中山英之へのインタビュー動画「インテリアデザインの仕事の現状とこれから」。建築技術教育普及センターの制作で2024年4月に公開されたものです。
・建築の仕事を始めたきっかけ
・自身の作風について
・建築家にとってのスター性
・これから建築や、インテリアデザインに関わる人へのメッセージ
中山英之へのインタビュー動画「インテリアデザインの仕事の現状とこれから」。建築技術教育普及センターの制作で2024年4月に公開されたものです。
・建築の仕事を始めたきっかけ
・自身の作風について
・建築家にとってのスター性
・これから建築や、インテリアデザインに関わる人へのメッセージ
豊かな街と生活の実現を目指し、プロデュースから空間デザインまでを行う「生活スタイル研究所」の、建築とインテリアのスタッフ(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
主に商業施設や店舗の建築・インテリアデザイン・サイン計画・プロジェクト管理をするお仕事です。
経験に応じて作業内容を相談させて頂き、作図やプレゼン資料の作成などからスタートして頂く予定です。商業施設や店舗をはじめ、総合プロデュースを手がける当社。
企画チーム・グラフィックチームと共に商業施設の企画開発・店舗ブランドの開発・建築・インテリアデザイン・商品開発・広告デザイン・イベント企画など、トータルにプロジェクトを推進し、街・生活を豊かにすることを目標に、様々なプロジェクトを進めています。
熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JVによる「徳島文化芸術ホール(仮称)」の実施設計概要が公開されています。平面図・立面図・パースなどを掲載しています。リンク先は徳島県のサイトにアップされたPDFファイルです。アーキテクチャーフォトでは、基本設計時のパースも特集記事として紹介しています。
旧徳島市立文化センター跡地等を計画地とする「徳島文化芸術ホール(仮称)」について、実施設計の成果を概要版としてとりまとめました。内容は、施設構成、平面図、立面図、パース図などとなっています。
長野を拠点とし、伝統技術を継承した“茅葺屋根”の建築なども手掛ける「株式会社 菱田工務店」の、設計スタッフ(経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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菱田工務店では、現在中途の設計スタッフを1名程度募集しています。
長野県の坂城町に事務所を構え、主に長野エリアにおいて設計施工をおこなっています。
住宅だけでなく、現在では店舗など様々な用途の建物を手掛けており、それぞれにおいて一から設計・管理・施工を一貫しておこなっています。【手作業の価値】
近年、chatGPTやMidjorneyをはじめとしたAIの進化は凄まじく、その波は建設業界にも及んでいます。
いくつかの条件を付与するとまとまった空間を作り出してくれるAIはすでに存在し、単純な作りの住宅や床面積を稼ぐことを目的としたオフィスの設計は今後AIが担っていくと思われます。一方でApple Vision Pro、Unreal Engineなどの発展により、ヴァーチャル空間と現実との境界線は薄まって来ており、今後30年間で人々の生活は大きく変化していくことが予想されます。しかしながら、なんでもヴァーチャルに表現できてしまう世界だからこそ、囲炉裏の火によって燻された黒い梁、陽に焼けてアッシュグレーに変化した杉板など、時の流れが刻まれたモノ、そして洗練された大工によって加工された木材や伝統的な茅葺屋根など、手作業によって生み出されるモノの価値は逆説的に高まっていくと考えています。
【美しさ】
菱田工務店は、代表である菱田昌平自身が大工の修業を経て伝統技術を継承し、研鑽を積んだ社内大工によってプレカットでは加工できない木組み手刻みによる太鼓梁、茅葺屋根や草屋根など他では見られない技術を取り込んだ建築を建てています。
その上で、土地の特性を踏まえた自然素材の選定、また伝統にとらわれることなく新しい素材の開発や木材の組み方など、自然と手作業が織りなす空間の美しさを追求しています。
坂茂建築設計の設計で、愛知・豊田市にて、環境配慮型オフィスのプロジェクトが進行しています。完成予想パースなどが公開されています。
株式会社タマディックは、2024年4月より愛知県豊田市三軒町において、自動車事業部の新拠点となる『新豊田事務所(仮称)』の建設に着手いたします。当事務所は、プリツカー賞を受賞した建築家・坂 茂(ばん しげる)氏が設計、2024年4月より着工し、2025年8月の開所を予定しております。
本プロジェクトは、現在、豊田市曙町に拠点を構える事業本部 自動車事業部の新拠点となります。国内最大の自動車産業集積地である西三河地域では、EVシフトを始めとするカーボンニュートラルや自動運転技術、AIやIoTによるDX(デジタルトランスフォーメーション)など、100年に1度の変革期を迎えており、エンジニアがますます必要とされています。この地に、エンジニアリング業務のみならず、研究開発や技術研修を行える大型の拠点を建設し、部署の増員も行うことで自動車産業と地域社会の発展に技術で貢献してまいります。
設計は、2021年11月に竣工した「タマディック名古屋ビル」と同じく、坂 茂氏に設計を依頼いたしました。中庭を中心に木質の建物を配置し、工場地帯でありながらも自然を感じながら働ける環境を目指します。「事務棟」「ワークショップ棟」「健康棟」の3棟からなり、事務棟では約250名が勤務予定、ワークショップ棟では研究開発や技術研修に使用し、健康棟ではオフィスサウナ・ジム・オープンキッチンなどを設置します。全棟にソーラーパネルを設置し、一部木造となる事務棟ではフロンガスを使用しない中央熱源方式+コアンダ空調方式を導入するなど、環境に配慮した建築物になります。
(※事務棟、ワークショップ棟、健康棟は現時点での仮称になります)
以下に、その他のパース画像等を掲載します。
坂井隆夫建築設計事務所が設計した、京都市の「方形ハウス」です。
山麓の風致地区の敷地に計画されました。建築家は、自然と“一体となる”住宅を目指し、視界を越える“天井高”と複数の“縦長窓”で“景色を立体的に認識できる”空間を形成しました。また、外からの視線をかわす為に周囲と“半階ずらした断面構成”としています。
敷地は東山山麓の谷間にある風致地区に位置し、周辺の山や庭木や生垣が緑豊かな環境を作り出しています。
道路、隣地からの視線をかわせば一年中まわりの緑や季節の花、紅葉などを楽しむことが出来ます。
この建物は方形屋根をもつ4.53m角平面の2つの棟をずらして配置し、スリット部に階段を挿入しています。
道路側の北棟を物に囲われた空間、南棟をシンプルな空間としています。この配置により、異なる性格を持つ2つの棟が距離を保ちながらも、縦長の窓という形式とスリット部の共有によって一体的な空間として感じられるようにしています。
道路や隣地から半階ずれた断面とすることで周囲からの視線をずらし、天井が視界に入らない天井高で床面から梁下までの縦長の窓をどこにいても複数方向見えるように配置することによって緑豊かな景色が立体的に認識出来るようになり、家の中にいながら周囲の緑豊かな環境と一体となった空間になるように計画しています。
アートコンサルと空間インスタレーションを専門とする「インターカルチャーアート」の、コンサルやディレクションに関わるスタッフ(設計出身者歓迎)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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インターカルチャーアートは、「アートと空間との調和(Interculturality)は、私達の生活を豊かにし、創造力と空間のストーリーは心に生き続ける」という信念のもと1993年に設立され、現在はコンサルティング・デザイン・制作・施工を専門とするスペシャリストで構成されています。
ホテル・レジデンシャル・医療福祉・商業プロジェクトの実績を重ね、ICAは多角的・総合的なアートコンサルティングを提供するビジネススキームをインテリア業界に確立しました。
私たちは「アートと空間の調和」をテーマに掲げており、アートコンサルティングと空間インスタレーションの専門企業です。
世界的ホテルチェーン、大手ディベロッパーが手掛けるブランドマンション、レジデンス、商業施設のお客様と共にコンセプトの提案から細部のデザイン、施工まで一貫して寄り添い、協業しています。お客様のご要望・予算・納期等の諸条件を満たすよう、各プロジェクトによって異なるアートプログラムを、創造力と革新性により導き出します。
【ともに働くデザインチームメンバーについて】
私たちのチームは、一級建築士資格を有する者や建築・インテリア・アートディスプレイ業界出身、美術大学での助手経験など、さまざまな経歴とスキルを持つ多様なメンバーが在籍しており、コンサルティング・デザイン・インスタレーション・グラフィックデザイン・スタイリングのスペシャリストから構成されています。全体の年齢構成は20代後半~60代と広い年齢層。さまざまなスキルをもった仲間が揃っているので、どんどん相談してアドバイスをもらってください!
意見をもらうことこそ、最善策への近道。あなた一人ではなく、全員でよりよい提案を作っていきましょう。
STA土屋辰之助アトリエが設計した、千葉・いすみ市の別荘「SHouse IS」です。
眼の前に川と海を望む敷地での計画です。建築家は、建具を用いた流動性を高める設計などで、常に“外部”を感じながらも“包まれる”様な感覚の内部空間を構築しました。また、リビングでは“シンプルな表現”で自然への開放性を確保することも意図されました。
南麻布の住宅のクライアントが、引き続き私達に千葉県いすみ市にサーフィンやマリンスポーツ等を楽しめる別荘を依頼された。敷地の選定からクライアントと一緒に見てまわり、眼前に川が流れ、その先にどこまでも広がる太平洋を望むことができる場所にすることで設計がスタートした。
海が見えるということ、空が見えるということは別荘の建築において重要な要素であり、シンプルに表現される必要があるため、2階を屋根の形状がそのまま天井となり、様々な方向に視野が開ける、ひとつの開放的なリビングルームとし、さらに上がれば海と空の眺めを楽しめる屋上デッキを設定した。
また、この別荘に明確な「部屋」は存在しておらず、1階に配置した3つのエリアにゆるく分けられる寝室スペースも建具は折れ戸となっていて、全てを開放すると洗面所まで一体的につながる空間となる。そして外壁に沿ってL型に配置された階段により旋回しながら連続していく、動きと共に視点が変化し、それぞれの開口を通して常に外部を感じながら、それでいて包まれるような感覚を抱くことができる内部空間となった。
パナソニック汐留美術館での展覧会「テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本」の入場チケットを抽選で5組10名様にプレゼントいたします。
古代ローマの“暮らしと建築技術を象徴”する公共浴場に焦点を当てる展示です。また、絵画・彫刻・考古資料などを通して当時の人々の生活も紹介しています。会期は、2024年4月6日~2024年6月9日。展覧会の公式ページはこちら。
入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年5月7日(火)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。
※厳正な抽選を行いまして当選者の方にメールをお送りしました。沢山のご応募誠にありがとうございました。(2024/5/13追記)
人類史上に輝く繁栄を誇った古代ローマ。なかでも、その豊かなくらしと優れた建築技術を象徴するのがテルマエ(公共浴場)です。無類のお風呂好きと言われる日本人が高い関心を寄せるテルマエは、とりわけヤマザキマリ氏の漫画『テルマエ・ロマエ』によって多くの人の知るところとなりました。
本展は、ナポリ国立考古学博物館所蔵の絵画、彫刻、考古資料を含む100件以上の作品や映像、模型などを通して、テルマエを中心に古代ローマの人々の生活を紹介します。
また、本展では、独自の風土のなかで育まれた日本の入浴文化もとりあげます。『テルマエ・ロマエ』の主人公ルシウスが浴場を通して日本とローマを往復したように、それぞれの入浴文化を体感することのできる機会となるでしょう。
以下に、写真と詳細な情報を掲載します。
茂木哲 / nagomが設計した、東京・港区の住戸改修「ジャパンディスタイルの家」です。
外国の方の賃貸入居を想定した計画です。建築家は、“日本らしさ”も備えた住まいを目指し、日本建築の“天井面で空間の格式を示す”作り方を参照した設計を志向しました。また、開けた外部環境を活かす為に“風景を切り取る”窓を各部屋に作りました。
港区元麻布のヴィンテージマンションのリノベーションです。
賃貸物件として貸し出される250㎡を超す広々としたメゾネットタイプで外国人の方が入居されることを想定し、どことなく日本らしさを感じられる住居を目指しました。
リビングダイニングだけで35畳もの広さがあり、ひとつの空間として広がりを得つつもシーンに合った個のまとまりも必要であると感じたため、床面は広々とつながりながらも天井面を工夫することで空間を緩やかに文節できないかと考えました。
間がいくつも連続しながらも天井面で空間の格式を示してきた日本建築のように「欄間」「掛込天井」「折り上げ格天井」をモチーフとして天井を設えることを提案しました。日常生活で傷がつきにくい天井面に素材感を集中させることでメンテナンス性も求められる賃貸物件としても合理的であると考えました。一方で床と壁は傷に強く補修がしやすい素材にて仕上げています。
六本木ヒルズから程近い都心にも関わらず周辺には高い建物がなく開けている環境でした。各窓からは木々の緑や空を望むことができたため、どの空間においても窓の外の風景を切り取ることを意識したプランになっています。
全国各地を対象とし、建築の力で地域を豊かにする活動を行う「ようび」の、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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地域の拠点をつくる仕事
建築設計職(2025年新卒・既卒・経験者)を1名募集しています。『建築には、地域を変える可能性がある』
『地域は建築でより豊かに、楽しくなる』自分や家族の生活や時間が大切にされるようになった昨今、多くの人が「サードプレイス」を求めるようになりました。
地域の人々のサードプレイスになるような建築案件が増えてきています。鳥取県智頭町にある「那岐小学校」の利活用の事例をあげます。
地域の人から長く愛され続けてきた那岐小学校が、少子化による小学校統合に伴い、廃校となってしまいました。
地域に愛され続けた場所がなくなったことで、地域の人々の心にぽかんと大きな空洞が生まれてしまいました。
それはまるで、地域の魅力が減ってしまったような感覚です。地域の人々は、那岐小学校を人々が集う、まさしく「サードプレイス」のような場所に変えたいと思っていました。
そこで、私たちようびは、地域の人々と協議やワークショップを行いながら設計を進め、那岐小学校を地域の人々のサードプレイスになるようなコミュニティスペースに変化させました。空洞だった那岐小学校は、銭湯、宿泊施設、ショップ、遊び場、公民館、調理室など、様々な体験ができる場所を提供し、老若男女問わず楽しめる、地域の人々の生活を豊かにする空間に生まれ変わりました。
建築には、力があり
建築には、地域の未来を変える可能性があります。今までのストーリーとこれからのストーリーを、建築という手法でつなげ、地域への役割を変えるような建築を全国各地で数多く設計しています。
また、弊社は建築設計だけでなく、インテリアデザイン部と家具制作工場があり、空間のトータルデザインも行っています。
考えたデザインのアウトプットが迅速にできるので、デザインのブラッシュアップが目に見える形で実感が出来ます。
他の部署の社員と話ができる機会も多く、建築知識だけでなく、デザインや家具設計に関わる知識も身につけることができます。一緒に地域に場を作り、地域をより豊かに面白くしていく仲間を募集いたします。
山下貴成+カン ヨンア / 山下貴成建築設計事務所が設計した、静岡・御殿場市の「高嶺の森のレセプション」です。
宿泊施設のレセプション棟の計画です。建築家は、環境に加えて宿泊棟の集まりも“ひとつの風景”として捉え、全体が調和して“群”となる設計を志向しました。そして、家型のコテージとも呼応する“緩やかなカーブを描く”屋根を持つ建築を造りました。宿泊施設の公式サイトはこちら。
静岡県御殿場市にたつ、宿泊施設のレセプション棟の計画である。
敷地は広大な森の中の丘陵地で、富士山への眺望や小川がせせらぐ自然豊かな土地である。
レセプション棟は点在する宿泊コテージの受付に加え、カフェやショップを有し、宿泊者だけでなく地域の人々にも開かれた交流の場としての機能が求められた。
地形に沿って配置される切妻屋根のコテージは平側が富士山を向き、通りから見ると妻側が一律に並ぶ特徴的な景観が生まれる。
私たちは自然と共にコテージの集まりをひとつの風景と捉え、敷地に対するたち方を共有することで調和のある群としての宿泊施設を考えた。レセプション棟ではコテージと呼応する家型のプリミティブな立面と富士山を縁取る四角い窓を直交して配置し、平面的にも断面的にも緩やかなカーブを描く屋根で繋いだ。
壁は屋根のカーブに内接するように雁行させ、梁を一方向に同ピッチで架け渡すことにより、内部では断続的なシークエンスを形成し、外部ではグラデーショナルな形状の変化が表情になって現れている。
平田晃久建築設計事務所のデザイン監修で、原宿駅旧駅舎跡地に商業施設が建設されます。設計者は、JR東日本建築設計です、また、旧駅舎の外観の再現も実施され、2026年冬の竣工を予定しているとのこと。
原宿駅旧駅舎跡地開発の工事着手について
・原宿駅旧駅舎跡地開発について、5月末頃から本体工事に着手いたします。
・本開発は、原宿のまちの玄関口において、100年近く地域のみなさまに愛されてきた旧駅舎の外観を再現しながら商業施設として整備するものです。
・Beyond Station構想の一環として、「時とつながる」「まちとつながる」「文化とつながる」という3つの「つながる」をコンセプトとし、原宿エリア全体の賑わいに寄与することを目指してまいります。
以下の画像は拡大して閲覧できます。
内藤廣建築設計事務所が内装設計を手掛けた、東京・銀座の店舗「TORAYA GINZA」がオープンしています。
旧「とらや 銀座店」の店舗は1947年より店舗を構えてきた。複合ビルへの建て替えに伴い、ビルの4階に新店舗として、この「TORAYA GINZA」をリニューアルオープンした。内装を手掛けているのは、これまでも日本各地のとらやの店舗を手掛けてきた内藤廣である。
今回の店舗では、吹抜のテラス席が空間のポイントとなっている。またテラス席に加えて、職人が目の前で和菓子をつくり提供するカウンター席もある。そのほがソファー席、奥座敷のような個室など様々なタイプの客席も用意されている。壁には鈍く輝く瓦タイルが使用され、空間の音にもこだわっているとのこと。
明治以降、多くの「日本初」が生まれ、やがて流行の発信源となった街「銀座」。
情報の発信地である一方で、老舗店舗や歴史的な建築が軒を連ねる、新しさと伝統が共存する街です。1947年、とらや 銀座店は生まれました。
そして2024年、国内外を問わず、年齢層もさまざまな人が行き交う銀座で、
とらやの菓子の新たな一面を体験できる店としてリニューアルオープンいたします。
以下に、その他の写真と空間の解説テキストを掲載します。
黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesが設計した、東京・世田谷区の住宅「Le49Ⅱ」です。
閑静な住宅街の角地での計画です。建築家は、家族が豊かに暮らせる住まいとして、地下と一階に個室等をまとめて二階に“パブリックルーム”としてのLDKを設ける構成を考案しました。そして、間接照明と勾配天井を用いて団欒の空間を演出しました。
東京都心の閑静な住宅街の角地に建つ「Le49Ⅱ」。
クライアントはご息女が通う小学校の傍に新たに土地を購入し、家族3人が豊かに暮らしながら、ワークフロムホームを実現できる住宅を目指した。
ご主人の書斎と奥様のアトリエを地下1階に設けることで、大人が集中して仕事や趣味に打ちこめる空間を確保。
1階には主寝室や子供室に加え、水回りエリアがコンパクトにまとめた。2階には家族全員が集まり、団欒ができる一室空間のパブリックルームを配置。
寄棟&切妻屋根の天井垂木が特徴的で、南側リビングに設けた5角形の開口部から自然光が注がれ、その反射光がストライプ柄の天井垂木面に美しいグラデーションをつくりあげている。
また、桁側壁面を利用してリビング収納やキッチン、トイレ、エレベーターなどを格納。その上部耐風梁に設置したコーブ照明の効果により天井が美しくライトアップされ、昼とは異なる表情がうまれている。
ダイニング&キッチンエリアの天井高をあえて低く抑えることで、天井高のあるリビングエリアと間に生じる心地よいコントラストも特徴的である。
石飛亮 / WANKARASHINが設計した、長崎・五島市の「五島列島製麺所」です。
民家を改修した“島の観光拠点”にもなる蕎麦店です。建築家は、既存を観光客を迎え入れる“構え”に変える為に、内外を跨ぐ“屋根空間”を増築して“奥行きを持った”立面を構築しました。また、周辺の下屋のある建物群との呼応も意図されました。店舗の公式サイトはこちら。
民家をリノベーションし、食の発信地としての道の駅のような蕎麦処をつくるプロジェクト。
前面に広がる畑で栽培した五島の在来種である蕎麦の実を用いた蕎麦を提供するとともに、島の物産の拠点としての役割も担う。五島列島福江島の富江町は、島で二番目に大きな街であるにも関わらず、唯一観光バスが停まらないエリアといわれている。そのような地域の住宅地と農地のちょうど境目にあたる敷地に、島の観光拠点となるような場所をつくる。
前面に広がる広大な畑の風景に対して、いわゆる民家のような点としての建ち方では、多くの観光客を迎え入れる拠点の構えとしては不十分であるように感じた。
そこで改修工事にあたり、建物の前面に、解体した下屋よりも少し緩い勾配の屋根空間を屋内と屋外をまたぐように増築した。そしてそこに水平的に連続した開口部を設けて、内部はカウンター席とし、外部にもカウンターやベンチを設けてアプローチと休憩スペースを兼ねた空間とした。それによって単純な面としてでなく、奥行きを持ったファサードをつくっている。
軒を低く伸ばすことで、前面に広がる農地と水平的な連続感が生まれ、また店内に入らずとも空間が体験できるようなおおらかさを獲得することができた。
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