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ツバメアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「マイクロバスケットコート ONE_THROW」。カフェ運営者の施主の“地域でバスケをプレイできる場所”という想いに、住宅地での球技に最適な床材や気積を計画、加えて事業計画外の経済活動を呼び込み地域のコモンスペースとなることも構想
ツバメアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「マイクロバスケットコート ONE_THROW」。カフェ運営者の施主の“地域でバスケをプレイできる場所”という想いに、住宅地での球技に最適な床材や気積を計画、加えて事業計画外の経済活動を呼び込み地域のコモンスペースとなることも構想 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「マイクロバスケットコート ONE_THROW」。カフェ運営者の施主の“地域でバスケをプレイできる場所”という想いに、住宅地での球技に最適な床材や気積を計画、加えて事業計画外の経済活動を呼び込み地域のコモンスペースとなることも構想 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「マイクロバスケットコート ONE_THROW」。カフェ運営者の施主の“地域でバスケをプレイできる場所”という想いに、住宅地での球技に最適な床材や気積を計画、加えて事業計画外の経済活動を呼び込み地域のコモンスペースとなることも構想 photo©楠瀬友将

ツバメアーキテクツが設計した、神奈川・川崎市の「マイクロバスケットコート ONE_THROW」です。カフェ運営者の施主の“地域でバスケをプレイできる場所”という想いに、住宅地での球技に最適な床材や気積を計画、加えて事業計画外の経済活動を呼び込み地域のコモンスペースとなることも構想されました。施設の公式サイトはこちら

施主は住宅地にマイホームではなく、地域の人が使えるマイクロバスケットコートを作ることを選択した。住宅と自動車の関係を、そのままに、住宅サイズのバスケットコートのフレームとフードトラックに置き換えた。

建築家によるテキストより

所属に関係なく地域でバスケをプレイできる場所を作りたい、という施主の強い想いからこのプロジェクトはスタートした。というのも部活やサークルというまとまりは学校を卒業するとメンバーが散り散りになってしまったり、それを乗り越えるために社会人チームを作っても家庭ができたりするとなかなか参加が難しくなってしまうというからだという。そういう話を聞いているうちにこのプロジェクトが持つ住宅地におけるコモンスペースとしての可能性を想像するようになった。

建築家によるテキストより

地域のコモンスペース作りにおいては、事業計画の外側ともいうべき経済活動をいかに生み出せるかということもポイントにある。上に書いたように、一旦バスケをするという目的で場所のクオリティを最大化したことで、二手目、三手目のコンテンツをも引っ張ってくることになる。具体的に言うと、ボクシングエクササイズ、ダンスなどの他のスポーツにも活動が展開している。
またスポーツ以外にもダルマの絵付け、カレーコラボなど、つくる前にはこちらも予想できなかったコンテンツをも呼び寄せている。まさに事業計画や設計を取り囲む想定の外側の要素が混ざることで、むしろこの場所が発酵し始めているように感じる。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス [期間:2022/1/3-/1/9]
最も注目を集めたトピックス [期間:2022/1/3-/1/9]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2022/1/3-/1/9)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・墨田区の「喫茶野ざらし」。自身の文化経済圏を築くアートプロジェクトとして構想された店舗で、福島と東京を往来する設計者が施工者・運営者としても関わり、現代都市における“野っ原”をつくることを目指す
  2. 2021年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10
  3. 大江匡さんが亡くなりました
  4. 田村直己 / ttt architectsによる、東京の、築約50年民家をテナントとした「清澄白河の改修」。構造や性能が不束な既存建物を、大きな意匠方針を立てず“機能性” “コスト” “施工性” “商業性”の小さな判断の集積で改修し、限られた条件下でこそ生まれる空間の良さを追求
  5. スノヘッタとECADIによる、中国の、2022年末に完成を予定する「北京副都心図書館」。未来の図書館デザインの新基準を目指し計画、中心に設けた読書空間が人々の交流と知識交換を促進すると共に、各所の体験型空間との関係で開放と閉鎖や公と私を同時に感じさせる建築
  6. 小山光+KEY OPERATION INC. / ARCHITECTSによる、東京・杉並区の、アニメーション制作会社のスタジオ「MAPPAスタジオ分室」。職場環境の向上も意識しデスク素材の選定やラウンジ空間を重視
  7. 藤本壮介による、ハンガリー・ブダペストの「ハンガリー音楽の家」が完成。国内最大規模の公園を敷地として建設、自然と建築の環境の境界をなくす事を意図し、音の振動を視覚的に表現した“波”から着想を得て設計された施設
  8. MVRDVによる、ドイツ・ミュンヘンの、既存ビル改修とタワー新築「Candid-Tor」。上部が結合する2つのタワーが地域のランドマークとなるべく構想、外観と量塊は既存建物を参照し関連を持たせ、塊がずれる事でタワー利用者が使用できる共有の屋上も生み出す
  9. ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築
  10. 2021年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100
  11. 丹下健三の、国立近現代建築資料館で行われている建築展「戦前からオリンピック・万博まで 1938-1970」をフォトレポート。卒業生設計から代々木競技場までの図面と模型等を紹介する展覧会を100枚以上の写真で紹介
  12. OMAがコンペで勝利した、中国・成都市の、未来科学技術都市のエリアマスタープランと建築デザイン。広大な敷地に自然形状に沿った建物等を設計
  13. 神谷勇机+石川翔一 / 1-1 Architectsによる、愛知・刈谷市の集合住宅「Apartment MK」
  14. 石上純也建築設計事務所による、神奈川・厚木市の「神奈川工科大学KAIT広場」
  15. 古谷誠章+NASCAによる、北海道・沼田町の、高齢者福祉施設「沼田町 暮らしの安心センター」
  16. 平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡市の、住宅兼オフィス「TETUSIN DESIGN RE-USE OFFICE」。歴史的建築の保存活用に関わる施主の危惧を出発点とし、洋館の部材を譲りうけファサード等を“生け捕り”して新築建物に選択的転用と再構築を実践、歴史的価値を引き継ぎ記憶の継承を試みる
  17. 黒川智之建築設計事務所による、東京の「大岡山の集合住宅」
  18. 竹中工務店の設計・施工による、兵庫・神戸市の「竹中工務店深江竹友寮」
  19. OMA / 重松象平による、福岡の複合オフィスビル「天神ビジネスセンター」が完成。OMAの日本初のオフィスビルで、交差する二つの通りに面する建物ヴォリュームの角をピクセル化して削ることで都市活動の融合を明確にし、入口広場に公共の活動を呼び込む
  20. OMAの研究機関AMOがデザインを手掛けた、パリの、ファッションブランドOff-Whiteの旗艦店。パリの建築要素を再解釈し店内に都市を持ち込むことを意図

ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒの、高層オフィスビル「Andreasturm」。線路に挟まれた三角形の敷地に建設され、金属素材の使用と片持ち梁で建物が中央部と頭頂部に分けられた外観デザインにより、見る角度や天候や光の加減により異なる表情を見せる
ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒの、高層オフィスビル「Andreasturm」。線路に挟まれた三角形の敷地に建設され、金属素材の使用と片持ち梁で建物が中央部と頭頂部に分けられた外観デザインにより、見る角度や天候や光の加減により異なる表情を見せる photo©Roman Keller
ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒの、高層オフィスビル「Andreasturm」。線路に挟まれた三角形の敷地に建設され、金属素材の使用と片持ち梁で建物が中央部と頭頂部に分けられた外観デザインにより、見る角度や天候や光の加減により異なる表情を見せる photo©Roman Keller
ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒの、高層オフィスビル「Andreasturm」。線路に挟まれた三角形の敷地に建設され、金属素材の使用と片持ち梁で建物が中央部と頭頂部に分けられた外観デザインにより、見る角度や天候や光の加減により異なる表情を見せる photo©Roman Keller
ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒの、高層オフィスビル「Andreasturm」。線路に挟まれた三角形の敷地に建設され、金属素材の使用と片持ち梁で建物が中央部と頭頂部に分けられた外観デザインにより、見る角度や天候や光の加減により異なる表情を見せる photo©Roman Keller

ギゴン / ゴヤーが設計した、スイス・チューリッヒの、高層オフィスビル「Andreasturm」です。線路に挟まれた三角形の敷地に建設され、金属素材の使用と片持ち梁で建物が中央部と頭頂部に分けられた外観デザインにより、見る角度や天候や光の加減により異なる表情を見せる建築となっています。

こちらは建築家によるテキストの翻訳

オフィスビル「Andreasturm」は、エルリコン駅の線路に挟まれた三角形の土地に建設されたものです。スイス連邦鉄道が所有するこの五角形の塔は、高さ80m、地上22階、地下4階建てです。

13階に設置された正確なキャンティレバーは、建物を中央部と頭頂部に分け、遠くから見ると細長く見えたり、平たく見えたりするようになっています。

また、広大な基壇部は周囲に固定され、3層にわたって開放されています。公共施設のあるメインエントランスと小さな新しい広場は、交通量の少ないアンドレアス通りに面しています。アンカーテナントのAmstein + Walthertの敷地には、高い位置にある鉄道プラットフォームから直接アクセスでき、搬入口は後方の低い位置にある道路に面しています。

2層吹き抜けの洗練されたロビーがテナントや来客を迎え、エレベーターで上階へ上がります。1階にはオープンな階段があり、メインテナントの受付があります。テナントのパブリックスペースは、会議室やギャラリー、スタッフレストランを備えた「ピアノ・ノビーレ(※主主階の意味。ルネサンスの建築に用いられる用語)」を中心に配置され、基壇部の突出した部分にあります。

高層ビルのスケルトンは鉄筋コンクリートで、ファサードはダブルシェルエレメントとなっています。コアとファサードのプレハブコンクリート支柱の間には、最大で9.30mのフラットスラブが架けられています。無柱空間は柔軟なレイアウトを可能にし、自然光を取り入れたワークプレイスを実現します。ダブルシェルのファサードは、個別に開閉可能な細長い窓を持つ内層と、水平のパラペットバンドを持つ外層からなり、銅と金の色の象嵌が積層され、ファサードの角度に合わせ、その色調が変化しています。

天候や光の加減によって、塔の外観は変化します。あるときは反射する平面のように見え、またあるときは内部のフィリグリーな垂直構造を見ることができます。

ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒのオフィスビル。配置等により既存街区に統合されるよう考慮、階高の犠牲なしに階数を増やすため構造設備を最適化、人造石と金属による立面はグリッドの拡大強調によりビル内の公共的なフロアを明示
ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒのオフィスビル。配置等により既存街区に統合されるよう考慮、階高の犠牲なしに階数を増やすため構造設備を最適化、人造石と金属による立面はグリッドの拡大強調によりビル内の公共的なフロアを明示 photo©Roman Keller
ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒのオフィスビル。配置等により既存街区に統合されるよう考慮、階高の犠牲なしに階数を増やすため構造設備を最適化、人造石と金属による立面はグリッドの拡大強調によりビル内の公共的なフロアを明示 photo©Roman Keller
ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒのオフィスビル。配置等により既存街区に統合されるよう考慮、階高の犠牲なしに階数を増やすため構造設備を最適化、人造石と金属による立面はグリッドの拡大強調によりビル内の公共的なフロアを明示 photo©Roman Keller

ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒのオフィスビル「Office Building Claridenstrasse 35, Zurich, Switzerland」です。配置等により既存街区に統合されるよう考慮され、階高の犠牲なしに階数を増やすため構造設備を最適化し、人造石と金属による立面はグリッドの拡大強調によりビル内の公共的なフロアを明示しています。

こちらは建築家によるテキストの翻訳

バルザン財団の新しいオフィスビルは、チューリッヒの中心部、パラデ広場の近くに位置しています。1960年代に建てられた以前のオフィスビルと同様、単独で建っていますが、その配置とサイズによって既存の街区に統合されています。ファサードは、人造石の水平材と金属の垂直材で構成され、コンクリート床スラブとスチール複合柱からなる内部の耐力構造と呼応しています。公共的にアクセス可能な1階、4階、最上階は、ファサード構成の中で拡大されたグリッドによって強調されています。街並みに面した2層のエントランスホールが来訪者を迎えます。創業者を偲ぶテラゾー床と豪華な照明器具が、広々としたエントランスにイタリアの「グランデッツァ(壮大さ)」を与えています。

テナントである監査・コンサルティング会社のための内装工事は、コア・アンド・シェルの建設と同時に構想・制作されました。パーティションのレイアウト、備品、特注のLED照明などは、建築と一体化したものです。

建物の構造およびエネルギーのコンセプトは、指定された建物の高さの範囲内で、部屋の高さを犠牲にすることなく、もう一階を追加するために最適化されました。耐荷重とブレースコア、適度なスパンと柱間距離により、吸音材やサーモアクティブコンポーネントシステムのパイプが見えないように埋め込まれているにもかかわらず、スリムな天井を実現しています。分散型ファサードユニットとセントラルエクストラクションによる換気により、最小限の厚みで階高を高くすることができます。冷暖房には、湖水を利用したアネルギーグリッドを採用し、コンパクトな建築容積を実現しています。屋上には太陽光発電システムが設置されています。

外観は、床スラブの縁を覆うプレファブリケーションのファサードエレメントが、室内のテラゾー面を思わせるような磨き上げられたコンクリートであるのに対し、アルミニウムの垂直プロファイルが、耐力柱と個別に操作可能な細い換気フラップを隠しています。プロファイルには長方形と円形、閉じたものと穴のあいたものがあり、柱であると同時に「新鮮な空気のダクト」としても機能します。

駐車場だった場所には、道路沿いに広々とした前庭が設けられています。割栗石を敷き詰め、砂利を敷き詰め、樹木や低木を植え、かつての住宅地の前庭を彷彿とさせます。

平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡市の、住宅兼オフィス「TETUSIN DESIGN RE-USE OFFICE」。歴史的建築の保存活用に関わる施主の危惧を出発点とし、洋館の部材を譲りうけファサード等を“生け捕り”して新築建物に選択的転用と再構築を実践、歴史的価値を引き継ぎ記憶の継承を試みる
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡市の、住宅兼オフィス「TETUSIN DESIGN RE-USE OFFICE」。歴史的建築の保存活用に関わる施主の危惧を出発点とし、洋館の部材を譲りうけファサード等を“生け捕り”して新築建物に選択的転用と再構築を実践、歴史的価値を引き継ぎ記憶の継承を試みる photo©針金洋介
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡市の、住宅兼オフィス「TETUSIN DESIGN RE-USE OFFICE」。歴史的建築の保存活用に関わる施主の危惧を出発点とし、洋館の部材を譲りうけファサード等を“生け捕り”して新築建物に選択的転用と再構築を実践、歴史的価値を引き継ぎ記憶の継承を試みる photo©針金洋介
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡市の、住宅兼オフィス「TETUSIN DESIGN RE-USE OFFICE」。歴史的建築の保存活用に関わる施主の危惧を出発点とし、洋館の部材を譲りうけファサード等を“生け捕り”して新築建物に選択的転用と再構築を実践、歴史的価値を引き継ぎ記憶の継承を試みる photo©針金洋介
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡市の、住宅兼オフィス「TETUSIN DESIGN RE-USE OFFICE」。歴史的建築の保存活用に関わる施主の危惧を出発点とし、洋館の部材を譲りうけファサード等を“生け捕り”して新築建物に選択的転用と再構築を実践、歴史的価値を引き継ぎ記憶の継承を試みる photo©針金洋介

平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsが設計した、福岡・福岡市の、住宅兼オフィス「TETUSIN DESIGN RE-USE OFFICE」です。歴史的建築の保存活用に関わる施主の危惧を出発点とし、洋館の部材を譲りうけファサード等を“生け捕り”して新築建物に選択的転用と再構築を実践、歴史的価値を引き継ぎ記憶の継承が試みられました。

福岡・筥崎宮参道に面して建つ住宅併用のオフィスである。
九州大学箱崎キャンパス跡地で解体直前であった洋館建築「九州大学松浜厚生施設」(1928年竣工)の部材を大学より譲り受けることになり、取り壊し直前の限られた時間と予算の中で象徴的なファサードと室内の建具・階段を生け捕りし、別の新しい敷地で部材再構築を行った。

長らくキャンパス跡地の歴史的建築物の保存活用に取り組むクライアントが,取り壊しによって人びとからこの箱崎の地に九州大学の記憶が失われることを危惧していたことが、プロジェクトの契機となった。

建築家によるテキストより

いわゆる文化財保存のように、痕跡を元にした厳密な修理を行うのではなく、歴史的要素の選択的転用により歴史的価値を新しい建築に繋ぎ合わせる「スポリア」的な記憶の継承である(スポリアとは西洋建築において彫刻や円柱などの要素を別の建物に転用し再利用する行為)。新しい建材の横に古い建具枠が配置されるなど時間差が並置・重層されることで、重層的な意味を獲得する。ものを介した記憶の継承の試みである。

建築家によるテキストより

元の敷地から約800m離れた新しい敷地への部材再構築にあたって、周辺環境への調和や準防火地域などの敷地条件に適応しつつ、重要な3つの記憶の継承が必要だと考えた。まちの風景の一部となっている外観の象徴的なファサードの〈都市的記憶〉の継承、気積が大きく荘厳さを伝える階段室の〈空間的記憶〉の継承、特徴的なファサードの色や力強い建具枠といった建築の持つ〈物質的記憶〉の継承である。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 コロナ禍以降の働き方を実践、領域を横断し活動する「蘆田暢人建築設計事務所」が、設計スタッフ及びコミュニケーションスタッフを募集中
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【ap job更新】 コロナ禍以降の働き方を実践、領域を横断し活動する「蘆田暢人建築設計事務所」が、設計スタッフ及びコミュニケーションスタッフを募集中世田谷の浮居

コロナ禍以降の働き方を実践、領域を横断し活動する「蘆田暢人建築設計事務所」の、設計スタッフ及びコミュニケーションスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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蘆田暢人建築設計事務所では設計スタッフ及びコミュニケーションスタッフ(正社員)を募集しています。

現在、住宅・別荘・オフィス・旅館/ホテル・社会福祉施設・駅舎などの建築プロジェクトに加えて、まちづくりや土木のプロジェクトが進行中です。
今回は設計スタッフに加えて、まちづくりやプロジェクトのリサーチ、広報を担当していただくスタッフも募集します。

代表を務める蘆田暢人は、内藤廣建築設計事務所を経て2012年に独立。建築と土木、都市計画のプロジェクトに長年携わってきた経験を踏まえ、設計事務所のみならずエネルギーをデザインすることをテーマに掲げた事務所ENERGY MEET、デザインリサーチを行う会社 Future research Instituteを共同主宰しています。家具から建築、土木、エネルギー、まちづくりといったプロジェクトのスケールの幅の広さとバリエーションの多さが私たちの事務所の特徴です。そして全国様々な地域においてプロジェクトが進行中です。国内・海外のコンペにも積極的にチャレンジしています。

建築のプロジェクトでは、その地域の気候風土から導かれる最適な幾何学と構法を探り、その結果としてのカタチを生み出すことをコンセプトに据えています。そして、そのカタチを建築として定位させるディテールに対しての強いこだわりがあります。私たちの事務所ではディテールのスタディに時間をかけ、自分たちですべてのディテールを描き切ることを大事にしています。そのため、入社後早い段階でディテールを描くことを身につけることができます。また、設計スタッフだけでなくビジュアライゼーション専門のスタッフもおり、設計のツールも従来の図面や模型、CGなどに加え、VRを設計プロセスに取り入れたり、動画をプレゼンテーションのツールに使うなど、新しいコミュニケーションとプレゼンテーションにも取り組んでいます。

まちづくりのプロジェクトでは、新潟県や長野県などで8年以上継続的に携わっていて、その成果が形になりつつあります。コミュニケーションスタッフの方には、設計スタッフと協同しながら、ワークショップやにぎわいづくり、地域の方々とのコミュニケーションを担当していただきます。設計だけでなく、まちづくりやコミュニティデザインに興味がある方はぜひご応募ください。

いまだ終息しないコロナ禍の中、私たちを取り巻く状況も変化しています。まず、「働く環境」が世界中誰にとっても変わったことが大きいと思います。私たちもテレワークを導入していますが、建築、特に「住宅」というビルディングタイプが変わりつつあります。もはや住宅は住むためだけではなく、働く場所、さらには緊急事態宣言の中においては、余暇を楽しむ場所でさえありました。私たちが現在設計に携わっている住宅は、そのような変化に対応すべく、様々な試みに取り組んでいます。

緊急事態宣言をきっかけに、採用面接をオンラインで行うことも取り入れ、また、遠方から応募をしていただく方には、試用期間を全てテレワークで行い、採用後に東京に引っ越してもらう、といった新しい方法も取り入れています。

【ap job更新】 OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)とアルバイトを募集中まきのさんの道の駅・佐川

OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」の、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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STUDIO YYでは業務拡大に伴い、経験者と新卒の設計スタッフを募集します。

■ STUDIO YYってどんな事務所?
STUDIO YYはOMAとNAP建築設計事務所出身者の中本と田中によって2015年に設立された設計事務所です。進行中も含め現在までに個人住宅や飲食店、こども園、シェアオフィス、道の駅、3万平米超えの海外物件まで様々なスケールのプロジェクトを国内外で展開しています。2020年から公共のプロポーザルにも積極的に参加しており、参加したプロポ全て最終選考に進み、現在までに3度最優秀案に選定され、日本各地でプロジェクトを進めています。

■ STUDIO YYはどんな建築を作るの?
STUDIO YYの建築には決まったスタイルはありません。我々が重視しているのは、その場所の自然や文化を人々が感じられる建築を作ることです。その土地の風景、文化や歴史を丁寧に読み込み、その場所だけにしかできない建築となるように。さらに、公共の物件を手がけるようになり、地域の魅力を発掘し、観光や地域再生につながる大切さを学び、そこに住む人方々や利用者に寄り添った建築を作るように心掛けています。

■ STUDIO YYでは、どんな業務をするの?
特定の業務に特化されることはありません。新しいプロジェクトやコンペが始まれば、中本、田中も含めてみんなで案出しをします。模型を使ったスタディ、BIMやCADを使った設計業務、CGやスケッチ、プレゼン業務など、多種多様な業務内容を各々の特技を活かしながら、みんなで協力して進めます。STUDIO YYに在籍すると、あっという間に多彩な技術を身につけることができます。

■ STUDIO YYの職場環境
STUDIO YYは東京の台東区浅草橋(秋葉原)駅から徒歩5分の隅田川沿いに事務所を構えています。リノベーションされたシェアオフィスに、5名ほどが在籍しています。コロナ禍以前には事務所全員で飲みに出かけ自由に意見交換をしたり、他の設計事務所との共同プロジェクトや勉強会も定期的に行っており、事務所内だけで閉じない学びの機会が得られる環境です。2020年からBIM(ArchiCAD)を導入し、設計業務の効率化を進め、より多くの時間を意匠検討に使うようにしています。ブルーフォームを使った模型やスケッチでの検討と同時に、BIMと連動したCGレンダリングを採用し、多種多様な方法で建築の精度をあげることに尽力する活気のある職場です。また、全員が入社してからBIMを身につけています。

佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・墨田区の「喫茶野ざらし」。自身の文化経済圏を築くアートプロジェクトとして構想された店舗で、福島と東京を往来する設計者が施工者・運営者としても関わり、現代都市における“野っ原”をつくることを目指す
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・墨田区の「喫茶野ざらし」。自身の文化経済圏を築くアートプロジェクトとして構想された店舗で、福島と東京を往来する設計者が施工者・運営者としても関わり、現代都市における“野っ原”をつくることを目指す photo©comuramai
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・墨田区の「喫茶野ざらし」。自身の文化経済圏を築くアートプロジェクトとして構想された店舗で、福島と東京を往来する設計者が施工者・運営者としても関わり、現代都市における“野っ原”をつくることを目指す photo©comuramai
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・墨田区の「喫茶野ざらし」。自身の文化経済圏を築くアートプロジェクトとして構想された店舗で、福島と東京を往来する設計者が施工者・運営者としても関わり、現代都市における“野っ原”をつくることを目指す photo©comuramai

佐藤研吾 / In-Field Studioが設計した、東京・墨田区の「喫茶野ざらし」です。自身の文化経済圏を築くアートプロジェクトとして構想された店舗で、福島と東京を往来する設計者が施工者・運営者としても関わり、現代都市における“野っ原”をつくることを目指しました(※現在、中島・青木・佐藤の3人は運営を辞退しているとのこと。詳細は末尾を参照)。In-Field Studioは、現在一般社団法人コロガロウ / 佐藤研吾建築設計事務所に改組されています。店舗の公式サイトはこちら

「喫茶野ざらし」は、アーティストの中島晴矢、インディペンデント・キュレーターの青木彬、そして筆者(佐藤研吾)の3人で始まったアートプロジェクトである。東京都墨田区の裏路地にあった木造2階建の比較的小さな建物を改修し、アーティスト・ラン・スペースとして喫茶店をスタートさせた。1970年代にゴードン・マッタ=クラークがニューヨークで立ち上げた「FOOD」プロジェクトを参照し、現代の都市・東京において、自分たち自身の文化圏、経済圏を築き上げることを目指したのであった。

建築家によるテキストより

「喫茶野ざらし」というネーミングにはいくつかの意図が組み込まれていた。

まずは現代都市における“余白”、東京に“野っ原”を作り出すこと。いままで東京で住み暮らし、それぞれのやり方で都市空間に対するアプローチを試みてきた3人のやりとりの中で浮かび上がった場のイメージが「野」であった。「野」には都市の外側、外縁という、東京の枠を超えて外部と接続していくような思惑もあった。

建築家によるテキストより

このプロジェクトに筆者は、建物改修の設計者であり、また施工者であり、そしてスペースの運営者でもあるという、複数の当事者として関わった。それゆえにこのプロジェクトでは、素材をどこで、どのように集め、どのように組み合わせて、誰が作るか、というあらゆる作業内容を細かに調整していった。

建築家によるテキストより
ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築
ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築 photo©ricardo loureiro
ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築 photo©ricardo loureiro
ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築 photo©ricardo loureiro
ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築 photo©ricardo loureiro

ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築されています。

こちらは建築家によるテキストの翻訳

古い建物は市街地にひっそりと佇んでいます。3階建てで、3つの入り口があり、歪んだ輪郭をしています。各階は異なる空間論理を示唆していますが、同じ言語、同じ素材感、同じありふれた要素の集合を共有しています。

1階は庭とつながったオープンプランのアトリエがあります。2階には、白とピンクのストライプのドアがユニークなスタジオアパートメントがあります。最後の階は大きなアパートメントで、背の高い中央ホールを中心に6つの部屋が注意深く構成されています。白を基調としたインテリアの中に、コンクリートがむき出しになった部分がいくつかあり、その中に特別な瞬間があります。ドアは光沢のある白のラッカー仕上げで、合板のフレームがむき出しになっています。青いテラゾー床のソフトなチェス模様は、壁と同じではなく、すべてのレベルを結合しています。

この住宅には2つの立面しかありません。オリジナルの正面ファサードは、アンバランスでわずかにカーブしていました。3つのドアに強い色をつけ、1つの窓をなくし、大理石の円を導入し、背の高いハットを遠くから見えるようにするなど、再構築しています。裏側のファサードも作り直されました。正面とは大きく異なるプロポーションで、より高く、より狭くなりました。明確なヒエラルキーがプログラムの配分を反映しています。細い丸い自立した柱から始まります。ピンクのドアは大きな開口部と対照的で、4つの同じ窓が上層部の家庭的な用途を示唆しています。白く塗られたコンクリートの壁は、壊れやすいガラス面の上に飛んでいます。円はその対称性を乱し、姿を仕上げています。

同じ建物の中で生活し、仕事をするということは、デリケートな利便性があります。この建物の各階は独立した実験の場であり、主な共通点はある種の喜びの感覚です。

田村直己 / ttt architectsによる、東京の、築約50年民家をテナントとした「清澄白河の改修」。構造や性能が不束な既存建物を、大きな意匠方針を立てず“機能性” “コスト” “施工性” “商業性”の小さな判断の集積で改修し、限られた条件下でこそ生まれる空間の良さを追求
田村直己 / ttt architectsによる、東京の、築約50年民家をテナントとした「清澄白河の改修」。構造や性能が不束な既存建物を、大きな意匠方針を立てず“機能性” “コスト” “施工性” “商業性”の小さな判断の集積で改修し、限られた条件下でこそ生まれる空間の良さを追求 photo©田村直己
田村直己 / ttt architectsによる、東京の、築約50年民家をテナントとした「清澄白河の改修」。構造や性能が不束な既存建物を、大きな意匠方針を立てず“機能性” “コスト” “施工性” “商業性”の小さな判断の集積で改修し、限られた条件下でこそ生まれる空間の良さを追求 photo©田村直己
田村直己 / ttt architectsによる、東京の、築約50年民家をテナントとした「清澄白河の改修」。構造や性能が不束な既存建物を、大きな意匠方針を立てず“機能性” “コスト” “施工性” “商業性”の小さな判断の集積で改修し、限られた条件下でこそ生まれる空間の良さを追求 photo©田村直己

田村直己 / ttt architectsが設計した、東京の、築約50年民家をテナントとした「清澄白河の改修」です。構造や性能が不束な既存建物を、大きな意匠方針を立てず“機能性” “コスト” “施工性” “商業性”の小さな判断の集積で改修し、限られた条件下でこそ生まれる空間の良さを追求しています。

築50年ほどの民家をテナント用物件に改修するプロジェクト。

建築家によるテキストより

敷地は細い私道に面しており、隣家との間隔は50センチ未満という建て込んだ環境であった。既存民家は主に東側の外壁がはがれていて、そこからの雨漏りが原因で柱脚部や土台が腐敗していた。また、増改築が部分的に繰り返されていた形跡があり、その部分からの雨漏りも見られた。構造的にも壁量が不足しており、構造壁の追加が必要であった。
このような状態だったため、構造的な改修及び性能向上と防水機能の修復が第一に求められたプロジェクトである。

建築家によるテキストより

大きな意匠的な方針を立てず、機能性、コスト、施工性、商業性の小さな判断の集積で改修されたこの小さな建物はとても自然な雰囲気を纏っているように感じた。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 子ども施設の設計でも多数の評価を得る「相坂研介設計アトリエ」が、設計スタッフ(経験者・新卒)を募集中
【ap job更新】 子ども施設の設計でも多数の評価を得る「相坂研介設計アトリエ」が、設計スタッフ(経験者・新卒)を募集中
【ap job更新】 子ども施設の設計でも多数の評価を得る「相坂研介設計アトリエ」が、設計スタッフ(経験者・新卒)を募集中

子ども施設の設計でも多数の評価を得る「相坂研介設計アトリエ」の、設計スタッフ(経験者・新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

相坂研介設計アトリエは、都心の皇居脇、麹町(半蔵門)にある設計事務所です。
新規受注のため、今年度も経験者(出来れば下記A)および新卒を募集します。

相坂研介はは安藤忠雄に師事後独立、大学でも教えつつ、公共自治体のコンペ開催支援など建築士の職能普及にも努めており「これからの建築士賞」を頂きました。

事務所は、近年特に子どもを対象にした複数の建築設計で多数の評価を頂いており、「あまねの杜保育園(新建築2016年5月号掲載)」は、「こども環境学会賞」「JIA環境建築賞」「Architecture Asia Award」など国内外多数の受賞に加え、NHKみんなのうた「パプリカ」のMV(https://youtu.be/ba0UDkwU4I0)にも使われたり、「てぞーろ保育園」はイタリアのdomus誌、「東立石保育園」はGA JAPAN 171に掲載されました(https://www.ga-ada.co.jp/japanese/ga_japan/gaj171.html)。

我々は、こうした幼保施設以外にも商業ビル、音楽学校、集合住宅などの中規模施設(3000㎡~1000㎡)から、住宅やリノベーションなどの小規模施設(300㎡~100㎡)、さらに小さな家具や遊具まで設計し、公共コンペにも定期的に参加するなど、事務所の仕事が何か一つのビルディングタイプに偏ることなく、皆が毎年新しく幅広い経験を積む機会を確保し、所長を含む所員全員にとっての有意義な時間と長く働いていけるモチベーションを、常に保てるよう気を配っています。

組織事務所でのご経験に個人住宅の経験を加えたり、アトリエ勤務での住宅実績に中規模ビルの経験を加えたり、セカンドキャリアに最適な環境ですので、終身雇用やパートナー昇格も可能な待遇を準備して経験・資格保持者を特に求めています。

一方、大きな組織事務所ではないので、そうした大小規模かつ多様なプロジェクトの企画・検討段階から実施設計、行政手続、現場監理、記録・広報、定期点検まで、全員が常に縦横に実践的な経験を短期間で得ることが出来るため、将来独立を考える新卒・未経験者の方にも相応しい、キャリアパスの第一歩も提供できます。
一昨年2フロアに拡張、男女別トイレも完備し、ピークをずらした出勤時間も含めゆったり作業できる環境を整えたため、ストレスなく建築設計に専念できます。
自身も育児中のため、復職希望の女性建築士など勤務形態のご相談にも応じます。

MVRDVによる、ドイツ・ミュンヘンの、既存ビル改修とタワー新築「Candid-Tor」。上部が結合する2つのタワーが地域のランドマークとなるべく構想、外観と量塊は既存建物を参照し関連を持たせ、塊がずれる事でタワー利用者が使用できる共有の屋上も生み出す
MVRDVによる、ドイツ・ミュンヘンの、既存ビル改修とタワー新築「Candid-Tor」。上部が結合する2つのタワーが地域のランドマークとなるべく構想、外観と量塊は既存建物を参照し関連を持たせ、塊がずれる事でタワー利用者が使用できる共有の屋上も生み出す photo courtesy of MVRDV
MVRDVによる、ドイツ・ミュンヘンの、既存ビル改修とタワー新築「Candid-Tor」。上部が結合する2つのタワーが地域のランドマークとなるべく構想、外観と量塊は既存建物を参照し関連を持たせ、塊がずれる事でタワー利用者が使用できる共有の屋上も生み出す photo courtesy of MVRDV
MVRDVによる、ドイツ・ミュンヘンの、既存ビル改修とタワー新築「Candid-Tor」。上部が結合する2つのタワーが地域のランドマークとなるべく構想、外観と量塊は既存建物を参照し関連を持たせ、塊がずれる事でタワー利用者が使用できる共有の屋上も生み出す photo courtesy of MVRDV

MVRDVが設計している、ドイツ・ミュンヘンの、既存ビル改修とタワー新築「Candid-Tor」。上部が結合する2つのタワーが地域のランドマークとなるべく構想、外観と量塊は既存建物を参照し関連を持たせ、塊がずれる事でタワー利用者が使用できる共有の屋上も生み出す計画です。

こちらは建築家によるテキストの翻訳

既存のビル群を改修し、上部で結合した2つのタワーを組み合わせた「Candid-Tor」は、ミュンヘン南部の困難な土地に大胆に介入しています。高さ64mのランドマークは、街のスケールに対して印象的な存在感を放つ一方、地上部では屋外空間の可能性を最大限に活かし、周辺環境とのつながりを持たせ、複合施設の中心に緑の広場を配置しています。

このプロジェクトはミュンヘンのキャンディッド広場に位置し、敷地の南側には6車線のキャンディッド通りがあり、北側の境界はミュンヘンの中央環状線の一部が盛り上がっているため、周辺道路から大きく切り離された空間になっています。敷地内の既存の複合ビルには、クリニックとオフィスが入居しています。新しい計画では、これらの機能に加え、レストラン、フィットネススタジオ、高齢者サービスセンター、児童デイケア、コミュニティ・文化センターなど、さまざまなプログラムが追加される予定です。

既存の建物はほぼそのままに改修され、9つのブロックのうち6つが新しいプランに組み込まれます。このアプローチにより、建設時に発生する二酸化炭素を大幅に削減し、サステナビリティに大きく寄与しています。

また、2つのタワーは、大小4つのブロックが互いに寄り添うように積み重ねられ、最上部のブロックは互いに接触して「門」を形成しています。また、イザール川の東側には、彫刻的なランドマークが連なっており、このプロジェクトは周辺地域のランドマークにもなっています。

新しいタワーのブロックは、そのサイズとファサードのデザインにおいて、敷地の既存の建造物をモデルにしており、以前の建物の「陰」に対して「陽」を提供しています。古い建物が暗い色で、地上レベルで水平に密集しているのに対し、タワーは明るく、ブロックは空に向かって垂直に積み重なっている。

このタワーのフォルムは、キャンディッド広場から敷地の中心に向かう人々を歓迎し、既存の複合施設の中庭を拡張・整備して緑豊かな憩いの場とするものです。また、環状道路の地下から敷地へのアクセスも改善され、より近隣に溶け込んだ敷地となりました。キャンディッド広場は、16世紀の画家ペーター・キャンディッドにちなんで名づけられたもので、屋外の表面や家具に強い色彩を取り入れ、近くの地下鉄駅の壁に描かれたアートワークと視覚的につながるように工夫されています。

緑は地上だけにとどまりません。タワーのブロックが移動するため、さまざまなレベルに共同テラスを設け、最終的にはタワーの利用者全員がアクセスできる共有の緑化された屋上を実現しています。

スノヘッタとECADIによる、中国の、2022年末に完成を予定する「北京副都心図書館」。未来の図書館デザインの新基準を目指し計画、中心に設けた読書空間が人々の交流と知識交換を促進すると共に、各所の体験型空間との関係で開放と閉鎖や公と私を同時に感じさせる建築
スノヘッタとECADIによる、中国の、2022年末に完成を予定する「北京副都心図書館」。未来の図書館デザインの新基準を目指し計画、中心に設けた読書空間が人々の交流と知識交換を促進すると共に、各所の体験型空間との関係で開放と閉鎖や公と私を同時に感じさせる建築 image©Plomp
スノヘッタとECADIによる、中国の、2022年末に完成を予定する「北京副都心図書館」。未来の図書館デザインの新基準を目指し計画、中心に設けた読書空間が人々の交流と知識交換を促進すると共に、各所の体験型空間との関係で開放と閉鎖や公と私を同時に感じさせる建築 image©Plomp
スノヘッタとECADIによる、中国の、2022年末に完成を予定する「北京副都心図書館」。未来の図書館デザインの新基準を目指し計画、中心に設けた読書空間が人々の交流と知識交換を促進すると共に、各所の体験型空間との関係で開放と閉鎖や公と私を同時に感じさせる建築 image©Plomp

スノヘッタECADIによる、中国の、2022年末に完成を予定する「北京副都心図書館」。未来の図書館デザインの新基準を目指し計画、中心に設けた読書空間が人々の交流と知識交換を促進すると共に、各所の体験型空間との関係で開放と閉鎖や公と私を同時に感じさせる建築となっています。

こちらはリリーステキストです

スノヘッタが北京に未来の図書館を設計

2022年末に完成予定の新らしい北京副都心図書館は、学習、知識の共有、オープンな議論のための現代的かつ時代を超えた空間を提供し、北京と中国全体の文化の豊かさを称えるものとなります。持続可能な図書館設計の新しい基準を設定することを目指し、北京都心図書館は、テクノロジー、スマートデザイン、地元の資源を活用し、従来の図書館とは明らかに異なるものになります。

2018年の国際デザインコンペティションの勝利を受けて、スノヘッタは中国の首都における新しい副都心図書館のデザインを依頼され、現地のパートナーECADIと共同で建築、景観、インテリアデザインを展開してきました。2020年に着工し、その後、屋根が設置され、現在、最大16mの背の高いガラスの囲いが設置中です。完成時には、中国初の自立型ガラスファサードプロジェクトとなる予定です。

開放性と包容力

この図書館は、学習、情報交換、オープンな議論のための公共スペースとして、また、北京の遺産や科学、芸術、パフォーマンスなどの豊かな文化的歴史を称えるために設計・制作されました。これは、図書館の中心である共有スペースを作ることで強調され、図書館全体を覆い、浸透している顕著な彫刻された学習風景によって強調されています。

図書館の大きなオープンスペースは、空間的にだけでなく、知的にも人々を結びつけるようにデザインされています。大きなリーディング・ランドスケープは、知識の分配とアクセスを促進し、従来の図書館のセクションとは明らかに異なる経験を作り出します。この開放的な空間は、あらゆる年齢層の人々が一つの面で出会い、円形劇場のような空間で交流する機会を提供します。このような交流と知識の交換を促進するためのオープンスペースは、建物全体のさまざまな場所に設けられています。

透明性の高い建物のファサードにより、図書館はその内部活動を通行人に見せ、この寛大な空間へと誘います。建物内部では、中央の谷が図書館のバックボーンを形成しています。建物の北側から南側への主要な循環空間であると同時に、リーディング・ランドスケープの上や下にあるすべての関連する空間へと人々を繋いでいます。

知の森

彫刻的なリーディング・ランドスケープから伸びた柱が屋根を支え、イチョウの森のようなキャノピーを形成しています。それぞれの柱はビルディングテクノロジーの要素でもあり、空調、照明、音響、雨水処理などの分散型テクノロジーシステムとなっています。樹木に囲まれた階段状のランドスケープエリアは、建物内の移動中にいつでも座って休憩できるように、インフォーマルなゾーンを作り、木の下に座って好きな本を読んでいるようなイメージで、人々を誘います。

ルーフキャノピーの下と彫刻的なランドスケープの上には、様々な体験型スペースがあり、訪問者は読書や学習のためのプライベートな場所を見つけることができますが、常に広い共有エリアとつながっています。高さと低さ、開放と閉鎖、プライベートとパブリックが同時に感じられる空間です。知識の「セクション」や「カテゴリー」を指定することはありません。

【ap job更新】 建築系スタートアップ「VUILD」が、建築設計メンバー複数名(新卒既卒・経験者)を募集中
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【ap job更新】 建築系スタートアップ「VUILD」が、建築設計メンバー複数名(新卒既卒・経験者)を募集中「まれびとの家」(外観)_photo_Hayato Kurobe

建築系スタートアップ「VUILD」の、建築設計メンバー複数名(新卒既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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このページを開いてくれたみなさんへ。
はじめまして。VUILD株式会社の代表取締役CEOの秋吉です。

 
■なぜ募集しているのか?

ぼくの代表としての最大の使命は、最高の組織を設計することです。

建築って1人では設計できないし作れないので、やっぱり仲間が重要です。いいものを作って人を喜ばせたいし、いい仕組みをつくって社会を良くしたいと思ってるんですが、そのためには一緒に働いてくれる仲間が必要です。

逆に、仲間がいないと何もできないので、やっぱり意義とか理念とかよりも一緒に働いてくれる「人」が重要だと思ってます。だから、自分らしく・のびのびと・たのしく・健全に働いてもらうための組織設計が肝だと思って日々試行錯誤しています。

そんな中、ありがたい事に建築の依頼を沢山いただくことになっており、折角のチャンスなのでアクセルを踏みたいと思っています。これまで家具や仮設構造物を製作する仕事が多かったのですが、今ではほぼ全てのプロジェクトが建築物の製作になっています。

正直、収支計画ベースで考えると2名が適切なんですが、先行投資として2名追加で採用したいと思ってます。なぜなら、優秀な仲間が増えたらその分やれることが増えて、クライアントワーク以外の新しい挑戦に取り組むことができるからです。

マリオ・ボッタが2017年に行った講演の動画。Architects not Architecture主催で行われ、建築ではなく建築家自身について語る内容 最も注目を集めたトピックス [期間:2021/12/27-2022/1/2]
最も注目を集めたトピックス [期間:2021/12/27-2022/1/2]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2021/12/27-2022/1/2)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 2021年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10
  2. 藤本壮介による、ハンガリー・ブダペストの「ハンガリー音楽の家」が完成。国内最大規模の公園を敷地として建設、自然と建築の環境の境界をなくす事を意図し、音の振動を視覚的に表現した“波”から着想を得て設計された施設
  3. 2021年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100
  4. 妹島和世と西沢立衛が、自身の作品集『KAZUYO SEJIMA RYUE NISHIZAWA SANAA』について解説している動画
  5. 小山光+KEY OPERATION INC. / ARCHITECTSによる、東京・杉並区の、アニメーション制作会社のスタジオ「MAPPAスタジオ分室」。職場環境の向上も意識しデスク素材の選定やラウンジ空間を重視
  6. 平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡・那珂川市の観光拠点施設「五ケ山クロス ベース」。ダム湖周辺整備の一環として計画、山並やダムの景観と調和する量感と曲面の造形に加えルーフテラス等を設けることで、ランドスケープと建築が連続した一体感ある風景を創出
  7. 千葉学建築計画事務所が最優秀者に選ばれた、福島の「安積中高一貫校」設計プロポの提案書。2次審査に選ばれていた6組の提案書も公開
  8. 濱田猛 / HAMADA DESIGNによる、滋賀・甲賀市の住宅「丘上の平屋 ひとつ屋根の下」。約2000㎡の敷地内の市街を一望する丘に建物を配置、大屋根下に諸機能を3つに分け独立させ“縁側”等の伝統的日本家屋にある要素を用いる事で、内外を行き来できる豊かな住居を構想
  9. 岡田宰 / 2id Architectsによる、静岡・浜松市の住宅「白岩の家」
  10. Buttondesign / 村上譲・菊田康平による、長野・茅野市の、リゾートマンションの一室の改修「蓼科の週末住宅」。敷地近くでの光と山並が生み出す幻想的な景色に触発され、内装に周囲の山並みのように凹凸のあるナラ突板の壁面を考案、差し込む光が時間帯や季節により様々な表情を生む空間を構想
  11. 藤本壮介建築設計事務所による、京都の「アメノシタ・パビリオン」。ロームシアター京都の屋外空間を敷地に、世界文化交流祭“KYOTO STEAM”の為につくられた、120mm角で長さ4mの木材を積層した鳥の巣のような建築
  12. 藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画
  13. nendoによる、東京の住宅「階段の家」
  14. 岡山泰士+森田修平+仲本兼一郎 / STUDIO MONAKAによる、京都市の、設計者の自邸「森田邸」。将来的に“小商い”を行いたいとの要望に、建物をほぼ中央配置することで敷地内に“余白”を確保、平面計画にも将来を見越した空間を組み込む
  15. トラフ建築設計事務所による、兵庫・神戸の、ジュエリーブランドの店舗「Hirotaka神戸店」。神戸旧居留地を敷地とし、既存ファサードを全面ガラス張りにして見通しを向上、オニックス・丸太・コールテン鋼等で作られた素材感ある什器が存在感を放つギャラリーのような空間
  16. スノヘッタによる、アメリカ・ニューヨークの、宿泊施設と学習センター「Cornell Tech Hotel and Education Center」。2棟別の建物として同時に計画、効率最適化のためバックサービスを共有するよう考慮され、建物形状とファサードの素材によりこの都市にふさわしい存在感を設計
  17. 石上純也建築設計事務所による、神奈川・厚木市の「神奈川工科大学KAIT広場」
  18. 竹中工務店の設計・施工による、兵庫・神戸市の「竹中工務店深江竹友寮」
  19. 長坂常 / スキーマ建築計画による、京都左京区南禅寺草川町の「ブルーボトルコーヒー京都カフェ」
  20. 白井晟一が1959年に完成させた世田谷の住宅「アトリエNo.7(旧増田夫妻のアトリエ)」をレポート。白井の孫で建築家の白井原太の修復・改修によって、原形を保ったまま現代の居住性も獲得した建築は、新しい住まい手を待つ

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