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MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムでの建築展「MVRDVHNI: The Living Archive」の会場写真。ファームの30年の歴史を“human” “green” “dream”の視点で表し、1993年に設立されたデジタル生まれの企業として、デジタルアーカイブを探索できるソフトウエアも開発
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムでの建築展「MVRDVHNI: The Living Archive」の会場写真。ファームの30年の歴史を“human” “green” “dream”の視点で表し、1993年に設立されたデジタル生まれの企業として、デジタルアーカイブを探索できるソフトウエアも開発 photo©Aad Hoogendoorn
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムでの建築展「MVRDVHNI: The Living Archive」の会場写真。ファームの30年の歴史を“human” “green” “dream”の視点で表し、1993年に設立されたデジタル生まれの企業として、デジタルアーカイブを探索できるソフトウエアも開発 photo©Aad Hoogendoorn
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムでの建築展「MVRDVHNI: The Living Archive」の会場写真。ファームの30年の歴史を“human” “green” “dream”の視点で表し、1993年に設立されたデジタル生まれの企業として、デジタルアーカイブを探索できるソフトウエアも開発 photo©Florine van Rees

MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムのHet Nieuwe Instituutでの建築展「MVRDVHNI: The Living Archive」の会場写真。ファームの30年の歴史を“human” “green” “dream”の視点で表し、1993年に設立されたデジタル生まれの企業として、デジタルアーカイブを探索できるソフトウエアも開発されました。会期は2022年9月4日までとのこと。

以下は、リリーステキストの翻訳です

「MVRDVHNI: The Living Archive」では、MVRDVのヒューマンでグリーンな夢の創造の舞台裏を見ることができます。

現在、Het Nieuwe Instituutで開催中の「MVRDVHNI: The Living Archive」展では、MVRDVのデザイン哲学のルーツに迫ります。HNIの最上階で行われており、隣にあるMVRDVの最新作である「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」を圧倒的な眺望で見ることができます。「The Living Archive」展は、30年間の仕事を多層的に検証するものです。この展覧会では、MVRDVのプロジェクトとその背後にある進化したアイデアを紹介するとともに、作品の背後にあるデザインプロセスや、そうしたマテリアルを後世に残すための課題についても洞察しています。

展示されているプロジェクトは、ダーウィニズムの進化の年表に沿って並び、3つのテーマに分かれています。MVRDVの社会的な意識や人間を中心としたデザインを表す「human」、持続可能な目標を表す「green」、ユーザーに驚きを与えるような大胆で注目すべきプロジェクトを目指すMVRDVの野心を表す「dream」です。

「MVRDVHNI」の展覧会は、アーカイブを公開することを目的としているため、完成したデザインそのものだけでなく、デザインプロセスを示す資料にも焦点が当てられています。模型や写真だけでなく、スケッチや図面、素材のサンプル、クライアントに渡すプレゼンテーション用の冊子、エンジニアやコントラクターとのやりとりまで、さまざまな資料が展示されています。アナログカメラで撮影された写真は印刷されてテーブルの上に置かれ、デジタル写真は会場内に設置された多くのコンピュータ画面で見ることができるなど、可能な限りオリジナルのフォーマットで展示されています。

今回の展覧会では、まさにこのアナログとデジタルの境界線を意識した展示が行われています。MVRDVは1993年に設立された「デジタル生まれ」の企業で、ほとんどがデジタルのアーカイブを作成した最初の世代の企業のひとつです。2015年にアーカイブの最初の400プロジェクトをHet Nieuwe Instituutに寄贈したとき、この規模のデジタルアーカイブは同機関が取得した初めてのものでした。この膨大なファイルのコレクションにアクセスできるようにする従来の方法は失敗したため、アーカイブをさらに明らかにするための革新的なツールが作られました。MVRDV NEXTスタジオが特別に開発したデジタルソフトウェア「ProjectScape」は、訪問者が自分の調査ラインに沿ってプロジェクトを探索することを可能にします。Namelok社のソフトウェアは、MVRDVが撮影した画像に写っている人物を分析し、Giacomo Nanni & Francesca Morini社の検索エンジンは、MVRDVが送受信した何十万通ものメールの中から「サステイナビリティ」という言葉がいつ出てきたのかを確認することができます。

【ap job更新】 株式会社IKAWAYA建築設計が、業務拡大のため 設計スタッフ(正社員)・アルバイトを更に追加募集中
【ap job更新】 株式会社IKAWAYA建築設計が、業務拡大のため 設計スタッフ(正社員)・アルバイトを更に追加募集中
【ap job更新】 株式会社IKAWAYA建築設計が、業務拡大のため 設計スタッフ(正社員)・アルバイトを更に追加募集中Concrete Shell House / 2020

株式会社IKAWAYA建築設計の、設計スタッフ(正社員)・アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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※これまで、複数名の採用に至りましたが、更に追加で募集したく掲載しております。

株式会社IKAWAYA建築設計では、「設計スタッフ(正社員)」、「アルバイト」を募集しております。

代表の井川充司は、中村拓志&NAP建築設計事務所にて設計室長を務め「Optical Glass House」をはじめ多数のプロジェクトを担当した後独立。
現在は、「庭から考える」をデザインテーマとし、プロダクトから、マテリアル、家具、インテリア、建築、庭、ランドスケープに至るまで、横断的な設計活動をしています。

そこで私達は、業務拡大に伴い、デザイン力、コミュニケーション力があり、明るく前向きに仕事に取り組める方を複数名募集いたします。

オフィスは世田谷区池尻にある「IID世田谷ものづくり学校」内にあり、多種多様なクリエーターが集まる活気のある環境です。

■主な受賞歴
2020. The International Design Awards Silver
2019. GOOD DESIGN AWARD
2019. 東京建築賞 戸建住宅部門 優秀賞
2019. The International Design Awards Honorable Mention
2018. GOOD DESIGN AWARD
2018. モダンリビング大賞 ベスト6賞
2018. JID AWARD インテリアスペース部門賞(2作品受賞)
2018. The Architecture MasterPrize Winner
2018. A+Award Finalist
2017. GOOD DESIGN AWARD Best100
2017. JCD DESIGN AWARD 金賞

白井晟一が1959年に完成させた世田谷の住宅「アトリエNo.7(旧増田夫妻のアトリエ)」をレポート。白井の孫で建築家の白井原太の修復・改修によって、原形を保ったまま現代の居住性も獲得した建築は、新しい住まい手を待つ
白井晟一が1959年に完成させた世田谷の住宅「アトリエNo.7(旧増田夫妻のアトリエ)」をレポート。白井の孫で建築家の白井原太の修復・改修によって、原形を保ったまま現代の居住性も獲得した建築は、新しい住まい手を待つ南西より見る。 photo©architecturephoto
白井晟一が1959年に完成させた世田谷の住宅「アトリエNo.7(旧増田夫妻のアトリエ)」をレポート。白井の孫で建築家の白井原太の修復・改修によって、原形を保ったまま現代の居住性も獲得した建築は、新しい住まい手を待つ2階の和室(寝室)と吹き抜けは障子の開閉でつながる。 photo©architecturephoto
白井晟一が1959年に完成させた世田谷の住宅「アトリエNo.7(旧増田夫妻のアトリエ)」をレポート。白井の孫で建築家の白井原太の修復・改修によって、原形を保ったまま現代の居住性も獲得した建築は、新しい住まい手を待つ和室内観。障子の開閉で吹き抜け空間と繋がる。 photo©architecturephoto

白井晟一が1959年に完成させた世田谷の住宅「増田夫妻のアトリエ」が現存しており、また保存修復がなされた状態であると聞き、様々なご縁の中で実際に伺うことが叶った。
本記事では、実際に訪れた建築の様子や印象と、実際に保存修復と改修を手掛けた建築家の白井原太が目指したものを紹介する。また本建築は、新たな住み手を待っており、その情報も末尾に掲載する。加えて、改修にあたり本建築は「アトリエNo.7」と名称を新たにしている。それは、白井が手掛けた7番目のアトリエ兼住宅であることに起因するとのこと。本レポートでも「アトリエNo.7(旧増田夫妻のアトリエ)」の名称で紹介する。


白井晟一と言えば、「ノアビル」(1974年)や「親和銀行本店第3期 電算事務センター」(1975年)、「石水館」(1981年)などの、規模が大きく特徴的な素材づかいの建築を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。事実、筆者もその一人であった。特に「石水館」は、地元に建つ建築という事もあり、建築を学び始めた学生時代より何度も通った経験があった。特に印象的だったのは石という素材をふんだんに使われていることと、また単純に合理性で計り知れない、思考や思想が背景にあることを想起させるデザインである。デザインが社会的なものであり、問題解決を目指すものと考えていた当時の筆者にとっては、白井の建築は得体のしれない奥深さを感じさせるものであった。

以下の写真はクリックで拡大します

白井晟一が1959年に完成させた世田谷の住宅「アトリエNo.7(旧増田夫妻のアトリエ)」をレポート。白井の孫で建築家の白井原太の修復・改修によって、原形を保ったまま現代の居住性も獲得した建築は、新しい住まい手を待つ南西より見る。 photo©architecturephoto
白井晟一が1959年に完成させた世田谷の住宅「アトリエNo.7(旧増田夫妻のアトリエ)」をレポート。白井の孫で建築家の白井原太の修復・改修によって、原形を保ったまま現代の居住性も獲得した建築は、新しい住まい手を待つ北側の外観。 photo©architecturephoto
白井晟一が1959年に完成させた世田谷の住宅「アトリエNo.7(旧増田夫妻のアトリエ)」をレポート。白井の孫で建築家の白井原太の修復・改修によって、原形を保ったまま現代の居住性も獲得した建築は、新しい住まい手を待つ南側外観。
白井晟一が1959年に完成させた世田谷の住宅「アトリエNo.7(旧増田夫妻のアトリエ)」をレポート。白井の孫で建築家の白井原太の修復・改修によって、原形を保ったまま現代の居住性も獲得した建築は、新しい住まい手を待つ南東外観。外構は、未来の住み手の要望に合わせて決められるとの事。 photo©architecturephoto

今回訪問する機会を得た「アトリエNo.7(旧増田夫妻のアトリエ)」は、1959年に完成した木造住宅である。案内をしてくれた白井原太によれば、白井建築の歴史を、初期・中期・後期に分けるとすれば、中期に属する作品なのだそうだ。つまり、白井がコンクリートを使用しより規模の大きな建築も手掛けだす時代につくられた木造住宅ということである。
確かに、その外観を眺めてみると、以前の白井晟一が手掛けてきた住宅とは趣が異なる。木の柱が外観でも象徴的に使われていることから、一目で木造建築であると分かるが、和の要素が極力排除されているように感じる。太い柱は横架材や、破風・鼻隠しと共にフレームをつくっている。それは抽象的な建築表現を目指しているようにも見える(余談だが、このフレームの色彩は当時撮影された8mmフィルムを見つけ出し、オリジナルの色が判明したそうだ)。

Buttondesign / 村上譲・菊田康平による、東京・北千住の、旧街道に建つ築80年の古民家を改修・増築した飲食店「板垣・辻・場」。“街の風景を残したい”と物件を取得したオーナーの決断に応え、分離発注で地元職人の協力によって進められた、“街と人との結びつきの復興”をも目指す建築
Buttondesign / 村上譲・菊田康平による、東京・北千住の、旧街道に建つ築80年の古民家を改修・増築した飲食店「板垣・辻・場」。“街の風景を残したい”と物件を取得したオーナーの決断に応え、分離発注で地元職人の協力によって進められた、“街と人との結びつきの復興”をも目指す建築 photo©西川公朗
Buttondesign / 村上譲・菊田康平による、東京・北千住の、旧街道に建つ築80年の古民家を改修・増築した飲食店「板垣・辻・場」。“街の風景を残したい”と物件を取得したオーナーの決断に応え、分離発注で地元職人の協力によって進められた、“街と人との結びつきの復興”をも目指す建築 photo©西川公朗
Buttondesign / 村上譲・菊田康平による、東京・北千住の、旧街道に建つ築80年の古民家を改修・増築した飲食店「板垣・辻・場」。“街の風景を残したい”と物件を取得したオーナーの決断に応え、分離発注で地元職人の協力によって進められた、“街と人との結びつきの復興”をも目指す建築 photo©西川公朗

Buttondesign / 村上譲・菊田康平が設計した、東京・北千住の、旧街道に建つ築80年の古民家を改修・増築した飲食店「板垣・辻・場」です。“街の風景を残したい”と物件を取得したオーナーの決断に応え、分離発注で地元職人の協力によって進められた、“街と人との結びつきの復興”をも目指す建築です。店舗の公式サイトはこちら

2020年11月足立区北千住に「和食板垣」がオープンした。

建築家によるテキストより

この昭和13年築の古民家再生プロジェクトが始まったのは、まだ新型コロナウイルスによる世間の混乱が始まる前の2019年夏、旧板垣邸の目の前で生まれ育ち、江戸時代から現在までこの地で商売をしている葬儀社の社長でもある現オーナーの耳に「旧板垣邸がマンションに変わってしまうのではないか」という噂が入った。そこで『生まれ育った街の風景を残したい』という想いで古民家を飲食店として維持してゆく決断をし、物件の取得から店の構想まで設計、不動産、運営のチームで議論を重ねた後、7ヶ月の施工期間を経てオープンまで漕ぎ着けた。

建築家によるテキストより

施工は分離発注方式を取り、殆どは地元北千住の職人の協力により進められ、街並みを残していくという想いを地域として高めていった。現オーナーはこのタイミングで飲食店として新たな事業を始めて良いのかどうか、葛藤と向き合いながら進めて来たのは言うまでもない。しかし対話し続ける中で見えて来たのは旧板垣邸を残したいという風景への眼差しだけでなく、『人が寄り合える場所をなくしたくない』という街と人との結びつきの復興を願う強い想いだった。


建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス [期間:2021/11/1-11/7]
最も注目を集めたトピックス [期間:2021/11/1-11/7]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2021/11/1-11/7)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 妹島和世による、2021年の東京大学入学式での祝辞の全文
  2. 若林秀典建築設計事務所による、滋賀・米原市の、伊吹山の麓に建つ「米原の家Ⅱ」。冬の寒さ厳しい豪雪地域に、夏は開放的で冬は寒さから守られた住環境を、南北の対比的な開口部の設計で実現
  3. 藤本壮介建築設計事務所が進めている、岐阜の「飛騨高山大学(仮称)本校キャンパス」。飛騨の街と地勢を参照し、“その先”へと開かれた場所というコンセプトを、中央に開かれた丘の配置によって構想したキャンパス計画
  4. 【シリーズ・色彩にまつわる設計手法】第5回 青木淳 インタビュー・後編「色彩の変わり続ける意味合いと面白さ」
  5. 八木佐千子 / NASCA+partnersによる、大阪・寝屋川市の、既存校舎を繋ぐ「同志社香里中学校・高等学校 メディアセンター 繋真館」。既存樹木を生かすことで中庭と共生し、実空間だからこその直接の出会いを尊重した、将来の変化にも対応できる“知の拠点”としてのワンボックス空間
  6. 西下太一建築設計室による、愛媛・松山市の、設計者の自邸「星岡の家」。向かい合う川と山を背景に、建築主体ではなく風景としての美しさを理想とした、多様な時間軸の中で豊かに変容していく建築を構想
  7. 【シリーズ・建築思索360°】第2回 川島範久が語る“REVZO虎ノ門”・“GOOD CYCLE BUILDING 001”と“建築思索”
  8. 東京藝大青木淳研究室による「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会②『鳥は泳ぎつづける』」が開催。常に工事が行われる渋谷のビル1階を会場に、展覧会の行為と時間に注目し問い直すことで、空間を変容させると共に都市空間へもアプローチ
  9. MVRDVによる、ロッテルダムの芸術収蔵庫「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」が開館へ。世界初の一般公開された美術品保管施設で、サイズと気候区分で作品を分類し、数多の美術品等の保管・維持管理の裏にある世界を公開
  10. 塩入勇生+矢崎亮大 / アーキディヴィジョンによる、東京・南青山の、住戸を改変したオフィス「INTERIOR」。賃貸で解体等ができない条件下で、デスクの設計を希望した施主の深層にある想いを読みとき、鉄の構造体による“強いインテリア”を実現
  11. 田根剛がデザインアーキテクトを務め、帝国ホテルが2031年から本館の建替えを開始することを発表。考古学的リサーチにより、“東洋の宝石”をコンセプトにした完成予想のパースも公開
  12. 【シリーズ・色彩にまつわる設計手法】 第5回 青木淳 インタビュー・前編「場所の記憶を表現した“水の柱”」
  13. 中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「siki」。回転するモノリスのような鏡が空間を変容させ、店名の“siki=四季”の変化を楽しむように、何気ない景色に変化が生まれる豊かさを楽しむ空間を構想
  14. 澤田航+橋村雄一 / Sawada Hashimuraによる、恵比寿の、CAGE GALLERYでのインスタレーション「Every man is a liar.」。街路に面した窓2つが展示空間というギャラリーで、それぞれの空間を写し合う“立体と平面の両義性を持つオブジェクト”が、曖昧さを孕む“無限の循環参照状態”をうみだす
  15. 宇野友明による、愛知・名古屋市の住宅「高峯町の家」。伝統工法による石積みの要望に、テナユカのピラミッドを参照することで不安と違和感を払拭し、その存在感に対し現場での変更含め最善の選択を行い完成した建築
  16. ザハ・ハディドの展覧会「ZAHA HADID DESIGN 展」が、東京・港区のKarimoku Commons Tokyoで開催。ザハのデザイン作品に注目し過去のアーカイブから紹介すると共に、建築モデルも紹介される
  17. 青柳創+青柳綾夏 / アオヤギデザインによる、東京の、設計者の自邸「善福寺の家」
  18. ファラによる、進行中のプロジェクトのドローイングと現場写真を組み合わせた「”ongoing”, by fala」。“視覚的な実験”と位置付け、10のプロジェクトのドローイングと現場写真の組み合わせで構成され、篠原一男の言葉を引用して説明
  19. 古谷誠章+NASCAによる、徳島・板野郡の、幹線道路沿いの医療施設「こうのINRクリニック」
  20. 妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、TOTOギャラリー・間での建築展「環境と建築」のレポート。進行中のプロジェクト模型中心に構成され、展示物の組み合わせや配置を現場で徹底的に検証調整することで、会場構成による体験自体も建築として捉えられるような展覧会

ファラによる、進行中のプロジェクトのドローイングと現場写真を組み合わせた「”ongoing”, by fala」。“視覚的な実験”と位置付け、10のプロジェクトのドローイングと現場写真の組み合わせで構成され、篠原一男の言葉を引用して説明
ファラによる、進行中のプロジェクトのドローイングと現場写真を組み合わせた「”ongoing”, by fala」。“視覚的な実験”と位置付け、10のプロジェクトのドローイングと現場写真の組み合わせで構成され、篠原一男の言葉を引用して説明125。※ファラは各作品をナンバリングしている。 image©fala
ファラによる、進行中のプロジェクトのドローイングと現場写真を組み合わせた「”ongoing”, by fala」。“視覚的な実験”と位置付け、10のプロジェクトのドローイングと現場写真の組み合わせで構成され、篠原一男の言葉を引用して説明125。 photo©fala
ファラによる、進行中のプロジェクトのドローイングと現場写真を組み合わせた「”ongoing”, by fala」。“視覚的な実験”と位置付け、10のプロジェクトのドローイングと現場写真の組み合わせで構成され、篠原一男の言葉を引用して説明102。 image©fala
ファラによる、進行中のプロジェクトのドローイングと現場写真を組み合わせた「”ongoing”, by fala」。“視覚的な実験”と位置付け、10のプロジェクトのドローイングと現場写真の組み合わせで構成され、篠原一男の言葉を引用して説明102。 photo©fala

ファラによる、進行中のプロジェクトのドローイングと現場写真を組み合わせた「”ongoing”, by fala」。“視覚的な実験”と位置付け、10のプロジェクトのドローイングと現場写真の組み合わせで構成され、篠原一男の言葉を引用して説明しています。

ファラは、フィリップ・マガリャインシュ(filipe magalhães)、アナ・ルイサ・ソアレス(ana luisa soares)、アーメッド・ベルホジャ(ahmed belkhodja)の3人が主宰する建築設計事務所で2013年に設立されました。それぞれ、SANAA、伊東豊雄、アトリエ・ワンという日本の設計事務所に勤務やインターンした経験をもつことも特徴です。またフィリップとアナは、日本滞在中は中銀カプセルタワーに居住していました。

こちらは、建築家によるテキストの翻訳

篠原一男は、かつて、建築とは50%の建設と50%の写真である、と言っています。しかし、コインには実は3つの顔があり、縁の部分が最も美しいことが多いのです。

藤本壮介建築設計事務所が進めている、岐阜の「飛騨高山大学(仮称)本校キャンパス」。飛騨の街と地勢を参照し、“その先”へと開かれた場所というコンセプトを、中央に開かれた丘の配置によって構想したキャンパス計画
藤本壮介建築設計事務所が進めている、岐阜の「飛騨高山大学(仮称)本校キャンパス」。飛騨の街と地勢を参照し、“その先”へと開かれた場所というコンセプトを、中央に開かれた丘の配置によって構想したキャンパス計画
藤本壮介建築設計事務所が進めている、岐阜の「飛騨高山大学(仮称)本校キャンパス」。飛騨の街と地勢を参照し、“その先”へと開かれた場所というコンセプトを、中央に開かれた丘の配置によって構想したキャンパス計画
藤本壮介建築設計事務所が進めている、岐阜の「飛騨高山大学(仮称)本校キャンパス」。飛騨の街と地勢を参照し、“その先”へと開かれた場所というコンセプトを、中央に開かれた丘の配置によって構想したキャンパス計画

藤本壮介建築設計事務所が設計を進めている、岐阜の「飛騨高山大学(仮称)本校キャンパス」です。飛騨の街と地勢を参照し、“その先”へと開かれた場所というコンセプトを、中央に開かれた丘の配置によって構想したキャンパス計画となっています。

コンセプト:「その先」へと開かれた場所

美しい山並みに囲まれたこの飛騨の街全体が、人々が集い語らう一つの大きな学びの広場です。
同時にこの山々は「その先」へと意識を開いてくれます。包まれているからこそ、集い、その先へと思いが開いていく。

地域に根差しながら同時に世界へと繋がっていく。
飛騨高山大学(仮称)のビジョンそのものが、すでにこの飛騨の街と地勢に現れています。

キャンパス計画でも、そんな「包まれていること」「その先へと開いていること」を体感できるように、中央に開かれた丘を配置しました。学生や教員、地域の方々が、自由に交流し、その先の世界へと意識が繋がるようなキャンパスをつくりたいと思います。

リリーステキストより
東京藝大青木淳研究室による「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会②『鳥は泳ぎつづける』」が開催。常に工事が行われる渋谷のビル1階を会場に、展覧会の行為と時間に注目し問い直すことで、空間を変容させると共に都市空間へもアプローチ
東京藝大青木淳研究室による「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会②『鳥は泳ぎつづける』」が開催。常に工事が行われる渋谷のビル1階を会場に、展覧会の行為と時間に注目し問い直すことで、空間を変容させると共に都市空間へもアプローチ会場外観。 image©藝大青木研究室2021
東京藝大青木淳研究室による「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会②『鳥は泳ぎつづける』」が開催。常に工事が行われる渋谷のビル1階を会場に、展覧会の行為と時間に注目し問い直すことで、空間を変容させると共に都市空間へもアプローチ模型検討の様子。 image©藝大青木研究室2021
東京藝大青木淳研究室による「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会②『鳥は泳ぎつづける』」が開催。常に工事が行われる渋谷のビル1階を会場に、展覧会の行為と時間に注目し問い直すことで、空間を変容させると共に都市空間へもアプローチ模型検討の様子。 image©藝大青木研究室2021

東京藝術大学青木淳研究室による「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会②『鳥は泳ぎつづける』」が開催されます。常に工事が行われる渋谷のビル1階を会場に、展覧会の行為と時間に注目し問い直すことで、空間を変容させると共に都市空間へもアプローチする展覧会になるようです。会場は東京・渋谷区桜丘町のSACS 渋谷で、会期は2021年11月15日~12月2日(※但し、入場可能期間は2021年11月20日~11月29日)。 

会場を含む渋谷では大規模かつ長期間に及ぶ再開発が行われ、常にどこかで工事が行われています。しかしその一つ一つの動きはバラバラで、例えば一つの建物が竣工した時点であるところでは別の建物が解体されはじめ、またあるところではプロジェクトが完成に向かっています。

そのような「動きの集積としての渋谷」を訪れる時、私たちは総体として進んでいるのか後退しているのか分からないような都市の一断面を目にします。

リリーステキストより

展覧会を展示するということは展覧会の空間に加えて、その際に生じる梱包・搬入・搬出・設営・移動といった時間をも見せることです。本来、搬入→展示→搬出と流れる時間軸を読み替え、搬入、搬出と展示を重ねます。そのため、企画のあらゆる場面に前後の時間を感じていただける操作があります。展示中でありながら設営中にも感じられ、はたまた搬出中であるかのような空間で、不思議な居心地の良さを感じて頂けることを期待します。

リリーステキストより

本企画では、今この場所で展覧会を開くということにとどまらず、ショーウィンドウやテナントといった商業空間にある、中身の出入りが繰り返される場所について建築家として何ができるかを考えることとなりました。

そういった場所ではある時には洋服が売られ、またある時にはアート作品が飾られますが、それらのいわゆるディスプレイは、情報を発信する「展示物」とその「受け手」という二項対立的な構図をとります。この時、二者以外の構成要素は考慮されていません。『テンポラリーなリノベーションとしての展覧会』では、いわゆる「作品」によって新たな文脈を提示するのではなく、展覧会場内の複数の事物・人・ひいては会場の外にある街の中に張り巡らされている関係性を顕在化することで展覧会という空間の完成を目指します。

リリーステキストより
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[設計・デザイン・マネジメントスタッフを募集しています。]

自遊人は、「豊かな人生のために、本当に価値あるものをお届けしていく」会社。
私たちは「クリエイティブ・カンパニー」として、「世の中にまだないことをやる」ことを大切にしています。もちろん、事業のコピー&ペーストはしません。

私たちがプロデュースする案件は、宿泊施設にしても、特産品開発にしても、地方創生にしても、すべてゼロから企画をスタートさせています。うまくいったやり方を拡大再生産すれば儲かるじゃないかと言われることも多いのですが、それでは私たちがやる意味がない。なにより面白くない。「どうやったら儲かるか」ではなく、「どうしたら世の中が楽しくなるか」「どうしたら世の中を変革することができるのか」。そんな理想論を突き詰めながらも黒字を出し、確かな足跡を残しています。

そんな自遊人では、現在、設計・デザイン・マネジメントスタッフを大募集中!

当社は設計事務所ではありませんが、自己満足の「設計・デザイン」ではなく、社会との接点を本当に持った「本当の建築」とは何か、そんなことを自問自答している若いスタッフを募集しています。

当社の手がける案件は、自社・他社を問わず、すべて社会と深く関わることを考察した案件ばかり。さらに公共事業ではなく、「採算」をきちんと考えて、投下資本を回収することを前提とした、「ソーシャルビジネス」としての設計・デザインです。
大規模な施設ではプロジェクトマネジメントが仕事の中心で、ディレクター的な立場でプロジェクトに関与していきます。また小規模施設や従来施設の一部改装では、自分で設計・デザインを行います(経験年数にもよります)。

有名建築事務所との協業も多数。どこも「ソーシャル」を強く意識した新時代の設計事務所で、それらの事務所から仕事の考え方や進め方を学ぶこともできます。

【今まで手がけた案件】

■里山十帖(新潟・南魚沼):自社設計

■山形座 瀧波(山形・赤湯):プロジェクトマネジメント
協業した設計事務所 井上貴詞建築設計事務所

■箱根本箱(神奈川・箱根):プロジェクトマネジメント
協業した設計事務所 海法圭建築設計事務所

■講 大津百町(滋賀・大津):プロジェクトマネジメント
協業した設計事務所 無有建築工房

■松本本箱(長野・松本):プロジェクトマネジメント
協業した設計事務所 サポーズデザインオフィス

■小柳(長野・松本):自社設計

■小柳之湯(長野・松本):プロジェクトマネジメント
協業した設計事務所 スキーマ建築計画

■浅間温泉商店(長野・松本):プロジェクトマネジメント
協業した設計事務所 スキーマ建築計画

■哲学とあまいもの(長野・松本):プロジェクトマネジメント
協業した設計事務所 スキーマ建築計画

■おやきと、コーヒー(長野・松本):自社設計

■The House IZUMI:プロジェクトマネジメント
協業した設計事務所 HAGI STUDIO

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【ap job更新】 場の企画・デザイン・運営までをトータルプロデュースする「株式会社クル」が、企画スタッフ・設計スタッフ(正社員・業務提携)を募集中オフィス内

場の企画・デザイン・運営までをトータルプロデュースする「株式会社クル」の、企画スタッフ・設計スタッフ(正社員・業務提携)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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<クルについて>
「どんな場がベストか?」「どんなシーンが生まれてほしいか?」を
建築デザインの前からクライアントや地域の特色をしっかりと把握し、並走しながらつくっていくことで誰もが語りたくなる「ストーリー」がある場ができると思っています。
徹底的にエンドユーザー目線で地域のニーズや課題・歴史やその背景を把握し、企画を立て、その企画と連携しながらデザインに落とし込み、具体的な形にする。
弊社は、そのプロセス全体を建築、不動産両方の視点でクリエイティブに考え続ける集団でありたいと考えています。

<業務の流れ>
企画スタッフは主にリサーチからビジョンやコンセプト策定、事業戦略構築などを行い、
設計スタッフは企画構想段階からアイデアを出しながらデザインしていく。
プロジェクトごとに社内でチームを作っていきます。

<進行中のプロジェクト>

由布院のリゾートホテルプロジェクト
大手電鉄会社の有休資産地の利活用の企画提案

上場建材メーカーの不動産×建築ビジネスの企画提案
地熱発電事業者との連携によるサステイナブルなまちづくりの企画

【ap job更新】 “場所と対話する建築”をテーマに、宿泊施設・店舗・住宅を手掛ける「佐々木達郎建築設計事務所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者・業務委託)を募集中
【ap job更新】 “場所と対話する建築”をテーマに、宿泊施設・店舗・住宅を手掛ける「佐々木達郎建築設計事務所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者・業務委託)を募集中
【ap job更新】 “場所と対話する建築”をテーマに、宿泊施設・店舗・住宅を手掛ける「佐々木達郎建築設計事務所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者・業務委託)を募集中

“場所と対話する建築”をテーマに、宿泊施設・店舗・住宅を手掛ける「佐々木達郎建築設計事務所」の、設計スタッフ(新卒既卒・経験者・業務委託)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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佐々木達郎建築設計事務所では、設計スタッフを募集します。

■代表メッセージ
現在、ホテルや旅館、グランピング等の宿泊施設の設計、その他オフィス、住宅、店舗等、様々なプロジェクトが進行しています。それぞれのプロジェクトでは、「場所と対話する建築」をテーマに掲げ、企画やコンセプトに反映させ提案をしていきます。
また、弊社では、建築やインテリアデザインのみではなく、家具や備品に至るまでデザインをし、多くの専門家とも協働しながら一つの空間を作り上げていきます。
私達のものづくりに対する思いに共感し、ここでの仕事を自分ごとにできる人、また、責任感を持って活躍してくれる仲間を募集しております。

■業務について
現在は住宅やホテル等の設計依頼が多く、敷地がもつ「場所の魅力」を探し出し、企画やコンセプトから提案し、建築、インテリア、家具やもの等を通じて空間の提案を行っています。プロジェクト担当者は、弊社のデザインや設計手法はもちろん、プロジェクトに関わる様々な業務を身につける事が可能です。
※インテリア・家具・アートディレクション・ブランディング等様々な領域における知識と興味がある方は尚良いです。

■現在進行中のプロジェクト
日本有数の温泉街における温泉旅館の設計デザイン:関東 (実施設計中)
里山を敷地としたグランピング施設の設計デザイン:関東 (基本計画中)
地方の自然を魅力とした長期滞在型ホテルのブランディング及び設計デザイン:九州 (基本計画中) 
地域の魅力を取り込む都市観光ホテルの設計デザイン:九州 (現場監理中)
衰退する地域産業のリブランディング案件:九州 (基本計画中)
地方を活性化する職住一体型共同住宅の設計デザイン:北海道 (基本設計中)
関東圏の住宅・別荘案件等、その他多数:関東・東北

中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「siki」。回転するモノリスのような鏡が空間を変容させ、店名の“siki=四季”の変化を楽しむように、何気ない景色に変化が生まれる豊かさを楽しむ空間を構想
中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「siki」。回転するモノリスのような鏡が空間を変容させ、店名の“siki=四季”の変化を楽しむように、何気ない景色に変化が生まれる豊かさを楽しむ空間を構想 photo©足袋井竜也(足袋井写真事務所)
中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「siki」。回転するモノリスのような鏡が空間を変容させ、店名の“siki=四季”の変化を楽しむように、何気ない景色に変化が生まれる豊かさを楽しむ空間を構想 photo©足袋井竜也(足袋井写真事務所)
中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「siki」。回転するモノリスのような鏡が空間を変容させ、店名の“siki=四季”の変化を楽しむように、何気ない景色に変化が生まれる豊かさを楽しむ空間を構想 photo©足袋井竜也(足袋井写真事務所)

中本尋之 / FATHOMが設計した、広島市のヘアーサロン「siki」です。回転するモノリスのような鏡が空間を変容させ、店名の“siki=四季”の変化を楽しむように、何気ない景色に変化が生まれる豊かさを楽しむ空間が構想されました。店舗の場所はこちら(google map)

ー移り変わる季節のように変化することを楽しんで欲しいー

その言葉に倣って1日の中で太陽が昇って沈むように
店舗空間の中心にミラーを軸を差し込む事で自立させ配置した。
ミラーを回転させることにより空間は365日少しずつ変容する。

建築家によるテキストより

軸の端部に両面に鏡を貼った大きなモノリスのようなミラーを突き刺し自立させて偏心で回転させる事で、壁面を柔らかく仕切っている。

建築家によるテキストより

カットミラーを中心にインフラや機能が躯体を沿いをぐるりと線を紡ぐように配置し、天体でいう衛星のような配置となり、中心であるミラーを回転させれば、それぞれの機能やインフラと近づき←→離れる事となり、極小空間に宇宙空間のような無限の広がりを表現している。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 アトリエ設計事務所の施工専門の「泰進建設 株式会社」が、正規スタッフを募集中
【ap job更新】 アトリエ設計事務所の施工専門の「泰進建設 株式会社」が、正規スタッフを募集中
【ap job更新】 アトリエ設計事務所の施工専門の「泰進建設 株式会社」が、正規スタッフを募集中経堂の住宅 / 長谷川豪建築設計事務所

アトリエ設計事務所の施工専門の「泰進建設 株式会社」の、正規スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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共に建築を作っていく仲間を募集いたします。

泰進建設は、新築工事やリフォームなどアトリエ系設計事務所が設計した建物を施工する会社です。
設計図を基に現場を進めながら設計者の望む理想像をどうすれば実現できるか、職人が施工可能な方法で、かつ住宅の性能が守れるかを設計者と職人と一緒になって考えていきます。

デザイン性の高い建築に関わりたい
他業種に就職したがやはり建築に携わりたい
設計志望ではあるが建物が出来上がっていく過程にも興味がある

その他、ご興味をお持ちの方、ぜひご連絡ください。

【ap job更新】 藤本壮介建築設計事務所が、設計スタッフ・設計補助スタッフ・3Dモデリングオペレーター・CADオペレーター・模型作成スタッフを募集中
【ap job更新】 藤本壮介建築設計事務所が、設計スタッフ・設計補助スタッフ・3Dモデリングオペレーター・CADオペレーター・模型作成スタッフを募集中L’Arbre blanc ©︎Iwan Baan

藤本壮介建築設計事務所の、設計スタッフ・設計補助スタッフ・3Dモデリングオペレーター・CADオペレーター・模型作成スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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藤本壮介建築設計事務所では、設計スタッフ、設計補助スタッフ、3Dモデリングオペレーター、CADオペレーター、模型作成スタッフを募集します。

現在、国内で多くの実施プロジェクトが進行しています。住宅から公共施設まで多種多様なプロジェクトがあり、これまでの経験が発揮できるプロジェクトを担当していただきます。可能な限り長期間に渡って一緒に働いて頂ける方を歓迎します。

【シリーズ・色彩にまつわる設計手法】第5回 青木淳 インタビュー・後編「色彩の変わり続ける意味合いと面白さ」
【シリーズ・色彩にまつわる設計手法】第5回 青木淳 インタビュー・後編「色彩の変わり続ける意味合いと面白さ」

本記事は学生国際コンペ「AYDA2021」を主催する「日本ペイント」と建築ウェブメディア「architecturephoto®」のコラボレーションによる特別連載企画です。今年の「AYDA」日本地区のテーマは「音色、空間、運動」。このテーマにちなみ、現在活躍中の建築家に作例を交えながら色彩と空間の関係について語ってもらうインタビューを行いました。昨年、全4回にわたり公開された色彩に関するエッセイに続き、本年は建築家の青木淳と芦沢啓治の色彩に関する思考に迫ります。作品を発表する度に新鮮な驚きを与えてくれる二人。その色彩に関する眼差しを読者と共有したいと思います。


後編では、広い視点で色彩について語っていただきます。1991年に独立以来、住宅から公共建築まで幅広いジャンルの建築を幾つも設計してきた青木淳。日頃、色彩と空間の関係をどのように考えているか。また青木にとって建築の楽しさとは何か。縦横無尽に語っていただきました。(青木淳へのインタビューの前編はこちら

※このインタビューは感染症予防の対策に配慮しながら実施・収録されました。


色彩の意味合いは時代とともに移り変わる

【シリーズ・色彩にまつわる設計手法】第5回 青木淳 インタビュー・後編「色彩の変わり続ける意味合いと面白さ」青木淳。2020年よりASを共同主宰する。 photo©渡部立也

――青木さんが色について明確に言及した文章として、『新建築』誌2001年3月号に寄稿された「白く塗れ」という論稿があります。当時ファッションデザイナーのマルタン・マルジェラが東京都内の既存住宅を白く塗って店舗に転用したことに触れて、白く塗ることで場所に残された履歴や意味を消す作用があると指摘されていました。それから20年が経ち、今やリノベーションで既存部分を白く塗ることは常套手段となり、図らずも白く塗るという行為自体に意味が発生してしまっている状況です。

青木:そうですね。似たような話で、美術館の内部空間は往々にしてホワイト・キューブですよね。一応ニュートラルを目指したというのが定説になっていますが、実際は個々の美術館が土地性や固有性を失い互いに所蔵品を貸し借りし始めたことに端を発しているようです。というのも、作品の印象が見る場所によって変わらないよう、おしなべて背景を白く、ニュートラルにする必要があったからです。すると今度は、アーティスト側が白い壁を前提に作品を創り始めました。

その結果、ホワイト・キューブは、かつては絵画にとって作品を作品たらしめる大きな要素だった額縁の代わりの存在になってきました。ホワイト・キューブの出現と額縁の消失がほぼ同時に起こり、ホワイト・キューブが額縁効果を持つようになったというわけです。

ですがここ30年ぐらい、白い空間はけっしてニュートラルではなく非日常的かつ特殊な額縁空間であるという認識が一般化してきて、駅舎や火力発電所をコンバージョンした空間が美術館として使われることが増えてきました。

――確かにヘルツォーク&ド・ムーロンが改修設計したロンドンの「テート・モダン」(2000年)は元発電所でした。

青木:いずれも元々の意味を持って作られていたものの意味をあえて消して使い直すという一連の循環があります。
余談になりますが、実は論稿を発表した後でマルジェラのブランドから「マルジェラにその意図はありません」と言われてしまいました。

――そうでしたか。むしろ興味深いですね。

青木:別に「マルジェラはこう考えている」ではなくて「私は第三者としてこう思った」と書いているわけだから構わないですけど。


「白」の実験と、色の組み合わせへの興味

――ひるがえって青木さんのプロジェクトには色彩に求められる効果や意味合いの移り変わりが反映されているのでしょうか。

青木:反映されているでしょうね。2000年頃、僕は意識的に白しか使いませんでした。それは白が好きだからとかニュートラルだからというのではなく、白が幾つもの性格をあわせ持っていると考えたからです。たとえば病院の白は清潔なイメージかもしれないけど冷たいというイメージもあるとか、逆にウェディングドレスの白は冷たいとは思わず清純さをイメージするとか。同じ白でも、そのありようや発する感覚にバリエーションがあるわけです。

赤だったらもうちょっと意味することの範囲が狭くてエモーショナルな感じが入るし、青もクールなイメージだし。そう思うと、白には結構無限の可能性があるなと。

ロバート・ライマンのように白ばかり使いながら多彩な美術作品をつくっているアーティストもいますから、僕も白以外使わずに、その使い方によって生まれる効果を変えていくことがどこまでできるかという実験に興味があったんです。

塩入勇生+矢﨑亮大 / アーキディヴィジョンによる、東京・南青山の、住戸を改変したオフィス「INTERIOR」。賃貸で解体等ができない条件下で、デスクの設計を希望した施主の深層にある想いを読みとき、鉄の構造体による“強いインテリア”を実現
塩入勇生+矢﨑亮大 / アーキディヴィジョンによる、東京・南青山の、住戸を改変したオフィス「INTERIOR」。賃貸で解体等ができない条件下で、デスクの設計を希望した施主の深層にある想いを読みとき、鉄の構造体による“強いインテリア”を実現 photo©中島悠二
塩入勇生+矢﨑亮大 / アーキディヴィジョンによる、東京・南青山の、住戸を改変したオフィス「INTERIOR」。賃貸で解体等ができない条件下で、デスクの設計を希望した施主の深層にある想いを読みとき、鉄の構造体による“強いインテリア”を実現 photo©中島悠二
塩入勇生+矢﨑亮大 / アーキディヴィジョンによる、東京・南青山の、住戸を改変したオフィス「INTERIOR」。賃貸で解体等ができない条件下で、デスクの設計を希望した施主の深層にある想いを読みとき、鉄の構造体による“強いインテリア”を実現 photo©中島悠二

塩入勇生+矢﨑亮大 / アーキディヴィジョンが設計した、東京・南青山の、住戸を改変したオフィス「INTERIOR」です。賃貸で解体等ができない条件下で、デスクの設計を希望した施主の深層にある想いを読みとき、鉄の構造体による“強いインテリア”を実現されました。

この計画は、一枚木のL型デスクをつくりたいという施主の要望から始まった。

敷地は、港区南青山。施主は、ハイブランド企業をクライアントにしたイベント事業を営む。設立から5年が経ったころ、事業が軌道にのるタイミングをみて、一念発起してこの地に築20年のSOHOマンション一室を借りた。

建築家によるテキストより

仕事柄、港区南青山という場所にこだわりをもち、ハイブランドがもつきらびやかなイメージを大切にしていた。にも拘わらず、マンション内装は白いクロスの壁や天井、突板フローリングの床が使われた凡庸な住空間。部屋の外に広がる南青山の街の体験からは、かけ離れているように思った。部屋は賃貸で、オーナーからは解体の許可もおりなかった。

そんな状況から最初の要望にあるアイディアにたどり着いたのだろう。しかし話をしていると本当は家具だけが欲しいわけではないように感じた。空間の装飾(一枚木)とオフィス機能の充実(L型)への思いが潜んでいる気がする。この思いを別の形で実現できないか模索させてほしいと伝えた。

建築家によるテキストより

構造体は鉄で、材の全てが連結することで剛性の高さを得る。
鉄は強固で重い。だから、既存に接続することが出来なくても、置くだけで事足りる。現にここでは、基礎のように角パイプを敷き、そこに柱を建て、横架材でサッシ枠を組み置いただけとなる。
一枚木のL型デスクという素材の質に装飾的価値を見出した施主のアイディアは、鉄だからこそ実現するプロポーションという装飾的価値に姿を変えて、部屋全体に拡張していく。

なぜここまで、鉄の強度に拘ったのか。それは、施主がこのマンション一室を借りてやっていこうという、決意の強度に触れたからかと思う。解体できないからとどこにいっても置けるような家具を選ぶのではなく、解体できないことを含んだこの場の全ての情報を組み込んだ、強いインテリアをつくることを選んだ。

建築家によるテキストより

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