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建築家・山﨑健太郎が、北欧建築を独自の視点と経験で捉え、それを手書きスケッチと共に綴った連載「心のこもった居場所を探る旅」が開始。第一回目は「ストックホルム図書館の本棚」を紹介。
建築家・山﨑健太郎が、北欧建築を独自の視点と経験で捉え、それを手書きスケッチと共に綴った連載「心のこもった居場所を探る旅」が開始。第一回目は「ストックホルム図書館の本棚」を紹介。 image courtesy of YAMAZAKI KENTARO DESIGN WORKSHOP Co.,Ltd.

建築家・山﨑健太郎が、北欧建築を独自の視点と経験で捉え、それを手書きスケッチと共に綴った連載「心のこもった居場所を探る旅」が、MODERN LIVINGのウェブサイトで開始しています。【ap・pr】

建築が人に与える力は、優れた絵画や彫刻や音楽に比べて控えめなものです。しかし、建築空間が人々に働きかけるその力は持続的で絶え間なく、それ故、長い時間の中で、その影響はとても大きいものになります。名作をつくった偉大な建築家は、控えめだけど、人のための居場所に心を込めているはずです。建築家の山﨑健太郎さんが、壮大なアイデアを小さな設えの中に見つけ、その意図を辿ります。

山﨑健太郎 建築家 / 山﨑健太郎デザインワークショップ代表取締役

現在、工学院大学、東京理科大学、早稲田大学非常勤講師。明治大学、法政大学兼任講師。

沖縄の地域住民と一緒に琉球石灰岩を積んで建設した「糸満漁民食堂」で日本建築学会作品選集新人賞受賞。斜面を活かした階段状の「はくすい保育園」でドイツのiF DESIGN AWARD金賞受賞。昨年は視覚障害者の支援施設「ビジョンパーク」で世界三大アワードの一つInternational Design Excellence Awards銅賞受賞など、国内外多数のアワードを受賞。刺激的な建築であることよりも、子供から高齢者まで様々な人々に受け入られ、人生の一部となっていくような建築を目指している。

武田清明建築設計事務所による、東京・世田谷区の住宅「5つの小さな擁壁」
武田清明建築設計事務所による、東京・世田谷区の住宅「5つの小さな擁壁」 photo©masaki hamada(kkpo)

武田清明建築設計事務所が設計した、東京・世田谷区の住宅「5つの小さな擁壁」です。

どんな住宅でも大地に接して建っている。ただ、それを実感できる生活空間というものはほとんどない。そもそも、人工の建築の「均質さ」と自然の大地の「複雑さ」の間には、大きな解像度のギャップがある。それを更地や造成によって無理やり均質化し、「大地」を「土地」へと変換することで、建築計画は自由さを獲得している。この前提条件を疑うことから、現代の建築がはらむ均質性を打ち破る手がかりを見つけ出すことができるのではないだろうか。人間にはつくりえない大地の不雑さや多様さ、その解像度に寄り添うように建築や空間をつくることができれば、発見的で創造的な生活というものが生み出せるかもしれない。

険しい地形の中腹にある世田谷の住宅街。そこに若い夫婦と子供4人の家族が新居を考えていた。周辺宅地のほとんどは、巨大なコンクリート壁で造成された均質な土地の上に家を建てる形式をとっていた。一方この計画地では、造成のお膳立てがなく高低差3.5mの荒々しい傾斜をもった大地が広がっていた。

そこで、大地をリノベーションすることから始めることにした。地形を活かすように小規模の掘削をたくさん行う。そこに生み出されたまばらな土の高さに合わせ、擁壁をその場所ごとに考える。すると、自然と人工の合作のような「5つの小さな擁壁」が建ち現れた。

建築家によるテキストより
建築界の登竜門として知られる「SDレビュー」が、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、2020年の開催を中止に

建築界の登竜門として知られる「SDレビュー」が、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、2020年の開催を中止にすることを発表しています。

山家明 / マウンテンハウスアーキテクツによる、東京・目黒の住宅「HOUSE in HIMONYA」
山家明 / マウンテンハウスアーキテクツによる、東京・目黒の住宅「HOUSE in HIMONYA」 photo©山田薫
山家明 / マウンテンハウスアーキテクツによる、東京・目黒の住宅「HOUSE in HIMONYA」 photo©山田薫

山家明 / マウンテンハウスアーキテクツが設計した、東京・目黒の住宅「HOUSE in HIMONYA」です。

敷地は、接道が2m以下で建築基準法43条にかかる再建築不可の土地であり、同条ただし書きを適用し、許可を得るため、建築に際しては、様々な条件をクリアする必要があった。
外観はシンプルなものとし、周辺には、木々が豊かな神社や公園が多く、四方を住宅に囲まれていながらも、その緑を感じ、明るく開放的な室内空間となるよう求められた。

ボリュームを最大限に取りながら、平面は長手を南北にとった、長方形のシンプルな形状とした。
切妻の屋根を南上がりに傾け、三角の頂側窓を設けることで、奥まで光を取り込むとともに、トップライトを設けることで、室内全体に風の流れができるように計画した。

建築家によるテキストより
隈研吾の建築が6つある高知・梼原町に「隈研吾の小さなミュージアム」が設立。公式サイトではインタビュー動画なども閲覧可能

隈研吾の建築が6つある高知・梼原町に「隈研吾の小さなミュージアム」が設立されていて、公式サイトではインタビュー動画なども閲覧可能です。こちらによれば、開館は2020年5月11日に延期されているとこのこと(その後の情報は不明なので、直接ご確認ください)。サイトのドメインを見る限り梼原町が運営しているようです。

世界的建築家・隈研吾 木造建築の物語はこの小さな町からはじまりました。

高知県梼原町にある古い芝居小屋ゆすはら座と出逢った隈研吾。
そこから隈研吾氏と梼原町との長い交流が続き、その縁がきっかけで多くの隈研吾作品が梼原町には存在します。
梼原町内5箇所6つの隈研吾作品が集まる、世界でも類をみない梼原町は町全体がミュージアムと言えます。
木橋ギャラリーの一画にある「隈研吾の小さなミュージアム」を拠点に隈研吾作品に触れる梼原町の町歩きをお楽しみください。

以下に、youtubeにも公開されている同ミュージアム制作の5つの動画を掲載します。

隈研吾が、新型コロナウイルスと建築・都市について関して語っている動画(20/4/23放送分)

隈研吾が、新型コロナウイルスと建築・都市について関して語っている動画です。テレビ東京で2020年4月23日に放送されたものがyoutubeでも公開されました。

4月23日(木)放送 各界で活躍する人によるリレーメッセージ「コロナに思う」。今夜は東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の設計を手掛けた建築家の隈研吾さんです。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけにこれまで大都市に集まろうとしてきた私たちの生活が大きく変わるといいます。

フランスと日本を拠点とする2M26が、京都の築100年の長屋を改修した、生活の機能を筒状のスペースに収納することで、空間の多目的な使用を可能にした住宅「2m26 Kyoto House」の写真と図面

フランスと日本(京都・広島)を拠点とする2M26が、京都の築100年の長屋を改修した、生活の機能を筒状のスペースに収納することで、空間の多目的な使用を可能にした住宅「2m26 Kyoto House」の写真と図面が26枚、archdailyに掲載されています。彼らのウェブサイトの作品ページではその他の建築の写真も閲覧可能です。

彼らのプロフィールは以下。

2m26 について

「2m26」は住まいに関する10年の研究と実績を元に ブランドとして2015年に設立。
デザインと構造の双方から「2m26」はより良い住まいのためのツールを提供/手作りでしかも経済的、そして贅沢/ オーダーメイドで作られたオリジナルな作品/無垢材、自然系木材保護塗料仕上げも可能、環境を考え/シンプルで、美しく実用的。

代表者:
メラニー・エレスバク/アーティスト/建築家
セバスチャン・ルノー/アーティスト/建築家

ブランド名「2m26」の由来 :
人間が腕を伸ばして立ったその高さが約2m26。この「2m26」はル・コルビュジエの「モデュロール」に由来しており、人体と黄金比に基づいた一つの「基準寸法」と考えられています。ル・コルビュジエのグループは、ウィトルウィウス、ミケランジェロやレオナルド・ダ・ヴィンチなどの過去の芸術家も使っていた黄金比に関する数々の研究をもとに、この「モデュロール」を作り上げました。
「この比率言語は悪を困難に、善を容易ならしめる」アインシュタイン。

清水建設が、新型コロナウイルスで中断していた工事を対策をしたうえで、5/7から順次再開へ

清水建設が、新型コロナウイルスで中断していた工事を対策をしたうえで、2020年5月7日から順次再開するとのことです。

政府は,今般,新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言の期限を,令和2年5月31日まで延長することを決定しました。

当社は,新型コロナウイルス感染の影響が長期化することを念頭に,これまでどおり社員・作業員の生命・安全を最優先事項として感染拡大防止対策を一層強化・徹底すると共に,建設業における雇用の確保など経済活動の維持のために工事を進めることも重要であると判断しました。

5月7日以降,国土交通省のガイドライン及び当社が設定した安全ルールを満たす管理体制が整った作業所から,ご関係の皆様と協議の上,順次,工事を再開してまいります。

皆様にはご理解とご協力の程、お願い申し上げます。

中島弘陽による、富山・魚津市の、既存長屋を改修した事務所・店舗・住居「明るさの家」
中島弘陽による、富山・魚津市の、既存長屋を改修した事務所・店舗・住居「明るさの家」 photo©鶴見哲也
中島弘陽による、富山・魚津市の、既存長屋を改修した事務所・店舗・住居「明るさの家」 photo©鶴見哲也

中島弘陽による、富山・魚津市の、既存長屋を改修した事務所・店舗・住居「明るさの家」です。建築内のネイルサロンのページはこちら

私の祖父が住んでいた長屋を、父の経営する税理士事務所・妹が主催するネイルサロン・兼住居とする、複合用途のリノベーション計画である。

事務所・店舗・住居という3つの機能ごとに空間と来客動線を分ける必要がある一方、それぞれを完全に独立させようとすると、決して広くはない建坪の中で出入口が3つになり、それぞれの空間も貧弱になることが懸念された。そこで、既存建物前面を一部撤去したうえで架構して空間を付加し、エントランスホールを設けてそこから3つの動線が分岐していく建物構成とした。

前面に付加された空間は大きな吹き抜けとなっており、半透明の外壁から降り注ぐやわらかい明るさで満たされている。この明るさという現象を介して各機能が間接的に結びつく形にすることで、建築全体の空間体験を豊かにしようと考えた。

建築家によるテキストより
増田信吾と大坪克亘に、建築を学び始めた頃のエピソードを通して、現在の設計に対する「本当に必要か?」というスタンスを解明しようするインタビュー

増田信吾と大坪克亘に、建築を学び始めた頃のエピソードを通して、現在の設計に対する「本当に必要か?」というスタンスを解明しようするインタビューが、ソトコトに掲載されています。

ユルゲン・マイヤー・Hとアレクサンダー・エルマンによる、ロシア・モスクワの、緑化した屋根と有機形状の平面によって風景と建築を連続させようと試みた住宅「Residence n. n」の写真と図面

ユルゲン・マイヤー・Hとアレクサンダー・エルマン・アーキテクチャー&デザイン(Alexander Erman Architecture & Design)が設計した、ロシア・モスクワの、緑化した屋根と有機形状の平面によって風景と建築を連続させようと試みた住宅「Residence n. n」の写真と図面が25枚、archdailyに掲載されています。

辻琢磨による連載エッセイ “川の向こう側で建築を学ぶ日々” 第3回「設計事務所の公共性のつくりかた」
辻琢磨による連載エッセイ “川の向こう側で建築を学ぶ日々” 第3回「設計事務所の公共性のつくりかた」

設計事務所の公共性のつくりかた

text:辻琢磨

 
非常勤職員として渡辺隆建築設計事務所に勤め始めて早くも1年が過ぎた。
このエッセイも3回目になる。ここまで概ね週1-2のペースで働き続け、403、この春特任講師に着任した名古屋造形大、個人の仕事、子育てをなんとかバランスを保ちながら並行して進めている。今回は、社会に対しての設計事務所の見せ方について書きたいと思う。

 
加入後の一年を振り返って

つい先日一年間の勤務を終えて渡辺さんと面談をしたのだが、僕の方はここまで特になんの不満もなく、例えば勤務日は日数さえ満たせば比較的自由に入れさせてもらえているし、子供の急な発熱での欠勤も振替で許容してくれることもあり、僕としては有り難い限りである。一方、渡辺さんにここまでの僕の印象を聞くと、
「当初はガッツリ図面を引いたり現場に行ったりともっと修行的な側面が大きいかなと思っていたけど、むしろこちらが辻くんから学ぶことが多い」
という言葉を貰った。

例えばプロジェクトの打ち合わせでの重要な判断の際にスポットで相談を受けたり、渡辺さんのボスとしての悩みを共有したりという、これまでの自分の建築家としての立場を発揮する機会も自然と増えている。同時にお茶汲みをしたり電話も取り、図面を描くわけで、時間時間で自分の役回りが目まぐるしく変化するという感じで働いている。

 
新型コロナウィルス禍への対応

そういうタイミングで新型コロナウィルス禍がやってきた。
このまま行くと、渡辺事務所に非常勤職員として勤める予定の3年の内、半分くらいがwithコロナで進んでいきそうだ。

未知のウィルスCOVID-19をめぐる状況は刻一刻と変化していて、建築家としてというよりもまず人間としてどう行動すべきかが問われているように感じる。

報道やSNSからの情報をみると、首都圏ないし特定警戒都道府県と感染者数がそこまで伸びていない地方都市の状況(磐田市は2020年5月3日時点で感染者数ゼロ、浜松市は2020年5月3日時点で陽性が7名、内5名は退院)にはかなりの温度差があるように感じられる。実際、東京の知人に話を聞くとほぼすべての人が在宅ワークに切り替え、スーパー以外の外出を極力控え、保育園も休園しているとのことで日常を過ごすだけでも相当なストレスを感じるような生活を強いられているのではないかと推察する。

一方、静岡県西部地域では緊急事態宣言によって外出自粛要請や飲食店の休業要請(5月3日時点で浜松市、磐田市ともに4月25日から5月7日まで)も出されたり大きな公園は閉場しているものの、車社会も手伝ってか休日のホームセンターは盛況(入場制限あり)で、スーパー、河川敷には人が集まり、日常生活を過ごす分にはそこまでのストレスは感じていない(少なくとも僕は)。

僕個人としては手洗いうがい、公共交通機関の利用を控える、三密を避ける、といった行動変容は実施しているものの、保育園は通常通り預けている(預けられるだけ有り難い)し、渡辺事務所や403へも基本的には出社している(公共交通機関は利用せず自家用車移動のみとした)ように、最低限の自粛に留めているというのが現状だ。

渡辺事務所でも当然対応は進めてきたが最初の対外的な情報発信は4月17日で、極めて迅速な対応と発信ということではなかったといえる。しかしそれまでに何もしてこなかったというわけでは当然なく、様々な情報を仕入れ、様子を見ながら業務を進めていた。

まず、七都府県への緊急事態宣言が発令される直前の4月14日にスタッフへのヒアリングがあり、スタッフ間の家庭事情を考慮し意思疎通を図った。その上で、

・出社帰社時のアルコール消毒
・こまめな手洗い
・ドアノブや社用車は朝除菌シートで拭く
・メーカーの飛び込み営業は玄関で対応する(アポ取りの打ち合わせは社内で)
・毎朝検温し所内メールで共有

が所内ルールとして決められた。

その後緊急事態宣言は4月16日に全国に拡大され、それを受けて4月17日に、4月18日から5月6日まで、各スタッフが交代で週2日在宅で勤務を行うこと(僕はコミュニケーションが多い役回りということもあって基本は出社している)を発信したのだった。

また、Webによるミーティングも導入し、Skype・Zoom・Teamsにて対応しつつ、在宅のスタッフとは勤務中はずっとオンライン接続して、いつでもコミュニケーションが取れる状態にしている。※5月1日には、緊急事態宣言の延長報道を受けて、交代在宅制の5月31日までの延長と市外からの来客用のテラス席導入を追加した。

塚田裕之建築設計事務所による、東京・大田区の社員寮「Dora’s House」
塚田裕之建築設計事務所による、東京・大田区の社員寮「Dora’s House」 photo©山内紀人

塚田裕之建築設計事務所が設計した、東京・大田区の社員寮「Dora’s House」です。

電気工事会社の社員寮の計画。敷地は大きな幹線道路から1本小道に入った商工業ビル・住居が立ち並ぶ場所である。
施主の要望として居室を10室、それぞれ極力小さな面積を求められた。法規上は東京都安全条例の居室面積の最低基準として7㎡を基準として計画する必要があった。このような敷地周辺の外部環境と小空間を結びつけ東京における最小限の集合住まいとしていかに豊かでその場所らしい建物が計画できるかを考えた。

当初この7㎡(約4畳)という広さが集合としての快適な住まい在り方としての想像がつかず、計画事例も見つけることができなかった。それでも計画を思考的に進めていく上で7㎡というは漫画喫茶のブースより広く、一般的なホテルのシングルルームより狭いと位置づけ、その「間」の設えとして住まいとしての想像がつき計画を進めることができた。1階部分に共用のキッチンダイニングと水回りを設え、2・3階に5部屋ずつ計10室を設えている。

建築家によるテキストより
国立科学博物館と森美術館が、新型コロナウイルスでの休館・早期会期終了の状況を考慮し展示会場をVRで公開

国立科学博物館と森美術館が、新型コロナウイルスでの休館・早期会期終了の状況を考慮し展示会場をVRで公開しています

国立科学博物館は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため現在臨時休館中ですが、政府から外出自粛要請が出されている中、ご自宅でも国立科学博物館のコンテンツをお楽しみいただけるよう、一般社団法人VR革新機構のご協力のもと、高画質画像を撮影いたしました。 ※当映像は臨時休館中に撮影したものです。

まるで国立科学博物館の中にいるような 3Dビュー+VR映像 です。自宅にいながら展示を鑑賞することができます。

森美術館休館により会期途中で終了となった「未来と芸術展」。インスタグラムライブや展示風景写真の公開などで会場の様子をお伝えしてきましたが、今回、特別に3Dウォークスルーを公開いたします。
休館中の会場内を撮影して制作された3D空間は自由な角度で作品をご覧いただけるほか、各ポイントで本展を企画した南條史生(森美術館特別顧問)の動画解説を見ることができます。

赤塚健+井上岳+棗田久美子 / BORDによる、東京・江東区の「東雲幼稚園」
赤塚健+井上岳+棗田久美子 / BORDによる、東京・江東区の「東雲幼稚園」 photo©高木康広
赤塚健+井上岳+棗田久美子 / BORDによる、東京・江東区の「東雲幼稚園」 photo©高木康広
赤塚健+井上岳+棗田久美子 / BORDによる、東京・江東区の「東雲幼稚園」 photo©高木康広

赤塚健+井上岳+棗田久美子 / BORDが設計した、東京・江東区の「東雲幼稚園」です。

四角く区切られた部屋によって機能を限定しつつ、自由な空間をどのようにつくれるだろうか。

東雲幼稚園では、区切られた部屋の連なりによって機能を限定しつつ、それらの接点となる開口によって空間に奥行を持たせた。園児の一日の多様な活動を支えるように、ただ大きな1室を設けるのではなく、エントランスや外構も一つの部屋と捉え、区切ることでお互いに独立しつつ、連なった空間をつくる。それぞれの部屋は異なる光、気積、素材を持ちながら、同時に開口によって隣室と繋がる。園児は外部や内部、明るかったり暗かったり、騒がしかったり静かだったりする部屋の連なりの中、好きな場所を選び一日を過ごす。

建築家によるテキストより
「新型コロナウイルス感染症対策のため、暫定的な措置として、 建築士法に基づく重要事項説明について、対面ではない、ITを活用した実施が可能となりました」(国土交通省)

「新型コロナウイルス感染症対策のため、暫定的な措置として、 建築士法に基づく重要事項説明について、対面ではない、ITを活用した実施が可能となりました」というページを国土交通省が公開しています。

今般、新型コロナウイルス感染症の拡大により、対面による説明が困難化している実情等に鑑み、対面ではなく、テレビ会議等のITを活用して重要事項説明を行う「IT重説」についても、当面の暫定的な措置として、建築士法に基づく重要事項説明として扱います。

 建築士法に基づく重要事項説明については、設計受託契約等の前に建築士から建築主に対し、重要事項を記載した書面を交付して行われます。
 本制度については、従来、対面による説明を行うことを前提に運用されてきましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、対面による説明が困難化している実情等に鑑み、当面の暫定的な措置として、別紙の指針に即した形で行われる、テレビ会議等のITを活用した重要事項説明を行う「IT重説」を行った場合についても、建築士法基づく重要事項説明として扱うことといたしました。
 なお、指針においてはテレビ会議等のITを活用することを前提としていますが、建築主において必要な環境を整備することが困難であるなど、やむを得ない事情がある場合には、重要事項説明を事前に録画したメディアを送付し、質疑に関しては電話等で対応するなどの柔軟な対応についても、事態に鑑み同項の規定に基づく説明として扱って差し支えないことといたします。

 本暫定措置の今後の取り扱いについては、今後の新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況等を踏まえ、改めて通知することを予定しております。また、中長期的なIT重説の在り方については、今後社会実験の実施及びその結果の検証等を進めることとしており、本実験についても改めて通知することを予定しております。

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