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2019年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100

2019年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100をご紹介します。
2019年に厳選して紹介された1,540記事を含む、総計21,616記事の中から2019年1月1日~12月31日の期間で訪問者数の高かった順に記事を並べています(2019年以前に公開した記事もランキングに入っています)。
集計方法としては、各記事のユニークユーザー数を基準としています。(ページビューではないので各人が複数回閲覧した場合でも、その数値は1となります。)また、トップページやカテゴリーページなどに関しては除外し、個別記事ページのみを抽出しています。

2019年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10

2019年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10をご紹介します。

弊サイトで特集記事として紹介させていただいた実作品を対象としています。集計方法としては、各記事の閲覧ユニークユーザー数を基準としています。(ページビューではないので各人が複数回閲覧した場合でも、その数値は1となります。)
また、最も注目された作品を「ap賞」の受賞作品としてトロフィーを贈呈させていただきます。

2018年には、石上純也による「JINS SWFC Shop(JINS上海環球金融中心店)」が、
2017年には、佐々木慧+佐々木翔 / INTERMEDIAによる「あたご保育園」が、
2016年には、五十嵐淳建築設計事務所による「hat H」が、
2015年には、長坂常 / スキーマ建築計画による「鳩ヶ谷の家」が、
2014年には、吉村靖孝建築設計事務所による「窓の家」が、
最も注目され、トロフィーをお送りさせていただきました。

2019年の結果は以下よりご確認ください。
本年も皆様のご連絡・ご投稿をお待ちしております。


  1. 【ap賞】松葉邦彦 / TYRANTによる、群馬・吾妻郡の住宅「町田邸」
  2. 佐藤可士和 / SAMURAIによる、滋賀の日清食品関西工場の工場見学施設「NISSIN KANSAI FACTORY」
  3. 長坂常 / スキーマ建築計画による、京都左京区南禅寺草川町の「ブルーボトルコーヒー京都カフェ」
  4. 西澤俊理 / NISHIZAWAARCHITECTSによる、ベトナムの多世帯住宅「チャウドックの家」
  5. Arup 東京 プロジェクトチームによる、東京・千代田区の「Arup 東京 新オフィス」
  6. 佐々木慧+佐々木翔 / INTERMEDIAによる、長崎県長崎市の「あたご保育園」
  7. 五十嵐淳建築設計事務所による、北海道・北見市の「褶曲の回廊」
  8. 小野寺匠吾建築設計事務所による、東京の、集合住宅の1戸改修プロジェクト「光と風が通る家 / House of Wind and Light」
  9. 田辺雄之建築設計事務所による、神奈川・鎌倉市の商業施設「鎌倉笹目座 / Kamakura Sasameza」
  10. 佐藤信 / 青木茂建築工房による、大分の、住宅の改修「だぶるすきんの家」

音楽プロデューサーのファレル・ウイリアムスがデザインに関わっている、トロントの高層集合住宅の新しい画像が公開

音楽プロデューサーのファレル・ウイリアムスがデザインに関わっている、カナダ・トロントの高層集合住宅の新しい画像が7枚公開されています。実務的にはローカル事務所の、studios IBI GroupU31が担っているようです。

ロシアの企業「Apis Cor」がドバイに完成させた、3Dプリントで完成させた世界最大の建築物の動画

ロシアの企業「Apis Cor」がドバイに完成させた、3Dプリントで完成させた世界最大の建築物の動画です。写真や解説はこちらのサイトに掲載されています。

GAME CHANGER. Apis Cor is happy to announce the recent huge project! Hired by Dubai Municipality we 3D printed the 2-stories administrative building. That’s the biggest building ever 3D printed on-site! The project is unique and groundbreaking and opens a new chapter both in the concrete 3D printing industry and construction industry. The main goal of the project was extensive R&D work dedicated to testing the equipment under harsh climatic conditions, developing the 3D printing material and construction technologies, and testing the equipment during a long period of time. The next project are scheduled in California and Louisiana as part of affordable housing initiatives.

ザハ・ハディド・アーキテクツ出身で、ムンバイを拠点とするヌル・カリム率いるNudesによる、ブックパヴィリオンの写真

ザハ・ハディド・アーキテクツ出身で、インド・ムンバイを拠点とするヌル・カリム(Nuru Karim)率いるNudesが設計した、ブックパヴィリオンの写真が10枚、dezeenに掲載されています。

アトリエ・タオ+C(Atelier Tao+C)による、中国・浙江省の、既存建物にガラス張りの空間を拡張して改修した、図書館付きカプセルホテルの写真

アトリエ・タオ+C(Atelier Tao+C)が設計した、中国・浙江省の、既存建物にガラス張りの空間を拡張して改修した、図書館付きカプセルホテルの写真と図面が13枚、dezeenに掲載されています。archdailyで同建築家の他の作品が見ることができますが、どこれも見ごたえがあります。

ザハ・ハディド・アーキテクツとコックス・アーキテクチャーによる、新しいウェスタン・シドニー空港設計コンペの勝利案
ザハ・ハディド・アーキテクツとコックス・アーキテクチャーによる、新しいウェスタン・シドニー空港設計コンペの勝利案 image courtesy of Zaha Hadid Architects

ザハ・ハディド・アーキテクツコックス・アーキテクチャーによる、新しいウェスタン・シドニー空港設計コンペの勝利案です。情報が公開されたのは2019年10月でした。

The new Western Sydney International Airport will be built in four stages of expansion, beginning with the initial stage of 10 million annual passengers (MAP) by 2026, with further increments up to 82 MAP, making it the largest international gateway to Australia by 2060. As Master Architect, ZHA/COX will provide an overarching design for the entire airport precinct including design guidelines for future expansion. At the same time, the team will prepare the design documents for the execution of the first phase of the new Terminal Precinct.

建築家によるテキストより
中島直人・秋吉浩気・中村健太郎・谷繁玲央による座談会「アーバニズム、建築、デジタルデザインの実践とグラデュアリズム」

中島直人(都市計画研究者、東京大学工学部都市工学科准教授)・秋吉浩気(メタアーキテクト、VUILD)・中村健太郎(建築理論家、モクチン企画)・谷繁玲央(東京大学大学院)による座談会「アーバニズム、建築、デジタルデザインの実践とグラデュアリズム」が10+1websiteに掲載されています。

藤村龍至・門脇耕三がモデレーター、和田隆介がオブザーバーを務める、建築家同士が議論し問題意識を共有した上で受賞作品を決めるアワード「WADA賞」の今年の受賞作品が発表

藤村龍至門脇耕三がモデレーター、和田隆介がオブザーバーを務める、建築家同士が議論し問題意識を共有した上で受賞作品を決めるアワード「WADA賞」の今年(2019年)の受賞作品が発表されていました。
今年選考したのは、加藤誠、五十嵐淳、久野浩志、髙木貴間、道尾淳子、三木万裕子、宮城島崇人。メディア側ではなく設計者側の有志によって継続されているアワードとして注目すべき事例と言えるでしょう。ちなみに弊サイトでは、完全にアクセス解析結果によって受賞者を決める「ap賞」を毎年1月に発表しています。

WADA賞に選出された3作品への関連ページのリンクはこちら。

開催概要や今年の選考委員等の情報は以下に掲載します。

伊東豊雄による、せんだいメディアテーク開館20年プレイベントの講演会「メディアテークは、なにを目指していたか」が開催

伊東豊雄による、せんだいメディアテーク開館20年プレイベントの講演会「メディアテークは、なにを目指していたか」が開催されます。開催日は2020年1月26日です。

2021年1月に開館20年を迎えるせんだいメディアテークのプレイベントとして、当館の設計者である伊東豊雄氏をお迎えし、開館当初のねらいや、当時思い描いた未来像をあらためてふりかえります。また、オープン記念の展示や開館10周年事業など、作家として当館と関わりの深い港千尋氏をお招きし、鷲田清一館長とともに、メディアテークで日々繰り広げられる諸活動から得られる雑感を交えながら、2020年以降の仙台および東北地方における当館の役割、その新たな未来像について考察します。

◎耳の不自由な方のための、手話通訳・要約筆記が付きます!
要約筆記とは、話されている内容(音声)を、その場で要点をまとめ、文字にして伝える通訳です。パソコンのキーボードで入力した文字をスクリーンに投影します。

2020年1月26日(日)14:00-16:00
せんだいメディアテーク 1階オープンスクエア
参加無料・申込不要・先着160席
主催:仙台市、せんだいメディアテーク(公益財団法人仙台市市民文化事業団)

最も注目を集めたトピックス [期間:2019/12/23-12/29]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:【集計期間】)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 著者が一級建築士試験に合格するまでを綴った漫画『一級建築士になりたい』のKindle版がamazonで無料公開中
  2. 高橋勝建築設計事務所による、京都の「深草の工房住宅」
  3. トラフによる、京都の店舗「FREITAG Store Kyoto」の写真
  4. Arup 東京 プロジェクトチームによる、東京・千代田区の「Arup 東京 新オフィス」
  5. 高橋勝建築設計事務所による、山口・周南市の「TOMONi保育園」
  6. 矢野泰司+矢野雄司 / 矢野建築設計事務所による、多機能スペース「方丈の屋根」
  7. STA土屋辰之助アトリエによる、神奈川・葉山町の住宅「House HY」
  8. 隈研吾による、ベトナム・ホーチミンの集合住宅「Waterina Suites」の写真
  9. 伊藤維建築設計事務所による、京都・中京区の事務所「office mui Lab」
  10. 渡邉明弘 / 渡邉明弘建築設計事務所が改修を手掛けた、東京・新宿区の、住宅・貸店舗・ギャラリー「art BLD.」
  11. タチアナ・ビルバオの設計で建設が進められている、メキシコの、廃墟のにも見える水族館の画像
  12. 青木淳が外装のデザインを担当して建設が進められている、ルイ・ヴィトン御堂筋店の新しい外観写真
  13. 辻琢磨による連載エッセイ ”川の向こう側で建築を学ぶ日々” 第1回「初めての修行」
  14. ヘルツォーグ&ド・ムーロンがコンペで勝利した、中国・杭州市の「The Grand Canal Museum Complex」の画像
  15. ミースのバルセロナパヴィリオンで行われている、ニュージーランドのデザイナー サビネ・マルセリスによるミース建築の素材感と呼応するようなインスタレーションの写真
  16. 小堀哲夫が2019年2月に完成させた、山口・下関の梅光学院大学新校舎「The Learning Station CROSSLIGHT」の動画
  17. 柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMON HILLS architectsによる建築展「Overlay Multiple Values」がプリズミックギャラリーで開催
  18. 福山博之 / 福山建築事務所による、自宅のリノベーション「Room 301 renovation」の写真
  19. 世界的に注目を集めるメキシコの建築家 タチアナ・ビルバオのウェブサイトがリニューアルしていて、進行中のプロジェクトの画像なども閲覧可能に
  20. 本野精吾が1924年京都に完成させた自邸「旧本野精吾邸」の1日限定一般公開が開催

くまもとアートポリス「熊本地震震災ミュージアム中核拠点施設」設計プロポの一次審査を、乾久美子、o+hチーム、アトリエ・ワンチーム、アーキスコープ・Schenk Hattori、コンテンポラリーズが通過。公開2次審査は2月に開催。

くまもとアートポリス「熊本地震震災ミュージアム中核拠点施設」設計プロポの一次審査を、乾久美子o+hチーム、アトリエ・ワンチーム、アーキスコープSchenk Hattoriコンテンポラリーズが通過しています。

一次審査通過者 

整理番号  応募登録名          
3     株式会社コンテンポラリーズ
10    o+h ・ 産紘設計 JV
24    有限会社 乾久美子建築設計事務所
26    アトリエ・ワン 国際開発コンサルタンツ 設計共同体
30    アーキスコープ・Schenk Hattori 設計共同体

また公開二次審査も行われる模様です。

二次審査(公開)
日   時:令和2年2月11日(火曜日)午前10時から午後3時30分(予定)
会   場:熊本県庁本館地下大会議室
内   容:(1)発表者プレゼンテーション
      (2)全体質疑
      (3)最終審査
      (4)審査結果の発表、審査員長公表及び表彰

403architecture [dajiba]の彌田徹が、自身が拠点とする浜松で設計活動と並行して行っている街との関りを綴ったエッセイ「パブリック・スペースとしての商店街の役割」

403architecture [dajiba]の彌田徹が、自身が拠点とする浜松で設計活動と並行して行っている街との関りを綴ったエッセイ「パブリック・スペースとしての商店街の役割」が、LIXILのウェブサイトに掲載されています。

本野精吾が1924年京都に完成させた自邸「旧本野精吾邸」の1日限定一般公開が開催

本野精吾が1924年京都に完成させた自邸「旧本野精吾邸」の1日限定一般公開が開催されます。開催日は2019年1月19日で、事前申込不要、有料です。2019年5月に旧本野精吾邸を事務所とすることを木村松本がinstagramで公表していました。
本野に関する参考資料として、こちらのPDFに写真や解説がまとまっています。以前に公開された際の建築の写真はこちらのプログにまとまっているので、閲覧しておくと予習になるかもしれません。

住宅遺産トラスト関西のコーディネートにより活用が実現した京都の旧本野精吾自邸(1924年竣工/本野精吾設計)を、木村松本建築設計事務所の特別協力のもと、1日限定で一般公開いたします。ぜひお越しください。

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旧本野精吾邸(現・木村松本建築設計事務所)一般公開

本野精吾設計/1924年竣工
DOCOMOMO Japan100選
「京都を彩る建物や庭園」認定

 この建物は、京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)教授を務めた建築家・本野精吾(1882―1944)の自邸として、本野によって設計され1924年に竣工したものです。「中村式鉄筋コンクリート建築」という特殊なコンクリートブロック(通称:鎮ブロック)を用いて建てられた、合理性を追求した建築です。
 この構法では従来壁面をモルタルなどで仕上げていましたが、本野邸ではブロックを剥き出しにして用いています。室内では、食堂と居間の間仕切りを除去して機能性を高め、天井高を低くすることで階段の段数を減らし動線を短くしています。竣工当時はブロックの空洞を用いて暖気を建物全体に廻らせようとしたようです。窓の上部や建物の最上部に取り付けられた軒や庇は、日本の風土や気候を考慮したもので、ヨーロッパのモダニズム建築にはない特徴です。実験的な試みを徹底した、日本における最初期のモダニズム建築です。
 2007年にはモダニズム建築の保存に関する国際組織DOCOMOMO Japanより日本を代表するモダニズム建築100選の1つとして選定され、2016年には京都市による「京都を彩る建物や庭園」に認定されるなど、近年その文化財的評価が高まっています。
 今後の継承と活用のために、住宅遺産トラスト関西がコーディネートするかたちで、2019年4月より木村松本建築設計事務所として使われ始めています。今回は、本野邸の新たな活用が始まったことを記念して、一般公開することになりました。多数のご来場をお待ちしております。

公開日:2019年1月19日(日)
公開時間:10:00~17:00
ギャラリー・トーク:14:00~15:30
講師:住宅遺産トラスト関西のメンバー
所在地:京都市北区等持院北町58
【立命館大学衣笠キャンパス東門から南へすぐ】
京都市営バス204・205・50・51・52・55系統 衣笠校前バス停下車 西へ徒歩約10分
入場料:一般1,000円/学生500円
(収益は本野邸の修復費用に充当)
申込み:不要

備考:
駐車場はございませんので、お車での来場はお断りいたします。
建物および敷地内での飲食、喫煙は禁止いたします。
2階は事務所として使われていますので、見学できません。
スリッパ(上足)をご持参ください。

主催:一般社団法人住宅遺産トラスト関西
後援:一般社団法人DOCOMOMO Japan/京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab/認定NPO
法人古材文化の会
特別協力:木村松本建築設計事務所
問い合わせ:住宅遺産トラスト関西

隈研吾による、ベトナム・ホーチミンの集合住宅「Waterina Suites」の写真

隈研吾のウェブサイトに、ベトナム・ホーチミンの集合住宅「Waterina Suites」の写真が12枚掲載されています。

近くを流れるサイゴン川のうねりと川面のゆらぎにヒントを得て、カーブが連続するオーガニックなファサードのコンドミニアムをデザインした。
各階でのカーブを半周期ずつずらすことによって、バルコニーの上部が空に抜ける開放感のあるテラスが生まれた。
低層部にはベトナムの棚田にヒントを得て、リズミカルに木製のプラントボックスを配置し、ベトナムの豊かな大地を感じることのできる緑の壁をデザインした。

武田清明建築設計事務所による、長野の既存住宅を、減築・増築・改築した「6つの小さな離れの家」の高クオリティな動画

武田清明建築設計事務所が設計した、長野の既存住宅を、減築・増築・改築した「6つの小さな離れの家」の高クオリティな動画です。設計者のインタビューも収録されています。制作は中国の動画メディア・一条です。武田は、隈研吾建築都市設計事務所出身の建築家。

以前に公開された、設計者がこの作品のコンセプトを語る動画も併せてどうぞ。

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