慮している。

建築家によるテキストより
2025年大阪・関西万博会場内の、休憩所とトイレ等20施設の設計コンペが開催。平田晃久・藤本壮介・吉村靖孝が審査員を務める
2025年大阪・関西万博会場内の、休憩所とトイレ等20施設の設計コンペが開催。平田晃久・藤本壮介・吉村靖孝が審査員を務める藤本壮介が会場デザインプロデューサーを務める。

2025年大阪・関西万博会場内の、休憩所とトイレ等20施設の設計コンペが開催されます。平田晃久藤本壮介吉村靖孝が審査員を務めます。応募資格は「応募者となる若手建築家は1980年1月1日以降生まれの一級建築士事務所の開設者であり、建築士法に基づく一級建築士の資格取得者であること」。万博会場全体の基本計画はこちらのページにて公開されています。

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)会場内の「休憩所」「展示施設」「ギャラリー」「ポップアップステージ」「サテライトスタジオ」「トイレ」計20施設の設計業務を行う若手建築家20名を募集します。
今後の活躍が期待される若手建築家に、「多様でありながら、ひとつ」という会場デザインコンセプトに沿い、SDGs(持続可能な開発目標)達成につながる、意欲的かつ大胆な提案をしてもらい、個性豊かで魅力的な博覧会施設を創出することを目的としています。
また、本公募の審査を行う評価委員には、建築やデザインなどの各分野に精通した専門家が就任し、ご協力いただきます。
多くの若手建築家からの積極的な応募をお待ちしています。

リリーステキストより

〇スケジュール
2022年3月16日(水) 公募開始
2022年4月13日(水) 応募申込書類提出締切
2022年6月3日(金) 一次審査書類提出締切
2022年6月中旬 一次審査(書面審査)
2022年7月上旬 二次審査(ヒアリング及び評価委員会)
2022年7月下旬 審査結果発表・契約締結

リリーステキストより
【ap job更新】 様々なアワードで評価され、“リサーチ”と”デザイン”のサイクルを重視する「平井政俊建築設計事務所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 様々なアワードで評価され、“リサーチ”と”デザイン”のサイクルを重視する「平井政俊建築設計事務所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 様々なアワードで評価され、“リサーチ”と”デザイン”のサイクルを重視する「平井政俊建築設計事務所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中猿楽十方楼 ©Takumi Ota

様々なアワードで評価され、“リサーチ”と”デザイン”のサイクルを重視する「平井政俊建築設計事務所」の、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

平井政俊建築設計事務所では、業務拡大のため設計スタッフ(スタッフおよびチーフ)の募集を行います。

私たちの事務所は、東日本大震災を期に、2012年に平井政俊によって設立され、家具から個人住宅、公共空間、地域社会までスケールを横断して多角的な設計活動を行っており、これまで東京建築士会住宅建築賞、日本建築学会作品選集、ウッドデザインアワードなどの受賞をしています。

弊所代表の平井政俊が建築設計のキャリアをスタートさせたのは、塚本由晴氏・貝島桃代氏が主催するアトリエ・ワンで、在籍期間に数々の代表的な建築作品を担当しました。また、独立と同時に横浜国立大学大学院Y-GSAで設計助手に着任し、現在は法政大学大学院、武蔵野美術大学での非常勤講師も務め、アカデミックな場で、建築・都市を社会的意義の面からも探究し、研究と設計の相補的な活動を続けて来ました。

現在、私たちの事務所では、
・地域資源を活用し教育を中核とした地域社会デザイン
・廃校を活用した公共の子育て支援拠点
・国際教育を行い地域資源と探究の学びを掛け合わせる学校
・地域へ開かれる都心の職住一体ビル
・地域コミュニティのためのサードプレイス
・都市公共空間をつなぐ展覧会デザイン
・現代アートギャラリーの空間設計
・その他公共施設、個人邸、家具設計など
など、多様なプロジェクトに取り組んでおり、活動の幅や規模が拡大しています。

「社会課題に対して人間と時間と空間をつなぎ合わせる新しいネットワークを創造する建築」をビジョンに掲げ、設立より10年を迎える2022年度からは、「リサーチ」と「デザイン」のサイクルを重視し、これまでの設計事務所に加えシンクタンク部門を新たに立ち上げます。私たちがこれまで培ってきた、場所の特性を読み取り引き上げる顕在化能力と、情報を相手にわかり易く伝えるビジュアルコミュニケーション能力で、一見平準化されてしまった様々な場所において、そこにしかない魅力をすくい上げ、共有可能な新しい価値へと昇華させるシンクタンク部門として、社会に必要とされている要望にクリエイティブに応えながら、同時に収益を得る取組みになります。

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