
SHARE “建築と今” / no.0001「青木淳」
「建築と今」は、2003年のはじまりから、常に建築の「今」に注目し続けてきたメディアarchitecturephoto®が考案したプロジェクトです。様々な分野の建築関係者の皆さんに、3つの「今」考えていることを伺いご紹介していきます。それは同時代を生きる我々にとって貴重な学びになるのは勿論、アーカイブされていく内容は歴史となりその時代性や社会性をも映す貴重な資料にもなるはずです。

青木淳(あおき じゅん)
1956年横浜生まれ。東京大学修士課程建築学修了。91年、青木淳建築計画事務所を設立。2020年、ASに改組。05年、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。東京藝術大学建築科教授。代表作に「潟博物館」、「青森県立美術館」など。京都市美術館(通称:京都市京セラ美術館)のグランドリニューアルの設計を西澤徹夫とともに手掛ける。19年、同館館長に就任。
URL:http://as-associates.jp/
今、手掛けている「仕事」を通して考えていることを教えてください。
「松本平陸上競技場」の設計がはじまりました。
人々の気持ちや行動というナカミは、それ自体で形をもっていません。
それを容れる、広い意味での建築というウツワがあってはじめて、ナカミは形をもちます。
ウツワは、それ自体で形を決めることができません。
そこに容れるナカミがあってはじめて、ウツワはその形を決めることができます。
ナカミもウツワも不定形。
その不定形同士がやりとりするなかで、
ナカミはウツワをつくったり、壊したり、
ウツワはナカミをつくったり、壊したり。
この動的な、微妙な関係が、おもしろい。
建築の設計というのは、その関係のなかに飛び込んで泳ぐこと。
それは、住宅の設計も、美術館の設計も、陸上競技場の設計も変わりません。











