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中村拓志&NAP建築設計事務所による、神奈川・箱根町の「火の山のツリーハット/Tree Hut on Volcano」。自然を愛する施主が販売する家の第一号として計画、建物を約5mの高さに浮遊させ世俗から離れた空間を実現、内部では神殿を参照して自然との繋がりと地域の人々の山への想いを反映
中村拓志&NAP建築設計事務所による、神奈川・箱根町の「火の山のツリーハット/Tree Hut on Volcano」。自然を愛する施主が販売する家の第一号として計画、建物を約5mの高さに浮遊させ世俗から離れた空間を実現、内部では神殿を参照して自然との繋がりと地域の人々の山への想いを反映 photo©Koji Fujii / TOREAL
中村拓志&NAP建築設計事務所による、神奈川・箱根町の「火の山のツリーハット/Tree Hut on Volcano」。自然を愛する施主が販売する家の第一号として計画、建物を約5mの高さに浮遊させ世俗から離れた空間を実現、内部では神殿を参照して自然との繋がりと地域の人々の山への想いを反映 photo©Koji Fujii / TOREAL
中村拓志&NAP建築設計事務所による、神奈川・箱根町の「火の山のツリーハット/Tree Hut on Volcano」。自然を愛する施主が販売する家の第一号として計画、建物を約5mの高さに浮遊させ世俗から離れた空間を実現、内部では神殿を参照して自然との繋がりと地域の人々の山への想いを反映 photo©Koji Fujii / TOREAL

中村拓志&NAP建築設計事務所が設計した、神奈川・箱根町の「火の山のツリーハット/Tree Hut on Volcano」です。自然を愛する施主が販売する家の第一号として計画、建物を約5mの高さに浮遊させ世俗から離れた空間を実現、内部では神殿を参照して自然との繋がりと地域の人々の山への想いを反映しました。この建築は宿泊も可能となっています

自然をこよなく愛す建主夫婦は、いつも身軽で旅するように暮らしてきた。彼らは自然や地域と深い繋がりをもった最小限の空間があれば人生は十分だと考えており、その生活の実践のための小さな家の販売会社を立ち上げ、我々にモデルルームとなる第一号の家を依頼した。

建築家によるテキストより

敷地は噴煙満ちる大涌谷から2kmほどの山中で、沢が流れる急峻な北傾斜の南角地である。この場所には大涌谷や神山が聳える南面に意識を向け、なおかつ冬季に暖かな日差しを取り込む窓が必要と考えたが、道路からの視線が問題だった。また、大地を這うように流れてくる硫化水素や湿気を含む重い空気を避けるためにも、約19㎡の建物を地表から5mほどの高さに浮遊させることで、世俗から離れた空間と大きな窓を可能にした。

建築家によるテキストより

室内は狭くとも、自然との豊かな繋がりと地域の人びとの神山への想いを反映させるべく、中央の空間は神殿に似た形式とした。高窓から崇高な光が降りそそぐ4.9mの吹抜け空間を4本の柱で囲い、中心に特注の暖炉を設けて、大涌谷や神山に火を捧げる空間とした。シンメトリーに配置した北側の2本の枝付き丸太柱は鳥居のようで、向こうに神域があることを示している。部屋奥から眺めると、台形プランのパースが補正されて正方形の空間が現れ、そこに護摩焚きや御神火神事に相当する拝火台が鎮座す

建築家によるテキストより
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡の「東峰村 里山カフェ 棚田屋」。棚田で知られる地域の交流拠点施設で、隣接する伝統家屋のプロポーションを踏襲しつつ量塊を分割することで印象的な造形をつくり、景観調和と交流ハブ創出の両立を目指す
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡の「東峰村 里山カフェ 棚田屋」。棚田で知られる地域の交流拠点施設で、隣接する伝統家屋のプロポーションを踏襲しつつ量塊を分割することで印象的な造形をつくり、景観調和と交流ハブ創出の両立を目指す photo©カネダセイノスケ
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡の「東峰村 里山カフェ 棚田屋」。棚田で知られる地域の交流拠点施設で、隣接する伝統家屋のプロポーションを踏襲しつつ量塊を分割することで印象的な造形をつくり、景観調和と交流ハブ創出の両立を目指す photo©針金洋介
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡の「東峰村 里山カフェ 棚田屋」。棚田で知られる地域の交流拠点施設で、隣接する伝統家屋のプロポーションを踏襲しつつ量塊を分割することで印象的な造形をつくり、景観調和と交流ハブ創出の両立を目指す photo©針金洋介

平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsが設計した、福岡の「東峰村 里山カフェ 棚田屋」です。棚田で知られる地域の交流拠点施設で、隣接する伝統家屋のプロポーションを踏襲しつつ量塊を分割することで印象的な造形をつくり、景観調和と交流ハブ創出の両立を目指す計画です。店舗の公式サイトはこちら

福岡県東峰村の竹地区には、標高280〜420mの標高差160mの急斜面、約11haの中に約400枚の棚田と24戸の集落が広がっている。
山間地を農地として利用するために切り拓かれた棚田はその美しさから、1999年には農林水産省の「日本棚田百選」に認定されている。

建築家によるテキストより

近年、竹集落では高齢化により棚田や景観の保全が課題となっているなか、2017年には九州北部豪雨での被害を受けるが、2019年には地元住民が中心となって、復興へ向け棚田の景観を守り次世代に残していくための一般社団法人竹棚田が発足。

本計画はその動きと連動するように交流拠点施設整備を目的に東峰村が公募した農家レストラン新築工事設計コンペにおいて選定されたプロジェクトである。東峰村は同時期に近隣の古民家を再生しゲストハウスとしたヴィラや、岩屋キャンプ場のトイレ改修 ・森のコテー ジの改修等を行なっており、交流人口の増加を促す中心拠点となる。

建築家によるテキストより

本計画の北側には、集落で最も古い農家の母屋があり、通称缶詰屋根と言われる茅葺き屋根にトタンを被せた寄せ棟造りの伝統的な家屋である。国定公園であり、風光明媚な風景であるため、景観にいかに配慮するかが本計画の大きなテーマの一つである。

造形的には伝統的な家屋のプロポーションをある程度踏襲しながら1つのボリュームを2つにカットしてそれぞれをレストランと農産加工所としたハの字状の配置とすることで、棚田を見下ろす風景に視線が抜けるような構成としている。

建築家によるテキストより
辻琢磨による連載エッセイ “川の向こう側で建築を学ぶ日々” 第9回「ボスが独りで下す決断の切れ味」
辻琢磨による連載エッセイ “川の向こう側で建築を学ぶ日々” 第9回「ボスが独りで下す決断の切れ味」

ボスが独りで下す決断の切れ味

text:辻琢磨

 
 
渡辺さんのところで働き始めて、2年半が経った。
8回のエッセイで、渡辺事務所で僕が学んできたことを中心にテキストを書いてきて、少なくない反響があった。先日は東京のアトリエ事務所のスタッフの知人から、事務所内で寺田さんの番頭回を何度も読んでいますという声ももらい、SNS以外の場でも、特に実務の現場で読まれているんだということを非常に喜ばしく思った。今回も一層気を引き締めて書かねばなるまい。

とはいえ、これまで比較的に真面目な内容が多かったので、本稿は閑話休題として渡辺事務所の福利厚生の中でも実に特徴的な研修キャンプについて書いてみたい。

研修キャンプとは、いわゆる社員旅行のことで、渡辺事務所では年に一回皆でキャンプにいくという行事がある。これまでは2014年から2019年まで6年間は毎年4月に新潟県三条市SnowPeak本社キャンプ場「SnowPeak Headquarters」に二泊三日で滞在するというものだった。新潟へは片道車で7-8時間…現地ではマラソン大会!という体育会系のイベントである。

辻琢磨による連載エッセイ “川の向こう側で建築を学ぶ日々” 第9回「ボスが独りで下す決断の切れ味」新潟時代のキャンプ風景。 photo©渡辺隆建築設計事務所
辻琢磨による連載エッセイ “川の向こう側で建築を学ぶ日々” 第9回「ボスが独りで下す決断の切れ味」新潟時代のキャンプ風景。 photo©渡辺隆建築設計事務所
辻琢磨による連載エッセイ “川の向こう側で建築を学ぶ日々” 第9回「ボスが独りで下す決断の切れ味」新潟時代のキャンプ風景。 photo©渡辺隆建築設計事務所

なぜ研修キャンプかというのは2013年にさかのぼる。現渡辺事務所は当時渡辺さんの自邸として使われていて、事務所機能は地下室の小部屋だった。それを、渡辺さんが自邸機能を別の場所に引っ越しして、このイワタノイエ全体を事務所として使えるようになった。それに伴い広大になったスペースに置く家具をスノーピークのアウトドア製品に統一(現在は様々なメーカーが混在)したことがきっかけだったそうだ。

豊かな自然に囲まれたイワタノイエはビル用サッシで風景が大きく縁取られ、外が非常に近い。その空気に合い、年に一度の大忘年会(通称ワタフェス)ではすべての家具を片付けられる、ということでアウトドア製品が導入された。この什器のアウトドア機能を最大限引き出すために考案されたのが研修キャンプなのである。

【ap job更新】 エリア再生・既存ストック再生に特化した「再生建築研究所」が、中途と、2022年度の新卒・第二新卒の設計スタッフを募集中
【ap job更新】 エリア再生・既存ストック再生に特化した「再生建築研究所」が、中途と、2022年度の新卒・第二新卒の設計スタッフを募集中
【ap job更新】 エリア再生・既存ストック再生に特化した「再生建築研究所」が、中途と、2022年度の新卒・第二新卒の設計スタッフを募集中渋谷オフィスビル (C)Kenta Hasegawa

エリア再生・既存ストック再生に特化した「再生建築研究所」の、2022年新卒・第二新卒と中途の設計スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

【新卒募集】【中途募集】
2022年度の後期新卒採用募集(22年1月~3月)および中途採用募集を行っています。

「建築の不可能を可能に」

再生建築研究所は豊富な法知識と経験によってエリアや既存ストックを再生させ、ゼロからの新築では創ることの出来ない価値を生み出す、設計監理と再生コンサルティングを行う新しいタイプの設計事務所です。既存ストック再生はもちろんエリア再生に伴う新築案件数の増加に伴い、デザイン能力の優れた方や、複数プロジェクトをマネジメントできる経験者の方を募集いたします。
(2021年度設計スタッフ19名+非常勤スタッフ5名+事務スタッフ3名)

弊社では現在下記のような方を広く募集しています。
・2022年度新卒採用(社会人1、2年目の第二新卒採用含む)
・学生時代アイディアコンペ受賞者や、社会人でコンペ・プロポ・実作での入賞歴がある等、優れたデザインスキルとプレゼンテーション能力を持ち、意欲と実績のある方
・設計事務所での実務経験があり、同時に複数のプロジェクト進行経験のある、キャリアアップを目指されている方
・複数プロジェクトをマネジメントしながらデザインの精度を上げる設計監理をする設計事務所運営にも参画できる方
・設計だけでなく、企画調査研究など、再生建築研究所のコンテンツを使って事務所運営やさらなる事業展開に興味がある方(理系文系実績問わず)
・別府オフィスで常駐勤務及び長期出張が可能な方

東京オリンピック2020への施設投資後、本格的にスクラップアンドビルドにより都市の更新を続ける時代は見直されてきます。ウィズコロナ、ポストコロナによる世界的な時代の変革期も重なり、これからはますますエリアの持つ文脈や古い建物の価値を見出し生まれ変わらせる時代になっていくことを私たちは確信しています。そのために弊社では、時間の積み重ねによる多層的な価値を認め、必要に応じて改修だけでなく新築の手法も織り交ぜながら建築と都市をアップデートしていく再生建築の設計手法のノウハウを蓄積し、実践を行っています。

MADと中国建築科学研究院による、中国・重慶の「クンタン国際クルーズセンター」設計コンペの勝利案。地域の産業である産業輸送の“ガントリークレーン”にインスパイアされ、6つの独立した高架ビルからなる全長430mの複合施設を計画、2027年までの完成を目指す
MADと中国建築科学研究院による、中国・重慶の「クンタン国際クルーズセンター」設計コンペの勝利案。地域の産業である産業輸送の“ガントリークレーン”にインスパイアされ、6つの独立した高架ビルからなる全長430mの複合施設を計画、2027年までの完成を目指す image©MAD
MADと中国建築科学研究院による、中国・重慶の「クンタン国際クルーズセンター」設計コンペの勝利案。地域の産業である産業輸送の“ガントリークレーン”にインスパイアされ、6つの独立した高架ビルからなる全長430mの複合施設を計画、2027年までの完成を目指す image©MAD

MAD中国建築科学研究院による、中国・重慶の「クンタン国際クルーズセンター」設計コンペの勝利案です。地域の産業である産業輸送の“ガントリークレーン”にインスパイアされ、6つの独立した高架ビルからなる全長430mの複合施設を計画、2027年までの完成を目指します。

こちらはリリーステキストの翻訳

マー・ヤンソン率いるMADアーキテクツは、中国建築科学研究院(CASR)と共同で、中国・重慶にあるクンタン国際クルーズセンターの設計に関する国際コンペに勝利しました。

このプロジェクトは、重慶の両江新区に位置し、現在66,000m2の貨物ターミナルが建設されている場所です。敷地と関連するクルーズターミナルは、長江にアクセス可能な昆山港地域に位置しています。MADの計画では、敷地面積65,000m2の国際クルーズターミナルと複合都市を建設し、15,000m2のクルーズポートと50,000m2の商業スペースを提供する予定です。

「重慶には山もあれば水もある」と、マー・ヤンソンはこの計画の背後にあるヴィジョンを語っています。「しかし、長江は重慶にとって単なる自然景観ではなく、船舶交通や産業輸送などの人間活動によって、この山岳都市はエネルギーと動きに満ちているのです。私たちは、重慶のこのエネルギーを産業の痕跡から、想像力を刺激するエネルギーに変えたいと考えています。人々はここで都市の運動エネルギーを感じると同時に、未来の公共空間を想像することができるのです。」

「ガントリークレーン」-サイエンス・フィクション、そして歩く街へ

現地を訪れたMADチームは、貨物ターミナルを支配するオレンジ色の大きなガントリークレーンにインスピレーションを受けました。「このガントリークレーンは、生きたエイリアンのような存在で、シュールレアリズムを感じさせます」と、マは指摘します。「この新しい計画は、過去の工業色を反映させるだけでなく、このオリジナルのシュールレアリズムを尊重するものです。高架下の建物は、まるで未来的で自由に行き来できる都市のようにデザインしました。まるで別の場所からここに到着したようで、いつかまた別の場所を旅するのかもしれません。」

長江スカイウォークと名付けられたMADの計画は、ガントリークレーンをモチーフにした6つの独立した高架ビルからなる全長430mの複合施設です。遠くから見ると、建物は上昇と下降を繰り返し、形も色も産業貨物ターミナルのクレーンのリズムを再現しています。また、地上から高い位置にあるため、遮るものがなく開放的な川の景色を眺めることができます。このビルのアルミカーテンウォールは、敷地に超現実的な感覚を与え、パーラーやショップ、レストランなどのテナントが混在するこのビルに、現代的な新鮮さをもたらしています。

都市の公共空間 – 重なり合う都市性、そして景観の良い緑の軸線

“浮遊する”ビル群の下には、MADが設計した新しいクルーズ船景観公園とクルーズ船ホールがあり、クンタン・セントラル・ゴールデンアクシス桟橋(Cuntan Central Golden Axis Pier)を拡張・強化するために設計されています。この都市的介入は、隣接するピアパークとセンチュリークンタン公園との間に新たなリンクを形成し、中央金軸(Central Golden Axis)に自然に溶け込む10万m2の都市緑地を創出するものです。この新しい計画により、市民は敷地内の多様な用途を十分に体験し、通常は川船からしか見られない海上からの都市と長江の景観を楽しむことができます。

クルーズ船景観公園の下には、クルーズ・センター・ハブがあり、“浮遊する”複合施設と地上のランドスケープ・パークへのアクセスを提供しています。クルーズ・センターは、天窓を設けて内部空間の自然採光を高めるとともに、上部の建物を片持ち式にして直射日光の影響を受けないように設計されています。

完成すれば、クンタン国際クルーズセンターは、工業の記憶を完全な都市イメージの作品に変え、重慶のユニークな都市ランドマークを創り上げることでしょう。

杉山幸一郎の建築展「スイスのかたち、日本のかたち」が開催。ピーター・ズントー事務所出身でスイスを拠点とする建築家で、ドローイングやオブジェが公開される
杉山幸一郎の建築展「スイスのかたち、日本のかたち」が開催。ピーター・ズントー事務所出身でスイスを拠点とする建築家で、ドローイングやオブジェが公開されるTemple 02
杉山幸一郎の建築展「スイスのかたち、日本のかたち」が開催。ピーター・ズントー事務所出身でスイスを拠点とする建築家で、ドローイングやオブジェが公開されるFill 43

杉山幸一郎の建築展「スイスのかたち、日本のかたち」が、東京・本駒込のギャラリー ときの忘れもので開催されます。杉山は、ピーター・ズントー事務所出身でスイスを拠点とする建築家で、ドローイングやオブジェが公開されます。会期は2022年1月20日(木)~1月29日(土)11:00-19:00(※会期中無休)。会場の場所はこちら(Google Map)。杉山は、アーキテクチャーフォトでの連載エッセイ「For The Architectural Innocent」の執筆でも知られています。

スイス・クールに在住する若手建築家・杉山幸一郎(b. 1984)の初個展を開催します。杉山は建築設計をする傍ら、ドローイングやオブジェクトを制作しています。
日本大学、東京藝術大学大学院にて建築を学び、在学中に世界屈指の大学、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ピーターメルクリ スタジオ)に留学。
2013年に若手建築家の登竜門と言われるUnder 30 Architects exhibitionに選出されて出展しました。2014年文化庁新進芸術家海外研修制度により、スイスの建築家ピーター・ズントーのアトリエで研修。2015年から2021年5月までアトリエ ピーター ズントーに勤務し、ワークショップチーフを経て、プロジェクトリーダーとして活躍。現在はスイスと日本でフリーランスの建築家として活動している。
本展では、建物の表層を抽象化して線や色の面に置き換えて表現しようと試みた水彩ドローイングシリーズ〈Line & Fill〉や、ドローイングを立体化したオブジェクト、また、小さな建築のようで家具としても使える作品群をご覧いただきます。

リリーステキストより
隈研吾による建築をミニチュアフィギュア化したカプセルトイが2022年1月下旬に発売。「浅草文化観光センター」など4作品がラインナップ
隈研吾による建築をミニチュアフィギュア化したカプセルトイが2022年1月下旬に発売。「浅草文化観光センター」など4作品がラインナップ全4種のラインナップ。
隈研吾による建築をミニチュアフィギュア化したカプセルトイが2022年1月下旬に発売。「浅草文化観光センター」など4作品がラインナップ

隈研吾による建築をミニチュアフィギュア化したカプセルトイが2022年1月下旬に発売されます。「浅草文化観光センター」など4作品がラインナップされています。発売は2022年1月下旬を予定。全4種をセットにしたものが予約受付中とのこと。

本コレクションのラインナップは、「高輪ゲートウェイ駅」「角川武蔵野ミュージアム」「Sunny Hills」「浅草文化観光センター」の全4種です。

浅草のシンボルともいえる「浅草文化観光センター」は、ガラスと木製のルーバーを組み合わせた斬新なデザインが特徴の複合施設。ガラスの透明感はクリアパーツで、木製のルーバーは「タンポ印刷」で表現しました。
さらに、最上階となる展望台の屋根にある日差しを取り入れる窓は、エンボス加工を用いて表現しています。屋根にグラデーション塗装を施すことで、日差しが建物の中へ抜けているようなイメージを表現しました。

本物の建造物は大きくて見上げることしかできませんが、ミニチュアフィギュアならば、上から全貌を見ることが可能。憧れの名建築を手にのせて、独り占めすることができるコレクションをお届けします。

リリーステキストより

フィギアのより詳細な写真は以下に掲載します。

【ap job更新】 建築空間を自然環境のオルタナティブとしてデザインする「久保都島建築設計事務所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 建築空間を自然環境のオルタナティブとしてデザインする「久保都島建築設計事務所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 建築空間を自然環境のオルタナティブとしてデザインする「久保都島建築設計事務所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中

「久保都島建築設計事務所」の、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

久保都島建築設計事務所で設計スタッフを募集します。

久保都島建築設計事務所は2011年に久保秀朗と都島有美によって設立された建築設計事務所です。住宅、ホテル、温浴施設、郵便局、オフィス、レストラン、チャペル、公衆トイレなどさまざまな用途の建築やインテリアを幅広く設計しています。

主な作品に「両国湯屋江戸遊」「HOTEL THE SCREEN Morning Dawn・Moon Phases」「まるほん旅館風呂小屋」「虹のチャペル」などがあり、若手建築家の登竜門であるAR Awards、ユネスコのヴェルサイユ賞などの海外での受賞の他、日本建築学会作品選集新人賞、優れた商業施設デザインに贈られるJCDデザインアワード金賞、日本インテリアデザイナー協会JID賞など数多くの受賞があります。

私たちは建築空間をもう一つの環境、自然環境のオルタナティブとしてデザインしています。光、音、熱、風といった自然環境の要素を人工的な操作を加えながら取り込み、様々な用途の建物も自然環境の一部を空間化したスペースと捉えることで、多くの発見的、実践的なアイデアを実現していきたいと考えています。

山村健+ナタリア サンツ・ラヴィーニャ / YSLA Architectsによる、東京・新宿区の集合住宅「Light House」。ホテルとしての建設中にコロナ禍の影響で居住施設へ変更された建築で、計画当初の非日常的な空間構成を逆手にとり、ポストコロナ時代に期待される新たな日常的空間の創出を目指す
山村健+ナタリア サンツ・ラヴィーニャ / YSLA Architectsによる、東京・新宿区の集合住宅「Light House」。ホテルとしての建設中にコロナ禍の影響で居住施設へ変更された建築で、計画当初の非日常的な空間構成を逆手にとり、ポストコロナ時代に期待される新たな日常的空間の創出を目指す photo©小野寺宗貴
山村健+ナタリア サンツ・ラヴィーニャ / YSLA Architectsによる、東京・新宿区の集合住宅「Light House」。ホテルとしての建設中にコロナ禍の影響で居住施設へ変更された建築で、計画当初の非日常的な空間構成を逆手にとり、ポストコロナ時代に期待される新たな日常的空間の創出を目指す photo©小野寺宗貴
山村健+ナタリア サンツ・ラヴィーニャ / YSLA Architectsによる、東京・新宿区の集合住宅「Light House」。ホテルとしての建設中にコロナ禍の影響で居住施設へ変更された建築で、計画当初の非日常的な空間構成を逆手にとり、ポストコロナ時代に期待される新たな日常的空間の創出を目指す photo©小野寺宗貴

山村健+ナタリア サンツ・ラヴィーニャ / YSLA Architectsが設計した、東京・新宿区の集合住宅「Light House」です。ホテルとしての建設中にコロナ禍の影響で居住施設へ変更された建築で、計画当初の非日常的な空間構成を逆手にとり、ポストコロナ時代に期待される新たな日常的空間の創出が目指されました。

Light Houseは、東京都新宿区に建つレジデンスである(将来的に再度ホテルになることも視野に入れている)。当初はホテルとして計画されたが、新型コロナウィルスの影響により、工事途中に居住施設へと変更された稀なプロジェクトである。結果として、ホテルとしての非日常的な空間構成を逆手にとり、コロナ禍に求められる新たな日常的空間が創出されたデザインとなっている。

建築家によるテキストより

本建築は早稲田通りに面して建っている。浮遊したタイルファサードが内部と外部、パブリックとプライベートを緩やかにつなぐ役割を果たしている。交差点に向かって大きく穿たれた開口は、都市から戻る旅行者や居住者を迎え入れる。
地上階は本来ホテルのレセプション空間であったが、居住者のための空間としてコーワキングスペースへと転換した。コロナ禍において求められる在宅ワークに対応した空間としている。

建築家によるテキストより

正方形平面の中心に土間的な場所を設け、その周りにはさまざまなアクティビティが生まれるプラットフォームを用意した。その区切りには、ブラインドやカーテンを用いることで、閉じていても他所の気配を感じることができる緩やかな仕切りとした。さらに、各フロアには日照時間の異なるバルコニーを2つ設けた。朝や夕方では眺める景色を変えることで異なるバルコニーを自由に選択し、半屋外を楽しむ方法が非日常的で楽しくなるようにした。

建築家によるテキストより
玉田誠+脇本夏子 / 玉田脇本建築設計事務所による、神奈川・横浜市の住戸改修「MYORENJI HOUSE」。開口部の多さ等の既存住戸の魅力を最大限に生かす為、大きな一室空間として5つの窓を連続させ景色を関係させると共に、中央に上下2段の“ハコ”を配置することで様々な用途にも応える
玉田誠+脇本夏子 / 玉田脇本建築設計事務所による、神奈川・横浜市の住戸改修「MYORENJI HOUSE」。開口部の多さ等の既存住戸の魅力を最大限に生かす為、大きな一室空間として5つの窓を連続させ景色を関係させると共に、中央に上下2段の“ハコ”を配置することで様々な用途にも応える photo©大澤敏行
玉田誠+脇本夏子 / 玉田脇本建築設計事務所による、神奈川・横浜市の住戸改修「MYORENJI HOUSE」。開口部の多さ等の既存住戸の魅力を最大限に生かす為、大きな一室空間として5つの窓を連続させ景色を関係させると共に、中央に上下2段の“ハコ”を配置することで様々な用途にも応える photo©大澤敏行
玉田誠+脇本夏子 / 玉田脇本建築設計事務所による、神奈川・横浜市の住戸改修「MYORENJI HOUSE」。開口部の多さ等の既存住戸の魅力を最大限に生かす為、大きな一室空間として5つの窓を連続させ景色を関係させると共に、中央に上下2段の“ハコ”を配置することで様々な用途にも応える photo©大澤敏行

玉田誠+脇本夏子 / 玉田脇本建築設計事務所が設計した、神奈川・横浜市の住戸改修「MYORENJI HOUSE」です。開口部の多さ等の既存住戸の魅力を最大限に生かす為、大きな一室空間として5つの窓を連続させ景色を関係させると共に、中央に上下2段の“ハコ”を配置することで様々な用途にも応える計画です。

横浜市にある1980年代後半に建てられた集合住宅の、標準的な2SLDKの間取りの住宅のリノベーション計画である。

建築家によるテキストより

この室は高台の最上階で、南と西の2面に5つの開口部と2つのバルコニーを持ち、みなとみらいや富士山、丹沢連峰を一望することが出来る場所に位置している。この既存の環境と魅力を最大に生かすことを考えた。

建築家によるテキストより

まず、間仕切りを取り払い大きなワンルームとすることで、5つの窓と窓を連続させ、ぐるりと景色を関係させた。
そして中央に上下2段になっているハコを配置する。ハコは寝室であり、遊び場でもあり、将来的には2つの子供部屋にもなるような、多様な用途に対応できる空間になっている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 ihrmkが、設計スタッフ(正社員)を募集中
【ap job更新】 ihrmkが、設計スタッフ(正社員)を募集中
【ap job更新】 ihrmkが、設計スタッフ(正社員)を募集中はつせ三田(集合住宅)

ihrmkの、設計スタッフ(正社員)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社ihrmk一級建築士事務所では新たなスタッフを募集しています。

クライアントとの対話を通して、クライアントの本当に希望している空間、更には社会への提案を持った空間を作ることを目指しています。現在進行中の主なプロジェクトとして、住宅・集合住宅・教育施設・事務所ビル等があります。

一緒に議論し、コミュニケーションをとりながら設計活動に関わっていける方のご応募お待ちしております。

TAB / 河合啓吾による、岐阜・各務原市の住宅「SLBH6」。設計者が継続的に取り組む低費用で大空間をつくる作品群として計画、住人も施工に関わる方式で総工費税別1600万で建設が可能になると共に、“建築の当事者”になることで“つくり上げる喜び”も生み出す
TAB / 河合啓吾による、岐阜・各務原市の住宅「SLBH6」。設計者が継続的に取り組む低費用で大空間をつくる作品群として計画、住人も施工に関わる方式で総工費税別1600万で建設が可能になると共に、“建築の当事者”になることで“つくり上げる喜び”も生み出す photo©新建築社
TAB / 河合啓吾による、岐阜・各務原市の住宅「SLBH6」。設計者が継続的に取り組む低費用で大空間をつくる作品群として計画、住人も施工に関わる方式で総工費税別1600万で建設が可能になると共に、“建築の当事者”になることで“つくり上げる喜び”も生み出す photo©新建築社
TAB / 河合啓吾による、岐阜・各務原市の住宅「SLBH6」。設計者が継続的に取り組む低費用で大空間をつくる作品群として計画、住人も施工に関わる方式で総工費税別1600万で建設が可能になると共に、“建築の当事者”になることで“つくり上げる喜び”も生み出す photo©新建築社

TAB / 河合啓吾が設計・施工した、岐阜・各務原市の住宅「SLBH6」です。設計者が継続的に取り組む低費用で大空間をつくる作品群として計画、住人も施工に関わる方式で総工費税別1600万で建設が可能になると共に、“建築の当事者”になることで“つくり上げる喜び”も生み出します。

敷地は比較的古く(1960~70年代)からある住宅地。使える敷地面積は140m2程度とこの辺りでは少し小さい。

母屋・既存庭との関係、北側の隣家への配慮、周囲からのプライバシーの確保、内部への陽光から、建物は母屋に対して23度振って配置した。建物へのアクセスは母屋の東側(3m程度)を通り、少し振られた入り口の土間が来訪者を迎え入れる。

建築家によるテキストより

構造・構成は1間グリット(規則性)を基本とし、21本の通し柱のうち外周の柱はグリットからズラし、中央の柱を45度振り、同じ階高(2,005mm)の3層を積み上げた。

1層目はGLと地続きの土間をもち、洗濯干しや登山道具などの倉庫、また庭の延長として、周辺環境やコミュニティとのインターフェースとして働く半屋内外空間を配置した。2層目は窓をもたず、周囲と物理的距離を取り、安心感のある生活の場である。3層目は360度の開口をもち、風景・光・風を取り込むバッファーとし、仮設的な床をのせ容易に生活の場を拡張することができる。

建築家によるテキストより

職人、私、住人が施工する場合、それぞれの質が変わらないように施工方法を設計している。DIYの前提は、価格を抑えるため、思い出づくりのために行うのではなく、家づくりの当事者になるために行っている。3者(職人・私・住人)に合わせて施工方法を設計することで、職人よりも住人の方が上手くつくることができる部分も出てくる。

現在は職人ゆえに制作可能な高度なパーツも、将来的にはデジタルファブリケーションに置き換えられ、プレカット+デジファブと施工方法の設計、各要素の分離によって多くの部分をDIYでつくることができるのではないかと考えている。

建築家によるテキストより
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・足立区の、演劇の文化拠点「北千住BUoY」。職人の仕事ぶりが想起される既存躯体の表情に応えるべく、設備工事以降を設計者が請け負い現場に常駐し職人の横でデザイン、設計施工の間を“溶け合わせ”て具体的な形をつくりだす
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・足立区の、演劇の文化拠点「北千住BUoY」。職人の仕事ぶりが想起される既存躯体の表情に応えるべく、設備工事以降を設計者が請け負い現場に常駐し職人の横でデザイン、設計施工の間を“溶け合わせ”て具体的な形をつくりだす photo©comuramai
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・足立区の、演劇の文化拠点「北千住BUoY」。職人の仕事ぶりが想起される既存躯体の表情に応えるべく、設備工事以降を設計者が請け負い現場に常駐し職人の横でデザイン、設計施工の間を“溶け合わせ”て具体的な形をつくりだす photo©comuramai
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・足立区の、演劇の文化拠点「北千住BUoY」。職人の仕事ぶりが想起される既存躯体の表情に応えるべく、設備工事以降を設計者が請け負い現場に常駐し職人の横でデザイン、設計施工の間を“溶け合わせ”て具体的な形をつくりだす photo©comuramai

佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・足立区の、演劇の文化拠点「北千住BUoY」です。職人の仕事ぶりが想起される既存躯体の表情に応えるべく、設備工事以降を設計者が請け負い現場に常駐し職人の横でデザイン、設計施工の間を“溶け合わせ”て具体的な形をつくりだすことが試みられました。現在In-Field Studioは、一般社団法人コロガロウ / 佐藤研吾建築設計事務所に改組されています。施設の公式サイトはこちら

かつての東京オリンピックの年である1964年に、日本住宅公団によって建てられた団地の低層部分を、演劇やパフォーマンスなどのイベントスペースおよびカフェ、ギャラリー、稽古場、そして美術作家による共同スタジオとした改修プロジェクトである。

建築家によるテキストより

計画が始まった当初から既に床壁天井のほとんどの内装と設備配管は撤去されており、半世紀が経過した無骨極まりないコンクリートの躯体が露わになっていた。よく眺めてみると、表面はスギ板の型枠による成形だと分かるし、梁は応力に基づいて造形され、天井下地の二次部材の一部が躯体に埋め込まれている。当時の職人の手つき、現場の人々の仕事振りの幻景へと想像を拡げることも、この躯体の中に身を投げ入れてみれば決して困難ではない。

建築家によるテキストより

そんな密実な、過去のヒトの気配漂う中に、演劇というヒトの生身が折り重なる新たな文化拠点が生まれた。改修工事では、躯体の表情を覆い隠すのではなく、むしろいかにしてその表情の傍らで新たなモノ・ヒトが応答するか、複数のモノモノ・ヒトビト・モノヒトの混在のさせ方が重要となった。

建築家によるテキストより
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡の公園施設「天神中央公園 ハレノガーデン」。Park-PFIでの再整備計画として園内の3棟を設計、既存の重要文化財を引き立てる風景となる事を意図し、地形と建築が連続しヴォリューム感を低減する“地形的建築”で一体感ある風景の創出を目指す
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡の公園施設「天神中央公園 ハレノガーデン」。Park-PFIでの再整備計画として園内の3棟を設計、既存の重要文化財を引き立てる風景となる事を意図し、地形と建築が連続しヴォリューム感を低減する“地形的建築”で一体感ある風景の創出を目指す photo©yHa architects
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡の公園施設「天神中央公園 ハレノガーデン」。Park-PFIでの再整備計画として園内の3棟を設計、既存の重要文化財を引き立てる風景となる事を意図し、地形と建築が連続しヴォリューム感を低減する“地形的建築”で一体感ある風景の創出を目指す photo©針金洋介
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡の公園施設「天神中央公園 ハレノガーデン」。Park-PFIでの再整備計画として園内の3棟を設計、既存の重要文化財を引き立てる風景となる事を意図し、地形と建築が連続しヴォリューム感を低減する“地形的建築”で一体感ある風景の創出を目指す photo©yHa architects
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡の公園施設「天神中央公園 ハレノガーデン」。Park-PFIでの再整備計画として園内の3棟を設計、既存の重要文化財を引き立てる風景となる事を意図し、地形と建築が連続しヴォリューム感を低減する“地形的建築”で一体感ある風景の創出を目指す photo©yHa architects

平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsが設計した、福岡の公園施設「天神中央公園 ハレノガーデン」です。Park-PFIでの再整備計画として園内の3棟を設計、既存の重要文化財を引き立てる風景となる事を意図し、地形と建築が連続しヴォリューム感を低減する“地形的建築”で一体感ある風景の創出を目指しました。天神中央公園は県の公園で、施設の公式サイトはこちら

福岡・天神の東端・西中洲エリアに建つ木造2階建てのフレンチルネサンス様式の洋風建築である旧福岡県公会堂貴賓館(設計:三條栄三郎/1910年)は、1956年以降県教育委員会庁舎として使われていたが、1981年の県庁移転に伴って1984年に国指定重要文化財に指定されている。1989年に旧県庁跡地は天神中央公園となったが、30年近く経過して多くの樹木が生い繁り、北側道路や那珂川対岸から公園内への見通しを遮っている状態であった。

建築家によるテキストより

本計画は、福岡県による歴史的景観・水辺景観・公園の緑の景観の再整備に併せ、Park-PFI事業(2017年の都市公園法改正の施行により創設)によって民間事業者が飲食機能を有した便益施設(公園施設/EAST・WEST)2棟を整備運営するとともに、収益の一部を活用して公園利用者のための休養施設(特定公園施設/boat house)整備を行うスキームの国内2事例目である。

建築家によるテキストより

北側道路から旧貴賓館を引き立てる風景となるよう、カフェ・レストランの入るEASTは地形が連続しつつボリューム感を低減するような造形とすることで、ランドスケープとの調和を図った。那珂川沿いには水辺を楽しめるデッキテラスを設けるとともに、軒先を一部跳ね上げることでより開放的な眺望を望める空間としている。

軒先を休養施設(水上バス事務所)のboat houseと連続させることで、2つの建築の間に旧貴賓館がフレーミングされるような、対岸から一体感を感じる印象的な風景をつくっている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 デザイン・価格・施工性が三位一体となった建築として評価される「設計事務所バリカン」が、経験者スタッフ(正社員)を募集中
【ap job更新】 デザイン・価格・施工性が三位一体となった建築として評価される「設計事務所バリカン」が、経験者スタッフ(正社員)を募集中
【ap job更新】 デザイン・価格・施工性が三位一体となった建築として評価される「設計事務所バリカン」が、経験者スタッフ(正社員)を募集中泉岳寺の集合住宅

デザイン・価格・施工性が三位一体となった建築として評価される「設計事務所バリカン」の、経験者スタッフ(正社員)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

東京の中野坂上にある設計事務所バリカンの中川と申します。
この度、事務所体制強化のため経験者スタッフ(正社員)を募集することとなりました。

(※即働ける方優遇。意欲ある方なら新卒、実務未経験者もお待ちしてます!)

「すべての人によりよい居場所を」をモットーに、主に新築個人住宅、新築賃貸マンション、オフィスの内装などを手掛けてきました。
2021年12周年を迎えました。

中でも現在は新築賃貸マンションのご依頼が多く、全体の8割を超えるまでになりました。

私自身は佐藤光彦建築設計事務所で4年間設計・監理を学び、その後工務店で5年間、施工と積算を学んできました。アトリエ建築設計事務と建設会社という二つの性格の異なる会社で建築に関わり、様々な経験を積みスキルを身に着けました。

その経験もあり、独立開業後デザインと価格と施工性が三位一体となった設計事務所として評価いただくに至り、現在デザイナーズマンション等を設計する事務所として複数のデベロッパー様より厚い信頼を頂き継続的にご依頼をいただいています。

賃貸マンションだけで50棟以上設計・監理してきた実績と経験を活かし、工事金額の見積をデータベース化し精度の高い概算見積もりを提出したり、ポイントをおさえた現場監理方法など他の設計事務所ではあまり得られない経験ができます。それは、設計者としての人生を考えた時に必ず自身を助けてくれるスキルになると思っています。

仕事内容は、プロジェクトの担当者として基本設計から現場監理まで通して携わることができます。物件の規模的に設計から竣工まで1年半以内なので、丸ごと物件を見られる上に、数年で複数件担当することもできます。実務経験を積むという上でも良い環境だと自負しています。

もちろん、お施主さんとの打合せに参加したり、メーカーとのやり取りを通じて自ら検討し提案できるスキルも必要となりますが、分からない部分はアドヴァイスも行いますし、真摯にプロジェクトに向き合うことで、経験しながら身に着けられるでしょう。

これまで培ったスキルを存分に活かしたい方、弊社で今までとは違った建築設計の経験を積みたい方、とにかく建築が好きな方、ご応募お待ちしております。※即働ける方歓迎!

ツバメアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「マイクロバスケットコート ONE_THROW」。カフェ運営者の施主の“地域でバスケをプレイできる場所”という想いに、住宅地での球技に最適な床材や気積を計画、加えて事業計画外の経済活動を呼び込み地域のコモンスペースとなることも構想
ツバメアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「マイクロバスケットコート ONE_THROW」。カフェ運営者の施主の“地域でバスケをプレイできる場所”という想いに、住宅地での球技に最適な床材や気積を計画、加えて事業計画外の経済活動を呼び込み地域のコモンスペースとなることも構想 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「マイクロバスケットコート ONE_THROW」。カフェ運営者の施主の“地域でバスケをプレイできる場所”という想いに、住宅地での球技に最適な床材や気積を計画、加えて事業計画外の経済活動を呼び込み地域のコモンスペースとなることも構想 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「マイクロバスケットコート ONE_THROW」。カフェ運営者の施主の“地域でバスケをプレイできる場所”という想いに、住宅地での球技に最適な床材や気積を計画、加えて事業計画外の経済活動を呼び込み地域のコモンスペースとなることも構想 photo©楠瀬友将

ツバメアーキテクツが設計した、神奈川・川崎市の「マイクロバスケットコート ONE_THROW」です。カフェ運営者の施主の“地域でバスケをプレイできる場所”という想いに、住宅地での球技に最適な床材や気積を計画、加えて事業計画外の経済活動を呼び込み地域のコモンスペースとなることも構想されました。施設の公式サイトはこちら

施主は住宅地にマイホームではなく、地域の人が使えるマイクロバスケットコートを作ることを選択した。住宅と自動車の関係を、そのままに、住宅サイズのバスケットコートのフレームとフードトラックに置き換えた。

建築家によるテキストより

所属に関係なく地域でバスケをプレイできる場所を作りたい、という施主の強い想いからこのプロジェクトはスタートした。というのも部活やサークルというまとまりは学校を卒業するとメンバーが散り散りになってしまったり、それを乗り越えるために社会人チームを作っても家庭ができたりするとなかなか参加が難しくなってしまうというからだという。そういう話を聞いているうちにこのプロジェクトが持つ住宅地におけるコモンスペースとしての可能性を想像するようになった。

建築家によるテキストより

地域のコモンスペース作りにおいては、事業計画の外側ともいうべき経済活動をいかに生み出せるかということもポイントにある。上に書いたように、一旦バスケをするという目的で場所のクオリティを最大化したことで、二手目、三手目のコンテンツをも引っ張ってくることになる。具体的に言うと、ボクシングエクササイズ、ダンスなどの他のスポーツにも活動が展開している。
またスポーツ以外にもダルマの絵付け、カレーコラボなど、つくる前にはこちらも予想できなかったコンテンツをも呼び寄せている。まさに事業計画や設計を取り囲む想定の外側の要素が混ざることで、むしろこの場所が発酵し始めているように感じる。

建築家によるテキストより

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