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【ap job更新】 無意識の美しさと心地よさを想起させる空間・建築を手掛ける設計事務所「MMA」が、事業拡大のため新卒・中途の正社員・契約社員を募集中
【ap job更新】 無意識の美しさと心地よさを想起させる空間・建築を手掛ける設計事務所「MMA」が、事業拡大のため新卒・中途の正社員・契約社員を募集中
【ap job更新】 無意識の美しさと心地よさを想起させる空間・建築を手掛ける設計事務所「MMA」が、事業拡大のため新卒・中途の正社員・契約社員を募集中「House facing the sea」(2018)建築設計

無意識の美しさと心地よさを想起させる空間・建築を手掛ける設計事務所「MMA」の、事業拡大のため新卒・中途の正社員・契約社員募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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東京を拠点とする設計事務所・MMAは建築に関する多岐にわたる業務をコンセプト発案からプランニング、設計監理まで幅広く手掛けています。

事業内容は建築、インテリアデザインから美術館の会場構成、住宅建築、商業インテリア、プロジェクトによってはプロダクトの製作までと様々です。アーキテクトというアプローチを通して人々の感情とフィジカルな体験に訴える、無意識の美しさと普遍的な心地よさを想起させる空間・建築を作り出してきました

この度、新たな活動と業務拡大に伴って、新たなチームメンバーを募集いたします。MMAのメンバーは、それぞれが幅広い好奇心と意欲を持ち、提案から現場監理まで、各プロジェクトを自律性を持ちながら担当することが求められます。弊社の活動に関心を持ち、メンバーとして参加してくださる意欲がある方のご応募をお待ちしております。

久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所が会場構成を手掛けた、パナソニック汐留美術館での「サーリネンとフィンランドの美しい建築展」。サーリネンゆかりの地であるヴィトレスク湖畔の風景を抽象的に表現した会場デザインを意図
久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所が会場構成を手掛けた、パナソニック汐留美術館での「サーリネンとフィンランドの美しい建築展」。サーリネンゆかりの地であるヴィトレスク湖畔の風景を抽象的に表現した会場デザインを意図 photo©Nacasa & Partners Inc.
久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所が会場構成を手掛けた、パナソニック汐留美術館での「サーリネンとフィンランドの美しい建築展」。サーリネンゆかりの地であるヴィトレスク湖畔の風景を抽象的に表現した会場デザインを意図 photo©Nacasa & Partners Inc.
久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所が会場構成を手掛けた、パナソニック汐留美術館での「サーリネンとフィンランドの美しい建築展」。サーリネンゆかりの地であるヴィトレスク湖畔の風景を抽象的に表現した会場デザインを意図 photo©Nacasa & Partners Inc.

久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所が会場構成を手掛けた、パナソニック汐留美術館での「サーリネンとフィンランドの美しい建築展」です。サーリネンゆかりの地であるヴィトレスク湖畔の風景を抽象的に表現した会場デザインが意図されました。会期は2021年9月20日まで。展覧会の公式ページはこちら

フィンランドのモダニズムの原点を築いた建築家エリエル・サーリネンの展覧会の会場構成を行った。エリエル・サーリネンが49歳で渡米するまでのフィンランド時代にスポットをあて、図面や写真、家具や生活のデザインといった作品資料の展示を行っている。

建築家によるテキストより

サーリネンが設計事務所を設立してまもなく、彼が仲間のリンドグレン、ゲセリウスと共に静かに仕事に専念出来る環境を求め、住宅兼アトリエを建設したヴィトレスク湖畔。ヘルシンキ西方にあるこの美しい湖は、「光があたると白く染まる」という伝説をもつ。ヴィトレスク湖を想起させるようなやわらかい曲線と光の空間を全体のテーマとし、白く光沢感のある床仕上げで湖の水面を、グレーの経師紙と布で作った島状の展示台で湖畔の森を抽象的に表現した。展示台の縁にLEDのライン照明をほんのりと沿わせることで、水面の光の反射のような現象を生み出している。

建築家によるテキストより

本展覧会は、フィンランドで事務所を設立した初期の時代から始まり、息子エーロ・サーリネンのモダニズム家具の展示で幕を下ろす。エリエル・サーリネンの生涯から彼がつないだものを、フィンランドの光かがやく水面の湖畔の風景を感じながら時系列に巡ることができる展覧会となっている。

建築家によるテキストより
黒木大亮 / lyhtyによる、兵庫の住宅「赤穂の家(モルタルの家)」
黒木大亮 / lyhtyによる、兵庫の住宅「赤穂の家(モルタルの家)」 photo©笹倉洋平(笹の倉舎)
黒木大亮 / lyhtyによる、兵庫の住宅「赤穂の家(モルタルの家)」 photo©笹倉洋平(笹の倉舎)
黒木大亮 / lyhtyによる、兵庫の住宅「赤穂の家(モルタルの家)」 photo©笹倉洋平(笹の倉舎)

黒木大亮 / lyhtyが設計した、兵庫の住宅「赤穂の家(モルタルの家)」です。

この家が建つ赤穂市郊外は、豊かな自然が広がる山間の住宅地である。

建築家によるテキストより

内部空間では、家の中庭から隣地の雑木林へと続いていく緑を眺めながら、食事の時間を楽しむことを想定して、コの字型の平面プランの中央に、幅3メートルのキッチンカウンターを造作した。四季折々の移ろいを感じながらの食事は、この敷地から享受できる最大の利点であろう。また、中庭に面した木製建具を開け放ち、コンクリートの縁側より、左官仕上げの片持ち階段(鉄製下地)から屋上テラスに上がり、山間の景観を堪能することもできるようにした。

建築家によるテキストより

内外装ともに多用したモルタルは、色ムラがあり、表情豊かな素材である。その風合いを活かすため、画一的な新建材の採用は控え、家具建具はラワン合板、階段材はアピトン合板、外部手摺は溶融亜鉛メッキ、コンクリートなど、下地材として多く使われる材を選んだ。これらは本来、下地に使われることが多く、汎用性の高い材料である。これにより、結果として、高価な材料に頼るのではなく、身近な材料を上手に組み合わせることに成功し、コストダウンにつながった。

建築家によるテキストより
TANK / 福元成武と磯野信+小松素宏 / 明治大学構法計画研究室による、 東京・目黒区の店舗「保護猫喫茶 necoma」
TANK / 福元成武と磯野信+小松素宏 / 明治大学構法計画研究室による、 東京・目黒区の店舗「保護猫喫茶 necoma」 photo©牧口英樹
TANK / 福元成武と磯野信+小松素宏 / 明治大学構法計画研究室による、 東京・目黒区の店舗「保護猫喫茶 necoma」 photo©牧口英樹
TANK / 福元成武と磯野信+小松素宏 / 明治大学構法計画研究室による、 東京・目黒区の店舗「保護猫喫茶 necoma」 photo©磯野信+小松素宏

TANK / 福元成武磯野信+小松素宏 / 明治大学構法計画研究室の設計・施工による、東京・目黒区の店舗「保護猫喫茶 necoma」です。店舗の公式サイトはこちら

「保護猫喫茶 necoma」は東急東横線学芸大学駅から徒歩十数分の住宅街の中にある、猫のいる喫茶と美術室である。

建築家によるテキストより

また、廃段ボールを用いた新たなリサイクルマテリアルの開発も行った。
段ボールを細かく裁断し水に溶かして押し固め乾燥させると、段ボールに含まれる糊の成分だけで固形化できることを発見した。これを型枠に流し込むことで、コンクリートのように自由造形が可能となる。この素材を利用し、壁付けのキャットステップを制作した。TANKは以前より動物保護活動に取り組む個人や団体を応援しており、本プロジェクトでもこれら家具類一式を寄贈した。

建築家によるテキストより

necomaという店名は「猫との間合いを考える」というコンセプトが元になっている。
内装においては間仕切壁や檻といった猫と人とを厳格に区切るような見えの要素を極力排することでこれを実現しようとした。家具についても、段ボールという普段捨てられてしまうものを美しく再利用するということが、”保護猫として”ではなく純粋に猫として接する姿勢と呼応することを企図した。

建築家によるテキストより
TOTO通信2021年夏号「特集:個室の復権」のオンライン版。8組の建築家が個室を提案

TOTO通信2021年夏号「特集:個室の復権」のオンライン版が公開されています。8組の建築家が個室を提案しています。

人がひとりで過ごすための場を考えたい。建築家は、人同士のコミュニケーションが豊かになるための空間にさまざまなアイデアを提案してきているが、一方で、人はひとりで過ごす時間も長い。
何かに集中するとき、没頭したいことがあるとき、あるいは瞑想するときもあるかもしれない。
そして、このコロナ禍においては、リモートワークが進み、ソーシャルディスタンスも促されている。否応なく人と交わらない生活の渦中に立たされ、この災禍において「個室」の意義を再検討したいと考えさせられた。
人間がひとりになる場所としての「個室」をどうとらえるのか。上記の想いを投げかけ、複数の建築家たちに「個室」を計画していただいた。

こちらは建築家の提案ページへのリンクです。

二俣公一 / ケース・リアルによる、佐賀・嬉野市の、登録有形文化財の蔵を改修したカフェ&ラボ「MILKBREW COFFEE」。内外の既存状態を生かしながら必要機能を加えることで、新旧が統合されたハイブリッドな空間を意図
二俣公一 / ケース・リアルによる、佐賀・嬉野市の、登録有形文化財の蔵を改修したカフェ&ラボ「MILKBREW COFFEE」。内外の既存状態を生かしながら必要機能を加えることで、新旧が統合されたハイブリッドな空間を意図 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、佐賀・嬉野市の、登録有形文化財の蔵を改修したカフェ&ラボ「MILKBREW COFFEE」。内外の既存状態を生かしながら必要機能を加えることで、新旧が統合されたハイブリッドな空間を意図 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、佐賀・嬉野市の、登録有形文化財の蔵を改修したカフェ&ラボ「MILKBREW COFFEE」。内外の既存状態を生かしながら必要機能を加えることで、新旧が統合されたハイブリッドな空間を意図 photo©水崎浩志

二俣公一 / ケース・リアルによる、佐賀・嬉野市の、登録有形文化財の蔵を改修したカフェ&ラボ「MILKBREW COFFEE」。内外の既存状態を生かしながら必要機能を加えることで、新旧が統合されたハイブリッドな空間が意図されました。店舗の公式サイトはこちら

計画地のある佐賀県嬉野市の「塩田津(しおたつ)」は、国の伝統的建築物群保存地区に指定されており、一帯は外壁が白漆喰で覆われた町屋が立ち並ぶ歴史情緒の溢れた風景をなす。

建築家によるテキストより

今回の計画はその地区のメイン通りに面し、かつて銀行としても使用されていた蔵を、酪農家とロースターとの協働によって生まれたMILKBREW COFFEE(ミルク出しコーヒー)のための旗艦店として改修する計画である。
また、クライアントであるナカシマファームはチーズなど乳製品の加工を行なっていることでも有名で、私たちはここへMILKBREW COFFEEのためのカフェ機能と、乳製品の開発や加工を行うラボ機能とを計画することになった。

建築家によるテキストより

進めるにあたって前提となったのは、今回の蔵は地区の中でも国の登録有形文化財に指定されており、白漆喰で覆われた外観には一切手を入れることは出来ないということである。
一方、内部については手を加えても問題はなかったが、蔵のオーナーが大切に管理してきたこともあり、壁面の土壁や板壁、天井裏の屋根組等いずれも保存状態の良い空間となっていた。
そのため私たちは内部を大きく一新してしまうのではなく、既存の状態を極力生かしながら必要となる機能をレイアウトすることにした。

建築家によるテキストより
隈研吾(高知県立林業大学校 校長)による特別講義「森を生かす ミライへのメッセージ」がYouTubeでオンライン配信。参加無料・事前申込不要

当日(2021年8月27日(金)19:00~21:00)は上記の埋め込み動画からも閲覧できます

隈研吾(高知県立林業大学校 校長)による特別講義「森を生かす ミライへのメッセージ」がYouTubeでオンライン配信されます。放送日時は2021年8月27日(金)19:00~21:00です。参加無料、事前申込不要です。第一部として隈研吾による講演、第二部として、株式会社 竹中工務店 参与 木造木質建築統括の松崎裕之と高知県 梼原町長の吉田尚人を交えたゲストトークが行われます。

森林の蓄積の増加にともなって、日本の森林と木造建築は大きな変革期を迎えています。長年にわたって独自の木造建築に取リ組んできた建築家・隈研吾校長が、都市木造を推進し森とまちをつなぎ、持続可能な社会の実現を目指す竹中工務店の松崎裕之氏と子々孫々に幸せな暮らしをつなぐ理想郷・ウェルネス梼原の実現に取リ組む吉田尚人梼原町長をゲストに迎え、これからの木造建築への展望を語リます。

リリースより
藤本壮介による、ハンガリー・ブダペストの音楽施設「ハンガリー音楽の家(House of Hungarian Music)」が竣工間近。音の振動を視覚的に表現した波から着想を得た浮屋根が公園の森の中に浮かぶ
藤本壮介による、ハンガリー・ブダペストの音楽施設「ハンガリー音楽の家(House of Hungarian Music)」が竣工間近。音の振動を視覚的に表現した波から着想を得た浮屋根が公園の森の中に浮かぶ photo courtesy of liget budapest
藤本壮介による、ハンガリー・ブダペストの音楽施設「ハンガリー音楽の家(House of Hungarian Music)」が竣工間近。音の振動を視覚的に表現した波から着想を得た浮屋根が公園の森の中に浮かぶ photo courtesy of liget budapest

藤本壮介が設計して建設が進められている、ハンガリー・ブダペストの音楽施設「ハンガリー音楽の家(House of Hungarian Music)」竣工間近で、その様子を伝える写真や動画が公開されました。音の振動を視覚的に表現した波から着想を得た浮屋根が公園の森の中に浮かぶ建築です。竣工は2021年末を予定。アーキテクチャーフォトでは2021年1月時点での現場の様子も特集記事として紹介していました。

以下は、リリーステキストの抜粋・翻訳

日本人建築家、藤本壮介氏が設計した「ハンガリー音楽の家」は、ヨーロッパ最大の都市文化開発プログラムである「リゲ・ブダペスト・プロジェクト」の一環として、ハンガリーの首都に建設されています。この建物は、有機的に起伏した屋根構造を持ち、広いガラス壁と穴の開いたキャノピーが特徴的で、人目を引きます。同時に、その優美さと透明な表面のおかげで、建物を取り囲む公園と調和しています。新施設は、世界初の複合型音楽イニシエーション施設として運営され、音楽の歴史に関するインタラクティブな展示、コンサート、エキサイティングな音楽教育ワークショップなどの幅広いイベントを通じて、来場者に無数の音楽体験を提供します。

リゲ・ブダペスト・プロジェクトは、現在ヨーロッパで最も重要な文化開発であり、ハンガリー最大規模の公園やランドスケープ・アーキテクチャー・プロジェクトと、ミレニアムの時代以来の規模の施設の開発を組み合わせたものです。リゲ・ブダペスト・プロジェクトの一環である「ハンガリー音楽の家」は、ブダペストで最も重要な観光名所である英雄広場の近く、かつて取り壊されたオフィスビルの跡地に建設されています。設計者である藤本壮介氏は、ユニークで刺激的かつ有機的な建物を作り上げました。彼のデザインは、国際コンペに提出された168のプロジェクトの中から、ハンガリーと国際的な審査員によって選ばれました。

藤本壮介氏は、「ハンガリー音楽の家」の国際コンペに参加するにあたり、自然環境と建築環境の境界が取り払われ、音の性質と自然の音の間に調和が生まれるようなプロジェクトを思い描きました。デザインの特徴である浮屋根は、音の振動を視覚的に表現した「波」から着想を得ています。藤本は、開放性と透明性のスピリットに基づき、建物の側壁をガラスで構成し、屋根のパンチング構造を光の井戸で連結することで、樹木の葉のように建物内部に光を取り込むようにしました。また、ブダペストの有名な分離派建築であるリスト・アカデミーや、国際的に有名なハンガリーの音楽と音楽教育の伝統からもインスピレーションを受けました。

藤本壮介氏は自身のヴィジョンをこう語ります。
「世界初の公共公園のひとつであるブダペスト公園で仕事をすることは、信じられないほど刺激的なことです。建物を作るだけでなく、公園での経験を建物の中に持ち込むことができたので、建物を設計する作業は特にエキサイティングでした リゲ・ブダペスト・プロジェクト、そしてその中のハンガリー音楽の家は、まさに象徴的な開発プロジェクトであり、緑地と建築物の間に卓越した調和を生み出すことに成功したことから、将来の都市開発者の手本となるかもしれません。」

【ap job更新】 建材の開発販売やリノベーション等を手掛ける「株式会社TOOLBOX」が、空間デザイン・設計施工・プロダクト開発・編集コンテンツ制作の各社員を募集中
【ap job更新】 建材の開発販売やリノベーション等を手掛ける「株式会社TOOLBOX」が、空間デザイン・設計施工・プロダクト開発・編集コンテンツ制作の各社員を募集中
【ap job更新】 建材の開発販売やリノベーション等を手掛ける「株式会社TOOLBOX」が、空間デザイン・設計施工・プロダクト開発・編集コンテンツ制作の各社員を募集中HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITION『編集の家』

建材の開発販売やリノベーション等を手掛ける「株式会社TOOLBOX」の、空間デザイン・設計施工・プロダクト開発・編集コンテンツ制作の各社員募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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toolboxが生まれた背景には「東京R不動産」というウェブサイトがあります。

2000年代半ば、個性豊かな価値基準の物件紹介を行い、画一的な不動産業界に一石を投じました。同時に「リノベーション」の認知も広がっていきます。そのようななか、住まい手が自らデザインし改造し、自らの住空間をつくりたいというニーズが現れてきました。

そこで、toolboxは「日本の住空間に楽しさと豊かさをもたらす」というミッションを掲げ、ユーザー主導で空間を作るための仕組みとして、職人サービスや内装材の販売を開始しました。個人の趣味性に訴えかけるラインナップです。

建材は多段階流通が当たり前ですが、住まい手にD to Cで商品を届けることで適正価格にて明瞭化し、住まい手にあたらしい選択肢が生まれました。また、商品背景や施工事例などを盛り込んだ商品ページやコラム記事は、購入体験の向上だけでなく住まいづくりの楽しさやこだわった空間に暮らすことの豊かさを伝える「メディア」としても広く読まれています。

住まい手は家づくりを自由なものと捉え、自ら空間を編集しつくりあげていく。その連続によって家づくりに対する一般のリテラシーが向上し、日本の住宅業界の質をボトムアップさせていく。私たちは空間づくりのプロセスを一般に開き、コミットメントを高めてもらうことで市場経済と空間デザインを結びつけていきたいと考えています。

toolboxの主な事業は、プロダクト開発・販売を行う「ストア事業」と、空間のプロトタイプをデザインし施工を行う「空間事業」の2つです。

ストア事業の取扱商品数は2,000点を超え、オリジナルで開発した商品も4割を超えました。
今期から本格始動した空間事業では、リフォーム業界に一石を投じるべく「SETUP」という部分リフォームサービスを開始。既に好評を得ているマンションやオフィスの定額制のパッケージ型リノベーションと同様に、空間をブランディングし、住まい手が自分で選択・編集できる形で提供しています。

結果、住まい手が自分で選んでいるからこそ、口コミや事例写真でtoolboxを広めてくれる良い循環が生まれ、最近では設計事務所や工務店からの支持も増えてきました。いま、私たちは大きな事業の広がりを感じています。

今後、toolboxのミッション実現に向けて事業を洗練させていくためには、業界慣習の非合理で不明瞭な部分を取り除き、一層デザインによる価値を際立たせ多面的にアプローチしていく必要があると感じています。

建築の作品性に貢献する一方で、流通や職方に目を向け、市場を席巻する一般住宅による住空間のコモディティ化に抗う想いで事業に取り組んでいます。ストア事業と空間事業双方の商品力を高めながら、私たちの価値観に共鳴してくれる人に届けるマーケティングによって、ビジネスのさらなる成長を目指します。

今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の、超高層集合住宅の一住戸のリノベーション「3402」
今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の、超高層集合住宅の一住戸のリノベーション「3402」 photo©河田弘樹 Hiroki Kawata
今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の、超高層集合住宅の一住戸のリノベーション「3402」 photo©河田弘樹 Hiroki Kawata
今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の、超高層集合住宅の一住戸のリノベーション「3402」 photo©河田弘樹 Hiroki Kawata

今津康夫 / ninkipen!が設計した、大阪市の、超高層集合住宅の一住戸のリノベーション「3402」です。

超高層マンションのリノベーションである。

大阪の文化施設が数多く集まる中之島に位置し、西の空には遠く大阪湾を望む。

建築家によるテキストより

マンション特有の凹凸のあるプランを一掃してLDKを矩形に取り出し、キッチン、調理台、本棚を重心を図りながら置くことで、日々の暮らしの中に落ち着きと回遊性を生み出した。

建築家によるテキストより

不揃いに天井に露出した梁型は廊下のCHに揃えた折上天井として整理し、耐風圧に比例して太くなったアルミサッシの存在感は内側に据えた木製の框戸によって和らげている。

建築家によるテキストより
「中山英之展 ,and then」愛知巡回展・講演会が、愛知淑徳大学で開催。TOTO・ギャラリー間で開催され注目された展示が巡回し、学生の会場計画・施工で公開
「中山英之展 ,and then」愛知巡回展・講演会が、愛知淑徳大学で開催。TOTO・ギャラリー間で開催され注目された展示が巡回し、学生の会場計画・施工で公開

「中山英之展 ,and then」愛知巡回展・講演会が、愛知淑徳大学で開催されます。開館日時は2021年9月4日(土)~9月19日(日)10:00-19:00入場無料です。また、中山英之による講演会が2021年9月11日(土)に開催されます(こちらのフォームより要事前申し込み)。【ap・ad】

この展覧会は、TOTO株式会社が運営する「TOTOギャラリー・間」(東京・乃木坂)で開催された展覧会を、本学 建築・インテリアデザイン専攻の学生が愛知巡回展として再構成したものです。学部3年生を対象とした授業「デザインワークショップ」の受講生が会場計画・施工を担当し、本年度は「中山英之展 ,and then」愛知巡回展を開催致します。
日本を代表する建築家と学生とのコラボレーションを是非ご覧ください。

リリーステキストより

より詳細な情報は以下からどうぞ。

宇野友明による、愛知・名古屋市の「徳川町のゲストハウス」。住宅規模では使うことのない木材のヴォリュームに寸法を与え、遠い未来に最も美しく輝く建築を構想
宇野友明による、愛知・名古屋市の「徳川町のゲストハウス」。住宅規模では使うことのない木材のヴォリュームに寸法を与え、遠い未来に最も美しく輝く建築を構想新築された門を兼ねた事務所。 photo©萩原ヤスオ
宇野友明による、愛知・名古屋市の「徳川町のゲストハウス」。住宅規模では使うことのない木材のヴォリュームに寸法を与え、遠い未来に最も美しく輝く建築を構想新築された門を兼ねた事務所。 photo©萩原ヤスオ
宇野友明による、愛知・名古屋市の「徳川町のゲストハウス」。住宅規模では使うことのない木材のヴォリュームに寸法を与え、遠い未来に最も美しく輝く建築を構想主要なゲストルームがある改修された既存建物。 photo©萩原ヤスオ
宇野友明による、愛知・名古屋市の「徳川町のゲストハウス」。住宅規模では使うことのない木材のヴォリュームに寸法を与え、遠い未来に最も美しく輝く建築を構想既存建物に増築された茶室。 photo©萩原ヤスオ

宇野友明が設計・施工を手掛けた、愛知・名古屋市の「徳川町のゲストハウス」です。住宅規模では使うことのない木材のヴォリュームに寸法を与え遠い未来に最も美しく輝く建築が構想されました。プログラム的には、既存家屋を改修し茶室を増築、更に収蔵庫と門を兼ねる事務所を新築して機能の強化が行われました。

この話をいただいてからすでに3年半ほどになります。
設計期間1年半。工事期間が2年。足掛け4年近くこの仕事に関わることになりました。

すでにオーナー企業のゲストハウスとして機能していたオーナーの実家を耐震改修し、同時にゲストハウスとしての機能の充実を図る目的で計画が進められた。

建築家によるテキストより

中央の主屋は伝統的な日本家屋の様式が程よく残された築70年ほどの2階建ての木造家屋である。この母屋の一階の座敷を主要なゲストルームとした。母屋の北側には相伴席を持つ三畳中板の小間の茶室を増築した。また北西角には総2階建ての板倉作りの厨房を併設した収蔵庫を新築した。南側の日本庭園を挟んで道路沿いにはこの施設の門を兼ねた事務所を新設した。一階は物入れや休憩室で張り出した2階が事務室である。

建築家によるテキストより

住宅規模では使うことのない木材のボリュームに戸惑いながらもそれぞれに寸法を与えていく作業は、恐ろしさはあったがそれが組み上がった時を想像するのはこの上のない高揚感だった。実際に組み上がった瞬間は、見慣れない建築に戸惑った時期もあったが、時間と共に私が与えた寸法は大きく間違っていなかったのではないかと思うようになった。

この建築が最も美しく輝く頃、私はとっくの昔にこの世を去っているだろう。遠い未来にこの建築に多くの愛が注がれていることを祈るばかりである。

建築家によるテキストより
佐藤可士和 / SAMURAIによる、東京・渋谷区の、恵比寿駅前の公共トイレ。清潔と安心をコンセプトに極端に目立ちすぎない“真っ白なトイレ”を設計
佐藤可士和 / SAMURAIによる、東京・渋谷区の、恵比寿駅前の公共トイレ。清潔と安心をコンセプトに極端に目立ちすぎない“真っ白なトイレ”を設計 撮影:永禮賢 提供:日本財団
佐藤可士和 / SAMURAIによる、東京・渋谷区の、恵比寿駅前の公共トイレ。清潔と安心をコンセプトに極端に目立ちすぎない“真っ白なトイレ”を設計 撮影:永禮賢 提供:日本財団
佐藤可士和 / SAMURAIによる、東京・渋谷区の、恵比寿駅前の公共トイレ。清潔と安心をコンセプトに極端に目立ちすぎない“真っ白なトイレ”を設計 撮影:永禮賢 提供:日本財団

佐藤可士和 / SAMURAIによる、東京・渋谷区の、恵比寿駅前の公共トイレです。清潔と安心をコンセプトに極端に目立ちすぎない“真っ白なトイレ”が設計されました。
この建築は日本財団による「THE TOKYO TOILET」の一環として建てられたものです。公共トイレを使いやすいものとすることに加え、優れたデザイン・クリエイティブの力で、新しい社会のあり方を広く提案・発信することも目的としているそうです。

「清潔」「安心」

恵比寿の駅前交番横のトイレは、毎日見る駅前のシンボルとして、極端に目立ちすぎない方がいいと考えました。

入りやすく、使いやすく一歩引いた清潔な佇まい。
恵比寿駅を利用する人々の気持ちが、少し明るく、清々しくなるように。

トイレとして「当たり前な配慮」のひとつひとつに向き合ってデザインした「真っ白なトイレ」です。

建築家によるテキストより
大山純矢+大山真司 / studio kiviによる、愛知・名古屋市の、集合住宅の一住戸の改修「やごとの家」。アトリエとして使用する玄関と一体となった土間スペースが、ライフステージの変化に対応
大山純矢+大山真司 / studio kiviによる、愛知・名古屋市の、集合住宅の一住戸の改修「やごとの家」。アトリエとして使用する玄関と一体となった土間スペースが、ライフステージの変化に対応 photo©朴の木写真室(木村昂貴)
大山純矢+大山真司 / studio kiviによる、愛知・名古屋市の、集合住宅の一住戸の改修「やごとの家」。アトリエとして使用する玄関と一体となった土間スペースが、ライフステージの変化に対応 photo©朴の木写真室(木村昂貴)
大山純矢+大山真司 / studio kiviによる、愛知・名古屋市の、集合住宅の一住戸の改修「やごとの家」。アトリエとして使用する玄関と一体となった土間スペースが、ライフステージの変化に対応 photo©朴の木写真室(木村昂貴)

大山純矢+大山真司 / studio kiviが設計した、愛知・名古屋市の、集合住宅の一住戸の改修「やごとの家」です。アトリエとして使用する玄関と一体となった土間スペースが、ライフステージの変化に対応することが意図されています。

築38年の最上階の部屋をリノベーションしたプロジェクト。
大きな構成としては、現在アトリエとして使用している玄関と一体となった土間スペース、寝室と水回りをプランの中央にコンパクトにまとめた機能スペース、名古屋市の眺望が広がる南側に面したL D K、の3つのゾーンに分かれている。

建築家によるテキストより

L D Kはマンションの躯体形状を生かし勾配天井となっており、通常のマンションでは得ることのできない、空間の広がりを作っている。キッチンは無垢材を使った造作キッチンとなっており、家具のように空間の中に溶け込むようにデザインしている。

アトリエは夫婦のライフスタイル、ライスステージの変化に合わせて、子供の遊び場や勉強の場所、必要となれば個室化をして、子供部屋とすることも考えている。

建築家によるテキストより

大きなワンルームとして、フレキシブルに使える余白を作るのではなく、細かく区切り(仮)の場所を多数作ることで、様々な状況に対応可能な住宅を目指した。コロナによって、気付かされた先の見えなさ、大きく変動する状況に対して、これからの住宅は、機能を決定しないということが一つの選択肢であると考えた。

建築家によるテキストより
海法圭による、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展2021企画展「How will we live together?」の出展作品とインタビューを収録した動画

海法圭による、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展2021企画展「How will we live together?」の出展作品とインタビューを収録した動画です。アーキテクチャーフォトでは企画展の様子とキュレーターによるステートメントを特集記事として紹介しています。ヴェネチア・ビエンナーレの公式youtubeアカウントではその他の作家へのインタビューも公開されています。

富永大毅+藤間弥恵 / TATTAによる、東京・台東区の、店舗・集合住宅「奥浅草ハイブリッド」。地域の建築作法を取り込むことで“らしさ”を表現しつつ、フレキシブルに変更可能な躯体の設計によりテナントを集め、地域活性化にも貢献
富永大毅+藤間弥恵 / TATTAによる、東京・台東区の、店舗・集合住宅「奥浅草ハイブリッド」。地域の建築作法を取り込むことで“らしさ”を表現しつつ、フレキシブルに変更可能な躯体の設計によりテナントを集め、地域活性化にも貢献 photo©中山保寛写真事務所
富永大毅+藤間弥恵 / TATTAによる、東京・台東区の、店舗・集合住宅「奥浅草ハイブリッド」。地域の建築作法を取り込むことで“らしさ”を表現しつつ、フレキシブルに変更可能な躯体の設計によりテナントを集め、地域活性化にも貢献2階のコミュニティデッキ。 photo©中山保寛写真事務所
富永大毅+藤間弥恵 / TATTAによる、東京・台東区の、店舗・集合住宅「奥浅草ハイブリッド」。地域の建築作法を取り込むことで“らしさ”を表現しつつ、フレキシブルに変更可能な躯体の設計によりテナントを集め、地域活性化にも貢献2階のコミュニティデッキ。 photo©中山保寛写真事務所
富永大毅+藤間弥恵 / TATTAによる、東京・台東区の、店舗・集合住宅「奥浅草ハイブリッド」。地域の建築作法を取り込むことで“らしさ”を表現しつつ、フレキシブルに変更可能な躯体の設計によりテナントを集め、地域活性化にも貢献3階の住戸 / Room 3C。 photo©中山保寛写真事務所

富永大毅+藤間弥恵 / TATTAが設計した、東京・台東区の、店舗・集合住宅「奥浅草ハイブリッド」です。地域の建築作法を取り込むことで“らしさ”を表現しつつ、フレキシブルに変更可能な躯体の設計によりテナントを集め、地域活性化にも貢献する建築が意図されました。

浅草寺の北西、高齢化が進む奥浅草エリアに建つ店舗兼共同住宅である。
昔からのレトロなお店と住居が交じり合った雑居ビルが並ぶ下町の雰囲気残るエリアが高齢化し、中大規模マンションへと建替えが進み、再び職住が分離しつつある。

一方で古くからこの建物の隣に住み、地域コミュニティに根ざした事業主から、地域活性化に貢献する建物にしたいとの要望があり、下駄履きの建物でないあり方が求められた。

建築家によるテキストより

商業と住居の境さえもフレキシブルに変更できる躯体とすることで、事前にニーズを固定せず、この建物だから入りたいというテナント要望に応じて途中、計画変更申請にて区画を変更している。2つの階段は1-3Fは通り側、3-RFは母屋側を共用階段とし、それ以外は専有階段として、店舗兼住宅として使いやすい住居をつくったり、個性的なメゾネット住戸を実現している。

建築家によるテキストより

また交差点に面した階段は、途中で階段勾配を変えることで、緩勾配部分は気軽に腰かけられるようにし、そこから上に対しては心的セキュリティをつくった。その階段勾配の延長につくられた小料理屋の並ぶ奥浅草らしい杉垂木の庇が、専有部と共用部を横断して設けられ、太陽光を和らげると共にライトアップで夜の町に明るさをつくった。

また東西方向の壁量を負担するために時折湾曲した湿式のコンクリート壁と、乾式のALCや多摩産杉の縦ログ壁が交じり合ったインテリアが、壁の間ではなく、壁と共に住むようなインテリアをつくり、竣工時には全てのテナントが埋めることができている。

建築家によるテキストより

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