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武田清明建築設計事務所による、東京・練馬区の住宅「鶴岡邸」のレポート。周辺環境の自然と対話する建築の在り方を躯体のもつ質感で実現

2,377.06 武田清明建築設計事務所による、東京・練馬区の住宅「鶴岡邸」のレポート。周辺環境の自然と対話する建築の在り方を躯体のもつ質感で実現

武田清明建築設計事務所による、東京・練馬区の住宅「鶴岡邸」のレポート。周辺環境の自然と対話する建築の在り方を躯体のもつ質感で実現正面ファサード全景。 photo©architecturephoto
武田清明建築設計事務所による、東京・練馬区の住宅「鶴岡邸」のレポート。周辺環境の自然と対話する建築の在り方を躯体のもつ質感で実現2階内部。 photo©architecturephoto
武田清明建築設計事務所による、東京・練馬区の住宅「鶴岡邸」のレポート。周辺環境の自然と対話する建築の在り方を躯体のもつ質感で実現屋上の庭と公園の景色が連続する。 photo©architecturephoto

武田清明建築設計事務所が設計した、東京・練馬区の住宅「鶴岡邸」のレポートです。周辺環境の自然と対話する建築の在り方を躯体のもつ質感などで実現でしようとした設計となっています。

こちらはアーキテクチャーフォトによるレポートです

武田清明建築設計事務所が設計した、東京の住宅「鶴岡邸」が竣工した。
建物は2階建ての長屋であり、1階と2階では別世帯が入居する。屋上は共用の庭園として設計されている。

目の前が自然豊かな公園であり、道路を挟みその園内にある池に面する敷地にこの建築はたっている。建物は道路境界から若干の距離をとるような設計でありその間には植栽が配されている。同じ前面道路に立ち並ぶ他の住宅群が塀を建てたり、大きな生垣等でプライバシー確保に余念がない設計であること比較すると非常に開放的なつくりだと言える。時間が経ち植物が成長していくとまた違った表情を見せるとは思う。

建物を特徴づけているのは、地上から持ち上げられたヴォールトスラブである。内外を分けるガラス面がセットバックする設計がなされており、深い軒先をつくっていてそこに影が落ちる。幾何学的な形状が用いられていることも相まって、その外観は池の反対側からでも明確に認識されるほどの存在感を持ち得ている。正面ファサードの前に立ち建物を見上げてみると、2階外周部や屋上にも植栽が配置されており、建物全体が大きなプランターのようにも見える。この感想は植物が育つ頃にはよりその印象を強くするだろう。

建物1階に入ってみると、大きなガラス面いっぱいに公園と池の景色が取り込まれている。建具の足元には砕石が敷かれていたり、段差を解消するのに石が使われていたりする。そのようなデザインは、建具があるものの、建物の中と外を繋ぐ役割を果たしており、室内に外部を取り込むことに貢献しているように感じられた。

2階部分に移動してみると、ヴォールトスラブの張り出した部分が小さな庭としてデザインされていることが分かる。これによって二階でありながら地面とつながっているような感覚をもたらすと共に、スラブのエッジが前面道路を隠すことによって、建物内の植栽と公園の植栽が連続し、その緑と水辺を身近に感じさせてくれる。

屋上では、その効果はより顕著だった。全面に土が敷かれ緑化されており、その場で過ごすための居場所もあらかじめデザインされている。スラブの際まで土が入り込む設計がなされているため、まるで池のほとりにいるような感覚を味わうことができる。それほど隣地の水面が近くにあるように錯覚させるのである。
この場に身を置いてみることで、建築家がこの敷地だから享受できる自然環境を、如何に建物に連続させるかということに注力したことが実感として体の中に入ってくる。

さて、建物全体を見てきて改めて考えたいのは、この建築において特徴的なヴォールトスラブだから実現されたことは何だったのかという問いである。筆者が現地で武田と対話する中で出てきたキーワードに「ダムのような」というフレーズがあった。この言葉を聞いたときに、何かこの建築の核心に触れることができたような感覚があった。建築は当たり前であるが人工物である。しかしダムなどの土木スケールの構築物をみるときに、一般的な建築物とは異なる感覚を持つことがあることが思い出された。山間部にあり山々の自然と対話するような構築物の存在である。
思い返せば90年代に一世を風靡した、ミニマリズムの代表的建築家ジョン・ポーソンの著書『Minimum』の中にも、デザインインスピレーションを掻き立てられる存在としてダムの写真が紹介されている。

武田は、敷地周辺の自然と建築を調和させるという視点に立った時に、実際に敷地内に植栽を配置するといった方法に加え、別の視点として土木構築物のもつ感覚を建築に与えるという方法を重ねることで、建築物自体をも自然と繋がりを持たせようとしたのではないだろうか。

10年後、20年後に植栽が育ち、ヴォールトスラブが経年変化した姿を想像する。その姿こそ武田が構想し理想とする建築の完成形なのかもしれない。

伊藤維建築設計事務所による、大丸京都店でのアートフェア会場内につくられた居場所「サードプレイス by mui Lab / ART@DAIMARU」

433.04 伊藤維建築設計事務所による、大丸京都店でのアートフェア会場内につくられた居場所「サードプレイス by mui Lab / ART@DAIMARU」

伊藤維建築設計事務所による、大丸京都店でのアートフェア会場内につくられた居場所「サードプレイス by mui Lab / ART@DAIMARU」 photo©奥田正治
伊藤維建築設計事務所による、大丸京都店でのアートフェア会場内につくられた居場所「サードプレイス by mui Lab / ART@DAIMARU」
伊藤維建築設計事務所による、大丸京都店でのアートフェア会場内につくられた居場所「サードプレイス by mui Lab / ART@DAIMARU」 photo©奥田正治

伊藤維建築設計事務所による、大丸京都店でのアートフェア会場内につくられた居場所「サードプレイス by mui Lab / ART@DAIMARU」です。アートフェアの会期は終了しています。

2021 年5月に大丸京都店で行われた「ART@DAIMARU」の一環で、7階催会場での現代アートフェアの中に、作品に加えて家具、什器、カーペットを設えることで、空間・体験に 「余白」や「ゆとり」を生み出す居場所(サードプレイスと名付けられた)を計画した。

建築家によるテキストより

もともと W.M.ヴォーリズが設計した京都店の建物へのリンクとして、彼が多用し、今も地 下への階段などに残っている「八芒星」の文様などが、製作什器を鏡と隣り合わせることで映し出されるよう天面の形・配置を決めている(これらは3日間の会期後に同店の異なる売場に移され、常設で引き続き使われる想定)。

建築家によるテキストより
御手洗龍建築設計事務所による、伊勢丹新宿店でのエルメスの店舗「HERMÈS IN MOTION – WALK -」と「HERMÈS IN MOTION – GALLOP -」

866.08 御手洗龍建築設計事務所による、伊勢丹新宿店でのエルメスの店舗「HERMÈS IN MOTION – WALK -」と「HERMÈS IN MOTION – GALLOP -」

御手洗龍建築設計事務所による、伊勢丹新宿店でのエルメスの店舗「HERMÈS IN MOTION – WALK -」と「HERMÈS IN MOTION – GALLOP -」HERMÈS IN MOTION - WALK - photo©Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Hermès Japon
御手洗龍建築設計事務所による、伊勢丹新宿店でのエルメスの店舗「HERMÈS IN MOTION – WALK -」と「HERMÈS IN MOTION – GALLOP -」HERMÈS IN MOTION - GALLOP - photo©Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Hermès Japon

御手洗龍建築設計事務所が設計した、東京・新宿区の、伊勢丹新宿店でのエルメスの店舗「HERMÈS IN MOTION – WALK -」と「HERMÈS IN MOTION – GALLOP -」です。「HERMÈS IN MOTION – WALK -」はメンズ館にあり開店期間は2021年11月19日まで。「HERMÈS IN MOTION – GALLOP -」は伊勢丹新宿店本館2F ザ・スペースにあり開店期間は2021年8月22日まで。

エルメス新宿伊勢丹店は、11月23日(火・祝)にリニューアルオープンいたします。そして工事期間の約半年にわたり、「HERMÈS IN MOTION – エルメス・イン・モーション」として、館内の様々なスペースで異なる期間に、エルメスの世界を紹介する4つのテンポラリーストアを展開いたします。軽快な馬の「歩調/動き」そして、エルメスの絶え間ない「躍動」を表現した現代的で特別な空間で、ウィメンズ、メンズ、ホームといったエルメスの最新のアイテムをご紹介いたします。リニューアルオープンする新しい店舗へ向けて、ステージを変えながら、軽やかに歩を進める新しいエルメスの世界をお楽しみください。

概要テキストより
最も注目を集めたトピックス [期間:2021/7/12-7/18]

216.52 最も注目を集めたトピックス [期間:2021/7/12-7/18]

最も注目を集めたトピックス [期間:2021/7/12-7/18]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2021/7/12-7/18)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出
  2. 岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、神奈川・川崎市の住宅「HAUS_M」
  3. 静岡・伊東市の新図書館設計プロポで、高野洋平+森田祥子 / MARU。architectureが特定事業者に選定。提案書も公開
  4. 中尾彰宏+齋藤慶和 / STUDIO MOVEによる、長崎・対馬市の「YELLOW BASE COFFEE」。現地の風景を参照し地場の素材を使うことで“対馬らしさ”を持った集まる場を設計
  5. 中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「neute by maitre」
  6. 小山光+KEY OPERATION INC. / ARCHITECTSによる、東京・杉並区の、アニメーション制作会社のスタジオ「MAPPAスタジオ分室」。職場環境の向上も意識しデスク素材の選定やラウンジ空間を重視
  7. 黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、沖縄・国頭郡のセカンドハウス「INFINITY」
  8. 石上純也による、東京・千代田区の、20世紀初頭に建てられた邸宅の庭にたつパヴィリオン「木陰雲」のレポート。敷地のもつ空間の質を、建築によって増幅
  9. 青木淳と品川雅俊のASと昭和設計による、長野の「松本平広域公園陸上競技場」の基本設計が公開
  10. 東京建築士会主催の「住宅建築賞2021入賞作品展」をフォトレポート。受賞者は渡邊大志(金賞)、青木弘司+岡澤創太+角川雄太+高橋優太、井原正揮+井原佳代、三井嶺、大石雅之
  11. ザハ・ハディドが、新国立競技場に関して、日本語で公開した、プレゼンテーションとレポート
  12. MVRDVが計画している、中国・上海の、農業技術会社の研究開発本部「LAD HQ」。棚田を参照した形状のヴォリュームを緑化し技術を盛り込んだ屋根を掛けることでサステナブルかつ企業のミッションを伝える建築を構想
  13. 後藤周平建築設計事務所が改修を手掛けた、静岡・磐田市の事務所兼用住宅「Blue house/Blue office(仮)」の内覧会が開催
  14. 吉田昌弘 / KAMITOPENによる、東京・千代田区のパーソナルトレーニングジム「YAMADA BODY MAKE」。コロナ禍で計画され、可動式で取り外し可能な間仕切りにより様々な状況に対応可能であることを意図
  15. 高橋勝建築設計事務所による、山口・下松市の、介護福祉施設「ほしのさとday service center」と保育園「HUG GARDEN ほしのさと Kids」。二つの建築に囲われた庭を中心とし新しい交流を生み出す関係性を設計
  16. T-Square Design Associatesによる、兵庫・芦屋市の住宅「風棲家」の動画
  17. noizによる、東京の住宅「HOUSE IN TODOROKI」
  18. トラフ建築設計事務所による、東京・清澄白河の、トーキョーバイクの旗艦店「TOKYOBIKE TOKYO」のレポート。コーヒースタンドやプランツショップも入店し売るだけでない今の時代に求められる店舗を構想
  19. 小堀哲夫が特定された「東海国立大学機構(東山)プラットフォーム新営」設計プロポのプレゼン動画が公開。次点者の伊東や候補者の槇・千葉・SANAAの動画も公開
  20. トラフ建築設計事務所の会場構成による「KUMA EXHIBITION」。無観客で展示会場をデジタルスキャンしたオンライン展示会の開催を前提として設計

藤森照信・妹島和世・藤本壮介・平田晃久・石上純也・藤原徹平・会田誠・草間彌生によるパヴィリオンが都内8か所に設置された「パビリオン・トウキョウ 2021」のシンポジウム等の動画

487.17 藤森照信・妹島和世・藤本壮介・平田晃久・石上純也・藤原徹平・会田誠・草間彌生によるパヴィリオンが都内8か所に設置された「パビリオン・トウキョウ 2021」のシンポジウム等の動画

藤森照信・妹島和世・藤本壮介平田晃久石上純也藤原徹平会田誠草間彌生によるパヴィリオンが都内8か所に設置された「パビリオン・トウキョウ 2021」のシンポジウム等の動画が多数公開されています。


開会式の動画


記者会見の動画

【ap job更新】 株式会社 河原泰建築研究室が、設計スタッフを募集

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河原泰建築研究室は設計スタッフを募集します。

企画立案段階から建物の完成まで、まちづくりや建築に関わるすべてのフェーズにおいて総合的な分析をもとにクライアントや社会に対して提案を行っています。

ビルディングタイプの既成概念にとらわれず、これからの未来に向けた建築のあり方をゼロから考えるため、出来上がった建物は美術館ような寺院となったり、宇宙基地のような公園施設となったりしますが、決して奇をてらっているわけではなく、緻密で広範囲な分析から導かれるものなのです。

これからも住宅から大規模施設やまちづくりまで国内外にわたり、用途や場所を問わず、積極的に関わっていくために、熱意をもって参画したい人を募集いたします。

【ap job更新】 株式会社 堀池瞬建築事務所が、意匠設計スタッフを募集中

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意匠設計スタッフの募集について

当社は、住宅・オフィス・商業施設・宿泊施設・文化施設・教育施設・厚生施設・運動施設・農業施設など、建築の計画・設計・監理を行っています。また、内装・家具・製品などのデザインや、建築技術の調査・研究などを実施しています。

現在、さまざまなプロジェクトが進行していまして、設計品質の一層の向上を目指し、意匠設計スタッフを募集します。

関心がある方はメールにてご応募ください。

青木淳と品川雅俊のASと昭和設計による、長野の「松本平広域公園陸上競技場」の基本設計が公開

1,214.43 青木淳と品川雅俊のASと昭和設計による、長野の「松本平広域公園陸上競技場」の基本設計が公開

青木淳と品川雅俊のAS昭和設計による、長野の「松本平広域公園陸上競技場」の基本設計がまとまり公開されています。

令和2年度より進めてきました松本平広域公園陸上競技場の建替えに係る基本設計がまとまりました。

○基本設計コンセプト
「敷地いっぱいに使いたおせる活動の広場」

◆ 公園とまちに開かれた陸上競技場
◆ 陸上競技のための陸上競技場
◆ 一年を通じ、誰もが使える運動と活動の拠点

【ap job更新】 京都を拠点とし創業約130年の「株式会社ニカク工務店」が、現場監督・建築営業スタッフ・土地活用プロデューサーを募集中

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京都を拠点とし創業約130年の「株式会社ニカク工務店」の、現場監督・建築営業スタッフ・土地活用プロデューサー募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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宮大工だった初代による創業から130年余り、「家づくりの探究と時代への挑戦」という創業者の精神を受け継ぎながら、社寺や数寄屋、伝統建造物を数多く手掛けると共に、注文住宅にも注力し、建築施工に邁進してきたのがニカク工務店です。

爾来、熟練した職人たち一人ひとりが研鑽の結晶を築き、培ってきた技術を活かしつつ、近年では鉄骨造、鉄筋コンクリート造のビルやマンション等を手掛けています。

そこで当社は次なる100年へと先を見据え、多様化する建築形態にも意欲的に取り組んでいこうと、この度、増員募集することとなりました。

新卒・中途ともに随時募集中です。
ご不明な点がありましたら、メールまたは電話にてお気軽にご連絡ください。

共に成長できる方のご応募お待ちしております。

東京建築士会主催の「住宅建築賞2021入賞作品展」をフォトレポート。受賞者は渡邊大志(金賞)、青木弘司+岡澤創太+角川雄太+高橋優太、井原正揮+井原佳代、三井嶺、大石雅之

675.46 東京建築士会主催の「住宅建築賞2021入賞作品展」をフォトレポート。受賞者は渡邊大志(金賞)、青木弘司+岡澤創太+角川雄太+高橋優太、井原正揮+井原佳代、三井嶺、大石雅之

日程
東京建築士会主催の「住宅建築賞2021入賞作品展」をフォトレポート。受賞者は渡邊大志(金賞)、青木弘司+岡澤創太+角川雄太+高橋優太、井原正揮+井原佳代、三井嶺、大石雅之 photo©architecturephoto
東京建築士会主催の「住宅建築賞2021入賞作品展」をフォトレポート。受賞者は渡邊大志(金賞)、青木弘司+岡澤創太+角川雄太+高橋優太、井原正揮+井原佳代、三井嶺、大石雅之 photo©architecturephoto
東京建築士会主催の「住宅建築賞2021入賞作品展」をフォトレポート。受賞者は渡邊大志(金賞)、青木弘司+岡澤創太+角川雄太+高橋優太、井原正揮+井原佳代、三井嶺、大石雅之 photo©architecturephoto

東京建築士会主催の「住宅建築賞2021入賞作品展」をフォトレポートします。会場は新宿のリビングデザインセンターOZONEです。住宅建築賞金賞を渡邊大志が受賞。住宅建築賞を青木弘司+岡澤創太+角川雄太+高橋優太井原正揮+井原佳代三井嶺大石雅之が受賞しています。審査したのは平田晃久加藤耕一曽我部昌史山田紗子吉村靖孝でした。各自の作品の資料や審査講評がこちらのPDFにまとまっていますので閲覧すると理解が進みます。

住宅建築賞について

「住宅建築賞」はすでに新人建築家の登竜門として定着しており、その入賞作品を通して住宅建築に対する理解をさらに深め、近年多様化している「すまい」の新しい可能性を見出そうとするものです。 この住宅建築賞の入賞作品を公開展示することにより、建築に携わる方々への新鮮な刺激とし、より多くの人々に建築文化を広げる機会となればと考えています。

応募作品は原則として最近3年以内に竣工し、東京圏に建つ一戸建住宅、集合住宅及び併用住宅等(大幅な増改築、公共の建築も含む)の作品を募集しています。書類による第一次審査と現地審査による第二次審査により受賞作品を決定します。

住宅建築賞2021の主旨
【共生系としての住宅】

私たちの身体の表面には様々な微生物の織りなす生態系があり、身体にとって不可欠な役割を果たしています。人間の身体そのものが一つの共生系なのです。微生物的自然は目に見えません。しかし確実に私たちの周りの空気を変え、行動や思考の根底をかたちづくっています。COVID-19の引き起こした事態は、よくも悪しくもこの目に見えない自然とのつながりを顕在化させました。これに対する反応はおそらく次の二つに分かれます。ひとつは徹底した除菌やクリーンさ、あらゆるレベルでの異物の混入を防ぐ管理体制に向かう反応です。これらは緊急事態や医療機関において、たしかに必要です。しかし私たちの生活の全てにこれらが過剰に行き渡った未来はディストピアでしかないでしょう。もうひとつの反応は、私たちの存在そのものが、多様な生物の織りなす共生系であることを認め、目に見えないものも含めたさまざまな生の気配に耳を傾けることです。他者を遮断し純粋な空間や建築をつくるのではなく、移り変わる環境の中で、時に適切な距離を発生させながら、異なるものが共存する場をつくること。このことがかつてなくリアルな挑戦である時代に、私たちはいます。住宅は希望です。なぜなら、住まい手の感覚とつくり手の工夫によってこのふたつの対立を乗り越え、他の建築に先駆けた可能性を示せるからです。さまざまな共生系としての住宅の試みは、この度のパンデミック以前からありました。そして改めていま、共生系としての住宅の価値を問うような建築を評価し、未来に向けた議論のきっかけにしていきたいと思います。挑戦的な作品を期待しています。
(審査員長 平田晃久)

【ap job更新】 テレデザイン一級建築士事務所が、スタッフ(正社員・契約社員・パートタイム・アルバイト)を募集中

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テレデザイン一級建築士事務所がスタッフを募集しています。
詳しい情報は以下でご確認ください。

テレデザイン一級建築士事務所は、住宅を中心として、様々なタイプのプロジェクトにチャレンジする設計事務所です。
http://www.tele-design.jp

以下の職種の方を募集しています。興味のある方は応募方法に従いご連絡下さい。
正社員/契約社員/パートタイム/アルバイト

吉田昌弘 / KAMITOPENによる、東京・千代田区のパーソナルトレーニングジム「YAMADA BODY MAKE」。コロナ禍で計画され、可動式で取り外し可能な間仕切りにより様々な状況に対応可能であることを意図

324.78 吉田昌弘 / KAMITOPENによる、東京・千代田区のパーソナルトレーニングジム「YAMADA BODY MAKE」。コロナ禍で計画され、可動式で取り外し可能な間仕切りにより様々な状況に対応可能であることを意図

吉田昌弘 / KAMITOPENによる、東京・千代田区のパーソナルトレーニングジム「YAMADA BODY MAKE」。コロナ禍で計画され、可動式で取り外し可能な間仕切りにより様々な状況に対応可能であることを意図 photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、東京・千代田区のパーソナルトレーニングジム「YAMADA BODY MAKE」。コロナ禍で計画され、可動式で取り外し可能な間仕切りにより様々な状況に対応可能であることを意図 photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、東京・千代田区のパーソナルトレーニングジム「YAMADA BODY MAKE」。コロナ禍で計画され、可動式で取り外し可能な間仕切りにより様々な状況に対応可能であることを意図 photo©宮本啓介

吉田昌弘 / KAMITOPENが設計した、東京・千代田区のパーソナルトレーニングジム「Y persoal training gym」です。コロナ禍で計画され、可動式で取り外し可能な間仕切りにより様々な状況に対応可能であることを意図して設計されました。店舗の公式サイトはこちら

「間仕切り」

Y persoal training gymは箱根のマラソンランナーであった山田賢児が主催するパーソナルトレーニングジムである。
走ることと加圧トレーニングを組み合わせることによって、健康的で美しいカラダを手に入れることを目的としている。
また、このプロジェクトがコロナ禍の中で始まったため、他人との距離について新たな形を作っていく必要があった。

そこで、ルームランナー同士は十分な離隔距離を取り、間仕切りをポリカーボネート製とした。
透明なポリカーボネートは人の動きの情報は通し、プライベートと飛沫を防ぐ役割を担った。

そして、この間仕切りは全てが可動式で取り外し可能なデザインにしているため、取り外すことによって、空間全てを使ってオープンなイベントも開催できるように設計した。

3ヶ月後、1年後、10年後の読めない時代には、このような軽やかな空間がふさわしいのではないかと思う。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 建築系スタートアップ「VUILD」が、建築設計メンバー・広報・ファブリケーターを募集中

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【ap job更新】 建築系スタートアップ「VUILD」が、建築設計メンバー・広報・ファブリケーターを募集中
【ap job更新】 建築系スタートアップ「VUILD」が、建築設計メンバー・広報・ファブリケーターを募集中「まれびとの家」(内観)

建築系スタートアップ「VUILD」の、建築設計メンバー・広報・ファブリケーター募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

私たちVUILDは、デジタルファブリケーション技術を駆使した次世代の住宅供給を目指し、今年5月に新規事業である「Nesting β」を発表しました。

本事業は、今年10月に竣工する1棟目を皮切りに、既に来年に向けて15棟のプロジェクトに着手しており、3年以内に累計100棟の建設を目指しています。また、並行してユーザーが自分で住宅を設計することのできるアプリの開発を進めており、10月にリリースを予定しています。

Nesting は、2020年グッドデザイン金賞・ファイナリスト(経済産業大臣賞)を受賞した『まれびとの家』(※)で培った経験を基に生まれた家づくりプラットフォームです。
ユーザーが自分たちの理想の暮らしを実現できるよう、デジタルテクノロジーを用い快適で環境負荷の少ない住まいを自分たちで設計し、作り出す体験を提供します。
これからの住まいは、誰かと共に価値を創り出す余白を持ち、自分たちなりの豊かさを稼ぐ場所になるであろうと我々は考えます。

そんな、ポスト資本主義のライフスタイルを開拓するために、ユーザーの創造性を引き出し、ユーザーと並走しながら設計を行う実務経験者を若干名募集したいと考えています。
現時点でデジタルリテラシーはなくて構いません。重要なのはユーザーの熱狂を生み、主体性を促すためのファシリテーション能力と、設計支援能力、コミュニケーション能力です。当然、住宅領域の実務経験と、既存市場に対する深い洞察はマストです。
建築の力を通して社会をよりよい環境に変え、建築を社会にもっと開いていきたい。

そう思う方の応募をお待ちしております。

中尾彰宏+齋藤慶和 / STUDIO MOVEによる、長崎・対馬市の「YELLOW BASE COFFEE」。現地の風景を参照し地場の素材を使うことで“対馬らしさ”を持った集まる場を設計

487.17 中尾彰宏+齋藤慶和 / STUDIO MOVEによる、長崎・対馬市の「YELLOW BASE COFFEE」。現地の風景を参照し地場の素材を使うことで“対馬らしさ”を持った集まる場を設計

中尾彰宏+齋藤慶和 / STUDIO MOVEによる、長崎・対馬市の「YELLOW BASE COFFEE」。現地の風景を参照し地場の素材を使うことで“対馬らしさ”を持った集まる場を設計 photo©exp Atsushi shiotani
中尾彰宏+齋藤慶和 / STUDIO MOVEによる、長崎・対馬市の「YELLOW BASE COFFEE」。現地の風景を参照し地場の素材を使うことで“対馬らしさ”を持った集まる場を設計 photo©exp Atsushi shiotani
中尾彰宏+齋藤慶和 / STUDIO MOVEによる、長崎・対馬市の「YELLOW BASE COFFEE」。現地の風景を参照し地場の素材を使うことで“対馬らしさ”を持った集まる場を設計 photo©exp Atsushi shiotani

中尾彰宏+齋藤慶和 / STUDIO MOVEが設計した、長崎・対馬市の「YELLOW BASE COFFEE」です。現地の風景を参照し地場の素材を使うことで“対馬らしさ”を持った集まる場を設計しています。
設計者のウェブサイトにはクライアントへのインタビューも掲載されています。店舗の公式サイトはこちら

長崎県の離島、対馬。ここに、カフェを主体に人々が集い活動の拠点となるような場所「YELLOW BASE COFFEE」を計画しました。

クライアントは、「対馬を盛り上げたい」という思いをもったオーナー夫妻。その場所自体が語りかけるような「対馬らしく、人が集まる場所でありたい」という思いを汲んで、まずは対馬の歴史や文化、そして対馬らしさを探ることから計画をスタートしています。

建築家によるテキストより

私たちが対馬を初めて訪れたときに印象的だった場所。それは、石屋根や波が力強く打ち付ける岸壁、豊玉姫が祀られた墓、一つ一つ積み上げられた石垣や石の鳥居といった石のある風景でした。調べてみると、対馬と石には深い関係があるとのこと。
地域に根付いた「対馬石」の存在を知った私たちは、その魅力に惹かれ、この石を店内に設置することを提案しました。対馬の職人さんたちと共に対馬の材料を用い、ここでしかできない空間づくりを目指してオリジナルの家具も制作しています。

建築家によるテキストより

窓際に設置したベンチは、岸壁の柱状節理をイメージして六角柱で構成しました。オリジナルで制作し、立体的な組み合わせと動きによってこの場所での活動を促します。また、山で採石した対馬石は店舗中央に据え、空間に重心を生み出しました。ここでは、様々な活動やイベントを開催しながらも軸のぶれない“BASE(=基地・拠点)”の在り方を提案しています。

建築家によるテキストより
MVRDVが計画している、中国・上海の、農業技術会社の研究開発本部「LAD HQ」。棚田を参照した形状のヴォリュームを緑化し技術を盛り込んだ屋根を掛けることでサステナブルかつ企業のミッションを伝える建築を構想

811.95 MVRDVが計画している、中国・上海の、農業技術会社の研究開発本部「LAD HQ」。棚田を参照した形状のヴォリュームを緑化し技術を盛り込んだ屋根を掛けることでサステナブルかつ企業のミッションを伝える建築を構想

MVRDVが計画している、中国・上海の、農業技術会社の研究開発本部「LAD HQ」。棚田を参照した形状のヴォリュームを緑化し技術を盛り込んだ屋根を掛けることでサステナブルかつ企業のミッションを伝える建築を構想 image©MVRDV
MVRDVが計画している、中国・上海の、農業技術会社の研究開発本部「LAD HQ」。棚田を参照した形状のヴォリュームを緑化し技術を盛り込んだ屋根を掛けることでサステナブルかつ企業のミッションを伝える建築を構想 image©MVRDV
MVRDVが計画している、中国・上海の、農業技術会社の研究開発本部「LAD HQ」。棚田を参照した形状のヴォリュームを緑化し技術を盛り込んだ屋根を掛けることでサステナブルかつ企業のミッションを伝える建築を構想 image©MVRDV

MVRDVが計画している、中国・上海の、農業技術会社の研究開発本部「LAD HQ」です。棚田を参照した形状のヴォリュームを緑化し技術を盛り込んだ屋根を掛けることでサステナブルかつ企業のミッションを伝える建築を構想しています。

こちらは建築家によるテキストの翻訳

「サステナビリティ・マシーン」MVRDVが農業技術会社Lankuaikeiの上海の研究開発本部を設計

MVRDVは、上海にあるLankuaikei Agriculture Development (LAD) の本部のデザインを公開しました。この建物は、11階建てのテラス式オフィスビルで、ハイテクとローテクの両方のサステナビリティ戦略を、テクノロジカルな急勾配の屋根の下に集約し、農業技術会社のショーケースとしています。臨港新城の中心にある湖の近くに位置するこのビルは、急速に発展する上海の都市部にある農業のオアシスであり、中国で最もグリーンでスマートなサステナブルビルの一つとして構想されています。

上空から見ると長方形の建物ですが、北側の中庭と歩行者用メインエントランスに向かって段々と降りていくテラスによって、印象的な曲線を描いています。テラスは木で覆われ、緑に覆われています。また、建物の最上部には一般の人がアクセスできるルートがあり、LADの作品や研究を紹介するスペースが設けられています。テラスの形状に沿った曲線の屋根構造が全体を覆っています。この構造は、建物の南側ではソーラーパネルを支え、北側では透過性があり、太陽の光を遮断する一方で、雨は下のテラスに届くようになっています。外壁のファサードは、ソーラーパネルとガラスがひだ状に配置されており、夏の強い日差しから室内を守り、冬の日差しを室内に取り込むように角度がつけられています。また、南側の壁は、外の幹線道路の騒音からオフィスワーカーを守る役割を果たしています。

このビルは「サステナビリティ・マシーン」として考えられており、ハイテクやローテクを駆使して、間接的にも直接的にもさまざまな課題に立ち向かっています。素材の選定とライフサイクル分析により、一般的な同種の建築物と比べて40%の環境負荷低減を実現しています。また、屋根構造とテラスにより、効率的な自然換気を実現しています。この換気と遮光対策により、必要なエネルギーを削減しています。設計に組み込まれたソーラーパネルのおかげで、この建物は運用時にはほぼエネルギーニュートラルになります。

テラスは雨水を集めてトイレなどに利用するほか、最上階まで続く緑のおかげで生物多様性や健康的な職場環境を提供しています。さらに、LADのミッションを促進する役割と、そのビジョンを実現するための展示スペースにより、公共教育や農業生産にも間接的に貢献しています。

MVRDVの設立パートナーであるジェイコブ・ヴァン・リースは言います。
「LADとの仕事はエキサイティングな経験でした。この本社ビルは、企業のミッションと完璧に一致した建築を示しています。」
「建物のあらゆる面にサステナビリティを取り入れることは、建築家にとって興味深い挑戦です。このアプローチは地球に優しいだけでなく、オフィスの利用者にも喜ばれることでしょう。テラスが提供する快適な作業環境を楽しむことができます。」

LAD社の董偉華社長は述べます。
「MVRDVのミッションは、都市や景観を持続可能で未来につながるものにすることです。LADのミッションとビジョンは、LADの知識で中国の農村の活性化と食の安全に力を与え、自然の神秘を探求し、科学技術で人々の健康を守ることです。今回の協力プロジェクトでは、両社のミッションを組み合わせた 『農業のオアシス』が実現することを期待しています。」

建物は、北に湖、南に公園を望む上層階に6,000m2のLAD本社のオフィス、下層階に9,000m2のラボと共同オフィスがあります。
下部には9,000m2の研究室と共同作業室があります。1階と2階には、調整可能なオーディトリアムと展示スペースが設けられ、1階には周辺に小さな小売店があり、中庭のパブリックエントランス、レンタルオフィスとLAD本社の独立したエントランスの3つの入口が「エキシビション・ストリート」で結ばれています。地下2階には食堂と駐車場がありますが、地下にも光と空気と緑を取り込むための空洞がいくつも設けられており、「農業のオアシス」というコンセプトが貫かれています。

岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、神奈川・川崎市の住宅「HAUS_M」

595.43 岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、神奈川・川崎市の住宅「HAUS_M」

岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、神奈川・川崎市の住宅「HAUS_M」 photo©Nao Takahashi
岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、神奈川・川崎市の住宅「HAUS_M」 photo©Nao Takahashi

岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsが設計した、神奈川・川崎市の住宅「HAUS_M」です。

住宅の設計において、最も重要なことは、光・風・眺望という3つの要素を住空間に取り込むことである。
しかし、住宅が密集する現代の住宅街においては、開放性の獲得とプライバシーの確保の両立は難しい。また現代の都市住宅においては、住空間の中に仕事場や収納など多くの機能が求められるようになったため、各機能を配置しながら快適な住空間を構築することも重要である。

建築家によるテキストより

敷地は、坂道の多い川崎市の住宅街の中にある。両隣に民家が立ち並び、北側には桜の巨木が印象的な公園が、南側には立派なクスノキが植えられた日本風の庭園が残されていた。2人の子供がいる30代夫婦のクライアントからは、シンプルで機能的な空間、天井が高く開放的な空間、職住一体のワンルーム空間、プライバシーの保たれた空間が求められた。
私は、既存の環境を手掛かりに、プライバシーを保ちつつ、豊かな緑に囲まれた開放的な職住一体の空間形式をどのように構築するかを考えることから設計を始めた。

建築家によるテキストより

まず、公園と庭園という緑の環境を住空間に取り込むため、南北に2つの吹抜け空間を設け、1階をリビング・ダイニングとし、それぞれをモルタル床の土間空間で繋いだ。リビングは天高5mの開放空間で、家族全員が座れる造作ソファから北側の公園の桜の巨木が望める。
ダイニング空間の両脇には、南側の庭が望める仕事部屋とキッチンを設け、グレーチングや家具で空間を緩やかに分けた。

建築家によるテキストより

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