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ハッペル・コルネリス・ヴェルホーヴェンとジュリアン・ハーラップ・アーキテクツによる、オランダ・ライデンの、築375年の建築を修復・増築した、新設部のクラシカルなファサードも特徴的な「ラーケンハル市立博物館」の写真と図面

ハッペル・コルネリス・ヴェルホーヴェン(Happel Cornelisse Verhoeven)ジュリアン・ハーラップ・アーキテクツ(Julian Harrap Architects)による、オランダ・ライデンの、築375年の建築を修復・増築した、新設部のクラシカルなファサードも特徴的な「ラーケンハル市立博物館」の写真と図面が57枚、建築家のサイトに掲載されています。dezeenでは英語による解説も読むことができます
ジュリアン・ハーラップ・アーキテクツは建築の修復を専門とするファームで、チッパーフィールドなどとも組んでいるようです。サイトのつくりも興味深いです。

構造家の金箱温春へのインタビュー動画 くまもとアートポリス「(株)エバーフィールド木材加工場」設計プロポの結果と提案資料などが公開

くまもとアートポリス「(株)エバーフィールド木材加工場」設計プロポーザルの結果と提案資料などが公開されています。
最優秀賞に選ばれたのは「小川次郎/アトリエ・シムサ+kaa」、優秀賞は「倉掛・秋山・井上・川崎建築設計共同企業体」でした。

最終候補に残った5者の提案書(PDF)はこちら。

伊東豊雄による審査講評はこちらで閲覧できます。

以下は、最終候補者によるプレゼンテーションの動画です。

篠原一男・坂本一成・伊東豊雄・白澤宏規の建築を被写体とする、多木浩二の初写真集『建築のことばを探す 多木浩二の建築写真』が、発行元・建築の建築のサイトで予約受付中。プレビューも掲載
篠原一男・坂本一成・伊東豊雄・白澤宏規の建築を被写体とする、多木浩二の初写真集『建築のことばを探す 多木浩二の建築写真』が、発行元・建築の建築のサイトで予約受付中。プレビューも掲載

篠原一男・坂本一成・伊東豊雄・白澤宏規の建築を被写体とする、多木浩二の初写真集『建築のことばを探す 多木浩二の建築写真』が、発行元・建築の建築のサイトで予約受付中です。

本書は、故・多木浩二(1928-2011)が1968年から1979年に撮影した個人住宅17軒、124点の写真を収録します。被写体の建築家は、篠原一男(1925-2006)、坂本一成(1943-)、伊東豊雄(1941-)、白澤宏規(1943-)で、それぞれの建築家が生前の多木から預かったというフィルムおよびプリントを複写しました。本書編者のアーティスト・飯沼珠実が、本書刊行までにみつけた多木の建築写真は12,000コマを数え、収録写真の半数以上が、撮影から50年前後のときを経て、本書において初めて発表されます。

写真は被写体の竣工年順に並べられ、建築作品の基本情報に加え、本書デザイナー・高室湧人が描きおこした図面に、多木の撮影地点をプロットした資料が添えられます。さらに2本のテキスト、多木が篠山紀信写真集『家 Meaning of the House』(潮出版, 1975)に寄せた19編のエッセイのひとつ「家のことば」と、文化人類学者・今福龍太の書き下ろし「家々は海深く消え去りぬ 多木浩二の『反-建築写真』」を収録します。

被写体:花山南の家 1968, 鈴庄さんの家 1968, 未完の家 1970, 篠さんの家 1970, 直方体の森 1971, 同相の谷 1971, 海の階段 1971, 久ヶ原の住宅 1972, 成城の住宅 1973, 谷川さんの住宅 1974, 上原通りの住宅 1976, 代田の町家 1976, 中野本町の家 1976, 花山第3の住宅 1977, 愛鷹裾野の住宅 1977, 上原曲がり道の住宅 1978, 銀舎(多木自邸)1979.

「建築の建築」はアーティストの飯沼珠実が立ち上げた出版社だそう。

2017年ころより開始した多木浩二の建築写真の調査について、その研究成果を出版するため、2020年春に東京を拠点とする出版社・建築の建築を立ち上げました。
初めての刊行物となる『建築のことばを探す 多木浩二の建築写真』を皮切りに、建築と視覚芸術にまつわるアートブックを制作していきます。
建築の建築では、大文字の歴史からはこぼれおちてしまうとしても、
そこにたしかにある歴史のかけらとしての個をみつめる、
historyからhis-storyをすくいあげる、
そのような書籍をつくっていきたいと考えています。
イメージとテキストが織りなす空間の可能性を信じ、
コンセプトとデザインがひとつになるかたちを探しながら、
小さな建築としての書籍制作をめざします。

また、2020年7月に出版記念展・イベントが、東京・銀座で企画されています。

以下に、プレビュー画像を掲載します。

古家俊介 / DESIGN NETWORK ASSOCIATESがランドスケープデザインを手掛けた、福岡市の「福岡山王病院」
古家俊介 / DESIGN NETWORK ASSOCIATESがランドスケープデザインを手掛けた、福岡市の「福岡山王病院」 photo©エスエス九州

古家俊介 / DESIGN NETWORK ASSOCIATESがランドスケープデザインを手掛けた、福岡市の「福岡山王病院」です。

まちのリビング

敷地は病院と医療系専門学校の公開空地である。周囲には小学校や図書館、博物館、テレビ局、高層マンション等、様々な施設が建ち並んでいる。病院や医療系専門学校関係者だけでなく、周辺住民や周辺施設の利用者も気軽に立ち寄ることのできる“リビング”のようなランドスケープを目指した。芝生のカーペットの上に、スケールアウトしたスツールやテーブル、ライトをぱらぱらと配置することによってリビングの和やかな雰囲気を演出している。一般的にリビングが住居の中心にあるように、このランドスケープが周辺地域の人々の憩いや活動の拠点となることを望んでいる。

デザイナーによるテキストより
飯塚哲平+ハーシュ・ジェイン+サウラブ・ジェイン / STUDIO JUGGERNAUTによる、インド・ニューデリーの文化・教育施設「アライアンス・フランセーズ・デリー」
飯塚哲平+ハーシュ・ジェイン+サウラブ・ジェイン / STUDIO JUGGERNAUTによる、インド・ニューデリーの文化・教育施設「アライアンス・フランセーズ・デリー」 photo©Ishita Sitwala, The Fishy Project
飯塚哲平+ハーシュ・ジェイン+サウラブ・ジェイン / STUDIO JUGGERNAUTによる、インド・ニューデリーの文化・教育施設「アライアンス・フランセーズ・デリー」 photo©Ishita Sitwala, The Fishy Project
飯塚哲平+ハーシュ・ジェイン+サウラブ・ジェイン / STUDIO JUGGERNAUTによる、インド・ニューデリーの文化・教育施設「アライアンス・フランセーズ・デリー」 photo©Ishita Sitwala, The Fishy Project

飯塚哲平+ハーシュ・ジェイン+サウラブ・ジェイン / STUDIO JUGGERNAUT(スタジオジャガーナント)が設計した、インド・ニューデリーの文化・教育施設「アライアンス・フランセーズ・デリー」です。

我々は、インドのニューデリーにある著名なフランス語学習・文化施設であるアライアンス・フランセーズ(AFD)主催の招待コンペを経て、フロントデスク、コリドー、カフェなど、主に3つのスペースの内装改修を設計施工として担当した。既存建物(2004年竣工)は、Stephane Paumier ArchitectsとABRD Architectsによって設計されたもので、インドの首都における現代建築の代表的な例の一つである。

既存建物が表現しているフランスとインドの文化の反映、ハイテクとハイクラフトの融合といったコンセプトを継承しつつ、これまで分断されていた3つのスペースを共通のマテリアルと色彩により連続した空間としてデザインした。マテリアルは、金属メッシュとシラカバのルーバーとし、その寸法を調整することで既存建物がもつリズムや解像度と呼応→調和→統合できるインターベンションを目指した。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 PANDA:株式会社 山本浩三建築設計事務所が、設計スタッフを募集中
【ap job更新】 PANDA:株式会社 山本浩三建築設計事務所が、設計スタッフを募集中
【ap job更新】 PANDA:株式会社 山本浩三建築設計事務所が、設計スタッフを募集中

PANDA:株式会社 山本浩三建築設計事務所の、設計スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

PANDA:株式会社 山本浩三建築設計事務所では設計スタッフを随時募集しております。

弊社は個人の住宅や、法人向けの分譲住宅の設計、共同住宅などの企画を手掛けている設計事務所です。ハウスメーカー的なデザインではなく、かといって前衛的な建築家のデザインでは決してありません。あくまでも建主のご要望だけを、予算や敷地条件、法規と照らし合わせて、プロジェクト毎にコンセプトを掲げ、無駄のない合理的でシンプルなデザインを提供しています。

弊社では設計段階での建主とのコミュニケーションはもちろんの事、監理での現場(建設会社)とのコミュニケーションが求められ、学べる事が出来ます。また、代表の山本は美術系の大学卒業後、アトリエ事務所を経て、ゼネコンやサブコンで現場を経験して独立した経緯から、建築の設計者はデザイナーの前に、エンジニアとしての技術や知識、責任を持つべきであり、これらを踏まえてはじめて建築にデザインを落とし込めると考えています。

建築、住宅が好きな方はもちろんのこと、図面一枚の作成に対しても楽しく、また、こだわりをもって作業できる方を求めます。まだまだ発展途上の事務所ですので、一緒になって成長していきたいと考えております。事務所見学なども歓迎します。気になった方はお気軽にご連絡ください。

[参考]
建築家ポータルサイト houzz
・海外ウェブサイト作品掲載
 archdaily
 dezeen
 architizer

永松淳建築事務所による、静岡・御殿場市の「谷こころのクリニック」
永松淳建築事務所による、静岡・御殿場市の「谷こころのクリニック」 photo©繁田諭

永松淳建築事務所が設計した、静岡・御殿場市の「谷こころのクリニック」です。

患者として診療所を訪れると、診療所らしい雰囲気そのものに心を暗くしてしまう事がある。

テクスチャーに乏しい科学素材の床・壁、または席数を最大限確保するために壁際に長々と造りつけられたソファなど、ある程度パターン化された診療所らしい雰囲気に自分が健康でない事を必要以上に自覚させられてしまう。

その事は特に心療内科においては非常にマイナスの大きい事だと思った。

この心療内科の待合では、思考の整理を目的に一人で訪れるお気に入りの喫茶店や図書館のような身をゆだねる事のできるパーソナルスペースの確保と、生き生きとした自然素材を使った生命力のある空間を作る事を意図した。

建築家によるテキストより
「建築家のレム・コールハース氏は、パンデミックの前に公共空間の再設計が必要だったと語る」(TIME)

「建築家のレム・コールハース氏は、パンデミックの前に公共空間の再設計が必要だったと語る」というインタビュー記事が、TIMEのサイトに掲載されています。英語の記事です。

LIXILギャラリーとLIXIL出版が、その活動を終了することを発表

LIXILギャラリーLIXIL出版が、その活動を終了することを発表しています。LIXIL出版は「現代建築家コンセプト・シリーズ」など建築家の活動を特集することで知られていました。2020年3月で更新を終了した10+1websiteもLIXIL出版の活動の一部でした。

平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
この度、1981年伊奈ギャラリーとして開廊以来、40年に亘り活動を続けてきたLIXILギャラリーは今秋をもちまして閉廊いたします。
2013年よりLIXILギャラリーと名称変更した後も「建築とデザインとその周辺をめぐる巡回企画展」(東京・大阪)、「クリエイションの未来展」、「やきもの展」と977回もの展覧会を開催してまいりました。皆さまの多大なるご支援により、これまで継続してこられましたことを改めて厚く御礼申し上げます。
またLIXIL出版も、建築文化を中心に400タイトルを超える書籍を刊行してまいりましたが、ギャラリー閉廊とあわせ活動を終了いたします。書籍の販売については当面の間、継続してまいりますので、引き続きのお引き立てを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げますとともに、 今後もINAXライブミュージアム(愛知県常滑市)を中心にLIXILの文化活動へのご指導ご高配を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

古家俊介 / DESIGN NETWORK ASSOCIATESがランドスケープデザインを手掛けた、福岡・北九州市の「九州女子大学」
古家俊介 / DESIGN NETWORK ASSOCIATESがランドスケープデザインを手掛けた、福岡・北九州市の「九州女子大学」 photo©吉田写真事務所
古家俊介 / DESIGN NETWORK ASSOCIATESがランドスケープデザインを手掛けた、福岡・北九州市の「九州女子大学」 photo©吉田写真事務所

古家俊介 / DESIGN NETWORK ASSOCIATESがランドスケープデザインを手掛けた、福岡・北九州市の「九州女子大学」です。

公園のようなキャンパス

新校舎の建設に伴い古い校舎群が解体され、その結果キャンパス内に広大な屋外空間が生まれた。

広大な屋外空間に特徴の異なる5つの広場を計画しそれらを緩やかに繋げることで、学生たちのアクティビティがキャンパス全体に広がっていくことを期待した。

ファニチャーやパーゴラ、シェルター等、各広場のポイントとなる要素に対しては、あえてモニュメンタルなデザインを施すことによって、学生たちに活動の拠り所を明示したいと考えた。

屋外空間の面的な広がりと緩やかな高低差の中に、モニュメンタルな活動の拠り所を点在させることで、キャンパス全体が公園のような大らかなで開放的な環境になればと思っている。

デザイナーによるテキストより
中尾彰宏+齋藤慶和 / STUDIO MOVEによる、福岡・糸島市の駐車場「#ジハングン」
中尾彰宏+齋藤慶和 / STUDIO MOVEによる、福岡・糸島市の駐車場「#ジハングン」 photo©exp 塩谷 淳

中尾彰宏+齋藤慶和 / STUDIO MOVEが設計した、福岡・糸島市の駐車場「#ジハングン」です。施設の場所はこちら(Google Map)

海辺に突如現れる駐車場。

車を停めるためのスペースを考えるにあたって、ひとつひとつの要素をオブジェのように捉え、広大な敷地に点在させることにより、海辺という大きな空間に目には見えない美術館のような場所を浮かび上がらせることを考えました。

この場所の進入口には、まるでゲーム感覚でゲートをくぐるように、その世界観への出入口をあえてカタカナ表記でデザインし、サイン計画として統一されたバーチャル感溢れるフォントや、前面に広がる青々とした空や海の色と対比させた黄色をコードカラーとすることで、この場所の世界観を表現しています。

建築家によるテキストより
東日本旅客鉄道+JR東日本建築設計+隈研吾(デザインアーキテクト)による、東京・港区の駅舎「高輪ゲートウェイ駅」の写真

東日本旅客鉄道JR東日本建築設計隈研吾建築都市設計事務所(デザインアーキテクト)による、東京・港区の駅舎「高輪ゲートウェイ駅」の写真が10枚、隈研吾のウェブサイトに掲載されています。

東京の環状鉄道、山手線の新駅で、山手線30番目の駅となる。2020年のオリンピックにあわせて開業し、13haの駅前の敷地に計画が進められている「新しい街」と一体となって、東京の新しいゲート、海と陸とをつなぐ新しいゲートとなることが期待されてこの駅名となった。
街と駅とをシームレスにつなげることを目的として、駅の上に、膜構造の大屋根を架け、膜は鉄骨と杉の集成材で作られた折り紙形状のフレームで支えられている。
駅構内は、従来の駅と異なり、天井も高く明るく開放的な空間が出現した。木のフレームと白い膜の組み合わせは、和紙を用いた日本の「障子」を想起させるものとなった。
壁面には、木の板を凹凸をつけて貼る、「大和貼り」と呼ばれる伝統的技法が用いられ、それによって従来の駅舎にはないようなヒューマンスケールで暖かい空間が出現した。

隈・安井設計共同企業体が設計を進めている、滋賀の「守山市新庁舎」の基本設計書(案)と解説動画が公開

安井設計共同企業体が設計を進めている、滋賀の「守山市新庁舎」の基本設計書(案)と解説動画が公開されています。
下記リンク先のPDFでは概要版(2ページ)と基本設計書(案)合計28枚が公開されています。2019年8月に隈・安井の優秀者選定が発表されていました。

以下は解説の動画。

このたび、新庁舎整備事業に係る基本設計を行い、「守山市新庁舎『つなぐ、守の舎』整備基本設計書(案)」をとりまとめました。

つきましては、より良い新庁舎とするため、「守山市新庁舎『つなぐ、守の舎』整備基本設計書(案)」を公表し、市民の皆様のご意見と情報を募集します。

ヘレスバック・メラニー+ルノー・セバスチャン / 2m26による、京都の築約100年の長屋を改修した「2m26 Kyoto House」
ヘレスバック・メラニー+ルノー・セバスチャン / 2m26による、京都の築約100年の長屋を改修した「2m26 Kyoto House」 photo©蒼光舎
ヘレスバック・メラニー+ルノー・セバスチャン / 2m26による、京都の築約100年の長屋を改修した「2m26 Kyoto House」 photo©蒼光舎

ヘレスバック・メラニー+ルノー・セバスチャン / 2m26による、京都の築約100年の長屋を改修した「2m26 Kyoto House」です。

「2m26 Kyoto House」は家であり、オフィスであり、木工のアトリエであり、イベントスペースでもある。

2m26は100歳になる京都独特な長屋を完全にレノベーションした。長屋の特徴は、職人、店主、労働者など庶民の住居として細長い列に建てられ、粘土壁で繋がっており、それぞれの屋根も補助する仕組みになっている。

この家が育んできた魂をを大切にするため、2m26は元の類型、構造、素材に多くの注意をはらった。 年々も放置された状態だったため、壁と屋根の構造は深刻な損傷を受け、最優先に修正する必要があった。次に家の土台を補強し、空間の可能性を広げるために、新しい木造建築が建設された。

60平方メートルの細長い土地は、地元の公園の真ん中にある。 南北方面に建築をしないことで、京都の暑い夏でも風通りが良くなり、家が開放的になる。これにより、周囲の庭園が自然と家の一環となり、室内の空気の流れや質が独りでに入れ替わる。2m26はこの建築をうまく利用し、家の中からでも青空が、温かい直射日光が、差し込んんでくる構造になっている。

このような要素に重点を置き、さらに伝統的な日本の長屋にインスパイヤーされ、2m26は土地の長さを活用し、家を2つのパーツに分けた。庭で始まり庭で終わるこの家は、高い天井が続くオープンな構成である。そのため、屋根の梁が家を走り、それが全体的に見えるようになっている。

建築家によるテキストより
永松淳建築事務所による、大阪・南河内郡の住宅「大宝の家」
永松淳建築事務所による、大阪・南河内郡の住宅「大宝の家」 photo©繁田諭
永松淳建築事務所による、大阪・南河内郡の住宅「大宝の家」 photo©繁田諭

永松淳建築事務所が設計した、大阪・南河内郡の住宅「大宝の家」です。

職住一体の住まいをご要望された。

執務空間と生活空間とは玄関を必ず経由する計画とし、職住の切り替えを図った。

夫婦2人が職住を共にする住居として、職住の切り替えそのものよりも大切に思えたのは、2人きりで1日中を共に過ごす上で、各々がその時の気分によって細やかにボリューム調整するように2人の間の心地よい距離感を図る事ができるように空間構成や造作を設える事であった。

建築家によるテキストより

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