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【ap job更新】 新素材研究所が、設計職(経験者・新卒既卒)を募集中
【ap job更新】 新素材研究所が、設計職(経験者・新卒既卒)を募集中
【ap job更新】 新素材研究所が、設計職(経験者・新卒既卒)を募集中小田垣商店 Photo: Masatomo Moriyama

新素材研究所の、設計職(経験者・新卒既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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新素材研究所とは、現代美術作家の杉本博司と建築家の榊田倫之が2008年に設立した建築設計事務所で、古代や中世、近世に用いられた素材や技法を、現代にどう再編して受け継いでいくかという課題に取り組んでいます。

■プロジェクトの内容:
美術館、ギャラリー、宿泊施設、店舗、住宅等の建築設計およびインテリアデザインを行います。

杤尾直也 / to-rippleによる、福島・西白河郡の店舗兼工房「大堀相馬焼松永窯」。拠点地が帰宅困難地域から解除されない為に移転計画が開始、施主が作る陶器の二重構造を参照し家型が重なる構成で余白空間が諸機能を担うよう構想、空間体験から陶器への理解を促す
杤尾直也 / to-rippleによる、福島・西白河郡の店舗兼工房「大堀相馬焼松永窯」。拠点地が帰宅困難地域から解除されない為に移転計画が開始、施主が作る陶器の二重構造を参照し家型が重なる構成で余白空間が諸機能を担うよう構想、空間体験から陶器への理解を促す photo©益永研司
杤尾直也 / to-rippleによる、福島・西白河郡の店舗兼工房「大堀相馬焼松永窯」。拠点地が帰宅困難地域から解除されない為に移転計画が開始、施主が作る陶器の二重構造を参照し家型が重なる構成で余白空間が諸機能を担うよう構想、空間体験から陶器への理解を促す photo©益永研司
杤尾直也 / to-rippleによる、福島・西白河郡の店舗兼工房「大堀相馬焼松永窯」。拠点地が帰宅困難地域から解除されない為に移転計画が開始、施主が作る陶器の二重構造を参照し家型が重なる構成で余白空間が諸機能を担うよう構想、空間体験から陶器への理解を促す photo©益永研司

杤尾直也 / to-rippleが設計した、福島・西白河郡の店舗兼工房「大堀相馬焼松永窯」です。拠点地が帰宅困難地域から解除されない為に移転計画が開始、施主が作る陶器の二重構造を参照し家型が重なる構成で余白空間が諸機能を担うよう構想、空間体験から陶器への理解を促す計画です。クライアントの公式サイトはこちら

施主である大堀相馬焼松永窯は300年以上続く指定伝統工芸品で福島県浪江町に窯を構える窯元であった。東日本大震災から9年が経ったが、いまだ浪江町は帰宅困難地域から解除されないため、窯元は移転を決意し、本プロジェクトが始まった。

建築家によるテキストより

大堀相馬焼の特徴は二重構造にある。お湯が冷めにくく、また熱い湯を入れても持つことが出来るというこの技法は、生活に溶けこんだ陶器である大堀相馬焼にしかない、珍しい技法だ。この特徴を建築でも取り込み、表現できないかと考えることからスタートした。

建築家によるテキストより

周辺の景観とこの地の気候を踏まえ、雪が落ちるだけの勾配をもったシンプルな家形を採用した。この家形を2つ並べ、それを大きな家形で囲むことで二重構造を形成する。外周部には余白空間が生まれ、断熱、明かりとり、構造、収納などの機能が生まれる。陶器同様に余白が重要な意味を持つ形状とした。

建築家によるテキストより
中本剛志+田中裕一 / STUDIO YYによる、千葉市の「丘の幼稚園」。団地内の敷地で隣接する緑地を手掛かりに設計、地面まで延びる“片流れ屋根の丘”を構想し遊びの場の創出と共に通風等の快適な室内環境を実現、在来工法の採用で短工期の条件もクリア
中本剛志+田中裕一 / STUDIO YYによる、千葉市の「丘の幼稚園」。団地内の敷地で隣接する緑地を手掛かりに設計、地面まで延びる“片流れ屋根の丘”を構想し遊びの場の創出と共に通風等の快適な室内環境を実現、在来工法の採用で短工期の条件もクリア photo©GRAPHY Inc. 新井達也
中本剛志+田中裕一 / STUDIO YYによる、千葉市の「丘の幼稚園」。団地内の敷地で隣接する緑地を手掛かりに設計、地面まで延びる“片流れ屋根の丘”を構想し遊びの場の創出と共に通風等の快適な室内環境を実現、在来工法の採用で短工期の条件もクリア photo©GRAPHY Inc. 新井達也
中本剛志+田中裕一 / STUDIO YYによる、千葉市の「丘の幼稚園」。団地内の敷地で隣接する緑地を手掛かりに設計、地面まで延びる“片流れ屋根の丘”を構想し遊びの場の創出と共に通風等の快適な室内環境を実現、在来工法の採用で短工期の条件もクリア photo©GRAPHY Inc. 新井達也

中本剛志+田中裕一 / STUDIO YYが設計した、千葉市の「丘の幼稚園」です。団地内の敷地で隣接する緑地を手掛かりに設計、地面まで延びる“片流れ屋根の丘”を構想し遊びの場の創出と共に通風等の快適な室内環境を実現、在来工法の採用で短工期の条件もクリアしています。

周囲を何棟もの団地に囲まれ、唯一西側に向けて緑地が続く場所に建つ築50年の幼稚園をこども園とする建替計画となる。
緑地を望む丘を作るように園舎を設計することで、子どもたちが緑に囲まれて、遊びを通して学び、元気に育つ場としたいと考えた。

建築家によるテキストより

走り回ったり、駆け上ったりするのが大好きな子どもたちのために、緑地に向け片流れ屋根の丘を配置した。森の中の遊び場を丘の屋根の上に散りばめ、丘を掘り込むようにして内外の空間をつなぐ。丘の屋根の下には保育室と森のホールを緑地に向かって並べることで、団地内にありながら、室内からは緑地の景色だけが見え、森の中に佇むような環境となるようにした。

建築家によるテキストより

厳しい予算と4月の開園に向けた約5か月という厳しい工期を達成可能な適材適所の合理的な木造在来工法を採用した。
廊下・トイレ・エントランス等のサービス系諸室は必要最低限の天高とし、保育室、ホールは⼀般的な片流れ屋根工法を採用し、高さのあるのびやかな空間となるようにした。そして、片流れ屋根を地面まで延ばすことで、上部が丘の遊び場となるようにした。

建築家によるテキストより
蘆田暢人建築設計事務所による、東京の住宅「世田谷の浮居」。水害被害を受けた敷地に建つ建築で、対策として居住空間を約1m浮かせ接地面積を減らすよう計画、内部では4層続く階段ヴォイドが生む垂直の奥行きにより現代都市住宅の原型を模索
蘆田暢人建築設計事務所による、東京の住宅「世田谷の浮居」。水害被害を受けた敷地に建つ建築で、対策として居住空間を約1m浮かせ接地面積を減らすよう計画、内部では4層続く階段ヴォイドが生む垂直の奥行きにより現代都市住宅の原型を模索 photo©中山保寛
蘆田暢人建築設計事務所による、東京の住宅「世田谷の浮居」。水害被害を受けた敷地に建つ建築で、対策として居住空間を約1m浮かせ接地面積を減らすよう計画、内部では4層続く階段ヴォイドが生む垂直の奥行きにより現代都市住宅の原型を模索 photo©中山保寛
蘆田暢人建築設計事務所による、東京の住宅「世田谷の浮居」。水害被害を受けた敷地に建つ建築で、対策として居住空間を約1m浮かせ接地面積を減らすよう計画、内部では4層続く階段ヴォイドが生む垂直の奥行きにより現代都市住宅の原型を模索 photo©中山保寛
蘆田暢人建築設計事務所による、東京の住宅「世田谷の浮居」。水害被害を受けた敷地に建つ建築で、対策として居住空間を約1m浮かせ接地面積を減らすよう計画、内部では4層続く階段ヴォイドが生む垂直の奥行きにより現代都市住宅の原型を模索 photo©中山保寛

蘆田暢人建築設計事務所が設計した、東京の住宅「世田谷の浮居」です。水害被害を受けた敷地に建つ建築で、対策として居住空間を約1m浮かせ接地面積を減らすよう計画、内部では4層続く階段ヴォイドが生む垂直の奥行きにより現代都市住宅の原型の模索がなされました。

水害の被害を受けた敷地に計画されたこの住宅では、道路レベルからFLを1m程度上げ、可能な限り建物の接地面積を減らし、居住スペースを地面から浮かせた。

建築家によるテキストより

2階の床までをRCでつくり、その上に部分的にラーメンフレームを取り入れた木造の架構を載せた構造体とした。住居の中心に、穴を穿つようにあけた地下1階から3階まで4層分続く階段は、各階すべて異なる支持方法と素材でできている。階段も含めた床が角度と素材を変え、重層化して住居に垂直の奥行きを与えている。

建築家によるテキストより

シンプルな平面構成に複雑なヴォイドの構成が重なる。その複雑な空間をクライアントと共有するツールとして、スタディの初期からUnreal Engineを使用し、空間構成を検討した。スケッチ・模型・ドローイング・VRとさまざまなツールを使うことで、チームおよびクライアント、施工者とのスムーズな連携が可能になるとともに、さまざまな角度からスタディを照射することができたと考えている。デジタルデザインは、設計事務所と別組織で立ち上げたStudio Super Surfaceで担当している。

建築家によるテキストより
多田正治アトリエ+ENDO SHOJIRO DESIGNによる、京都市の、住宅改修「丸太町の町家」。築120年以上の京町家の改修で、“通り土間”等の伝統的構成の復元を意識しつつ機能的諸室を点在させ残余部分を家族空間として設計、日々の寝食や生活変化にも柔軟に対応できる建築を目指す
多田正治アトリエ+ENDO SHOJIRO DESIGNによる、京都市の、住宅改修「丸太町の町家」。築120年以上の京町家の改修で、“通り土間”等の伝統的構成の復元を意識しつつ機能的諸室を点在させ残余部分を家族空間として設計、日々の寝食や生活変化にも柔軟に対応できる建築を目指す photo©松村康平
多田正治アトリエ+ENDO SHOJIRO DESIGNによる、京都市の、住宅改修「丸太町の町家」。築120年以上の京町家の改修で、“通り土間”等の伝統的構成の復元を意識しつつ機能的諸室を点在させ残余部分を家族空間として設計、日々の寝食や生活変化にも柔軟に対応できる建築を目指す photo©松村康平
多田正治アトリエ+ENDO SHOJIRO DESIGNによる、京都市の、住宅改修「丸太町の町家」。築120年以上の京町家の改修で、“通り土間”等の伝統的構成の復元を意識しつつ機能的諸室を点在させ残余部分を家族空間として設計、日々の寝食や生活変化にも柔軟に対応できる建築を目指す photo©松村康平

多田正治アトリエENDO SHOJIRO DESIGNが設計した、京都市の、住宅改修「丸太町の町家」です。築120年以上の京町家の改修で、“通り土間”等の伝統的構成の復元を意識しつつ機能的諸室を点在させ残余部分を家族空間として設計、日々の寝食や生活変化にも柔軟に対応できる建築が目指されました。

京都市内にある築120年以上の歴史をもつ京町家のリノベーションを行った。
道路に面して母屋があり奥に庭があるという一般的な京町家の構成だが、間口約6mに対して奥行が35m強と極端に奥深く敷地の過半が庭であった。

建築家によるテキストより

度重なる改築で失われていた「通り土間」や「火袋」といった京町家特有の構成を復元することを意識し、そこにヴォリュームとしてまとめた機能が点在するように設計していった。

建築家によるテキストより

「通り土間」により家の表から裏を一直線に通る裏動線ができ、「火袋」によって光や音、匂いなどが上下階でゆるやかに共有される。そして〈機能のヴォリューム〉の残余部分が〈家族のスペース〉となっている。

大きさも高さも異なるヴォリューム群は各所に街並みや都市を想起させる景色をつくり、ヴォリューム群と既存の柱梁や壁面、床のつくりだす隙間や抜けは、空間に連続性を生み出している。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 日建設計出身で、大学施設や市庁舎等の建築物を手掛けた吉野優輔が主宰する「株式会社YYA」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 日建設計出身で、大学施設や市庁舎等の建築物を手掛けた吉野優輔が主宰する「株式会社YYA」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 日建設計出身で、大学施設や市庁舎等の建築物を手掛けた吉野優輔が主宰する「株式会社YYA」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)とアルバイトを募集中Lula

日建設計出身で、大学施設や市庁舎等の建築物を手掛けた吉野優輔が主宰する「株式会社YYA」の、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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株式会社YYAでは業務拡大の為、設計スタッフを募集します。

弊社ではプロジェクトにおいて、建築の本質とは何かを常に探求し、それを建築化するというスタンスをとります。

株式会社日建設計で12年勤め、そこから独立し、2021年11月より、Yusuke Yoshino Architectsとして活動していましたが、わずか二か月である2022年1月より法人化し、株式会社YYAとして新たなスタートを切っています。
昨年から取り組んでいた大型施設の設計がスタートしている為、これを機に、一緒にYYAを盛り上げてもらえる方を募集します。

日建設計では、大学、市庁舎、中高等学校、超高層ビル、空港、工場、ホテル、オフィス、駅前再開発ビル、ロシアの某本社ビルなど多種多様なビルディングタイプを設計してきました。
YYAでは小さな店舗や住宅から、大型の公共施設まで幅広いビルディングタイプを設計するような事務所にしたいと思っています。

建築家として将来独立する気概のある方、コミュニケーションを円滑に取りながら仕事を取り組める方、施主への思いを汲み取れる方、大型施設を設計したい方、デザイン能力が高い方、向上心のある方、素直な方、英語ができるとなおよい。そのような人を探しています。全てを満たしてなくとも、特化してる方でも歓迎します。

事務所は北浜から徒歩4分の場所で、閑静なオフィス街にあります。中之島エリアも近く、落ち着いた環境で仕事に取り組んでもらえます。

杉山幸一郎による展覧会“スイスのかたち、日本のかたち”のレビュー「師の影響を素直に受け入れた上で生まれる建築家の個性」
杉山幸一郎による展覧会“スイスのかたち、日本のかたち”のレビュー「師の影響を素直に受け入れた上で生まれる建築家の個性」最初の展示空間。 photo©architetcurephoto
杉山幸一郎による展覧会“スイスのかたち、日本のかたち”のレビュー「師の影響を素直に受け入れた上で生まれる建築家の個性」2階の展示空間。 photo©architetcurephoto
杉山幸一郎による展覧会“スイスのかたち、日本のかたち”のレビュー「師の影響を素直に受け入れた上で生まれる建築家の個性」三階展示スペース。正面に展示されているのが、Temple 01とTemple 02。 photo©architetcurephoto

建築家の杉山幸一郎による展覧会「スイスのかたち、日本のかたち」をレビューします。開催場所は、東京・本駒込のギャラリー「ときの忘れもの」。会期は2022年1月29日(土)まで。展覧会の公式ページはこちら


師の影響を素直に受け入れた上で生まれる建築家の個性

東京・本駒込のギャラリー「ときの忘れもの」にて、建築家・杉山幸一郎の展覧会「スイスのかたち、日本のかたち」が行われている。

杉山については、弊サイトの読者ならば、連載エッセイ「For The Architectural Innocent」を通して、よく知ってくださっているだろうが、最初に改めて紹介しておきたいと思う。

杉山は東京藝術大学大学院在学中にスイス連邦工科大学チューリッヒ校に留学しペーター・メルクリに学ぶ。卒業後は中山英之建築設計事務所に勤務したのち、再度スイスに渡りアトリエ・ピーター・ズントーに7年間勤務、2021年独立し土屋紘奈と共にatelier tsuを開設した。そのような経歴を持つ人物である。

そんな杉山が、初めて行う建築展がこの「スイスのかたち、日本のかたち」である。杉山が以前からドローイングや立体作品を制作していたことは、弊サイトでも何度か記事として取り上げているが、実物がお披露目されるのはこれが初めてである。展覧会自体は実は以前より企画が進んでいたものであるが、新型コロナウイルスの影響により開催は何度か延期されおり、今回ようやく開催にこぎつけた。

写真を通して知っていた作品群を実際に見ることができる機会ということで、実際にギャラリー「ときの忘れもの」まで足を運んだ。

筆者がこのギャラリーを訪れるのは初めてであるが、地図に従って現地にたどり着くと、そこにはコンクリート打ち放しの仕上げと、窓の縦長プロポーションが特徴的な建築が建っている。都心のギャラリーというとビルのワンフロアを改修してその用途にあてているような印象を持っていたので、まず意外性を感じた。

最も注目を集めたトピックス [期間:2022/1/17-/1/23]
最も注目を集めたトピックス [期間:2022/1/17-/1/23]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:【集計期間】)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 藤本壮介による、岐阜・飛騨市の共創拠点施設。2024年竣工を目指す建築で、商業・教育・住居等の機能を都市景観を参照した路地空間で繋ぎ、緑化された大屋根広場が多様な活動が会する舞台となる計画
  2. 大島碧+小松大祐 / 風景研究所による、静岡・富士宮市のオフィス「富士の裾庭」。職人達の休憩所兼事務所で身体と心を緩める場所として構想、敷地内の溶岩の断面を転写したパターンでスクリーンを作成し、採光しつつ周辺環境から切り離し空間と富士の空気をつなぎ直す
  3. 玉田誠+脇本夏子 / 玉田脇本建築設計事務所による、長野・佐久市の住宅「SAKU HOUSE」。将来の住まい方の変化も受容可能な住宅との要望に、ガラス張リビング・機能的諸室ヴォリューム・屋根下ロフトの3つの空間を設計、それぞれに特徴を与えることで多様な使い方に応える
  4. マット仕上げ・シンプルなデザイン・静音設計を特長とした“設計者の意図に沿う”パナソニックの配線器具「SO-STYLE」
  5. 木村日出夫+木村淳子 / STUDIO RAKKORA ARCHITECTSによる、大阪・堺市の、三住戸の改修「茶山台団地のリノベーション」。既存躯体と両面採光という環境の再解釈が重要だと捉え、躯体に対して挿入する要素の素材感やスケール感を操作、新要素を通し眺める団地環境がより肯定的に感じられる空間を構想
  6. 本橋良介+三木達郎 / MMAAAによる、東京・渋谷区の「エクシオグループ本社ビル エントランス改修」。既存のオーセンティックな空間を改修、床壁に触れず約800灯の照明と直径7mの人造大理石の円盤を設置、レフ板のように作用させフラットな光環境を生み出し今迄には無い“おおらかさ”の獲得を目指す
  7. 高田博章建築設計による、福島・いわき市の「小名浜のカフェ」。震災被害にあった建物に出店される店舗で、解体工事での廃棄物を建材の一部として再利用するデザインを考案、限られた予算での改修・環境に配慮した資源活用・記憶を継承する意匠の同時実現を試みる
  8. 古森弘一建築設計事務所による、福岡・飯塚市の納骨堂「無量光 明圓寺納骨堂清淨殿」。地域に根差すお寺の明るく立ち寄りやすい施設を構想し、天窓からの採光により明るさを確保し目的を具現化、同時に詳細な設計で空調設備と照明に頼らないエネルギーを使わない建築も実現
  9. 牛田英作+キャサリン・フィンドレイが1993年に完成させた町田の住宅「TRUSS WALL HOUSE」が約6千万円で販売中
  10. 隈研吾事務所が特定された、東京・小平市の「中央公民館、健康福祉事務センター及び福祉会館の更新等」設計プロポの技術提案書が公開
  11. 隈研吾による建築をミニチュアフィギュア化したカプセルトイが2022年1月下旬に発売。「浅草文化観光センター」など4作品がラインナップ
  12. プランツアソシエイツ+香取建築デザイン事務所+小笠原設計横浜事務所による、神奈川・大磯町の、海の駅「OISO CONNECT」。漁協建物をエリアの中核施設として再整備、既存と新設を一体的に利用可能な計画とし港を臨む景観を活かす構成により、施設と港湾の両利用者の積極的な交流の場となることを目指す
  13. 奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の、町家を改修した宿泊施設「松原町のホテル」。既存解体時に京町家の特徴とされる“火袋”を発見、この炊事の煙等を逃がす為の空間を現代生活の視点で解釈し活動の場として再生、過去を受け入れることによる歴史的継承も意図
  14. 中村拓志&NAP建築設計事務所による、神奈川・箱根町の「火の山のツリーハット/Tree Hut on Volcano」。自然を愛する施主が販売する家の第一号として計画、建物を約5mの高さに浮遊させ世俗から離れた空間を実現、内部では神殿を参照して自然との繋がりと地域の人々の山への想いを反映
  15. 今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の菓子店「PHILO & CO.」。格式ではなく気軽な買い物をとの要望に、隣接公園との連続性を意識し花壇を設置しつつ明るく開放的な出入口をデザイン、奥に向かい床レベルを上げ劇場的な構成でライブ感を生み出す
  16. 北山恒が主宰する「architectureWORKSHOP」が組織改編し名称を「awn」に変更し、同時にネットワーク組織としての「AWN」を設立。それに合わせてウェブサイトもリニューアル
  17. 杉山幸一郎の建築展「スイスのかたち、日本のかたち」が開催。ピーター・ズントー事務所出身でスイスを拠点とする建築家で、ドローイングやオブジェが公開される
  18. 辻琢磨による連載エッセイ “川の向こう側で建築を学ぶ日々” 第9回「ボスが独りで下す決断の切れ味」
  19. TAB / 河合啓吾による、岐阜・各務原市の住宅「SLBH6」。設計者が継続的に取り組む低費用で大空間をつくる作品群として計画、住人も施工に関わる方式で総工費税別1600万で建設が可能になると共に、“建築の当事者”になることで“つくり上げる喜び”も生み出す
  20. 白井晟一が1959年に完成させた世田谷の住宅「アトリエNo.7(旧増田夫妻のアトリエ)」をレポート。白井の孫で建築家の白井原太の修復・改修によって、原形を保ったまま現代の居住性も獲得した建築は、新しい住まい手を待つ

MVRDVのヴィニー・マースへの約30分のインタビュー動画。自身の人生、建築や世界に対する考え、共同主宰する事務所についても語られる

MVRDVのヴィニー・マースへの約30分のインタビュー動画です。自身の人生、建築や世界に対する考え、共同主宰する事務所についても語られています。

(翻訳)
Dutch Profilesによる30分のビデオの中で、MVRDVの設立パートナーであるヴィニー・マースが、自身の人生、建築や世界に対する考え、そしてヤコブ・ファン・ライスやナタリー・デ・フリースとともに約30年間率いてきた会社の仕事についてじっくりと語っています。子どものころに初めてデザインしたものは何だったのでしょうか? 学生たちを成功に導くために、彼はどのようなアドバイスをしているのでしょうか? MVRDVのプロジェクトで最も重要な品質とは何でしょうか? 採用した都市、ロッテルダムに対する彼の印象は? 6歳のときに初めて建築家になろうと思った体験から、昨年11月の最新プロジェクトであるデポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲンのオープンまで、「MVRDV」の「M」の頭の中を覗くようなプロフィールが公開されています。

(原文)
In this 30-minute video by Dutch Profiles, MVRDV founding partner Winy Maas talks at length about his life, his thoughts on architecture and the world, and the work of the company he has led for almost 30 years alongside Jacob van Rijs and Nathalie de Vries. What was the first thing he designed as a child? What advice does he give to his students to set them up for success? What is the most important quality of an MVRDV project? What is his impression of his adopted city of Rotterdam? From the experiences that first made him want to become an architect at the age of six, to the opening of his most recent project, the Depot Boijmans Van Beuningen, in November last year, the profile opens a window into the mind of the “M” in “MVRDV”.

安藤忠雄を特集した約10分のテレビ番組の動画「『建築を通して何かをしたい…』80歳の世界的建築家 “コロナ禍”での挑戦」

安藤忠雄を特集した約10分のテレビ番組の動画「『建築を通して何かをしたい…』80歳の世界的建築家 “コロナ禍”での挑戦」です。公式に公開されているものです。

1979年「住吉の長屋」で一躍脚光を浴び、1995年には建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー賞」を受賞した世界的建築家・安藤忠雄さん。岩手県・遠野で去年オープンした子どものための図書館は安藤さん自身が設計し、約2億円をかけて改修。フランス・パリでは、穀物取引所を現代美術館に改修。中国・上海では、建築家人生で初めてオペラハウスの設計に挑戦しました。そして、大阪・中之島の「子ども 本の森中之島」。その作品のいずれにも、安藤さんのメッセージが込められています。そのメッセージとは…(読売テレビ「ウェークアップ」2022年1月8日放送)

【ap job更新】 長坂常率いる「スキーマ建築計画」が、建築設計スタッフと家具設計スタッフを募集中
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長坂常率いる「スキーマ建築計画」の、建築設計スタッフと家具設計スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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こんにちは。スキーマ建築計画代表の長坂常です。

このもどかしい時代に、皆が何か新しいところに向かおうとしている。
後ろを向いていても何も始まらない。

そんな中、我々も色々な問いかけをもらい、空間を介してその答えを返しています。

新しい働き方、新しい遊び方、新しい交流のあり方、新しい表現のあり方、新しいショップのあり方、新しい乗り物のあり方、新しい都市のあり方、新しい解体のあり方、新しい施工方法、新しいお金の集め方、新しい土の使い方など。

そんなさまざま問いに対して、我々は土から家具、建築から都市計画と様々なスケールで新しいあり方を考え、提案しています。その問いは、国内からのみに限らず、海外あらゆる地域から貰っています。

それらの活動は、まあまあしんどいです。ですが、自分すら想像できていないところに誘われていく、そんな感覚は刺激的でやりがいがあります。そして、みんなにもそれを味わってもらいたい。

ぜひ、一緒に取り組みませんか?
我こそは、という人がいましたら、是非手を挙げてください。

今回、来年春に向けて建築の設計スタッフと家具の設計スタッフを同時募集しています。ご興味のある方、下記の募集要項をご参照の上、ご応募ください。

藤本壮介による、岐阜・飛騨市の共創拠点施設。2024年竣工を目指す建築で、商業・教育・住居等の機能を都市景観を参照した路地空間で繋ぎ、緑化された大屋根広場が多様な活動が会する舞台となる計画
藤本壮介による、岐阜・飛騨市の共創拠点施設。2024年竣工を目指す建築で、商業・教育・住居等の機能を都市景観を参照した路地空間で繋ぎ、緑化された大屋根広場が多様な活動が会する舞台となる計画
藤本壮介による、岐阜・飛騨市の共創拠点施設。2024年竣工を目指す建築で、商業・教育・住居等の機能を都市景観を参照した路地空間で繋ぎ、緑化された大屋根広場が多様な活動が会する舞台となる計画
藤本壮介による、岐阜・飛騨市の共創拠点施設。2024年竣工を目指す建築で、商業・教育・住居等の機能を都市景観を参照した路地空間で繋ぎ、緑化された大屋根広場が多様な活動が会する舞台となる計画

藤本壮介が設計を手掛ける、岐阜・飛騨市の共創拠点施設です。2024年竣工を目指す建築で、商業・教育・住居等の機能を都市景観を参照した路地空間で繋ぎ、緑化された大屋根広場が多様な活動が会する舞台となる計画です。2021年11月には藤本が「飛騨高山大学(仮称)本校キャンパス」を手掛ける計画案も公開されていました。両建築とも屋根がモチーフという共通点があります。

多様性が響き合う場所

私たちはこのプロジェクトにおいて、飛騨のこれまでとこれからを象徴するような、一つの大きな風景を作ることができればと考えました。飛騨古川の駅に隣接する素晴らしい立地において、街に開かれた器(うつわ)のようなこの広場は、多様な活動を受け容れ響き合わせます。楕円形の建物は、四方八方すべての方角からアクセスすることができる解放性を備え、この場所が人々の行き交うハブとなることを期待しています。

器(うつわ)は大屋根でもあります。その下には飛騨の伝統的な都市景観からインスピレーションを得た魅力的な路地空間が行き交い、歩き回る楽しさを生み出します。

路地はそのまま大屋根広場へ連続し、視線は一気に空へと抜けていきます。

この大きな盆地のような都市広場には、多様な機能と活動が顔を出して共存し、関係し合い、それらが響き合う一つの象徴的な風景が生まれます。伝統と未来、多様性とつながり、個と多、自然と人工、開かれることと守られること。器(うつわ)は親密な一つの部屋のようでもあり、広大な丘のようでもあり、季節と共に変化しながら空を切り取るフレームでもあり、飛騨の周囲の山並みに連続していく地形でもあり、多様な活動が一堂に会する舞台でもあり、またいくつもの思いを受け止め響き合わせる楽器のようでもあります。この場所が、飛騨の新しい活動の拠点の一つとして、新設される飛騨高山大学(仮称)とも連動しながら、飛騨の魅力をより高めてくれることを期待しています。

リリーステキストより
【ap job更新】 “まちを創る建築”をテーマに集合住宅等を手掛ける「SKM設計計画事務所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)・技術パートタイマー・アルバイトを募集中
【ap job更新】 “まちを創る建築”をテーマに集合住宅等を手掛ける「SKM設計計画事務所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)・技術パートタイマー・アルバイトを募集中
【ap job更新】 “まちを創る建築”をテーマに集合住宅等を手掛ける「SKM設計計画事務所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)・技術パートタイマー・アルバイトを募集中

“まちを創る建築”をテーマに集合住宅等を手掛ける「SKM設計計画事務所」の、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)・技術パートタイマー・アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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SKM設計計画事務所では設計スタッフを募集しています。
建築計画、デザインに熱意のある方を求めています。
併せて、技術パートタイマー・アルバイトも随時募集しております。

SKMは、「まちを創る建築」をテーマに生活空間・環境づくりの視点から集合住宅と周辺環境、ランドスケープ、大規模開発などの設計監理及びデザイン監修を行っています。各プロジェクトは下記のHPを参照して下さい。
http://web-skm.com

ODS / 鬼木孝一郎による、東京・千代田区の店舗「STUDIOUS WOMENS 丸の内店」。1960年代築の歴史をもつ建物内に計画、躯体をガラスで覆う設計で歳月を重ねた素材感を生かし、新しさを追求するファッションと街の記憶が混在し引き立てあう空間を構想
ODS / 鬼木孝一郎による、東京・千代田区の店舗「STUDIOUS WOMENS 丸の内店」。1960年代築の歴史をもつ建物内に計画、躯体をガラスで覆う設計で歳月を重ねた素材感を生かし、新しさを追求するファッションと街の記憶が混在し引き立てあう空間を構想 photo©太田拓実
ODS / 鬼木孝一郎による、東京・千代田区の店舗「STUDIOUS WOMENS 丸の内店」。1960年代築の歴史をもつ建物内に計画、躯体をガラスで覆う設計で歳月を重ねた素材感を生かし、新しさを追求するファッションと街の記憶が混在し引き立てあう空間を構想 photo©太田拓実
ODS / 鬼木孝一郎による、東京・千代田区の店舗「STUDIOUS WOMENS 丸の内店」。1960年代築の歴史をもつ建物内に計画、躯体をガラスで覆う設計で歳月を重ねた素材感を生かし、新しさを追求するファッションと街の記憶が混在し引き立てあう空間を構想 photo©太田拓実

ODS / 鬼木孝一郎が設計した、東京・千代田区の店舗「STUDIOUS WOMENS 丸の内店」です。1960年代築の歴史をもつ建物内に計画、躯体をガラスで覆う設計で歳月を重ねた素材感を生かし、新しさを追求するファッションと街の記憶が混在し引き立てあう空間を構想しました。店舗の公式サイトはこちら

日本発のブランドを発信するセレクトショップ STUDIOUS WOMENS 丸の内店の店舗デザイン。

建築家によるテキストより

1964年に竣工した丸の内二丁目ビルは、ヴィンテージマンションならぬ、ヴィンテージ商業施設と言えるような長い歴史を感じさせる建物である。その1階の角地に位置するこの区画にて、50年以上の歳月が作り出した躯体のテクスチャーを生かしながら、STUDIOUSの透明感のある世界観を表現することを目指した。

建築家によるテキストより

ファサードは元からある黒の大理石の外壁を残し、その間にブランドカラーである白の門構えを挿入した。
黒と白を対比的に見せることで、店内をより強調するデザインとなっている。内部の素材は種類を最小限に絞り、ガラス・スチール電気亜鉛メッキ・白壁と、躯体のテクスチャーを引き立てるものを選定。

長い年月の中で幾度も改装を繰り返しダメージが残る躯体を丁寧にガラスで覆うことにより、来店者がこの街の歴史を感じられるデザインとした。

建築家によるテキストより
北山恒が主宰する「architectureWORKSHOP」が組織改編し名称を「awn」に変更し、同時にネットワーク組織としての「AWN」を設立。それに合わせてウェブサイトもリニューアル
北山恒が主宰する「architectureWORKSHOP」が組織改編し名称を「awn」に変更し、同時にネットワーク組織としての「AWN」を設立。それに合わせてウェブサイトもリニューアルウェブサイトのスクリーンショット。 許可を得て掲載。
北山恒が主宰する「architectureWORKSHOP」が組織改編し名称を「awn」に変更し、同時にネットワーク組織としての「AWN」を設立。それに合わせてウェブサイトもリニューアルウェブサイトのスクリーンショット。 許可を得て掲載。
北山恒が主宰する「architectureWORKSHOP」が組織改編し名称を「awn」に変更し、同時にネットワーク組織としての「AWN」を設立。それに合わせてウェブサイトもリニューアルウェブサイトのスクリーンショット。 許可を得て掲載。

北山恒が主宰する「architectureWORKSHOP」が組織改編し名称を「awn」に変更し、同時にネットワーク組織としての「AWN」を設立し、それに合わせてウェブサイトもリニューアルされています。また、北山による組織改編のステートメントも掲載します。

北山恒によるステートメント「awn/AWNについて」

1995年に「小文字の建築」architectureと「共同作業場」という意味で大文字のWORKSHOPをつないで、権力装置としての大文字の建築ではない「生活を支える建築を創る共同作業場」という意図でarchitectureWORKSHOPという組織名称を立ち上げ仕事をしてきました。

2020年のコロナ禍のなかで毎日出勤して作業をすることを止め、オンラインネットワークで仕事ができることを経験し、同時に建築デザインという社会的行為の内容が少しづつ変化していることが明らかとなってきていることに対応する組織づくりを行うことにしました。

そこで、architectureWORKSHOPの組織形態をもっと自在となるネットワーク型にすることにし、その名称をarchitecture workshop network=awnとすることにしました。

そして、さらにプロジェクトの規模や内容によって柔軟に対応できる開かれたネットワークを組織することにし、その名称をAWN(Architects Workshop Network)としました。

awnとAWNは空間・建築デザインを中核として、さらに拡張した社会デザインを行うことを意図し、相互に自在に行き来できる開かれたネットワーク組織をめざしています。

木村日出夫+木村淳子 / STUDIO RAKKORA ARCHITECTSによる、大阪・堺市の、三住戸の改修「茶山台団地のリノベーション」。既存躯体と両面採光という環境の再解釈が重要だと捉え、躯体に対して挿入する要素の素材感やスケール感を操作、新要素を通し眺める団地環境がより肯定的に感じられる空間を構想
木村日出夫+木村淳子 / STUDIO RAKKORA ARCHITECTSによる、大阪・堺市の、三住戸の改修「茶山台団地のリノベーション」。既存躯体と両面採光という環境の再解釈が重要だと捉え、躯体に対して挿入する要素の素材感やスケール感を操作、新要素を通し眺める団地環境がより肯定的に感じられる空間を構想「ニコイチA」のワークスペース。 photo©林口哲也
木村日出夫+木村淳子 / STUDIO RAKKORA ARCHITECTSによる、大阪・堺市の、三住戸の改修「茶山台団地のリノベーション」。既存躯体と両面採光という環境の再解釈が重要だと捉え、躯体に対して挿入する要素の素材感やスケール感を操作、新要素を通し眺める団地環境がより肯定的に感じられる空間を構想「ニコイチB」の勉強スペース。 photo©林口哲也
木村日出夫+木村淳子 / STUDIO RAKKORA ARCHITECTSによる、大阪・堺市の、三住戸の改修「茶山台団地のリノベーション」。既存躯体と両面採光という環境の再解釈が重要だと捉え、躯体に対して挿入する要素の素材感やスケール感を操作、新要素を通し眺める団地環境がより肯定的に感じられる空間を構想「リノベ45」のダイニング。 photo©林口哲也

木村日出夫+木村淳子 / STUDIO RAKKORA ARCHITECTSが設計した、大阪・堺市の、三住戸の改修「茶山台団地のリノベーション」です。既存躯体と両面採光という環境の再解釈が重要だと捉え、躯体に対して挿入する要素の素材感やスケール感を操作、新要素を通し眺める団地環境がより肯定的に感じられる空間が構想されました。
また、本建築の内覧会情報を末尾に掲載します(要事前申し込みで、2022年1月23日に開催)。

大阪府住宅供給公社が主催する「令和3年度公社茶山台団地住宅改善事業 事業提案競技」による団地リノベーションの提案。

茶山台団地は大阪府堺市の泉北ニュータウンに位置し、周辺は緑豊かな環境でありながら、大阪の都市部にもアクセスしやすい立地である。事業提案競技では、45㎡の住戸を2つ合わせて住まう90㎡の「ニコイチ」2住戸と、45㎡の「リノベ45」1住戸の提案が求められた。

建築家によるテキストより

茶山台団地は十分な隣棟間隔かつ階段室型の住棟であるため、両面採光を得ることで、どの住戸も光に満ちた室内空間となっている。また、既存プランはいわゆる田の字型で、中央の構造壁や梁などのコンクリート躯体を残すことが前提となった。改修にあたり、既存躯体の持つ空間性に対抗せずにうまく応用することが有意義な手法であり、団地特有の光環境と合わせて既存の再解釈と再利用の方向性を示すことが、この建築を通して新しい暮らしを提案する重要なテーマになると考えた。

建築家によるテキストより

2つの開口を持つ構造壁が中央に残された「ニコイチ」では、挿入する壁やフレームの位置を躯体の開口に合わせて決定することで、既存の再解釈を行いながら、光と風が抜ける特徴的な空間構成を実現している。
大梁が中央に残された「リノベ45」では開口部や欄間を設けた複数の壁やフレームを、外周部の躯体から離して挿入することで、光のまわる柔らかな空間とした。

建築家によるテキストより

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