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連勇太朗による論考「住まいとセーフティネット──複層化する社会を生きる」

モクチン企画などを手掛ける連勇太朗による論考「住まいとセーフティネット──複層化する社会を生きる」が、LIXILのウェブサイトに掲載されています。

隈研吾の建築デザイン監修とNTTファシリティーズの実施設計監理で完成した、京都の、エースホテルも入る複合施設「新風館」の写真

隈研吾の建築デザイン監修とNTTファシリティーズの実施設計監理で完成した、京都の、エースホテルも入る複合施設「新風館」の写真が18枚、隈のウェブサイトに掲載されています。

京都の真ん中に、ストリートが貫通し、ストリートとつながったホテルをデザインした。京都という都市の歴史は、中国から伝わった120m角の大きな街区の中に、どのようにストリートを通し、どのようにそこに人間的なスケールと、人間的な質感を導入していくかの歴史であった。ホテルもまた、街区を占領する孤立した物ではなく、ストリートとつながったストリートの延長でなければならないと考えた。それはまた、21世紀のホテルに革命をもたらしたACE HOTELの哲学でもある。

我々はまず日本の近代建築のパイオニアの一人である吉田鉄郎(1896-1956)設計の京都中央電話局を保存し、新築棟と吉田棟の間にストリートを通し、さらにそのストリートから裏の東洞院通りに向かってもうひとつのストリートを通した。新築棟は木で組んだ斗栱、アルミ製のランダムに振幅するルーバー、酸化鉄を混入した墨色のプレキャストコンクリートという3種類のヒューマンな素材を用いて、ストリートの上部に、京都の新しいジャズを奏でた。

プロジェクトチーム: 宮原賢次、池口由紀、秋山弘明、山脇隆也、望月陽平、中原拓海*(*元所員)

実施設計・監理:株式会社NTTファシリティーズ一級建築士事務所
ランドスケープ:プレイスメディア

コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マンの2021SSコレクションのルックに、建築家の藤本壮介が登場

コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マンの2021SSコレクションのルックに、建築家の藤本壮介が登場しています。リンク先はファッションメディアのfasionsnap.comです。過去には2016年に中山英之がエルメスのファッションショーに出演したり2010年には石上純也がヨウジヤマモトのファッションショーに出演したこともありました。

田野宏昌+友藤桂子 / 田野建築設計室による、京都・京都市の、集合住宅の住戸改修「一乗寺の家」
田野宏昌+友藤桂子 / 田野建築設計室による、京都・京都市の、集合住宅の住戸改修「一乗寺の家」厨房から主室。 photo©絹巻豊
田野宏昌+友藤桂子 / 田野建築設計室による、京都・京都市の、集合住宅の住戸改修「一乗寺の家」主室から厨房。 photo©絹巻豊
田野宏昌+友藤桂子 / 田野建築設計室による、京都・京都市の、集合住宅の住戸改修「一乗寺の家」主室からニワ。 photo©絹巻豊

田野宏昌+友藤桂子 / 田野建築設計室が設計した、京都・京都市の、集合住宅の住戸改修「一乗寺の家」です。

専用庭をもつマンション一室の改修。

限られた外部空間をいかに内に引き込むかは都市部において主要な課題である。
経済効率優先で建てられたマンションも例外ではなく、敷地いっぱいの配置計画からは生活に寄与した外部環境の創出は限られたものとなる。

変形敷地に建てられた矩形のマンション配置によって生まれたヘタ地にあたる一室は、結果三方に外部空間をもつことになる。三方に広がるニワに対して、各居場所に面する開口部同士が見え隠れしながらつながるように、廊下をなくした居場所の連なりを考えた。

建築家によるテキストより
VUILDによる、東京・渋谷区の「笹塚駅のベンチ」
VUILDによる、東京・渋谷区の「笹塚駅のベンチ」 photo©黒部駿人
VUILDによる、東京・渋谷区の「笹塚駅のベンチ」 photo©黒部駿人
VUILDによる、東京・渋谷区の「笹塚駅のベンチ」 photo©黒部駿人

VUILDが設計した、東京・渋谷区の「笹塚駅のベンチ」です。

京王笹塚駅前広場の改修プロジェクトである。

地元商店街の市民と共に設計を行い、制作は通学路として利用する地元小学生ら共にに行うなど、設計から施工まで参加型のワークショップ形式で実施した。

その中で出てきた与件をもとに、子供からお年寄りまでが利用できるよう、緩やかに高さが変化する円弧状の平面形状を採用した。

ワークショップの中では広場の様々な使い方が議論されたため、広場の足元に敷いた円弧上のグリッド沿ってアンカーを埋め込むことで、プラレールのように自由に配置を変更可能なモジュールを提案した。

また、地域の木材を使うことで持続可能な社会づくりに貢献すると共に、自然と人間の繋がりを再認識して欲しいという思いから多摩産材檜を使用することで、上流の森と下流の都市との関係性を紡ぐことを目指した。

建築家によるテキストより
ザハ・ハディド・アーキテクツ+AKT II+ヒルソン・モラン・パートナーシップが開発した、ホンジュラス・ロアタン島に住宅を建設するデジタルプラットフォーム
ザハ・ハディド・アーキテクツ+AKT II+ヒルソン・モラン・パートナーシップが開発した、ホンジュラス・ロアタン島に住宅を建設するデジタルプラットフォーム
ザハ・ハディド・アーキテクツ+AKT II+ヒルソン・モラン・パートナーシップが開発した、ホンジュラス・ロアタン島に住宅を建設するデジタルプラットフォーム
ザハ・ハディド・アーキテクツ+AKT II+ヒルソン・モラン・パートナーシップが開発した、ホンジュラス・ロアタン島に住宅を建設するデジタルプラットフォーム
ザハ・ハディド・アーキテクツ+AKT II+ヒルソン・モラン・パートナーシップが開発した、ホンジュラス・ロアタン島に住宅を建設するデジタルプラットフォーム

ザハ・ハディド・アーキテクツAKT IIヒルソン・モラン・パートナーシップが開発した、ホンジュラス・ロアタン島に住宅を建設するデジタルプラットフォームです。プロジェクトの名前は「Roatán Próspera Residences」。住宅のデザインは、カリブ海に浮かぶホンジュラス最大のベイアイランドであるロアタンの気候・地形・文化に合わせた生態学的、社会的な対応によるものだそう。また、AKT IIとの連携により、デザインのアプローチは、地域のサプライチェーン・物流・建設技術の包括的な理解から始まり、地域の経済を支える地元の素材、職人技、製造施設の使用を促進するものになっているとの事。
ボクセルと名付けられた面積35m2、高さ4メートルのユニットをデジタル上で組み合わせることで様々なタイプの住宅を検討でき、最大限の5つのボクセルを構成するまでに15,000の異なるバリエーション試せるのだとか。

Zaha Hadid Architects with AKT II and Hilson Moran have developed a digital architectural platform to create homes for Roatán Próspera. The residential designs are a specific ecological and social response to the climate, terrain and culture of Roatán in the Caribbean, the largest of the Bay Islands of Honduras.

The designs learn from the wisdom of the past, integrating the local vernacular tradition of timber construction, climatic appropriateness and spatial experience with new digital design, engineering and construction techniques.

Working with AKT II, the design approach starts from a comprehensive understanding of the local supply chain, logistics and construction techniques to promote the use of local materials, craftsmanship and manufacturing facilities which support the economy of the region.

建築家によるテキストより
隈研吾建築都市設計事務所とKAJIMA DESIGNによる、大阪の、村野藤吾の大阪新歌舞伎座の意匠を継承し建て替えた宿泊施設「ホテルロイヤルクラシック大阪」の写真

隈研吾建築都市設計事務所(設計監理)とKAJIMA DESIGN(設計監理協力)による、大阪の、村野藤吾の大阪新歌舞伎座の意匠を継承し建て替えた宿泊施設「ホテルロイヤルクラシック大阪」の写真が17枚公開されています。

 連続唐破風で知られる村野藤吾の傑作、大阪新歌舞伎座(1958)を、現代アートのギャラリー機能を併設したホテルとして再生させた。
 まず大阪のストリートカルチャーのひとつの中心である難波地区に回遊性を付加するため、建物の中心に大きな孔を開け、「座裏」と大通りをつなぎ直した。村野の連続唐破風は、PCとアルミパネルを用いて再生させ、上層部につけ足した客室棟のヴォリュームを重層するアルミフィンの付いたカーテンウォールで覆った。アルミフィンは南北方向に1200mmピッチで、奥行方向にフィンの数を2枚から5枚と奥行きをランダムに重層させ、それによってカーテンウォールに雲や霧のような自然現象を想起させるユラギを与えた。
村野が試行を続けた、小さな粒子の集積による、やわらかで、女性的なものへの挑戦―連続破風はその典型―を、われわれは薄いアルミフィンという粒子を用いて継承しようと試みた。
 内部においては、様々な小さな粒子を用いた天井を挿入することによって、各空間を定義し、色付けていった。その多様な空間の中に、大阪にゆかりのあるアートムーブメント「GUTAI」を中心とする日本の現代アートを点在させることで、ミュージアム、ホテル、バンケットという両義性を持つ複合空間が生まれた。

長野の「御嶽山ビジターセンター(仮称)」設計プロポーザルの結果

長野の「御嶽山ビジターセンター(仮称)」設計プロポーザルの結果が発表されています。最適候補者にyHa architectsが、次点に千葉学建築計画事務所が選定されています。今のところ提案書は公開されていません。

令和2年(2020年)7月26日(日曜日)に二次審査を開催し、下記のとおり最適候補者を選定しました。

○最適候補者 
株式会社 yHa architects

○次点
株式会社千葉学建築計画事務所

○その他の二次審査参加者(一次審査書類受付順)
一級建築士事務所 ikmo
有限会社マル・アーキテクチャ
株式会社遠藤克彦建築研究所
株式会社キノアーキテクツ

※なお、詳細な審査過程と講評については後日掲載します。

ODS / 鬼木孝一郎による、東京都世田谷区の店舗「SHIRO 玉川髙島屋S・C店」
ODS / 鬼木孝一郎による、東京都世田谷区の店舗「SHIRO 玉川髙島屋S・C店」 photo©太田拓実
ODS / 鬼木孝一郎による、東京都世田谷区の店舗「SHIRO 玉川髙島屋S・C店」 photo©太田拓実
ODS / 鬼木孝一郎による、東京都世田谷区の店舗「SHIRO 玉川髙島屋S・C店」 photo©太田拓実

ODS / 鬼木孝一郎が設計した、東京都世田谷区の店舗「SHIRO 玉川髙島屋S・C店」です。店舗の公式ページはこちら

自然の素材にこだわった製品を提案するコスメブランド「SHIRO」のショップデザイン。
玉川髙島屋S.C内の共用通路に面した間口19m、奥行き1.3mの細長い区画となっている。自然が豊かでのびやかな街の様子をイメージし、開放的な心地よさを感じる空間を目指した。

建築家によるテキストより
川辺直哉建築設計事務所+辻昌志建築設計事務所による、東京・武蔵野市の集合住宅「吉祥寺の家」
川辺直哉建築設計事務所+辻昌志建築設計事務所による、東京・武蔵野市の集合住宅「吉祥寺の家」 photo©太田拓実
川辺直哉建築設計事務所+辻昌志建築設計事務所による、東京・武蔵野市の集合住宅「吉祥寺の家」 photo©太田拓実
川辺直哉建築設計事務所+辻昌志建築設計事務所による、東京・武蔵野市の集合住宅「吉祥寺の家」 photo©太田拓実

川辺直哉建築設計事務所辻昌志建築設計事務所が設計した、東京・武蔵野市の集合住宅「吉祥寺の家」です。

住宅地に計画した12戸の集合住宅。吉祥寺の街は1960年台に計画された都市計画をもとに整備され、現在も継承しながら商業エリアを住宅地が囲うように広がっている。

商業エリアは路地、住宅地は街路が特徴的で、敷地も見通しの良い街路に接続している。

本計画では前面道路を引き込んだアプローチ空間をつくる事によって、街につながるイメージを持った集合住宅として計画した。用途地域の高さ制限から、北側の建物を2層、南側の建物を半地下のある3層とし高さの違いを生む事で、視線の交錯は抑えながら採光や通風を取り込み、内外空間の多様さへ繋げている。

建築家によるテキストより
香取武則 / 香取建築デザイン事務所による、京都の結婚式場「ウェスティン都ホテル京都 チャペルリノベーション」
香取武則 / 香取建築デザイン事務所による、京都の結婚式場「ウェスティン都ホテル京都 チャペルリノベーション」 photo©坂下智広
香取武則 / 香取建築デザイン事務所による、京都の結婚式場「ウェスティン都ホテル京都 チャペルリノベーション」 photo©坂下智広
香取武則 / 香取建築デザイン事務所による、京都の結婚式場「ウェスティン都ホテル京都 チャペルリノベーション」 photo©坂下智広

香取武則 / 香取建築デザイン事務所が設計した、京都の結婚式場「ウェスティン都ホテル京都 チャペルリノベーション」です。香取は、宮崎浩 / プランツアソシエイツ出身の建築家です。

創業130年を迎えたウェスティン都ホテル京都は、耐震補強を伴う大規模リニューアルを行い、その一環としてチャペルのリノベーションが行われました。

東山の麓、歴史と伝統を誇る格調高いホテルにおいて、敷地内にありながら「離れ」のような独立性の高いチャペルにも同様の品位と質が求められました。

既存の骨格を最大限に活かし、間接照明と天井の木製格子による天空から光が降り注ぐ木洩れ陽を表現する仕組みや、開口部の改修により背景となる森への連続感を構築しました。

建築家によるテキストより
青木淳・昭和設計共同体が最適候補者に選ばれた、長野の「松本平広域公園陸上競技場」設計プロポの提案書が公開

青木淳昭和設計共同体が最適候補者に選ばれた、長野の「松本平広域公園陸上競技場」設計プロポーザルの提案書が公開されています。

松本平広域公園陸上競技場整備事業基本設計業務の最適候補者が推薦されました。

令和2年7月24日(金曜日)の審査委員会(二次審査)において同委員会から最適候補者が推薦されました。

最適候補者 
青木淳・昭和設計共同体 

その他の二次審査参加者(一次審査書類受付順)
環境デザイン・林魏・倉橋建築設計共同体

株式会社槇総合計画事務所

一次審対象者の提案書も併せて公開されています(一次審査提案書)。

※久米・内藤廣・E-DESIGN設計共同体の提案書は公開されていません。

川辺直哉建築設計事務所による、神奈川・横浜市の住宅「中田の自邸」
川辺直哉建築設計事務所による、神奈川・横浜市の住宅「中田の自邸」 photo©川辺明伸
川辺直哉建築設計事務所による、神奈川・横浜市の住宅「中田の自邸」 photo©川辺明伸

川辺直哉建築設計事務所が設計した、神奈川・横浜市の住宅「中田の自邸」です。

設計者の自邸である。分筆が進む住宅地にあり、この敷地も、もともとの敷地が2分割された宅地にある。周辺の敷地分割線はさまざまな角度となり、そこに沿うようにして住宅が建てられている。敷地は変形した5角形の角地で、周囲は住宅に囲まれていた。そこで周囲の住宅の角度と異なる角度を取り入れて、開口同士の視線の干渉や壁面の近接を防ぎながら、隣家や街に小さな緩衝スペースを複数つくり出そうと考えた。
室内は折れ曲がる壁によって緩やかに分節され、高さの異なる3つの床レベルを繋ぐ中央に配置された階段の螺旋運動に伴い、開口を通した風景が壁により見え隠れしながら重なり、さまざまな方向に視線が展開する。3つの4角形を組み合わせた単純な平面形状ながら、見える風景や奥行きが場所によって変化し、時間帯や季節によっても表情の異なる居場所が生まれる。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 鈴木理考建築都市事務所が、設計スタッフとアルバイト・パートを募集中
【ap job更新】 鈴木理考建築都市事務所が、設計スタッフとアルバイト・パートを募集中
【ap job更新】 鈴木理考建築都市事務所が、設計スタッフとアルバイト・パートを募集中エル・ビル

鈴木理考建築都市事務所の、設計スタッフとアルバイト・パート募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

設計スタッフ、及びアルバイト/パートの募集です。
まだ開設して数年の小規模の設計事務所です。プロダクトから施設まで、対象は規模・用途を問わず設計を行っています。
現在は児童福祉施設、事務所、医療施設の設計や監理を行っており、プロポーザル等にも随時参加しています。
建築が好きな方、設計が好きな方を求めます。

青木茂建築工房による、山口・防府市の、既存の蔵と木造家屋の一部を残し再生された「松崎幼稚園遊戯室棟」
青木茂建築工房による、山口・防府市の、既存の蔵と木造家屋の一部を残し再生された「松崎幼稚園遊戯室棟」外観写真(蔵側)。 photo©アキヤマトオル
青木茂建築工房による、山口・防府市の、既存の蔵と木造家屋の一部を残し再生された「松崎幼稚園遊戯室棟」ランチルーム(昼食時の様子)。 photo©アキヤマトオル

青木茂建築工房による、山口・防府市の、既存の蔵と木造家屋の一部を残し再生された「松崎幼稚園遊戯室棟」です。

大正7年から続く幼稚園の創立100周年記念事業である。幼稚園の隣地に建つ築約100年の木造家屋を取得して遊戯室棟(遊戯室兼ランチルーム)として再生させた。古い木造家屋を木育の場として整備するもので、幼稚園が培ってきた歴史を表現し、地域に発信することを目指した。「蔵」と「格天井を含めた茶の間」の意匠を残しながら、ランチルームとしての大空間を設けるために、H型の木造家屋を南北に分断しそれぞれを別の手法で改修した。

南側家屋は広い空間を確保するために、瓦・葺き土、不要な土壁や仕上げを撤去して建物の軽量化を図った。既存の垂れ壁のみで必要な耐震性能を確保し、耐力壁の不要な空間とした。仕上げを撤去した木造家屋の軸組が現しとなり、その「軸組」と「蔵」を包み込む様に鉄骨造で増築している。新たな屋根・外壁を設けることで既存建物を屋内化し、漏水、老朽化、防火延焼問題などの木造特有の諸問題を解消した。北側家屋は、耐力壁や基礎の補強などを施して耐震性能を確保し、調理室やトイレ、倉庫等の小割りの室を配置した。

南側家屋は、木造軸組のみを残したことで建築基準法上の建物ではなくなった。確認申請上は、北側木造建物にエキスパンションジョイントを介した鉄骨造の増築という扱いとなり、住宅から認定こども園への用途変更手続きを行い、竣工後は新築と同様に検査済証を取得した。

建築家によるテキストより
VUILDによる、神奈川・鎌倉市の、既存民家を解体し“庭の中のオフィス”として活用する「カヤックガーデンオフィス」
VUILDによる、神奈川・鎌倉市の、既存民家を解体し“庭の中のオフィス”として活用する「カヤックガーデンオフィス」 photo©黒部駿人
VUILDによる、神奈川・鎌倉市の、既存民家を解体し“庭の中のオフィス”として活用する「カヤックガーデンオフィス」 photo©黒部駿人
VUILDによる、神奈川・鎌倉市の、既存民家を解体し“庭の中のオフィス”として活用する「カヤックガーデンオフィス」 photo©黒部駿人

VUILDが設計した、神奈川・鎌倉市の、既存民家を解体し“庭の中のオフィス”として活用する「カヤックガーデンオフィス」です。

隣接する民家2棟の改修プロジェクトである。

倒壊寸前であった手前の1棟を解体することで、奥の1棟を接道し避難動線を確保すると同時に、解体によって生じたポケットパークを「庭の中のオフィス」として積極的に利用することを目指した。

敷地境界をまたぐようにして架けられたカヤック型の双子のパーゴラは、もともとの民家の2つのグリッドを継承し設計を行った。

建築家によるテキストより

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